たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

京都日帰り出張、ついでに紅葉狩り / 南禅寺~永観堂・六道珍皇寺(2020年11月)

※2020年11月の記録です。

2020年11月、京都に日帰りで行く用ができた。

当時ようやく東京都民もGoToトラベルが使えるようになり、かつまだ業務利用でのGoTo利用まで制約がなかった時だったので、JR東海ツアーズで日帰りの新幹線プランを手配して行くことにした。安かったので、帰りはグリーン車にした。

で、用件は午後からなので、せっかくなので朝早く出かけてちょろっと紅葉狩りをすることにした…もっとも、11月頭だったのでまだ紅葉には早かったが、こればかりはしょうがない。コロナ禍ということもあり人も少なく、逆に快適だった。

しかし、GoToトラベルはおろか、全国旅行支援も未だに(2022年9月現在)始まらず、この全国旅行支援は本当にやるんかいな。県民割で予算使い切ってるような気がしてならないのだけど、そうすると東京都民は本当にとばっちりを食いまくりだよな。

のぞみ201号で京都へ

早起きして東京駅6:42発ののぞみ201号に乗る。

GoTo効果もあって、窓側はほぼ埋まり通路側もそこそこ乗っていた。この時はもう普段の生活に戻るんだろうな、と思っていたのだけど…。


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出発時のアナウンスを映像で記録していたのだが、翌2021年3月に"Ladies & gentlemen"のスクリプトが廃止になってしまったので、廃止前の貴重な記録になった。

8:57京都着。地下鉄に乗って紅葉狩りと行きましょう。

南禅寺の紅葉

地下鉄を乗り継いで向かったのは南禅寺臨済宗大本山 南禅寺

ここは3年前(2017年)にも出張ついでに来ていて、その紅葉の見事さに感動したので再訪した次第である。蹴上駅から徒歩で行けるので、交通事情に左右されないのも良い。

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3年前よりも1週間早かったので、特に水路閣のあたりの紅葉はまだまだだったものの、画角を工夫しさえすればそれっぽい写真は撮ることができた。何しろ今日は天気が良いので、赤く色づいた葉っぱが明るく輝いて実に綺麗だった。平日なので人も少ないし、出張で京都に来たことを忘れてしまいそうだった(笑)

永観堂の紅葉

南禅寺を後に、徒歩で永観堂へ向かう。永観堂は言わずと知れた京都随一の紅葉の名所。名所なだけあってピークを外してもそれなりに楽しめるようで期待が高まる。

永観堂(Eikando,Kyoto)

総門から境内に入る。まだまだ色づき始めの樹々がほとんどだが、中には既に赤く染まった木もあり、美しい。そして人がほとんどいないのが本当にありがたい。

山の斜面に沿って巧みに木を組み合わせて作られた臥龍も、この時期なら誰も歩いていないタイミングで写真を撮ることができた。

本尊、いわゆるみかえり阿弥陀な祀られている阿弥陀堂。写真が撮れないのが残念だが、見返り美人のような表情が実に優美だった。そして印象的なのはこの極彩色の建物。派手派手しいが綺麗な色合いと天女の繊細な絵に目を見張る。

階段下から阿弥陀堂を見上げると、太陽の光を浴びて輝く紅葉が綺麗だった。これがもっと紅くなったら本当に綺麗なんだろうな。

多宝塔の前から京都の街並みを一望する。今日は本当に天気が良くてすがすがしい。良い時期に来た。出張前だというのを忘れそうだ、というか、もう半分以上忘れている(苦笑)

さて、紅葉の見どころ、放生池へ向かいましょうか。

全体で見るとまだまだ色づき始めの木がばかりなのだが、既に真っ赤になった木も数多く、11月初旬ということを考えると十分な出来栄えである。さすが紅葉の名所だけある。

 

池に浮かぶ弁天島や、遠くに見える多宝塔をバックに、赤く染まった樹々と絡めて何枚か写真を撮る。本当に今日は天気が良いので紅葉がよく映える。ちょっと早すぎるかなと思ったが見ごたえがあり、大満足でした。

六道珍皇寺の特別公開

天王町から100系統のバスで清水道へ向かい、もうちょっと時間があったのでこちらへ。

ちょうど非公開文化財特別公開の期間だった六道珍皇寺に立ち寄り。 大椿山 六道珍皇寺 公式サイト

前にブラタモリでやっていたのを見て以来、一度見てみたいと思っていた。

ここも小野篁閻魔大王が祀られている閻魔堂や本堂内は写真が撮れないのだが、本堂の石庭や冥途通いの井戸の写真は撮ることができる。

単なる井戸ではあるのだけど、ここから冥途へ向かったという伝説を聞くと、そういう世界を想像してしまう空気がここにはある。京都はこのような場所がそこかしこにある。実に魅力的だ。

市場小路でランチ

ちょうど時間はお昼。今日は地域共通クーポンがあるのでクーポンが使えそうな店で京都っぽいところということで、3年前に娘と出かけたときに食べた市場小路の寺町本店へ向かった。

鉄板とビール 市場小路 寺町本店 | スター食堂株式会社

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京都っぽいお洒落なインテリアの店に入り、ランチを注文。ボリュームある肉とおばんざいがマッチして美味しくいただきました。

