たまの日記

最近はもっぱら弾丸旅行ばかりです。

大船渡線~一ノ関から分割きっぷで帰京/ JREポイント半額特典キャンペーンで行く東北(6) (2022年6月)

※2022年6月の記録です。

BRT大船渡線気仙沼

奇跡の一本松15:05発のBRT大船渡線気仙沼行に乗車。

ここから気仙沼までの区間は旧大船渡線とは離れた海沿いを走る。

さらには一部区間三陸道を経由するので、ちまちま走っていた旧鉄道区間に比べるととにかく速い。自由自在な区間を走れるBRTのメリットとも言えなくはないが、ここまで三陸道が整備されてしまうと、鉄路はもはや不要だよな。

鹿折唐桑駅からようやく線路跡に戻り、市街地の脇を単線規格のトンネルで抜け、15:40気仙沼駅に到着した。

気仙沼駅は市街地からやや離れており、駅前の道路には店も少なく、コンビニすらない。せっかくのBRTだけど、これだったら無理やり旧線を走らせずに市内を走らせた方が良いのではと思う。こういうところも鉄路の厳しいところだよね。

大船渡線経由で一ノ関へ

気仙沼から仙台方面へ行くには震災前は気仙沼線が一般的であり、快速南三陸が2時間で結んでいたのだが、震災でBRTになってしまい時間がかかりすぎるようになったので、今では大船渡線で一ノ関経由で行くしかない。

大船渡線がここから鉄道で残っているだけありがたい話ではあるが、気仙沼線は一度乗りたいと思って何度か計画も立てていたのに震災前に乗らなかったのは痛恨の極みだ。今日は大船渡線で帰るけど、BRT気仙沼線には近いうちに乗らねばと思う。

そんな大船渡線は、なぜだかよくわからないけどポケモンとのタイアップで売り出しており、気仙沼駅にもポケモンの飾りがされていた。まあ、それに喜びそうな子供たちは皆無だったけど…。

16:15発の一ノ関行に乗車。地元の客と若干の観光客でそれなりには乗っていた。大船渡線は初乗車である。

大船渡線といえばこの曲がりくねった路線が特徴であろう。一ノ関からまっすぐ千厩へ向かおうとしたところ、摺沢の有力者が無理やり線路を捻じ曲げたという、我田引鉄の典型例とされる。

そんな予備知識を持ちつつ幾年月、ようやく千厩や摺沢の駅名や、千厩を出ると右にカーブし大きく迂回していこうとする様を現地をようやく確認することができた。感無量である。

まあ、毎日この迂回をさせられる側からするとたまったものではないだろうけど。

名勝、猊鼻渓の入口を橋で渡り、17:38に一ノ関駅へ到着。BRTと鉄道に分割されてしまった大船渡線の旅はこれで終わりである。

はやぶさ112号で帰京

一ノ関からは17:48発はやぶさ112号で東京へ戻る。

JREポイント半額キャンペーンは一ノ関から東京までは6000ポイントであるが、仙台で分割すると1000+3900=4900ポイントで済む。なのでこの区間は別々に予約して同じ座席を指定しているのだが、これだとチケットレスでは乗れないので、みどりの窓口で発券してもらう必要がある。

これが結構クセがあり、クレジットカードに情報が紐づいていないのでえきねっと登録クレカを出してもダメで、えきねっと会員番号と予約番号を伝える必要がある。知らない駅員に当たってしまうと時間がかかる(ひどい場合は発券できないと言い切られるらしい)ので要注意である。

仙台からは完全に満席になる。だいぶ流動は元に戻りつつあるね。

広瀬川を渡り、はやぶさ112号は時速320キロでぶっ飛ばす。

19:56、東京駅到着。今回も充実した日帰り旅であった。

これで、三陸エリアの未乗区間は全て乗ることができたけど、BRT気仙沼線三陸鉄道をまだ乗れていない区間が残っているので、三陸にはまた行きたいと思う。

さて、第3回のスペシャル期間はどうしようかな。次回はさらに期間が短く、土日はたった1度しかない。行けるかな…。

 

BRT大船渡線~道の駅高田松原・奇跡の一本松/ JREポイント半額特典キャンペーンで行く東北(5) (2022年6月)

※2022年6月の記録です。

BRT大船渡線

盛からは12:36発のBRT大船渡線バスに乗る。

かつての大船渡線の線路跡はバスの敷地となってしまい、虚しさを感じてしまうが、乗ってしまうと思ったよりも鉄路のイメージが色濃く残り、大船渡線に乗ってたかのような錯覚を覚える。

