たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

ANAホリデイ・イン札幌すすきのに宿泊 / 2024.02 札幌・青森出張(1)

珍しく札幌へ出張へ行く用ができた。札幌へ仕事で行くのは2021年8月以来2年半ぶりで久々だ。しかも今回は現地で2泊する。

となると食事の美味しいホテルに泊まるたいものだ。2021年の出張ではコロナ禍で宿泊客が少なかったこともあり、ベッセルホテルカンパーナすすきのを筆頭に、ベッセルイン札幌中島公園、ドーミーインPREMIUN札幌に安く泊まることができ、海鮮丼を筆頭に美味しい朝食を食べてきた。

www.tamazo-diary.net

www.tamazo-diary.net

www.tamazo-diary.net

のだが、コロナ禍後の宿泊料金高騰でこれらのホテルは会社規定金額を超えたのか、サイトで調べても出てこなかった…無念。

なので、我ながら何という選定基準なのかと思ってしまったが、出てきた候補の中から海鮮丼が食べれそうなホテルとして今回はANAホリデイ・イン札幌すすきのに宿泊することにした(苦笑)

ANAホリデイ・イン札幌すすきの

外観・ロビー

ANAホリディイン札幌すすきのはすすきの交差点に面するニッカビルの裏手にある。もともと1975年に建てられた老舗のホテルを2014年にリブランドしたそうだ。

表通りはロードヒーティングで除雪されていたが、一歩裏通りに入ると車道も歩道も雪が深く積もっていた。歩きづらいがこれぞ札幌と嬉しくなる。

ホリディインらしいシンプルなロビーでチェックイン。ホリディインなのでインバウンドの方が多いかと思ったのだがここは見た感じ自分と同じ出張者の方が多かった。

スタンダード・ダブルルーム

今回は4階のダブルルームに2泊した。

部屋の広さは18平方メートルと結構広く、1人宿泊には十分な広さ。ありがたかったのはクローゼットの広さ。冬場は着るものが多いので重宝した。

ベッドサイズは160cmと広々。躯体自体は古さを感じさせるところもあるが、家具や調度品は最新のものが整えられており非常に快適だった。枕元にもちゃんとコンセントがついているのが現代風で便利。

机は大きく仕事もしやすかった。テレビはさすがにYouTubeは見れなかったけど、大きくて十分。

バストイレはユニットバスでここだけは古さを隠せなかったが、まあこればっかりはしょうがない。お湯の出は良かったので仕事の疲れをゆったり癒すことができた。

オールデイ・ダイニング・Veldeの朝食

さて今回吟味に吟味を重ねた?朝食である。朝食は2階のオールデイダイニングVelde(ヴェルデ)で朝6時半から食べられる。

ポップなカラーの座席が印象的である。満室ではなかったからなのか混むこともなくゆったりと食事をとることができた。

ここの特徴はライブキッチンコーナーだったらしいのだが今は休止中。その代わりに玉子料理などが並び品数は豊富。

スープカレーやザンギ、じゃかバターなど北海道のグルメが並ぶ。品数は一度には全部食べ切れないくらい豊富だった。

そして海鮮コーナー。セルフで海鮮丼も作ることができる。まあスーパーで売ってそうな食材が並んでいるだけだったけど、海鮮丼を食べられるホテルはなかなかこのランクのホテルでは少なく、貴重な存在でありがたい限りだ。

そんなわけで2日間の朝食。かなりメニューが入れ替わっていたので連泊者にも嬉しく、ここは非常に評価できる。2日目ではベッセルホテルやドーミーインでも見たことがなかったラーメンまで食べることができた。朝だけで札幌グルメほぼ制覇である。

ただ逆にスープカレーとかは2日目には出ておらず、1泊だけだと食べられない味覚が出てきそうだ。ここはなかなか難しいね。

ANAホリデイ・イン札幌すすきののまとめ

このホテル、古さを感じさせないインテリアなどホリデイインらしくレベルが高いうえに、平日だったからかすすきののど真ん中という交通至便な場所なのに1泊7500円くらいで宿泊でき、非常にコストパフォーマンスが高かった。まあ札幌のホテルはどこもレベルが高いので、泊まれるならベッセルホテルやドーミーインに泊まりたいけど、予算の関係で難しければここは非常に有力な宿泊候補になりそうだ。