さて、もはや何をしに京都に来たのか忘れかけてましたが、午後は用件をこなしたり、Web会議を何件かこなしたり、一応?ちゃんと仕事しました。

用が終わったころにはもう日が暮れようとしてました。鴨川のあたりは本当に風情があって良いなぁ…。

のぞみグリーン車で帰京

帰りは19:54発のぞみ452号に乗車します。

グリーン車はガラガラだった。

最初乗った時はおしぼり以外なんのサービスもないグリーン車って何の意味があるんだろうと思っていたのだが、東海道新幹線のこのグリーン車の独特な静かな雰囲気は本当に魅力的だよね。あと座席の出来も本当に良い。普通車の座席は2時間乗ってると体が痛くなってくるのだが、グリーン車は快適の一言に尽きる。

のぞみ252号は東京まで2時間12分の最速のぞみだったので、あっという間に22:06東京着。

空き時間も含めて、充実した日帰り出張でした。

 

JL320便で帰京 / 私用で博多(4)

行きはサンライズ瀬戸でやってきたのだが、帰りは飛行機です。 繁忙期で安くないので、JALで特典航空券を手配しており、16:00発のJL320便で帰ります。

福岡空港で博多うどん

14時過ぎに用を終え、中洲川端14:19発の地下鉄福岡空港行に乗る。 わずか9分で福岡空港駅着。ホント、福岡空港は近くて便利すぎる。

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福岡空港を利用するのは6年ぶりだが、その間にターミナルビルの改修が行われて見違えるほど綺麗になっていた。

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夏休み期間中だけあって多くの人で賑わっていた。

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お昼を食べてなかったので、フードコートの因幡うどんでうどんを食べる。

因幡うどん 福岡空港店 | 食べる・買う | 福岡空港 FUKUOKA AIRPORT

6年前は博多駅で博多うどんを食べようと思いながら全然出てこなくて諦めたのだが、今回はさくっと出てきた。 柔らかな麺がちゅるちゅると飲み干すかのようにあっという間にたいらげる。美味しかったです。 しかし、前回はなぜあんなにすぐ出てこなかったのだろうか…。

嫁から指示されたお土産を買って、混雑する保安検査場を横目にJGC優先検査場を超速で通過。 いやはやJGCを持っていると本当に楽だね…。

福岡空港サクララウンジ

福岡空港サクララウンジは今回が初体験。

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福岡空港サクララウンジもリニューアルされて広々としていた。 設えは他のラウンジと同じ良くも悪くもJALらしい重厚なインテリアであったが、伊万里焼の壺や風鈴の展示がされていて九州らしさを感じる。

こちらで30分ほど過ごして、搭乗口へ。

JL320便で羽田新ルート

羽田16:00発JL320便はA350-900・JA05XJ号機。

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今やすっかりJAL国内線の主力機となったA350で帰京です。

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事前座席指定で非常口席が取れていたのでクラスJへのアップグレードはせずに普通席のまま搭乗する。 満席ではなかったもののそこそこ混んでいた。

定刻より少し遅れて16:08にプッシュバック、16:18に離陸。

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さよなら九州。また来ます。

さて、今日は翌日が月曜ということや特典航空券の座席の都合で早めの便に乗ってるのだが、羽田到着予定が17:50ということで、着陸ルートは羽田新ルートが予想される。

果たして、JL320便は房総半島に入ると真ん中らへんを北上し、予想通り羽田新ルートに入ったようだ。

2年前以来2度目だが、今回は右側窓なのでどんな景色なのか楽しみだ。

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まず見えてきたのが印旛沼佐倉市付近。わが実家もはっきり見える。北からの便では従来からも佐倉市上空は飛んでいたのだが、西からの便でここを通るのは羽田新ルートならでは。

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下総航空基地新鎌ヶ谷駅上空。新京成名物の急カーブが空からよく見えますな。このあたりまではILS22アプローチでも通るけど、今日はここから西へ向かいます。

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松戸上空で江戸川を渡り、水元公園のあたりを通過。外環道がはっきり壁のように見えるのだが、あいにくこのあたりから埼玉県エリアは雲に覆われていて眼下が見えず…うーん、無念。

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雲、そして夕日に阻まれてなかなか景色が楽しめられなかったが、雲が抜けて見えたのは三角の建物。中野サンプラザだ。 まっすぐ伸びる中央線や中野駅の車庫がはっきり見えて楽しい。

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続いて初台駅付近。東京オペラシティの高層ビルが良く目立つ。新宿副都心は右側からでは見えないようだ。

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代々木第一体育館から渋谷駅の再開発ビル群を望む。左側席ではこの景色は見れないので、右側席の一番の見どころだろうね。

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恵比寿ガーデンプレイスや白金台の自然教育園を臨むが、このあたりはあんまり馴染みのないエリアなのでよくわからんな…。 と思っていたら品川駅高輪口のホテル群が見えてきた。その背後には大崎のビル群。こう見ると大崎は結構ビルが多いのね。

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大井の車両基地を見ながら17:45着陸。定刻の17:50スポットイン。羽田新ルートの時間を見越しているのか定刻での到着だった。

2度目の羽田新ルートはやっぱり楽しかったけど、やっぱ時間がかかるのがネック。普通に着陸すれば10分は速いはずなので、15時~19時限定というのはやむを得ない気がする。22時にこれやられたら正直発狂するわ。

