たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

京都旅行記(5・終):JL128便で羽田新ルート着陸初体験(2020年8月)

伊丹空港には16時ちょっと前に到着。これから17時発のJL128便で帰京する。

伊丹空港ウォークスルー型商業施設

伊丹空港は7月末に利用したばかりであるが、8月5日に保安検査場後に商業施設がオープンし大きく見た目も変わった。

大阪・伊丹空港がグランドオープン。買い物や食事を楽しめる物販/飲食店が並ぶウォークスルー型商業エリア新設

関西エアポートは8月5日、約50年ぶりとなる大規模リニューアルを終えた伊丹空港大阪国際空港)をグランドオープンした。同日、同社 代表取締役社長 CEO 山谷佳之氏らがテープカットセレモニーを行なった。 ...

これまで保安検査場を抜けると売店がいくつか並ぶだけで、特に時間が迫っているときは買い物もロクにできなかったので、保安検査場通過後に買い物や食事ができるエリアができるというのは非常にありがたい。

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こちらはJAL側の北ターミナルのエリア。空港側ではそうは呼んでないがフードコードのようだ。明るく、お店の品揃えも豊富で、見ているだけで楽しい。

であるが、今日はここでは買い物はせず…

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14番搭乗口脇にある連絡通路を通ってANA側の南ターミナルへ向かう。

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こちらがANA側のエリア。見た目はそう変わらないのだが、実は入っているお店が全然違う。

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今回わざわざ買いに来たのは、ANA FESTAで売っている伊丹空港限定こたべと、空港初出店の中村藤吉本店の抹茶ゼリイであった。

この2つはいつも京都土産の鉄板なのだが、特に中村藤吉はこれまで四条河原町から阪急に乗って伊丹から帰ろうとすると、一旦京都駅に行くか梅田で降りて阪急百貨店で買うかしなければならず、空港で買えるというのは大変嬉しい話なのだ。

ただ…なんでANA側なのか。結局JAL側から買いに行くと往復20分くらいかかってしまう。 羽田のようにターミナル間の移動ができないわけではないのでまだ良いのだけど…これからはANAで帰れってことなのか…?

なんとなく、ANA側はスタバがあったり、明らかに若い客層を意識している一方、JAL側は年配客を意識しているのは明白であり、それはそれで面白いのだが、そういうステレオタイプな客層を意識した店配置をするよりも、両ターミナルに同じ店を置いてほしいなぁ。

最近はJALカードnaviやCLUB ESTカードの威力もあって若者はJALを選ぶという話も聞いてるし、ひと昔の常識でものを考えるのもいかがなものかという気がするが…。

なお、JAL側からANA側に買い物行くときの注意点。伊丹はJAL側もANA側も保安検査場は2階なのだが、実はANA側はM3階というべきワンフロア高い位置にある。 なので保安検査場に直結した今回の商業施設もANA側はゲートよりもワンフロア高い位置にあるので、JAL側から2階連絡通路を通って来ると階段(上りエスカレーターはない)を逆走してワンフロア上らないといけない。

最初、これを知らずにJALと同じゲートと同じフロアにあるものだと思ってちょっと道に迷ってしまったので、ご注意を。

息子に買い物に時間かけすぎと怒られつつ、もう少し時間があったのでサクララウンジへ行く。

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サクララウンジはそんなに混んでなかった。

普段はカウンター席でPC開いて仕事しているのだが、今日は奥のテーブル席へ。 この席ファミレスみたいで高級感は別にないのだが、家族連れには最高だね。

JL128便でB787普通席を初体験

17時発JL128便の機材はB787-8・JA847J号機。

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今日は普通席。これで国内線ファーストクラス、クラスJに続き、国内線B787の全クラスに乗ることができた。

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B787なので普通席にもシートTVがついている。 シートTV下にUSB、テーブル上にコンセントがある。普通席は狭いので、座席下や肘掛けをガサゴソしないで充電できるようになっているのはとても良いが、テーブル上の小物入れのようなスペースは書籍専用と書いており、ここにスマホを入れられない。入れると落ちてしまうのである。ここはこのご時世、入れられるようにできなかったのかなぁ。

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一番気になったのはシートピッチであるが…うーん、ちょっと狭いかなぁ。体感で前のSKYNEXTと比べて2センチくらい狭いと思う。

ただ普通席でこの2センチは結構大きい。 小物入れが2つに分かれているのはいかにもレカロ製の座席って感じだが、国際線のB787無印のエコノミーと同様ここに物を入れると完全に足が前にぶつかってしまう。

昔っからレカロって名前だけで特にシートピッチは別に良いと感じなかったのだよね。なんでまたレカロにしたんだろう。 その点、SKYNEXTの普通席は座席形状が見た目普通の座席と全く同じなのにあの広さを実現するってのは本当にすごかったんだなぁと思う。

ということで、個人的には想像通りちょっとイマイチな感じがしてしまった。自分だったら従来のSKYNEXTのほうを選ぶかな。 特に距離の長い沖縄便は座席が良いSKYNEXTが良いと思う。充電できるのは魅力なのだが…。

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あと自分は全く不要なシートTVであるが、子連れだとやっぱ便利だよね。息子はアニメをずっと見ていた。

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JL128便はほぼ定刻の16:59にプッシュバックし、17:12に離陸。

昆陽池公園を眼下に見つつ上昇し、あっという間に富士山を横に見ながら羽田に向かう。

羽田新ルート初体験

今回、17時発のJL128便で帰った理由は、息子と一緒なのであんまり遅い便にしないほうが良いだろうというのもあったが「羽田新ルート」を体験したいというのもあった。