バスなので絶対数はたかが知れているが、停留所が増えたこともあり、思ったよりも地元の客がちょい乗りしているように感じ、一定の需要は獲得しているようである。

高台の線路跡から入江を臨み、交換場所でバスと行き違い。これは列車の旅だね。完全に廃止になるくらいならBRTとして残るのも悪くはないのかも。

ただ、ちょっとまいったのがスピードの遅さ。最高速度は60キロに抑えられているうえ、行き違い場所や道路との交差点でいちいち一時停止するので時間がかかる。せっかくのBRTのメリットが全く活かせられていないのは問題だ。なぁと改めて感じる。

陸前高田に近づくと、線路跡を含む市街地が津波で壊滅したため一般道を走るのだが、一般道のほうがよほどキビキビ走って気分が良い。かといって地方であっても市街地は渋滞しがちだったりするので、なかなかBRTも難しいものだ。

陸前高田の市街地は震災後11年が経つというのにまだ空き地ばかり。唯一の建物は、震災遺構の定住促進住宅跡だったりする。

陸前高田の駅舎も、旧駅舎をイメージして作られたもの。このあたりの線路跡は全く分からなくなってしまっている。

そんな陸前高田の街並みを走り抜け、高田松原津波復興祈念公園として整備されているエリアに設けられたバス停、奇跡の一本松駅で下車。

目的地の目の前に駅を設けられるのはBRTの良いところだね。

道の駅高田松原「まつばら食堂」

道の駅高田松原は、復興のランドマークとして、そして三陸観光の拠点として、多くの人を集めている。この日も多くの観光客が集まっていた。

道の駅高田松原

ここの「まつばら食堂」で遅めのランチとしようと思う。

海鮮丼セット(1200円)は、海の幸のラインナップこそオーソドックスではあるが、ボリュームたっぷり。そしてそばもついて1200円というリーズナブルな価格も素晴らしい。美味しくいただきました。
豊富な特産品からわかめなどいくつかお土産も購入。少しでも地域振興につながれればよいな。

高田松原と奇跡の一本松

食事を済ませて、公園内を海に向かって歩く。

追悼の場として綺麗に整備された公園ではあるが、とにかくだだっ広い荒涼とした光景が、海風の強さとあいまって寂しさを感じさせる。

防潮堤から広田湾を臨む。今日は全く穏やかな海であるが、11年前の津波はここに広がる高田松原の松を壊滅させたのである。

今ここで新たに松が植えられている。まだまだひよっこだが、いつかここが新たな景勝地として賑わうことを切に願いたい。

防潮堤を南へ進むと、震災遺構である陸前高田ユースホステル奇跡の一本松が見えてくる。

このユースホステルがあったおかげで、唯一生き残ったという奇跡の一本松。今は生きてはいないのだけど、震災直後に一本だけぽつんと残っている姿は、どれほど多くの人たちを励ましたのだろうと思う。

道の駅高田松原の建物に戻り、反対側にある東日本大震災津波伝承館を見学。

東日本大震災津波伝承館

津波で破壊された気仙大橋の橋げたの一部が展示されており、津波の威力の大きさを改めて感じる。

そして写真には撮れなかったが、震災直後の災害対策室を模したコーナーに流れていた、復旧に当たり道路を整備(啓開)した人たちのドキュメント映像がとても印象に残った。そもそも啓開という言葉すら初めて知ったのだが、震災直後、余震も頻繁に起きていた中で、あれほどの道路を整備することがいかに大変だったことか。当たり前のように感じていたことが実はそうではないことを今頃知った。

震災の時にはこのような人たちの奮闘があったことも忘れてはならない。

伝承館を出ると、北側に震災遺構の旧・道の駅高田松原が残されている。びっくりするのは津波が襲ってきた位置の表示。道の駅の文字のあたりまで来ているとは…これではここにいては助かるすべなど全くない。高台への避難が重要であることを改めて実感する。

1時間半ほどの滞在ではあったが、震災の記憶を今一度思い出しながら、復興に向けて海の幸や特産品を愉しみ、東北の未来に思いをはせたとても充実した時間を過ごすことができた。一度来たかった場所であり、大変満足です。

さて、東京に向かって移動しましょうか。

 

釜石線のオメガループ~三陸鉄道/ JREポイント半額特典キャンペーンで行く東北(4) (2022年6月)

※2022年6月の記録です。

「JRE POINT特典チケット」キャンペーン|えきねっと(JR東日本)

2月に利用したJREポイント半額キャンペーンの第2弾が6月に再び行われる。

www.tamazo-diary.net

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2月1か月間が対象だった前回と異なり、6月は2週間しか対象でなく、前半の土曜は子供の運動会、後半の土日は学校説明会と被っており、子供の運動会が雨天で日曜延伸になったら出かけられないところだったが、日ごろの行いが良かった(?)からか運動会は予定通り実施となったので、翌日曜日に日帰りで出かけることにした。

