熊本では1日県内をあちこち視察で回ったが、益城町のあたりはまだまだ崩れた家が多数残っているし、避難生活もようやく10月末に避難所が閉鎖というアナウンスが流れたくらいであり、震災の爪痕の大きさをまざまざと感じた。 東京にいるとなかなかわからないもので、来た甲斐があったなと思う。
最後に熊本城を見た後、熊本城を一望できるという穴場スポット、市役所の展望ロビーを訪れた。
熊本城の入口は石垣が崩れているのが目につくが、よく見ると左側の「熊本城」という石碑が回転しているのが見える。よく崩れなかったものだ。
展望ロビーからは、テレビ等でよく報道された、石組み一本で辛くも残った櫓も望むことができた。 熊本随一の観光スポット、熊本城の被害は観光業にも深刻な影響があるようで、修復までには相当な期間と費用がかかるようだが、早期の復旧を切に願うところだ。
さて、福岡経由で帰ります。
市電で熊本駅へ行き、熊本19:00発のさくら570号に乗る。N700系7000番代に乗るのは初めて。
せっかくなので横4列の指定席を取ったが、窓側が取れなかったし、博多まで37分だと自由席でも十分だったかな。その割に片道で買うと5000円というのは高いなぁと思うけど。
トンネルばかりでスマホも十分につながらなかったのでうとうとしているうちに、あっという間に博多駅に到着。
これで東海道~山陽~九州新幹線の未乗区間は、広島~小倉と、熊本~新八代の2区間になった。 さて、全線乗るのはいつになるのやら…。
ちょっと時間があったので、駅前で博多うどんでも食べようと思ったのだが、博多うどんは注文してからゆでるのでものすごく時間がかかるのね。少し待ったのだが、このままだと乗り遅れてしまうので断念。
急いで福岡空港へ行き、嫁に頼まれていたクロワッサン屋「三日月屋」に立ち寄るも、嫁リクエストのクロワッサンは全部売り切れ…orz うーん、今回の出張はついていないことが多いな…。
ANAラウンジでジュースを一杯だけ飲んで、優先搭乗すべくゲート前に向かう。
福岡空港はターミナルの改築中で狭い上に、20:45発なのに搭乗開始が20:35になっていたのでゲート前は大混雑。うーん、待たせてないで早く乗せてくれよ~。
結局SFCの優先搭乗で乗れたのは20:40頃であった。 今日のNH272便の機材はB777-200・JA8967号機。
今日は窓側も通路側も全然取れず、かろうじて取れた非常口席のB席に座る。 荷物を置けないので優先搭乗で早めに荷物を載せたのだが、後から来たやつがさらに狭い荷物棚に荷物を押し込んできた…orz クロワッサン崩れたらどうするんだよ~と思ったが。
結局福岡空港を出発したのは定刻より10分遅れの20:55であった。
非常口席なので窓の外も見えず、座席も狭いし、JALと違ってWi-Fiも使えないのでどこを飛んでいるかもわからず、1日動き回って疲れたのでうとうとしているうちに羽田空港へ。
しかし、この時間だから良かったけど、1時間半以上もネットにつながらないのは正直勘弁だなぁ…。 ANAのWi-Fi機設置はちっとも進んでない感じがするけど、ちゃんとやってるのかしら。 JALによく乗るようになるとANAの良くないところばかりが目について、ANA便に乗るとストレスが貯まるわ…。
その点では、CAさんの制服も、JALの今の制服は可愛らしく赤と黒のコントラストが鮮やかなワンピースで、かつスチュワーデス物語を知る世代あたりは懐かしさを感じる絶妙な出来栄えな一方、今のANAの制服はなんかツンツンしているしグレーベースの色合いも目立たないし、どうも好きになれないな。 ANAの前の世代の制服は結構出来栄え良くて自分は好みだったのだが、何で変えたんだろうね。
今日は非常口前なので、そんなところを思ってしまった。
出発が遅れた割には風の影響か飛行機は順調に進み、羽田空港に到着したのは定刻よりも5分早い22:25であった。
ただ急いで出口に向かうも、22:35発の高速バスにはタッチの差で乗り遅れ…うーん、今回は何かとついてないなぁ。 次の22:50発のバスで帰りました。
慌ただしい日帰りでとにかく疲れたが、熊本の今をじっくり把握できただけでも十分満足のいく出張で、行って良かったなと思う。