3月より運用を開始した羽田新ルートのうち、特に注目を浴びている都心上空を縦断して着陸するルートは、夏場の15時~19時に運用が限定されており、夜遅いと体験することができない。

JL128便は新ルートを見越してか所要時間を長めにとっていることもあり、可能性が高いだろうと思って選んだのである。 なので、復路は息子の地理の勉強は二の次で自分が窓側を確保している(笑)

果たして、大島上空で「いまから30分で羽田に着陸します」とアナウンスが。この長い所要時間、新ルート経由は確実である。

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房総半島から千葉市上空を通過していくが、普段のルートよりもだいぶ内陸を飛んでいる。ここからが新ルートのスタートだ。

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四街道市上空。真ん中を上下するのが東関道。左真ん中に建物が集まっているあたりが四街道駅だ。このあたりは地元なので見てて楽しい。

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続いて八千代市上空。真ん中下にある駅が八千代台駅。その左上に集まる団地群が花見川団地だ。 真ん中に流れる花見川が東京湾に注ぎ込む右側が幕張新都心だね。 200820_047.JPG

船橋市北部か鎌ヶ谷市上空あたりかな。左真ん中にあるタワマンは最近津田沼駅南口にできた津田沼ザ・タワー。その斜め右上には谷津干潟、その右には船橋競馬場そしてららぽーと、その右下に建物が集まるあたりが船橋駅だ。

北側から海方向を見るアングルって早々ないので無茶苦茶新鮮だわ~。

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市川市上空。真ん中にタワマンが集まるあたりが市川駅。眼下には外環が。真ん中を左右に流れるのが江戸川でその奥に江戸川区が見える。我が家も目を凝らせば見えるかな?

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葛飾区と足立区の境あたりかな。眼下には亀有の町並みが。中川や荒川が東京湾に注ぎこむあたりまでが一望できた。 東京都心も見えてきた。

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川口あたりの上空か。眼下には荒川が。そして左上にくねくね流れる墨田川の左側には東京スカイツリーも良く見える。

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岩淵水門の上空で左旋回。いよいよ都心縦断ルートでの着陸です。

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左窓に豊島区の清掃工場、そしてサンシャインが見えてきた。 さらにその奥には東京ドームが。

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外堀、神宮外苑、そしてその奥には皇居、大手町のビル群と。もう東京遊覧ルートだなこりゃ。

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新国立競技場はちょうど飛行ルートの真上のようでギリギリキャッチ。新宿もちょうど航路上のようで良く見えなかった。 渋谷は右側窓からじゃないと見えなそう。

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迎賓館から東京ミッドタウン六本木ヒルズそして東京タワー。 このあたりは地下鉄でしかあまり縁のないエリアなので、上空から眺めると東京の街並みの位置関係がよくわかって面白い。

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高輪ゲートウェイ駅上空からレインボーブリッジ、お台場を遠くに見ながら最終の着陸態勢に入る。

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18:08にC滑走路に着陸。スポットインは18:16で定刻18:20よりもちょっと早かった。

いやあ、羽田新ルートは想像以上に楽しいね。東京の景色を一望できるのは無茶苦茶面白かった。

ただ…毎回毎回このルートで飛ばされると正直しんどいわな。

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これが当日のJL128便のルートだけど、ILS22ルートよりもさらに遠回りしている。

今日は離陸から着陸まで1時間9分かかっているけど、普段のルートだと50分ちょっとなので、15分余計にかかっているわけだ。

大島から着陸まで30分とか毎回言われると正直萎えるな。 最終便とかがこのルートだと、こんなルートじゃなくてまっすぐ着陸してくれよ、とか思いそう。

ただ、この新ルートをやめろというつもりはさらさらない。 案の定、環境悪化がどうだという反対意見があちこち聞こえているが、これまで羽田の離着陸は千葉県を中心とする東側住民が耐えてきた。

これ以上便数を増やすのであれば、西側エリアも離着陸に応分の負担を受けるのは当たり前の話。これでやめたら、じゃあ誰が引き受けるの? 成田が遠いとか言ってるのに成田に戻して文句言わないの?

また、騒音がどうのといっても所詮夏場の3時間程度。冬場になったら北側離陸で荒川上空を飛ぶので東側エリアはさらに騒音に堪えないといけないのだが、それに関してはどう考えているのか?

これに対する反論が全く聞こえないのだから、単なるエゴなのだ。外環反対、高架化反対など、西側住民のエゴは本当に見るに堪えない。

着陸角度がどうのとかいう技術的な問題は解決すべきと思うけど、環境悪化と言う名のエゴに関する意見は聞く耳持ちませんね。

まあ、個人的に羽田着陸ルートで一番なのは同じRWY16L着陸でも羽田カーブだなぁ。お台場から急カーブを切って着陸するルートはダイナミックでホント懐かしい。 羽田カーブがなくなってもうすぐ10年。便数が多くない今、1日限定で良いから羽田カーブの日とかやってくれないかなぁ。そしたら大金積んででも乗るわ~。

2020年8月京都旅行を終えて

そんなわけで息子との久々の2人旅であったが、とにかく京都が寂しかったのと、あと暑かったなぁ…。 ただ、定番のスポットしか巡らなかったのだけど、それでも京都は面白い。何度行っても面白い。

もう少し涼しくなったら、さすがにGo Toトラベルの都民外しも何とかなってるだろうから、またベストシーズンの京都へ行きたいな。

(おしまい)