今回は岩手県の未乗区間を軸に回ってくることにします。

やまびこ51号で新花巻へ

6月5日。朝早起きして出発。上野6:10発やまびこ51号に乗車。

行動制限もなく、2月よりは人は多かったが、そもそも朝早いので列車はガラガラだった。

田んぼには水が張られ、瑞々しい。

所々晴れ間も見えたものの、全体的にはどんより曇り空であったが、雨には降られなかったのは幸いだった。

約3時間新幹線に揺られ、9:05新花巻着。仙台から各駅停車のやまびこだったので、えらく疲れた。この後のはやぶさ号に仙台辺りで緩急接続してくれると便利なのに。

ここでいわてホリデーパスを購入し、在来線の旅スタートです。

釜石線のオメガループ

新花巻9:23発快速はまゆり1号に乗車。釜石線は大昔に宮沢賢治記念館に行くためにここ新花巻までは乗ったことがあるのだが、ここから先は未乗区間

快速はまゆりはかつては急行陸中だった列車で、その頃に導入されたキハ110のリクライニングシート車が指定席に使われている。今日は自由席にもリクライニングシート車が入っており、そのおこぼれを頂戴することができた。

長閑な沿線風景が続くが、並走する道路の奥には釜石自動車道がちらちらと見え、車がスイスイと追い抜いていく。今やローカル線でもこの光景ばかりで、一体いつまで鉄道は生き残れるのだろうか。

そんな釜石線の一番の見どころは、陸中大橋駅のオメガループであろう。

このあたりは標高差が300m近くもあり、そのまま下ることができないため、オメガループで大迂回をしながら下っていく。このため、途中陸中大橋駅を見下し、陸中大橋駅からこれまで通った線路を見上げることができるのだ。

鉄橋から眼下をのぞき込むと線路が見えてきた。あのあたりが陸中大橋駅。あとであそこを通るのである。

陸中大橋駅ではちょうどSL銀河号が交換待ちで待機していた。見上げると、先ほど通ってきた赤い鉄橋が見える。

地図を見ると相当な迂回区間で、ただでさえ車に負けているのに苦しい限りだが、こういった景色を楽しめるのが鉄道の良いところだ。

釜石市街に入り、10:53釜石駅に到着。

次の列車まで40分ちょっとあるが、釜石駅は市の中心部からやや外れており、見どころは少ない。近くには今時の地方らしくイオンモールがあるが、イオンモールに行ってもしょうがないので、駅前の日本製鉄の製鉄所をちょっと一瞥する。立派な建物だが、合理化が進む中、いつまで釜石に居を構え続けてくれるのかは気になるところだ。

三陸鉄道で盛へ

釜石11:38発の三陸鉄道に乗る。自分の世代は南リアス線という名前がしっくりくるが、間に挟まっていた釜石から宮古までの旧山田線区間三陸鉄道に一本化されてからはリアス線で統一化されたようだ。

ちなみに釜石化から宮古までの区間もまだ乗っておらず、三陸鉄道に移管されたのでJR全線完乗観点では乗らなくて良く今回は時間の関係でパスするが、いずれ来ないといけないな。

この区間は新しい路線なので、トンネル、入江の繰り返し。

入江の区間は真新しい防潮堤がそびえたつが、震災の時は津波はこんな頑丈な防潮堤もやすやすと乗り越えて襲い掛かってきたのよね。

観光スポットとして売り出し中の恋し浜駅では4分ほど停車。日本の原風景を感じさせる眺めが見事だった。

ただ列車はガラガラで、何組かの観光客以外は地元客もまばらで、鉄路としての存続を選んだ三陸鉄道も前途は心配なところだ。

12:28盛着。JRが運営する駅でみどりの窓口もあるが、三陸鉄道のホームの反対側にレールはなく、発着するのはBRT大船渡線である。

これからそのBRT大船渡線に乗り換え、さらに南下していきます。

(つづく)

旧野蒜駅~仙石線205系~八木山てっぺんひろば/ JREポイント半額特典キャンペーンで行く東北(3) (2022年2月)