あと出張だと懇親会の開催場所がだいたいすすきの界隈なので、その点でもすぐに戻れるのがありがたかったかな。

しかし、大通公園や時計台も徒歩圏内なので、懇親会後に散策しながら帰ったけど、札幌の街を歩く観光客は見事にインバウンドばかりだった。日本人は地元の人と出張者しか見かけなかった気がする。日本はこれから一体どうなっちゃうんだろう…。

 

NH218便ビジネスクラスでミュンヘンから帰国、そしてエクストリーム出社 / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(8・終)

ドイツからの帰りはミュンヘン10:15発NH218便である。

コロナ前は現地夜発だったANAミュンヘン線であるが、現在は現地午前発になっている。なので翌朝エクストリーム出社が可能になったわけであるが、いかんせんミュンヘン10:15発だと朝現地では空港へ移動するだけになってしまうので、ちょっと勿体ない気がするな…。

ミュンヘン空港ルフトハンザ航空セネターラウンジ

ET420型を追っかけた後、S8でFlughafen Münchenにちょうど2時間前の8:15到着。ミュンヘン空港は21年前にSバーンで来たことはあり、また14年前にブダペストへの乗り継ぎで使ったが、ドイツからの出国で利用するのは初めてだ。

www.tamazo-diary.net

Sバーンの駅はターミナル1の地下にあるが、NH218便はターミナル2なので移動。ターミナル間は大屋根に覆われた広場で繋がっていて移動は便利。

ANAのカウンターで搭乗券だけ発券してもらい、保安検査場を通じてシェンゲン協定内の制限エリアへ、続いて出国審査を受ける。出国審査は多少並んでいたが10分ほどで通過。出国時は何も聞かれなかった。ここまで非常にスムーズな流れで、ミュンヘン空港なかなか使い勝手が良さそうだ。

ルフトハンザドイツ航空セネターラウンジへ向かうとしよう。

セネターラウンジはそれほど広くはなかったが、ルフトハンザらしいスタイリッシュなインテリア。NH218便のほか、2時間後にLH714便も飛んでいるので日本人の姿も多かったが、席には十分余裕があった。

食べ物はそれほどメニューは多くはなかったが、必要十分。これまで何故かルフトハンザのラウンジではソーセージに縁がなかったのだが、ここではニュルンベルガーソーセージがあった。これは嬉しい。

朝ごはんを食べてこなかったのでここでドイツ最後の食事をとる。ラウンジ入れるのは本当に便利だな。

NH218便のビジネスクラスに搭乗

H31番ゲートへ向かい、NH218便に搭乗。今日の機材はB787-9・JA928A号機。行きのNH203便と同じB787-9である。

帰りはありがたいことにビジネスクラスである。ANAビジネスクラス席に乗るのはインドネシアに行ったとき以来5年ぶり、ANAビジネススタッガード(ANA BUSINESS STAGGERED)に座るのは前回のドイツ以来6年ぶり3回目だ。

www.ana.co.jp

座席は前回のドイツ帰りのNH210便と全く同じ7A。本当は違うところに座りたかったのだが予約した時点で窓側がここしか空いてなかった。なので細かな座席の紹介は6年前のブログを参照ください。

www.tamazo-diary.net

www.tamazo-diary.net

CAさんの挨拶を受けてコートを預ける。ああ、ビジネスクラス席は人権を感じるわ(苦笑)

スタッガードに乗るのも3回目となると、最初の感動は遠のき、隣席の気配などがやけに気になったりはするけれど、まあそれは贅沢な話だ。

今日のNH218便のビジネスクラスはほぼ満席。みんなよく高い金払って乗るなぁ。特典航空券でしか乗れない自分としては羨ましい。

オレンジジュースのウェルカムドリンクを頂き、あとは離陸を待つばかり…と思ってたのだが、荷物積み込みに時間を要しているということで出発が遅れるようだ。普段であれば夕方に日本に戻ってそのまま家に帰るだけだったのだが、今回はこの後会社なのでちょっと心配になる。さらに明日、用ができて結局在宅勤務にできなかったので、一度家に帰れるかがちょっと怪しくなってきた。まあ、社員証とパソコン持ってきたのでそのまま出社はできるのだけど…。