あと、右側席は都心を眺められないのと、基本西日側なので、左側席のほうが圧倒的に面白いな。 今回は非常口席取れたので右側だったけど、次回は左側にしようっと。

ということで、久々の長距離お出かけでした。

 

博多旧市街と香椎線BEC819系 / 私用で博多(3)

博多の朝、博多旧市街エリアを散策してみた。

博多旧市街 - 福岡・博多の観光情報が満載!福岡市公式シティガイド よかなび

現地に来るまで知らなかったのだが、商人の町博多の歴史ある旧市街はなかなか魅力的なエリアなようだ。

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地下鉄祇園駅出口近くに掲示されていた旧市街マップ。官民挙げて売り出し中のようである。

東長寺

その祇園駅を出てすぐにあるのが東長寺

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唐から帰国した弘法大師が最初に建立したという歴史ある寺で、本堂は横に長く立派だった。

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五重塔の建立は2011年とつい最近ではあるが伝統工法で建てられた新しさを感じさせない存在感のある塔だった。

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ここの見どころは本堂の奥に見える大仏殿。福岡大仏と呼ばれる高さ10mもの大きな木造の大仏が置かれている。

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この大仏も1992年と新しいのだが、立派な大仏だった。 台座の中には地獄めぐりののち極楽浄土へ迎え入れてくれるお戒壇廻りも体験できた。

が、新しいのに写真撮影NG…仕方がないので看板の写真を撮ったけど、なんだか旧市街を売り出そうとしているのに勿体ないね。

まあこの東長寺、公式ホームページすらなく観光客の来訪など興味なさそうな寺みたいで、まあそれが正しい姿なのかも。

櫛田神社と博多町家ふるさと館

東長寺を出て道路の反対側に大きな鳥居がある。

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ここは博多総鎮守、櫛田神社の表参道だ。

昔は栄えていたであろうなんとなく古びた家が並ぶ参道を歩くと、町家が並ぶ一角がある。博多町家ふるさと館である。

博多町家ふるさと館|福岡市博多区の歴史と文化を伝える観光名所

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町家棟を見学。入口は狭いのだが奥に入ると吹き抜けが開放的な座敷が印象的な建物だ。 そしてこの日(8月7日)は展示棟が無料だったのでこちらも見学。 博多の歴史、祭り、伝統工芸などがコンパクトに紹介されていて勉強になった。

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そして櫛田神社へ。

境内は狭かったけど、さすが博多総鎮守。立派な本殿に多くの人が集まっていた。 先月の博多祇園山笠はさぞや盛り上がったのだろうね。

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川端通の商店街を通って中洲川端駅方面へ。朝だったので開いている店は少なかったけど、古き良きちょっと懐かしい感じの通りだった。

と、朝ちょろっと瞥見しただけの博多旧市街だったけど、他にも見どころは沢山ありそうでもっとのんびり歩くと面白そうだった。 ただ、何分博多の夏は暑い…地下鉄一駅ぶん歩いただけで汗だくに…。 来年春には地下鉄七隈線が博多まで開業し櫛田神社前にも駅ができるので、次回来るとしたらそのあとかな。

香椎線のBEC819系

博多旧市街に立ち寄る前に、香椎線に乗りに行った。

香椎線は昔乗ったことになっているのだが、海ノ中道駅までは11年前に家族で水族館に行くときに乗ったが、そこから西戸崎駅までの間は、正直乗った記憶がない。気分が悪いのでもう一度乗ることにした。

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中洲川端から地下鉄箱崎線西鉄貝塚線を乗り継いで和白駅香椎線に乗り継ぐ。 西戸崎行の列車を待っていると香椎行の上り列車がやってきた。

2019年より香椎線で運行を開始したBEC819系電車は、非電化区間を走ることのできる蓄電池電車である。

最近電気式気動車があちこち走るようになってきたが、これは電池で走る完全な電車である。 なので、ディーゼルエンジンの音などは全くせず、普通にモーター音を響かせながら出発していくのは事前知識としてはもちろん知ってたけど、実際見るとかなり驚きなシーンである。 11年前はキハ47がのんびり走っていたのとはまるで別世界だ。

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下り列車に乗り込む。海の中道へ向かう行楽客で結構混んでいた。

滑らかに動き出し快走する。これはすごいな。 ただ、エアコンガンガンにかかってるし、絶対起きないだろうとはわかっていても電池切れたらどうなっちゃうんだろうというのが気になってしまう。

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海ノ中道駅でほとんどの客を下ろしガラガラになった列車は終着駅西戸崎駅に向かって出発。

海ノ中道駅までは砂州上を走りながら海は見えないのだが、最後のひと区間は松林の合間から海が見える。 博多から30分ほどしかない距離なのに、景色はリゾート気分満点。福岡の人がうらやましい。

ちょうどこのあたりは福岡空港への着陸ルートなので、ひっきりなしに旅客機がやってくるのでそれを見ているのも楽しい。

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3分ほどで西戸崎駅へ到着。長年の懸案?であるこの区間を乗れたのですっきりした。 こじんまりとした駅前ロータリーから少し歩くと桟橋があり、ここから博多港まで船が出ていて、船を使って通勤している人もいるらしい。 羨ましすぎる生活だなぁ…。