※2022年2月の記録です。

仙石東北ラインで野蒜駅

石巻14:59発の仙石東北ラインに乗り、野蒜へ行きます。

陸前小野駅を過ぎ、鳴瀬川の橋梁を渡ると、津波の影響で高台に移設された区間を走る。ほどなくして15:20、次の目的地、野蒜駅に到着。

高台に新設された駅からは、遠く海を一望でき、その手前には旧野蒜駅が見える。次の列車までのわずかな時間ではあるが、このあたりまで行ってみよう。

このあたりは野蒜ヶ丘と命名された新興住宅地となっているが、辺りに人気はあまりなく、ちょっと寂しい雰囲気。

野蒜駅へは連絡通路を通って坂を下り、約10分ほどの距離。

野蒜駅東松島市震災復興伝承館)へ

野蒜駅周辺は震災復興祈念公園として整備されている。公園の一角に、昔のホームが残されていた。

ぱっと見た感じ単に移転されて使われなくなったホームなだけに見えるが、よく見るとポールは倒れ、線路はひしゃげていて、津波の威力を改めて感じる。

野蒜駅東松島市震災復興伝承館として整備されている。

野蒜駅はちょうど1階部分までが津波に襲われ、付近にいた仙石線205系1編成も津波に襲われ廃車となっている。

ここは入江からやや離れているし、激しい津波が来たとは穏やかな景色からは想像しづらいが、建物に入ると、吹き抜けの1階と2階の境目に津波がここまで来たというラインが引かれている。

展示の中でもとりわけ印象的だったのが津波に襲われた券売機。普段見慣れた券売機がここまで破壊されてしまうのを目の当たりにすると、津波の恐ろしさを改めて実感する。

当時の写真も、訴えかけるものがあった。

このエリアは街ごと高台に移転し、まだ復興途上といった感じであるが、また賑やかな街が帰ってくると良いなと思います。

しかし、今でも列車が来そうな旧野蒜駅のホーム、哀しいね…。

野蒜駅のそばに「佐藤山」と呼ばれる私設の避難施設がある。津波襲来を予見して私財を投じて整備された施設で、震災の時には付近の住民が集まり命を救ったとして注目された場所だそうだ。

普段から津波を想定するという先見の明には頭が下がるが、この高台に行くか行かないかで命を左右する、という現実は、決して忘れてはならないと思う。

わずかな時間であったが、途中下車して良かった場所であった。

仙石線205系

野蒜駅に戻り、15:54発の仙石線あおば通行に乗る。

今日は朝から仙石東北ラインの列車ばかりに乗ってきたが、仙石線は東北エリア唯一の直流電化区間で、普通の電車は205系が走っている。今(2022年9月現在)やJR東日本ではここと鶴見線南武支線しか205系は走らなくなってしまい、貴重な区間になった。

この205系に乗車し、松島海岸までの未乗区間を制覇することにする。

東名から陸前大塚までの高台移転区間では、高架から下っていく中で裏松島の見事な景色とMT61外扇形のけたたましいモーター音を愉しむことができた。

途中までガラガラだった仙石線も、松島海岸からは観光客が乗り込み賑やかになる。

松島の景色を楽しみつつ、塩釜市内からは地元客も次々と乗り込んで近郊電車の雰囲気になり、16:52、あおば通駅に到着。

これでJRの移動は終了。宮城エリアの未乗区間を一掃できたとともに、海の幸を味わいながら、震災遺構を巡り、とても濃密な1日を過ごすことができ、我ながら良い出来栄えではなかったかなと思う。

八木山てっぺんひろば

帰りの新幹線まで少し時間があったので、仙台市営地下鉄東西線を乗りつぶすことにする。

片方の終点である八木山動物公園駅は、標高136mと日本の地下鉄駅としてはもっとも高い場所にある。といっても地下駅なのでホームからは何も見えないのだが、駅を降りて5階の展望台「八木山てっぺんひろば」からは仙台平野が一望できるという。せっかくなので行ってみた。

住宅地に面した駅なので、目の前にマンションや住宅が並び絶景と言うほどではないが、仙台平野の街並みを一望でき、なかなかな景色であった。夜に来たら夜景が綺麗そうだ。

はやぶさ112号で帰京

さて、あとはJREポイントの特典で帰るだけです。

仙台18:22発はやぶさ112号に乗車。

普段であればここで満席になるどころか指定席の確保もままならない時間であるが、それなりに混んでいたものの満席にはならなかった。これはまずいよね…。

仙台と言えばということで夕食に牛タンを食べる。ただ、牛タンもだいぶお高くなりましたな…。

東京には19:56に到着。充実した日帰り旅でした。

JREポイント半額キャンペーン、実に良かったです。また次回も出かけようと思います。

女川散策~ 風っこストーブ女川号/ JREポイント半額特典キャンペーンで行く東北(2) (2022年2月)

※2022年2月の記録です。

石巻線の女川行普通列車は、石巻を過ぎると万石浦をかすめる。静かな入江の景色が心落ち着く。

12:49、女川駅へ到着。

女川駅周辺は東日本大震災津波で壊滅的な被害を受け、移転の上新駅舎が建てられた。天気も回復し、のんびりとした空気が流れる女川だが、駅舎に併設された「女川温泉ゆぽっぽ」は、2021年2月と5月に起きた地震の影響で休業しており、未だ余震の続くエリアであることを実感する。