結局プッシュバックを開始したのは25分ほど遅れた10:41であった。10:50にミュンヘン空港を離陸。

ドイツらしい平野が眼下に広がっていく。さよならドイツ。次に来るのはいつになるか…。

NH218便ビジネスクラス機内食(洋食)

NH218便は普段であればロシア上空を通過するので北上するのだが、今回はアジア大陸を横断するルートを通るので東へ向かう。このためヨーロッパの中では南東部に位置するミュンヘンから出発するNH218便はヨーロッパから日本へ向かう便としては飛行時間が一番短い。といっても12時間以上はかかるのだけど。

ウィーン付近で機内サービスが始まる。ウィーン、あるいはブダペストの街並みでも見れないかなと思ったのだが、ちょうどそのあたりだけ雲がかかっていて見れなかった。残念。

機内食は事前に洋食を指定してある。普段だと夜中のサービスで眠くて途中で寝てしまうのだが、今日はランチなので最後までゆっくり楽しめそうだ。

アミューズ

・フォアグラカナッペ
・ニソワーズサラダ

酒飲みでないのでいつも全く美味しいと思えなかったアミューズだが、今回はまあ普通に美味しかった。

■アペタイザー

・サーモンとキヌアのサラダ アボカドソース
・3種のブレッドをバターとオリーブオイルとともに

もうちょっと野菜が多いとなお良かったのだけど、サーモンはフレッシュで美味しかった。

■メインディッシュ

・ 牛フィレ肉のソテー カフェ・ド・パリのニョッキと野菜のソテー添え [404 kcal]

牛フィレ肉のソテーは絶妙な焼き加減と柔らかさで美味しかった。久々に美味しい機内食を食べた気がする。一方でニョッキは何の味もしなくて、量も多くてちょっとイマイチだったかなぁ。

あと、昔は大皿に載せて提供してくれたのだが、今は長距離線でも小さな皿になってしまったので、なんとなく高級感がなくなった気がするかな…。まあ、特典航空券で乗る人間に高級感だなんだってANAも言われたくはないだろうけど。

■デザート

・フルーツ

ここまで2時間弱。今回は無事コーヒーまでたどり着きました。ごちそうさまでした。

NH218便はちょうどトルコ上空を飛んでいた。このあたりはもちろん行ったことがない。まだまだ行ったことがないところばかり。残り人生でどこまで巡ることができるだろうか…。

ところで、ANAの3Dスカイマップ、これまで使いづらい2Dに戻せと毎度毎度書いていたのだが、「トータルルート」の縮尺を変えることによって、ある程度2Dと同じ感覚の画面を出すことができることを、隣に座っていたおっさんの画面を盗み見て初めて知った。おっさん、やるな(苦笑)

ドイツ時間では13時過ぎ、もちろん寝るには早い時間なのだが、日本時間では21時過ぎなので、明日に備えて座席をフラットにして寝ることにしましょうか…。

中央アジア上空で軽食

目が覚めると3時間ほど経った頃か。カザフスタンの上空を飛んでいるようだ。もうちょっと寝たかと思っていたのだが思ったよりも進んでない。ただ目覚めてしまったので、あまりおなかは空いてなかったがちょっと食事を注文。

一風堂 プラントベース ラーメン ~プラとん(Pla-Ton)~ 」である。ANAビジネスクラスで提供される一風堂のラーメンは毎度楽しみにしていたのだが、2022年12月より提供を開始した動物由来の食材を一切利用しないラーメンにリニューアルされた。

一風堂のプラントベースラーメンが機内食に新登場!|プレスリリース|ANAグループ企業情報

食べてみると、本当にトンコツ使ってないのってくらいな味わいが美味しかったけど、やっぱ2015年に一番最初に食べた一風堂の味わいには及ばないかな…まあ思い出補正もあるんだろうけど。

www.tamazo-diary.net

アイスクリームとオレンジジュースも頂く。ごちそうさまでした。

さてここからもうひと眠りと思ったのだが、なかなか寝付けられない。ビジネスクラスのフラットシートだともっとぐっすり寝れた記憶があるのだが、年のせいなのか、午前出発便だからか、うとうとしただけだった。翌朝が辛いな…。

仕方がないので音楽を子守唄にして寝るか…と思ってリストを見てちょっと気になったこと。このエンヤのアルバム、本来であれば18曲入っているはずなのに7曲しか聞けないのである。昔はアルバム全部聞けた気がするのだが、ANA国際線の音楽はいつからこんなケチるようになったんだろう…?