 

ベッセルイン博多中洲宿泊記 / 私用で博多 (2)

博多ではベッセルイン博多中洲に宿泊した。

【公式・最安値プラン】ベッセルイン博多中洲(中洲川端)

最近お気に入りのベッセルホテルが博多にもあったので他はあまり考えずに最初からここにした。久々のホテル泊なので楽しみだ。

外観・ホテル設備

ベッセルイン博多中洲は地下鉄中洲川端駅3番出口から徒歩1分とアナウンスされている。 この手の案内は結構偽りがあるものだが…

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右下の3番出口を出て交差点を曲がれば奥にベッセルインの看板が見えていた。これは本当に徒歩1分で便利だ。

交差点の手前側は中洲の繁華街。九州一の大都市だけあってものすごく人が沢山いたが、福岡は東京に負けず劣らず暑いね…。

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このホテルは2014年にベストウェスタンホテルをリブランドしたもので、生粋のベッセルホテルではない。

1階にはいると小さなフロントと奥にダイニングルームがあるだけで、他のベッセルホテルよりもこじんまりとしているが手堅くまとまっていた。暑かったのでウェルカムドリンクはありがたい。

以前はお茶漬けサービスもあったようだが、コロナの影響かカップラーメンのサービスになっていた。正直ここに来たら博多ラーメンは一度食べるだろうから、いらんな…。荷物になるのでもらわなかった。

ツインルーム

シングルルームを予約していたのだが、5階のツインルームにアップグレードされた。ベッセルホテルはアップグレードの機会が多くて嬉しいね。

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といってもベッセルインなので11平方メートルのシングルから14平方メートルのツインになっただけなのでそれほど広々というわけではない。

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パリッとしたシングルベッドはシモンズ製で快適だった。 部屋が広くないのでハンガーが重なっていたり、冷蔵庫がベッドサイドにあるのがちょっと変わっている。

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テーブルはちょっと小さく、テレビも椅子も小さかった。今回は仕事で来たわけではないので良いけど、仕事で来たとしたら物足りないかな。このあたりはリブランドされたホテルであるが故致し方ないのだあろうね。

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バストイレはユニット式で可もなく不可もなくという感じ。まあ夏場なのでシャワーがさくっと浴びれれば問題ない。

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このホテルはなぜかカエルがマスコットのようで、入浴剤と一緒にどうぞ、と洗面台に置かれていた。なかなかカワイイ。

ほっこりゆったり朝ごはん

さて、翌朝の朝食です。ベッセルホテルの朝ごはんは美味しいので期待。朝6時からやっているのはありがたい。

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ここの一押しは博多ならではの明太子で、種類豊富な明太子が揃っているのだけど、自分明太子好きじゃないんだよね…苦笑

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定番の洋食やごはん、パンなどが並んでいたが、アジア屋台フェアなのかアジアンフードが並んでいた。 が、正直アジアフードを朝から食べたい気はしないな…。

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一応全部チョイスして食べてみたけど、特にタイカレーがまろやかな辛さとは言え朝からおなかが微妙な気分に…。

うーん、福岡はアジアっぽい場所だけど、やっぱり日本的な和洋食が良いなぁ…。

ベッセルイン博多中洲のまとめ

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うーん、正直ものすごく良かった、というわけではなかったかな。 特に朝食は明太子メインなのはあらかじめわかってから良いとして、ベッセルホテルを名乗るならもうちょっと頑張ってほしいところ。 まあ、逆に言うと札幌がある意味異常なだけでベッセルインならばこんなものなのかもね。 ただ、とにかく交通至便なのが暑い中歩かずにありがたくて、全体的には快適な滞在だった。値段も手ごろだし、次回このあたりに用があるのならまた泊まりたいと思います。

サンライズ瀬戸・シングルデラックス宿泊記 / 私用で博多 (1)

博多に行く用ができた。

最初はお金がないので有効期限も迫っているマイルを使って行こうかと思ったのだが、ふと往路をサンライズエクスプレスで行くことを思いついた。

1998年7月にサンライズ出雲・瀬戸がデビューしていつの間にか24年。既に自分も5度乗ったけど、車両の老朽化を機にいつ廃止になってもおかしくなく、乗れるうちに乗っておこうと思った次第がある。

とはいえお金がないので最初は手堅くソロくらいで行こうかと思ったのだが、どうせなら最上級のA個室「シングルデラックス」にでも乗るかと思うようになった。 博多に行く場合は6:27着の岡山までしか乗れず、時間が短くて正直勿体ないのだが、最長距離の出雲市まで乗る機会を待っているうちに廃止報道が出てチケットが手配できなくなるなんてことを考えると今乗るべきと思いたった。

ただ、サンライズは昨今益々人気が高まっているうちに、今回の出発日である金曜のサンライズはシングルやソロですら10時打ちをしないと取れないようだ。そこで、8年ぶりに10時打ちチャレンジをすることにした。

10時打ちでチケット確保

1か月前の7月5日。東京駅丸の内地下中央口のみどりの窓口へ向かう。

8年前に北斗星サンライズ瀬戸を10時打ちしたことのある八重洲口のみどりの窓口はなくなってしまったが、丸の内口のみどりの窓口は今でも10時打ち専用の受付レーンがある。

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事前受付はもとより10時打ち専用レーンすらない駅が多く、というかみどりの窓口自体がかなり減らされた今、貴重な存在である。

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(写真は別日に下見?で撮影したもの)

さすがに始発でいかんでも良いだろうと思って8時前に行ったところ、2番目だった。かつての八重洲口の様子から少なくとも2窓は10時打ちしてくれるだろうから、第一関門は突破である。

9時半まで並び、駅員に申込書を提出。9時50分位に窓口前に案内され、10時を迎える。自分がボタンを押すわけではないのだがかなり緊張する。 果たして結果は…

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無事確保できました!