※女川温泉ゆぽっぽは2022年8月に営業再開しました。

シーパルピア女川と「おかせい」の海鮮丼

女川駅から道路を挟んで海側には、旧市街地を整備した商店街「シーパルピア女川」が広がる。

真新しい建物に趣向を凝らした店が集まり、車で来た人たちも含めて結構賑わっていた。復興の拠点としてはそれなりに成功しているのではないかと思う。今日はここでお昼としたい。

やっぱり港町ならば海鮮でしょうということで、「お魚いちば おかせいで「女川丼(1500円)」を食べる。いろんな海の幸が豪快にドンドンドンと載せられ、非常に美味しかった。さすが東北だけあるね。満足でした。

気仙沼発のコーヒーショップ「motherport coffee」で暖をとる。なかなか地方でこういうお店が少ない中、こういった活気あふれる商店街に出会うと嬉しくなるね。こういうところでワーケーションとかもよさそう。

旧女川交番

シーパルピア女川を出て更に先に進むと港に出る。

穏やかな冬の日差しを浴びた平和な日曜の風景であるが、11年前の震災の日、ここに津波が押し寄せ、女川の街は壊滅的な被害を受けた。ここにはその遺構が残されている。

旧女川交番である。

頑丈なはずのコンクリート製の交番がこんなあっさりとひっくり返ってしまうとは。恥ずかしながら震災の遺構を間近に見るのは震災から11年も経つのに初めてで、津波の恐ろしさを改めて実感する。

遺構を残すか否かはいろいろ意見はあるようだけど、あの時を忘れてはならぬという無言の教えを受けることができたのは貴重な経験になり、感謝である。

短い滞在ではあったが、海の幸を味わいながら震災の教訓を学ぶこともでき、充実した女川滞在になった。

風っこストーブ女川号

今日(2022年2月20日)と昨日の2日間だけ、ここ女川に「風っこストーブ」号が臨時列車としてやってくる。ちょうど普通列車の隙間を縫う時間に走ってくれ、女川の滞在時間を延ばすことができるありがたい設定になっていたので、帰りはこの列車に乗ることにした。

風っこストーブ女川号は、今や貴重な存在になりつつあるキハ48である。

車内にはストーブがあり、トロッコ風の座席が置かれているが、トロッコ風なので正直乗り心地は良くはない。4人掛けなので満席だと息苦しくなりそうだが、このご時世なので乗車率は半分ちょっとくらいとちょうど良いくらいだった。

ま、そのうち半分くらいはヲタ風な人だったけど…。

駅員の皆さんとゆるキャラたちに見送られ、14:16女川を出発。

行きのキハ110も快適だったけど、やっぱキハ48は風情があって良いね。トンネルに入ると白熱灯の明かりがともり、雰囲気が出る。

30分ちょっと乗って石巻へ。地元名物の黄金ごまゆべしのサービスもあったのでひとつ頂いた。

ただ、このあと風っこストーブ女川号は仙台まで行くのだが、仙台到着が16:49と、女川から2時間半もかかるというのはいくら臨時列車であっても遅すぎると思う。ストーブがついてるトロッコ風な車両というだけじゃ、正直飽きちゃう気がするな。そもそも運行日も、あちこちに走らせているとはいえたった2日間だけだし、一体どういう一般人をターゲットにしたかったのか、正直よくわからなかった。せっかくの貴重な国鉄気動車だし、もっとうまく走らせることはできるのでは…。

当の自分は石巻で下車。このあと未乗の仙石線に乗り換えます。

(つづく)

仙石東北ラインと柳津止まりの気仙沼線 / JREポイント半額特典キャンペーンで行く東北(1) (2022年2月)

※2022年2月の記録です。

2022年は東北・上越新幹線開業40周年をはじめ、各新幹線が節目となる年ということで、JR東日本が新幹線YEAR2022と銘打ったキャンペーンを展開している。

中でも目玉なのが、JRE POINT特典チケット」キャンペーンだ。

「JRE POINT特典チケット」キャンペーン|えきねっと(JR東日本)

通常の約半額のJREポイントで新幹線に乗れるというもので、これは非常にお得である。何より素晴らしいのは、このJREポイント特典チケットは指定席に空席があれば直前でも予約可能という、飛行機の特典航空券の席数の少なさと当日手配不可という不便さとは対極にある大盤振る舞いさにある。いずれ改悪されそうな気はしなくもないが、こんなお得なキャンペーン、使わないわけにはいかないだろうと思い、さっそく第1回目の2月に出かけることにした。