到着前の朝食(洋食)

北京を過ぎたあたりで機内が明るくなった。あと2時間半ほどで日本である。行きよりも所要時間が短いこともあるが、やっぱりビジネスクラスだとあっという間だな…。

朝食はオーダーがくるまで悩みに悩んだのだが、洋食にした。

・メインディッシュ
 野菜とチェダーチーズのフリッタータ [335 kcal]
・ブレッド
 2種のブレッドをバターとともに
・フルーツ

うーん、まあ、想定通りの味で美味しかったけど、もうちょっとボリュームがあるとなお良かったかな…アラカルトで何か頼めば良かったかも。

朝の富士山を眺めながら羽田空港

さて、韓国上空から日本を縦断して太平洋へ。いよいよ羽田空港です。

と、ずっと真っ暗だったシェードを明るくさせてみると…

ああ、富士山ですよ…!

このルートだと左窓に富士山が見えるのね。日本人にとってこの光景は本当に嬉しかった。右窓は右窓で日の出が見えるのだけど眩しいので、現在の欧州線だったら座席は左側一択だな。

この日は北風が強くなかったからか、千葉県上空をぐるっと回ってB滑走路への着陸だった。千葉の見慣れた景色が見れたのは良かったけど、到着時間が気になるところ。

結局羽田空港第2ターミナル到着は定刻6:55よりも若干遅れた7:05だった。帰ってきちゃいました…。色々言いましたが、やっぱりビジネスクラスは快適でした。また乗りたい。

羽田空港第2ターミナル・シャワールームを利用

大急ぎで入国審査、税関検査を受ける。ちょうどシドニーからの到着便と重なり、税関で多少待たされるが、7:14に到着口に出ることができた。

若干時間があったので、羽田空港でシャワーを浴びて7:40発の高速バスで家帰って出社できるかも…と思って、地下1階のTIATシャワールームへ向かう。

tokyo-haneda.com

ここはANAの上級会員およびビジネスクラス利用者は無料でシャワーを浴びることができる。

が、なんとしたことか満室であった。2人待ちで30分は待つらしい。うーん、ANAの2タミ到着便なんかたかが知れてるのに何で満室なのか?と思うが、せっかくきたので自宅へ帰るのは諦めることにしてここでシャワーを浴びることにした。エクストリーム出社確定である…泣

部屋は結構広かった。シャワー室は質素な造りだったけど清潔で、汗を流すだけだったらこれで十分。旅の疲れを癒すことができた。

羽田空港第2ターミナル駅から東京モノレールに乗る。今日の目的地は新宿の先なので京急のほうが便利なのだが、この時間急行しか走っておらず遅いし、モノレールにしたほうがちょっとでも旅気分が味わえるかと思いモノレールにしたのだがこれが大正解。浜松町から乗り換えた山手線に田町で座れたが、品川から大混雑になっていたので、京急に乗ってたら大変なことになってたところだった。

しかし羽田空港から東京の西側へ行くのは不便だなぁ。東側の方が成田に行くにも羽田に行くにも絶対便利だと思うのに、なんでみんな西側に住むのだろう。

ドイツ1泊4日弾丸旅行記のまとめ

6年ぶりのドイツ、思いつくままに行って本当に良かった。特に4月18日からのANAビジネスクラス特典航空券のマイル数改訂後だと下手するとマイルが足らず行けなくなるところだったので、思いついたが吉日、というのは本当に大事だと思う。

www.ana.co.jp

マイルがすっからかんになってしまったのでしばらく行くことはないだろうけど、次行くときは今度こそ何日か休んでベルリンとかドレスデンとか旧東ドイツエリアに行きたいものだ。そうすると次はX年後?の退職祝いか…泣

(おわり)

 

懐かしさ満載!ミュンヘンで今も活躍するET420と再会 / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(7)