競争率が多少でも低そうな喫煙室を第一希望にしたので厳密には最良の部屋ではないけれど、まず取れたことに感謝である。

久々の10時打ちだったが、何気に楽しかった。トワイライトや北斗星を追いかけて10時打ちしてた頃が懐かしい。今や10時打ちしたい列車もほとんどなくなってしまったけど…。

ちなみにこの日の10時打ち窓口は2つだった。かつての八重洲口では希望者全員の申込をこなしてから結果発表していたのだが、丸の内口の受付方法だと3番目の人は1番目・2番目の人の手続きが終わらないと買えないので相当なビハインドであり、2番目までに並ばないと人気列車は恐らく買えないのではないかな。3番目の人もサンライズだったけど、買えたのかな…。

ということで当初の節約旅行からだいぶ趣旨が変わりましたが(笑)6度目のサンライズはシングルデラックスの旅となりました。

シングルデラックスの快適な部屋

一か月後の8月5日。仕事を終え21時過ぎに東京駅へ。

コロナ第7波が騒がしい今日この頃ではあったが、金曜夜の東京駅は結構賑わっていた。

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21:25頃にサンライズ出雲・瀬戸が9番線に入線する。

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温かみのある塗装と部屋の明かりがとても優雅で、旅に出るんだという気分が高まる。 早速4号車の部屋に向かいましょう。

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4号車は1階がサンライズツイン4部屋、2階がシングルデラックス6部屋からなっている。ともにプラチナチケットの部屋だ。

階段を上り、25番の部屋へ。

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入った第一印象は、広い! これは快適な一夜になりそうだ。

心配していたタバコの匂いはほのかに匂ってきたものの、煙臭くて過ごせないほどのレベルではなかった。

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ベッド幅はB寝台より10cm広い85cm。収納スペースも広々としておりゆったりしている。 ベッドには浴衣に加えスリッパやアメニティも備え付けられている。今回仕事場から直行で何も準備してこなかったのでありがたい。

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シングルデラックスにはしっかりとした洗面台がついている。身支度を部屋でできるのはとても楽だ。

そして広々としたデスクと椅子も備え付けれている。食事をとったりするのに重宝する。仕事もできそうだったけど、さすがに今日はもう仕事はしません(笑)

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ベッドから部屋の入口を望む。ハンガーはもちろん、ドアスコープまでついていた。

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ベッドから部屋全景。これは本当にコンパクトにまとまったホテルの部屋だね。丸みを帯びた天井と柔らかな明かりがまた優雅だ。 明日の6時半までしか使えないのが本当に勿体ない。

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一点だけ使いづらいなと思ったのがコンセントの位置。15Aも使えて容量は申し分ないのだが、洗面台の隣なのでベッドからだと届かない。 スマホがなかったころの1998年製の車両なので仕方がない部分であるが、延長ケーブルがあったほうが何かと便利そうだ。

東海道線を西へ

サンライズ出雲・瀬戸は定刻21:50に東京駅を出発。

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夜行列車の旅も今やこのサンライズでしか楽しめなくなった。実に贅沢だ。

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広々としたテーブルでグランスタで買った崎陽軒シウマイ弁当を食べる。西へ向かう旅にはシウマイ弁当だね。

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A寝台のアメニティの中に入っていたシャワーカードを使ってA寝台用のシャワールームを利用する。 サンライズのシャワーカード入手争奪戦は最近ますますヒートアップしているようで、その行列を回避してシャワーが浴びれるのは本当にありがたい。特に今回は仕事場から直行だったので尚更である。

さらに入ったら先客はおらず一番シャワーだった。水気もなく綺麗に清掃されたシャワールームで汗を流してさっぱり。

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列車は小田原を過ぎ、相模灘が見えてくる。 部屋の明かりを暗くして、真っ暗な海とちらほら通り過ぎる街の明かりを愉しむ。 が、眠くなってきた…(苦笑)。ここで寝るのは勿体ないのだが、明日の朝は早いので23:23着の熱海を出たあたりで寝ることにした。 シングルデラックスは羽毛布団で、幅の広さもあいまって心地よく寝ることができた。

岡山でみずほ601号に乗り換え、博多へ

おはようございます。

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起きたらちょうど姫路の手前であった。時計を見ると数分遅れているようだが、まあ数分レベルで済んでいるのであれば上出来だ。

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ぼーっとした幸せなひと時を過ごしていると、シングルデラックスの広々とした窓から朝日が見えてきた。今日も一日良い日でありますように。

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しかしこの快適な部屋とももう少しとは勿体ない。次回はぜひサンライズ出雲で10時前までこの部屋を使いたいところだ。