遠距離の方が得なので、本当は秋田に行って未乗の男鹿線にでも乗ろうと思ったのだが、今年は雪が多くて新幹線のダイヤが乱れる日も多く、トラぶって帰れないと仕事に影響するので、雪の影響が少なそうな宮城を攻めることにした。

ただ、この2月はまん延防止措置が展開され全く旅する雰囲気がなくなってしまい、せっかくのキャンペーンに水が差されてしまったのは残念の極みである。ま、自分はそんなこと気にせずに出かけましたが(苦笑)

はやぶさ5号で仙台へ

出発の日。早起きして東京駅へ行き、7:32発はやぶさ5号に乗る。

普段東北新幹線に乗るときは200円をケチって上野から乗る場合が多く、東京から乗るのは久しぶりだ(苦笑)

ガーラ湯沢あたりへ行くと思われるスキー客が多少いたが、日曜だというのに東京駅のホームは閑散としてたな。

JREポイント特典はチケットレスなのでスマホのキャプチャから。仙台まで通常は7940ポイント必要なのが3900ポイントで乗ることができる。1ポイント1円と考えれば、7940ポイントも結構お得だと思うが3900ポイントとなると無茶苦茶お得で素晴らしい限りだ。

はやぶさ5号は宇都宮を過ぎると時速320kmでぶっ飛ばす。途中福島県に入るとうっすらと雪が積もっていた。

しかし今日のはやぶさ5号はホント客が少ない。自分の号車の人数数えてみたら20人くらいしかいなかった。1両100人乗れるので2割しか乗ってない。今臨時列車が一切走ってない状況なのにこれってのは悲惨すぎるよね。

宮城県に入ると再び雪が見えなくなり、広瀬川を渡って9:04仙台着。東京からわずか1時間半ちょっと、仙台はホント近いな。

仙石東北ラインに乗り、高城町駅から松島駅

南東北エリアの在来線が乗り放題の小さな旅ホリデー・パスを買って在来線ホームへ行き、9:25発仙石東北ラインの石巻行に乗る。

仙石東北ラインに乗るのは初めて。この列車で未乗区間東北線仙石線の連絡線に乗ることにする。

塩釜を出て、松島が見えてきたころ、仙石線の線路が近づいてくると、一時停止の後、連絡線に入る。

これだけなのであるが、ちゃんと別線として営業キロが設定されている以上乗らねばならぬ。

仙石線に入ってほどなくして9:48、高城町駅に到着。

このまま乗れば石巻まで行けるのだが、仙石線の松島海岸から高城町までの未乗区間が浮いてしまうし、小牛田からの石巻線に乗れなくなってしまうので、歩いて東北線松島駅まで行くことにする。このあたりは未乗区間が散らばっているので効率よい乗り方は結構頭を悩ませた。

高城町駅松島駅は高城川を挟んで反対側にあり、歩いて15分ほどで乗り換えることができる。乗り換え時間が20分ちょっとしかなかったが余裕で間に合った。ちょっとした時刻表トリックみたいだね。

松島10:12発の普通電車に乗って小牛田へ。

柳津で途切れた気仙沼線

小牛田での接続は良く、10:40発の柳津行に乗り込む。前谷地から気仙沼線に直通するので乗りつぶしにも好都合だ。

かつては気仙沼まで延び、仙台から直通の快速列車も走っていた気仙沼線であるが、東日本大震災で柳津より先が津波により不通となり、BRTに代替されてしまった。

気仙沼線は一度乗ろう乗ろうと何度も計画立てていたのに結局乗れずじまいだったのが残念でならない。

大きな北上川を渡り、11:21柳津に到着。跨線橋に上ると、この先も線路が伸びているように見えるが、残念ながらここからはBRTである。

ホームを先に進めばBRT乗り場であり、あくまで鉄道の代替として体裁は整っているが、駅名票はガムテープで次の行先はふさがれたままだし、気仙沼方面が1本も載ってない状態で掲示されている時刻表が寂しさを感じてしまう。

BRTになりJR線ではなくなったので、JR全線完乗を目指す際にBRTに乗る必要はない。今日は時間の都合でここで折り返すが、いつかBRT気仙沼線にはぜひ乗り通したいものだ。

柳津11:30発の前谷地行に乗り、前谷地でわずか2分接続で石巻線女川行に乗り換える。今日はどの列車も接続が良くて会心の出来栄えだ。

ただ気仙沼線の客の少なさは非常に気になった。特に柳津行は数人しか乗っておらず、既に前谷地まで一部走っているBRTが完全に延伸され、気仙沼線が全線廃止になるのではないか、非常に心配である。

次は女川へ行きます。

(つづく)

新幹線ダイレクトパックで行く初春の京都 / 豊国神社~方広寺・真如堂~金戒光明寺(2021年3月)