さて今回のドイツ旅のある意味メインである?ET420型である。

ET420型を追い求めてミュンヘン

西ドイツ国鉄420形電車 - Wikipedia

ET420型(BR420)の詳細は上記ウィキペディアにあるとおり、1969年に登場し、ミュンヘン、フランクフルト、シュトゥットガルトSバーンを中心として活躍して来た車両である。

当時のドイツにしては珍しい電車で、湘南電車を彷彿とさせる全面2枚窓、4ドア車両と日本を走る近郊型電車っぽさを感じるこのET420型、1999年、最初にドイツに来てフランクフルト空港駅で遭遇していらい一目で気に入り、とても思い入れのある車両である。

しかし老朽化で後継のET423型やET430型に置き換えられ、前回2018年に乗りに行ったデュッセルドルフからも撤退したはずでもはや風前の灯火なはずだったのだが、2024年現在もケルンとミュンヘンで後期型が活躍している。特に2004年に一度完全に撤退したはずのミュンヘンで今なお活躍しているのは貴重で、今回ぜひ見て乗りたいと思っていた。

ただミュンヘンSバーンは放射状に路線が伸びているので、中心部にすべての系統が集まるのでミュンヘン中央駅で待ってれば良い一方、運用数が少ないと戻ってくるまでだいぶ時間をロスするという可能性がある。ところが、なんとET420 OnlineというサイトでミュンヘンのET420型運用が時刻表にまとまっていた

ET420 Online :: Titelseite

こちらを参考に、ミュンヘンの観光をしつつ、合間に乗りに行く計画を立てた。

Hauptbahnhofで6年ぶりにET420型に遭遇

www.tamazo-diary.net

ということでアウグスブルクからミュンヘンへ移動後、外にも出ずにまっすぐ地下のSバーンホームへ…。

さて、ET420型を待ち構えることにしよう。

が…

が、ET420 Onlineに載っていた運用なのにやってきたのはET423型。うーむ。

この時間、ET420 Onlineによると5~6本はやってくることになっていたのだが、全然来ない。うーん今日は日曜だし走ってないのか…?と思ったその時。

ET420型がやってきましたよ!ET420型に遭遇するのは2018年以来6年ぶり、ミュンヘンでET420型を見たのは2001年以来なので23年ぶり!また見れるなんて夢みたいだ。

www.tamazo-diary.net

しばらく見た感じ、この日は少なくとも2本が運用に入っていた。ET420 Onlineの時刻表は運用に入る可能性のあるだけなのかもしれない。2本とはいえ入っているだけでもありがたい話だ。

ET420型を追いかけて行ったり来たり

ということで運用もだいたいわかったので、ET420型が郊外を往復するまでの間にミュンヘン観光をして、あとは全系統が集まる地下区間を中心に1日乗車券を買ってひたすら行ったり来たりしました笑

www.tamazo-diary.net

Laim

西側のLaimから乗り鉄。あの特徴的な釣り掛けモーター音をまた聞けるのは嬉しい限り。

現在活躍しているET420型はプラグドアが使われている後期型で、室内はリニューアルされ、車内外の案内はLED化されるなど、後継のET423型と比較してもそん色ないレベルには仕上がっている。ただ相変わらず冷房はないので、今の季節は何ら問題はないが夏は暑そうだ。

Ostbahnhof

東の拠点Ostbahnhofはホームも多いので形式写真が撮りやすい。またS3とS7はここで向きが変わるので、1つの列車で到着、出発を同じ場所で捕まえることができるのもありがたい。

Pasing

夜はOstbahnhofから西の拠点、Pasingまで乗り鉄。地下区間はスピードがそんなに出ないが、さすがにこのあたりまで来ると結構スピードを出してくれる。このまま終点まで行きたかったくらいだが、さすがに夜郊外まで行くともどってくるの大変なので自重。

平日朝ラッシュのET420型の活躍

翌12日は日本では祝日であるがドイツでは平日。昨日と違って、朝ラッシュ時は結構ET420型が運用に入っていた。本来の通勤輸送に使われるET420型、格好良かったな。

Karlplatz

Marienplatz

Ostbahnhof

Ostbahnhofは形式写真を撮るのは都合が良いのだが、複数のホームからSバーンが出るので階段を行ったり来たり、忙しかった。というか、昔もそんなことしてたな。20年以上経っても全く成長していない…苦笑

ET420 Forever!