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定刻6:27より3分ほど遅れて6:30岡山着。サンライズの旅もここまでである。

相変わらず連結部分は大混雑。今日はここで下車するので後続のサンライズ出雲出発まで見届け、新幹線のホームへ。

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岡山からは6:51発みずほ601号に乗車。サンライズから九州に行く最速ルートである。 JR西のN700なので普通席でも横4列で快適だ。

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実は山陽新幹線は未だ広島~新山口、厚狭~小倉間が未乗で、今回ようやくこの区間を初乗車。 徳山の工場群などを眺めつつ、気が付けば九州に突入し、博多には8:28に到着。 岡山から1時間30分ちょっとで博多って、山陽新幹線はほんと速いな。

ということで、目的地博多に無事到着です。

サンライズ瀬戸・シングルデラックスのまとめ

本当に快適な一夜で、一度乗っておいて本当に良かったです。

ただ、写真で見るだけではまだまだ綺麗なのだけど、細かいところを見ると結構内装にガタが来ており、あと何年も走れないのではないか、というのが気がかりだった。 今ならまだ10時打ちさえすれば取れる(と思う)ので、まだ乗ってない人は早めに乗った方が良いのかもと思います。

それより、サンライズのチケット手配がだんだん難易度高くなっているのが気になるところ。廃止報道など出てしまうとシングルやソロまで常に10時打ちしないと乗れないなんてことになりかねないので、それより前、気が向いたときにチケットが取れるうちにまた乗っておきたいなと思います。

サンライズはシングルはもちろんソロでもノビノビ座席でもみんな快適なので、次はまたあの激狭ソロにでも乗ろうかな。あのソロの狭さは逆に心地よかったりするのよね。

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YouTubeアップしました。

 

京都日帰り花見旅(後半):都をどり~円山公園~高台寺~祇園白川

京都日帰り花見旅、後半編です(前半はこちら

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都をどり

昼食を食べて向かったのは南座

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1日から3年ぶりに開かれた都をどりを観劇する。

令和4年 都をどり|祇園甲部歌舞会 公式ウェブサイト

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コロナ禍で演劇は厳しい状況が続いてきたが、今回の都をどりは席数の制限も無くしたみたいで、8割くらいは埋まっていて賑わっていた。 今回2階の特別席が空いてたのでこちらを指定。都をどりでは同じ1等席なのでちょっと得した気分。

京都の四季を巡る1時間の舞踊で、時間も短すぎず長すぎず手頃でなかなか楽しめた。 なんといっても舞妓さん、芸妓さんの華やかさが見事で、歌舞伎とかとは一味違う艶やかな雰囲気が良かったな。 一度見てみたかったので、満足でした。

本当は同じタイミングで行われている宮川町の京おどりも行きたかったのだが、さすがに掛け持ちすると花見できないので断念。 京おどりは来年見に行きたいところだ。

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祇園のあちこちには都をどりのポスターが貼られていて、京都の春を実感。 都をどりと冬の顔見世公演は京都の風物詩だよね。

円山公園祇園しだれ桜

南座都をどりを堪能した後は花見を再開。 八坂神社へ向かいます。

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祇園界隈はすごい人で、八坂神社も大混雑。久々に混んでる祇園を見た。 歩きづらいけどここ2年ほど全く人のいない祇園を見てきたので、活気がある方がやっぱり嬉しい。 久々に出店も並び賑やかな境内を抜け、円山公園へ。

円山公園のご案内

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ここは京都屈指の花見の名所で、ソメイヨシノがちょうど満開。乱れ咲く桜が綺麗だった。 ビニールシート敷いた宴会客こそいなかったが、おつまみ片手に散策する人が沢山。ようやく日常が戻ってきたな。

さて、円山公園といえば祇園しだれ桜である。 これまで桜の季節に来たことがなかったので全く気に留めてもなかったのだが、京都を代表する桜のシンボルである。

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これが祇園しだれ桜。ややピークは過ぎていたが、小高い場所にそびえたっているのでとにかく圧倒的な存在感が素晴らしい。 良い時期に来ることができました。

高台寺のしだれ桜

円山公園からねねの道を通って高台寺へ。

ホーム - 高台寺

雨はほとんど止んだので都合が良い。 ここは方丈のしだれ桜が名物である。

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高台寺は行ったことがあるので、今回はしだれ桜目当てに方丈へ直行。 方丈へ向かうと、見えてきましたしだれ桜が。

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こちらもややピークは過ぎたものの、方丈前庭にぽつんとしだれ桜が植えられていて、庭園の白い石とほんのりピンクのしだれ桜のコントラストが綺麗だった。これは人気なのもわかりますね。

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方丈脇から方丈も交えて写真を撮る。人は多かったけどじっくりと見られて満足だった。

祇園白川のソメイヨシノ

高台寺から祇園に戻り、祇園白川へ。ここはソメイヨシノの名所である。

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名所なだけあって人も多くて、人がいない写真を撮るのは困難であったが、それを気にしないほどの見事な桜たちであった。

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大和橋から川端通へ向かう小路に咲き誇る桜のトンネルがむっちゃ見事だった! 川沿いではないので京都らしさはあまりないのだが、今回の花見旅での満開さではここが一番だったかなと思う。