※2021年3月の記録です。

2021年3月、所用に絡めて昨年12月以来3か月ぶりに京都へ出かけた。

当時はようやく京都の緊急事態宣言が2月末に解除されたばかりで、まだ旅行者は来るなな雰囲気がぷんぷんしていたが、所用はずらせないので気にせず行くことにした。

この前の第七波ですら未だに旅行に対する圧力を感じてしまうが、もういい加減にしてほしいところだ(まあ、結局気にせず出かけてるんだけど…)

新幹線ダイレクトパックのメリット・デメリット

所用とは言え私用なので、安く行く必要があるが、GoToトラベルが事業停止してしまったので、違う手段を探す必要がある。今回は、JR東海ツアーズの新幹線ダイレクトパックを使うことにした。

新幹線ダイレクトパック|新幹線のお得なツアーはJR東海ツアーズ

ネットで手配し、指定席券売機引き取りで店舗来店不要、直前でも比較的安く手配可能というなかなかお得かつ便利なプランで、閑散期だったこともあり京都往復1泊で2万2千円程度と普通に新幹線を往復するよりも安く手配できた。

加えてこのプランの良いところは乗り遅れても後続の自由席に乗れることである。ずらし旅などは乗り遅れたら乗車券を含め全て無効になってしまうのだが、このプランだとその心配がなく気が楽なのはありがたい。

ということで、出発の日。東京7:00発のぞみ203号に乗る。

が、乗ってみてびっくり。自分の区画だけびっしり満席なのである。

事前にぷらっとこだまなどJR東海ツアーズの企画商品は一定区画に詰めるらしいという話は聞いていたので、さすがにB席には人は来ないだろうと思って3人掛け窓側のA席を選んでいたのだが、B・C席に2人客が割り当てられていて隣席に人が来た。これにはまいった。

結局、京都までの2時間15分、3人掛け窓側に軟禁状態…実にしんどかった。コロナ禍だというのにこの売り方は正直ないわ。

ということで、新幹線ダイレクトパックはこのトラウマが響いてこれ以降一度も使ってないです…。乗り遅れて自由席を使うことを前提に利用するという割り切りもあるかもだけど、最初から自由席というのはそれはそれで落ち着かないし。

9:15京都着。今回は京都までの道のりが実に長かったです…。

京都は緊急事態宣言が解除され人はそれなりにいた。この後再度緊急事態宣言が出て人がいなくなることになるのだが。

豊国神社・方広寺

所用までにちょっと観光ということで、市バスに乗って博物館三十三間堂前で下車。

向かった先は豊国神社である。

名前の通り豊臣秀吉を祀る神社である。

ここの見どころななんといっても国宝の唐門。伏見城の城門を移築したとされる豪華絢爛な門は見事だ。

境内には早咲きの蜂須賀桜が咲き乱れ、ほんのりピンクの花びらが綺麗だった。唐門と一緒にパチリ。厳しい冬ももうすぐ終わりだね。

さて、続いては隣の方広寺へ。ここは緊急事態宣言で開催が遅れていた京の冬の旅の特別公開がされていたぜひともと思ってやってきた。

インターネット予約優先だったので事前予約をしておいたが、住所を書く欄があり、東京からと書いたらぶぶ漬け攻撃でもあうのかと思ってちょっと?心配していたが特に何もなく本堂へ。

かつてここにあった大仏を10分の1サイズで再現した盧舎那仏坐像や、巨大な龍の掛け軸、神龍図などを拝観するが、写真撮れないので記録なし。京都の寺社は大概内部の写真撮影ができないが、今(2022年9月)、思い出そうとしても早くも記憶が薄れているので写真くらい撮らせてほしいものだ。早くブログ書けってことなんだろうけど。

写真が撮れるのはこちらの梵鐘。実は頼めば普段からでも入れるらしいが、特別公開中は係員がいて内部に入ることができる。

この梵鐘を有名にしているのが、大坂冬の陣のきっかけとなったとされる「国家安康」「君臣豊楽」の文字。しかし、家康のいちゃもんもひどいもんだよね。

これに対して、梵鐘の中に、淀君の亡霊が書かれているということで梵鐘の中に入って係員がライトを照らす先を見ると…うーん、なるほどね。言われてみればそう見えるな。

「国家安康」「君臣豊楽」は白く囲われており梵鐘の外からでも見れるが、この淀君の亡霊は梵鐘の中に入らないと見れないので、ちょっと得した気分。

また天井には、極楽浄土に住むとされている下半身が鳥、上半身が人間の形をした迦陵嚬伽の絵が描かれている。繊細な絵柄にしばし見とれる。

梵鐘に残されている大仏殿の遺物と、大仏殿の跡地。ここに大仏があった頃の京都を見てみたかったな。

豊国神社や方広寺はさすがに京都初めての人向けではない気はするが、京都駅からそう遠くはないし、三十三間堂あたりに行ったついでに見て回るにはお勧めの場所ではないかと思う。