まさか2024年の今、ミュンヘンのど真ん中を行き交うET420型を見れるとは思わなかった。大枚はたいてドイツへ来て本当に良かったです。まあET423型の後継車両も発表されたようなので、次回(数年後?)はさすがにもう生き残ってる可能性は低いだろうけど、また次回も走ってたら嬉しいな。

動画にもまとめました。ぜひご覧ください。

さて、主たる目的も達成?されたので、日本へ帰るとしますか…泣

 

ホテルアムバ ミュンヘンに宿泊 / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(6)

今回はミュンヘンに1泊する。ドイツでホテルに泊まるのはなんと2005年以来!だ。

宿泊するのはホテルアムバ(Hotel Amba)である。

Hotel München Zentrum | Hotel Amba

翌日朝早くには出てしまうので、交通の便が良くて安いホテルということで選んでみた。値段はなんと7000円ほどと日本のビジネスホテルとそう変わらなかったのだが、果たしてどんなホテルなのか。

外観・ロビー

ホテルアムバはミュンヘン中央駅の北側の道路に面しており、中央駅の正面からは徒歩5分ほどというところだが、すぐ近くにはSバーンの地下入口があるし、ホテルの目の前にも中央駅の入口があったりする。といってもここは27-36番線ホームには近いだけの裏口的な入口だがそれでも便利だ。また、ミュンヘン空港行のルフトハンザエアポートバスがホテルの前から出発するので、空港に行く場合にも便利だ。

ミュンヘン中央駅周辺は治安がそれほど良くないと聞いていたのだが、少なくとも北側はバスが発着していることもあり、そんなことは全く感じなかった。

こじんまりとしたフロントでチェックイン。フロントのおじさんは片言の日本語で出迎えてくれて嬉しい。卒業旅行のシーズンなので日本人の旅行者も多いのかもしれない。

1階には小ぎれいなロビースペースが備わっている。なかなか良い感じじゃないですかね。

狭い狭いシングルルーム

4階の部屋がアサインされたのでエレベーターで向かいます。

ヨーロッパでたまに見かけるドア付のエレベーターで部屋に入ると…。

おおっ、これは狭いな。日本の狭めなシングルルームと言った感じで、ドイツでこんな狭い部屋を見かけるとは思わなかった。中でもベッドの幅の狭さはB寝台並みである。

ただまあ日本の安ビジホに泊まってるようなものだし、値段相応と言えば言える。狭い以外は必要最低限な装備は揃っている。ネットもそこそこ速かった。一方でテレビがアナログ?で映りが全く悪かったのだが、今のご時世テレビはほとんど見ないので、まあ問題なし。

トイレや洗面所は部屋の中にあり、バスはもちろんなくてシャワーのみだった。シャワー室の作りがチャちくて水が部屋に染み出すのには少し閉口したが、温かいお湯が勢いよく出てきて旅の疲れは十分癒された。一点、アメニティが何もなかったのが残念だが、まあこれはヨーロッパだからだという気もする。

フロアプランを見ると、この部屋はとりわけ狭いようです…。

建物ビューではあったが、窓の外が見れたのは良かった。

日曜は基本レストランもそんなに開いてないので、ミュンヘン中央駅地下のスーパーEdeka Ernstやコンコースのパン屋さんなどで買い込んだ食べ物で夕食。こんな夕食、卒業旅行以来だが、それはそれで懐かしい味だ。

Edeka Ernst | Wir lieben Lebensmittel

日曜開いているスーパーはここEdekaくらいしかないのですごく混んでいた。ここで家族のお土産などを買い込む。日本人の学生と思われる人たちも沢山いた。円安の折のヨーロッパ旅行はいろいろ大変だと思うが、見分を広げてほしいところだ。

ホテルアムバのまとめ

特に狭さはびっくりなホテルだったが、サービスは決して悪くはなく、交通の便も良く、とにかく安く泊まることができたのでまずは良かった。安く泊まるのであればここはおすすめだと思う。今回は素泊まりだったので食べてないが、朝食も結構しっかりしていて美味しいらしい。