JL138・クラスJで帰京

帰りは伊丹20:15発JL138便で帰京します。

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今日のJL138便の機材はB767-300ER・JA623J号機。予約した時はA359だったのだが、機材変更されてしまい、ほぼ満席だった。

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久しく見ることのなかった優先搭乗列が再びできていた。何で並んでまでして優先搭乗したいのかはよくわからないが、列がないならないで活気がなくて寂しかったので、列が復活することは良いことだ。

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帰りはクラスJ。 今回事前に特割でクラスJを予約できず、もっとも伊丹から羽田だったら普通席でも全然良いのだが、今月15日からクラスJの当日アップグレードが値上がりとなり2000円になってしまうので、今回が1000円でクラスJに乗れる最後の機会ということで、当日アップグレードチャレンジ。 通路側であったがなんとかチェックイン時に空席があったので1000円払ってアップグレードした次第である。

クラスJは確かに快適なのだが、正直2000円だったら窓側の普通席にするな…。

京都花見旅のまとめ

日帰りで慌ただしい京都花見旅であったが、名所から穴場まで見たいところを巡りつつ、都をどりも観劇するなどバラエティに富んだ一日を過ごすことができて満足であった。天気は悪かったけど、一番見頃な時期に当たったのもラッキーだった。

が、実は元々の予定ではこれで終わりではなく、できれば蹴上のインクラインとか、金戒光明寺とかも行く予定だったのだが、昼食の順番待ちとか、バスが混んでて歩きに変えたりとかしてたら行く時間がなくなってしまったのが残念であった。これは来年の持ち越し課題かな。

飛行機で日帰りだとどうしても前後の時間が足らないし、日帰りだとどうしても混んでいる昼間しか行けないので、来年はなんとか1泊してもっともっと色々見てみたいところだ。 あと京都の桜はソメイヨシノだけではなく、特にしだれ桜の魅力を改めて感じたところであるが、しだれ桜は全体的にソメイヨシノよりも見頃が少し早い。もっといえば仁和寺で有名な御室桜はソメイヨシノより一週間見頃が遅い。できたらワーケーションしながら毎日桜見れたら最高だなと思うところですね…。

ま、そもそも来年3月までのトラフィカ京カードがあと何枚かあるので、また近いうちに京都には行こうかと思います。

 

京都日帰り花見旅(前半):ANAプレミアムクラス~本満寺~本法寺~水火天満宮~妙覚寺~キッチンゴン

4か月ぶりに京都へ出かけてきました。

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桜咲く京都旅・発端

きっかけは、JR東海そうだ京都、行こうのこのYouTube動画である。

少し前の2018年のCMで、これ以外にもいくつかシリーズがあるのだが、京都の桜の美しさにすっかり惹かれてしまった。

京都は公私ともに何度となく訪れているが、花見シーズンはまだ行ったことがなかった。 ということで、今回は桜の開花に合わせた花見旅。とても楽しみである。

ただ桜は満開の期間がとても短いので、ピーク時のホテル代が無茶苦茶高い。その上年によって見頃の時期が平気で1週間はずれるので、スカすリスクも大いにあって、多少前後しても楽しめる紅葉よりも当たりをつけづらい。

結局ホテル代が高いことや、土曜は家にいないといけなかったこともあり、宿泊は諦め4月3日・日曜の日帰りとすることにした。

出張ではないので往復の旅費は極力かけないことにして、行きはちょうど2末のANAにキュンが4月の特典航空券減額マイルという大盤振る舞いキャンペーンを行っていたので、伊丹まで片道2900マイルの特典航空券を手配。 帰りはeJALポイントを使って伊丹からのJAL最終便を手配したので、往復ほとんど出費かからず済んだ。

ANAは最近トクたびマイルと言い、使い勝手の良いキャンペーンが多くて良いよね。

ANAにキュン!毎月29日はANAからの贈りもの | ご旅行の準備 [国内線] | ANA

JR東海の動画が発端なのに、結局往復ヒコーキである(笑)。 日帰りで往復伊丹経由は正直時間ロスが大きいのだけど、先立つお金がないので仕方がない。

あと気になるのは当日の天気であるが、前日の2日・土曜は晴れていたのに、自分が行く3日・日曜は曇り時々雨の予報…。 なんか最近、天気に恵まれないなぁ…。

NH15便プレミアムクラス

ということで4月3日(日)。少し早起きして羽田空港へ。 羽田8:00発NH15便に搭乗する。

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今日の機材はB787-8・JA807A号機。国際線機材、いわゆる"78M"である。

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なのでアップグレードポイントを使って久々にプレミアムクラスにアップグレードしてみた。 飛行時間の短い羽田~伊丹線でアップグレードするのは正直勿体ない気もするが、正規にお金を払うと事前料金でも10000円するし、クレードルとはいえ国際線のビジネスクラスシートなので短い時間でも快適であるのでお得である。

休日の朝ということもあって人も少なく、快適なひと時を過ごすことができた。

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朝食は小さなサンドイッチを中心にした軽食である。メニューは以下の通り。

■人参ジュリアンとターキーハムのサンドイッチ
■豚しゃぶサンド
■グリルチキンと中華春雨サラダ
■野菜寄せとツナソース 豆のサラダ
■スープ
■デザート * ANAシェフオリジナルデザート