ベッセルホテルカンパーナ京都五条に宿泊

今回宿泊したのはいつものベッセルホテルカンパーナ京都五条である。

ベッセルホテルカンパーナ京都五条|サウナ付大浴場(京都1号店)|公式サイト・最安値

客が少ないようで、今回もスタンダードツインルームへアップグレードされた。

おばんざいをはじめ種類豊富な朝食を堪能。朝から幸せだね。

ベッセルホテルカンパーナ京都五条はこの時既に4度目、この後も3回宿泊している定宿なので、宿泊記録は他の記事をご覧くださいませ。

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真如堂の特別拝観

2日目。東京に帰る前に少し観光をと思い、ホテルをチェックアウトして市バスに乗り、毎年3月に大涅槃図の特別公開がある真如堂へ向かった。

真正極楽寺 真如堂

真如堂前バス停を降り、山道を歩いていく。東参道から入る形になるので、裏口から入る感じになるのがちょっと微妙だが、地元感漂う小路を歩くのは悪くはない。

境内に入ると視界が広がり、本堂や三重塔を眺める。秋は紅葉の名所として賑わう境内であるが、初春、そして今日は平日ということもあって人がほとんどいなかった。

本堂に入り、本堂奥の有料エリアで大涅槃図を眺める。お釈迦様が北枕に横たわる最期をモチーフとした大きな図である。北枕は別に不吉な方角ではない、というのを、ここで初めて知った。

しかし、写真が撮れないのがなんとも…。

写真が撮れるのは庭園だけ。「涅槃の庭」「随縁の庭」という趣の異なる2つの庭を見ることができる。

「涅槃の庭」は東山を借景にインドのガンジス河をイメージしたという枯山水がゆったりとした気分にさせてくれる。よく見ると、2枚目の写真の奥には大文字山が写ってますね。

「随縁の庭」は、三井家の家紋である四つ目の家紋をモチーフにした枯山水だそうだ。ずいぶんモダンな感じがするが、それもそのはず、この庭ができたのは2010年とつい最近である。ついでに言えば「涅槃の庭」も1988年に作られたものだ。

まあ、古ければ良いってわけでも決してないのだが、写真撮れるのがこれだけってのはなんだかなぁと思ってしまう。

大涅槃図は見事だったし、満足な訪問ではあったが、何度も拝観するところではないかな。紅葉だけなら境内を歩けば十分だし。

金戒光明寺

続いてすぐ隣の金戒光明寺へ…なのだが、すぐ隣なはずなのに変な道に迷い込んでしまい、少し時間を取られてしまった。

浄土宗大本山・くろ谷 金戒光明寺

くろ谷さんとして地元の人たちに親しまれている有名な寺であるが、恥ずかしながらここに来るまでその存在自体を知らず、突如として出てきた御影堂や山門の大きさにとにかく驚く。いや、良いところに来た。

御影堂から山門の方を臨むと京都の市街地を一望できる。本当は三重塔からの方がより眺めが良いらしいのだが、真如堂からの小路を間違えて行く時間が無くなってしまったので、これは次回の宿題にしたいと思う。

真如堂の紅葉や金戒光明寺の三重塔は2021年12月に見に行きました。

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金戒光明寺の新名所?手水舎のアヒル。ちょうど自分が来た時にこのアヒルが集まりはじめたみたいで、以下の記事にもなってました。

j-town.net

のぞみ自由席で帰京

京都駅に戻り、10:30発のぞみ220号に乗車。

この日は平日だったので、会社の用件があっても良いように早めの新幹線を予約してたのだが、行きの燦燦たる状況も踏まえ1時間遅れの自由席を使うことにした。

のぞみ220号は新大阪始発だったので終始ガラガラだったのが、1本前ののぞみ8号は窓側は埋まっているように見えたし、コロナ禍だったからこうだったけど普段だと京都から窓側席座れるかは運しだいになってしまうので、自由席を使えるからといって安易にずらすのが良いのかは考え物だ。

この日は結局午後から会議が入ってしまったので、パソコンを立ち上げてリモートワークをする。飛行機でもWi-Fiは入るようにはなったけど、パソコンで仕事をするにはさすがに力不足。新幹線のほうが確実だ。

12:45東京着。会社へ向かうことにしましょうか。

所用絡みであまりあちこちは行かなかった京都であるが、この時期はとにかく人が少ないのが良かった。また行きたいものです。