昼食や夕食に比べるとボリュームは寂しいが、茅乃舎のスープがなかなか美味しかった。

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ほぼ定刻の9:04に伊丹着。空は雲に覆われているものの、まだ雨は降ってなさそうだ。 いつものモノレール~阪急と乗り継ぎ京都へ向かいます。

本満寺のしだれ桜

最初に向かったのは本満寺である。 豊臣秀吉の洛中改造事業によって寺町通に集まった寺院の一つだ。

広布山 本満寺

徳川吉宗の病気平癒祈願をきっかけとして、徳川家の祈願所として栄えた寺院であるが、普段は観光客も少ない静かな寺である。

であるが、境内のしだれ桜がとても見事で、春の時期は多くの人が訪れる。 NHK「京都人の密かな愉しみ」最終回の冒頭シーンでも見事なしだれ桜を見せてくれていて、今回真っ先に訪れた次第である。

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山門を入ると、左手にそれは素晴らしいしだれ桜の姿が目に入ってきた。思わず「おーっ」と口にしてしまう。

樹齢90年過ぎ、祇園のしだれ桜と姉妹樹だそうだが、整った形が実に良い。 あいにく早咲きでややピークは過ぎていたが、花がはらはらと散りゆくしだれ桜もそれはそれで良いね。

訪れる人はいれど、有名観光地のように大混雑ということはないので、のんびりとした時間を過ごす。

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境内にはソメイヨシノも植えられており、こちらはまさに今が満開!いやはや、一番良い時期に訪れることができました。 天気が曇り空なのがホント残念だけど…。

本法寺ソメイヨシノ

市バスに乗って西陣寺之内へ。こちらも豊臣秀吉の京都改造事業で多くの寺院が集まるエリアである。

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天正の地割でできたという小川通の小さな公園にソメイヨシノが咲き誇り、とても綺麗だった。

このあたりは表千家裏千家の家元邸が集まり、茶の湯文化の香りを感じさせる閑静な佇まいを示しているが、この奥に次の目的地、本法寺がある。

本山 叡昌山 本法寺

日蓮宗の大きな寺院であるが、ここも普段は観光客も少ない。 ただここのソメイヨシノは本当に見事で、京都人の密かな愉しみの最終回ロケでも使われており、一度桜の時期に来てみたかったのである。

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仁王門前の満開のソメイヨシノに期待を持ちつつ境内に入ると、参道に並び多宝塔を覆いつくすかのごとく咲き誇るソメイヨシノがまあ素晴らしい。ほんのりピンクの花びらがとにかく綺麗だった。

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本堂前のソメイヨシノも見事な満開。素晴らしいタイミングで来ることができてとにかく満足です。 こんなに見事なのに訪れる人は多くなく、本当に京都の花見の穴場ですな。人で賑わってほしくないけど、おすすめです。

水火天満宮の紅しだれ

本法寺を後に堀川通をちょっと歩くと、水火天満宮がある。

その名の通り水難・火難避けの神とされる小さな天満宮であるが、ここの見どころは境内を覆いつくす紅しだれ。

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境内が狭すぎてどう頑張っても人が入ってしまうのが玉に瑕であるが、ソメイヨシノとは違うほんのり紅く染まった花びらがまた見事。 早咲きの桜と聞いていたが、ちょうど見頃だったようだ。ホント天気以外は素晴らしいタイミングに来ることができた。

妙覚寺のしだれ桜

だいぶ時間を使ってしまったので、地下鉄烏丸線鞍馬口駅へ向かうべく道を歩いていると、見事なしだれ桜が目に入ってきた。

このあたりに集まる日蓮宗の寺院の一つ、妙覚寺である。

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ここの桜は山門前のしだれ桜だけが見どころなようだが、その一本がとっても存在感が良くて素晴らしかった。 何より、ここに来ることを考えてなかったので、穴場の桜を見つけた気分である。 京都はちょっと歩くとこういった寺院がそこかしこにあって、本当に何度来ても面白い。

キッチンゴンのピネライス

早くも昼を回ってしまったので、地下鉄を烏丸御池駅で降りて、ランチと行きましょう。 今回向かったのはキッチンゴンという京都では有名なソウルフード、ピネライスの店。

キッチンゴン 京都六角本店

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が、昼時だったこともあり大行列。しかも、なんとか持っていた天気も雨が降ってくる始末。

ただ今さら他の店を探しても同じように混んでるだろうしと思って待つ。結局店に入るまで30分くらいかかってしまい、日帰り旅にはちと痛かった。これまで穴場な場所ばかり巡ってたのだが、やっぱり京都の市街地は人が多いね。

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食べたのはBゴンランチ(1080円)。ミニピネライスにハンバーグ、エビフライ、カニクリームコロッケとボリュームたっぷりメニューである。

看板メニューのピネライスはチャーハンにポークカツとデミグラスまたはカレーソースをかけた欲張りな料理で、これがまた美味しい。特に玉子が入ったチャーハンが美味しい。ランチはミニだけど、これ単品で食べたらまた美味しいのだろう。 京都は和食の街という印象が強いが、手軽に食べられる洋食の店もとても多い。ぜひまた食べに行きたいところだ。

さて、午後の部へまいりましょう。

(つづく)