ただ気になったのが、エアコンがなさそうだったところ。冬だったので結構寒かったし、夏は逆に暑いのではないかという気がする。特に冬は風邪をひかないように部屋着をちゃんと用意した方が良さそうだ。

 

20年ぶりのミュンヘン市内観光 / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(5)

の続き。

ミュンヘンの街歩きは2004年以来20年ぶり。まずは市の中心部マリエン広場へ向かうとしよう。

ペーター教会からミュンヘン旧市街の絶景を愉しむ

マリエン広場に出ると、堂々たる新市庁舎が出迎えてくれる。ミュンヘンと言えばこの新市庁舎。変わらぬ姿が懐かしい。

マリエン広場もイベントが開かれていて多くの人で賑わっていた。日曜なのでシーンとしてるのかと思ったが、賑わっていて楽しい。

さて今回最初にめざしたのはこのマリエン広場の南側に位置するペーター教会である。

Turmbesteigung „Alter Peter" - Stadtpfarrei St. Peter, Alter Peter, München

ミュンヘン最古の教会と言われるペーター教会であるが、高さ91mの塔の上から、新市庁舎やフラウエン教会といったミュンヘンのシンボル的な建物を一望できるスポットで、ガイドブックなどでは必ず紹介されている。

自分は2004年にフラウエン教会の上に登って市庁舎を眺めたことがあるのだが、なぜかこのペーター教会が未訪だったので、今回是非訪れたいと思っていた。

4travel.jp

5ユーロを払い塔内に入る。塔の上に行くには階段を登らないといけないのだが、これが結構きつい。特にアウグスブルクで歩き回った後なのでかなり辛かった。フラウエン教会はエレベーターで昇れるので、だから20年前そっちに行ったのかもしれないが、眺めも全くないのでとにかくきつかったな…。

なんとか14階の塔の上へ。お疲れ様でした…。さて、ここからの眺めは…。

おお、これですよこれ。ミュンヘンらしい景色を一望できて大満足である。願わくば天気が晴れてればなお良かったのだけど、まあこればっかりは仕方がない。

ミュンヘンの市内を360度大パノラマで堪能できる。さすがにバイエルンアルプスの山々までは見えなかったが、満足です。

市庁舎やフラウエン教会の方角をパノラマで撮ってみました。いやあ、良いですね。ここはなかなか体力を使うけど、超おすすめです。

せっかくなのでペーター教会の中も見学。賑やかな広場から一点、厳粛な空間が広がっていた。

マリエン広場へ戻り、ノイハウザー通りをぶらぶら。カールス広場でもイベントが開かれていて、出店やアトラクションも多く出ていて大賑わいだった。そういえばこの週末、ドイツはカーニバルが開かれているはずで、この賑わいはその関連イベントなのかもしれない。これはこれで良い時期に来たな。

せっかくなのでフラウエン教会も再訪。入口にある悪魔の足跡も改めて眺めるが、うーん。これ、きっと誰か作業者の足跡としか思えんな…。

レジデンツに初訪問

続いては、レジデンツへ向かう。

Bavarian Palace Administration | Munich Residence | Overview

ミュンヘンの観光地としてまずあげられるレジデンツだが、自分は以前ミュンヘンに来たときはドイツ博物館に行ったので、実はレジデンツにはまだ行ったことがなかった。まるでお上りさん状態だが、ドイツ13回目にして、初のレジデンツ訪問である。

新市庁舎の奥の立派な建物から中に入る。ここはさすがに日本人があちこちいたな。

レジデンツといえばまずはアンティークヴァリウムだろう。大きくて広い!

ルネサンス様式の丸天井に様々な彫像が飾られた様は本当に見事。月並みだけど来て良かったです。

あとは適当に見て回ればよいかと思っていたのだが、このレジデンツ、とにかく部屋が多くて一つ一つじっくり見てたら時間が何時間あっても足らない。ショートカットコース通ってヴィッテルスバッハ家の肖像画が並ぶ祖先画ギャラリーを見て外に出るがそれでも1時間弱はいたと思う。機会があれば、今回訪れていない部屋や、クヴィリエ劇場も改めて見てみたいところだ。

夜と朝のミュンヘン街歩き

夕方、もう少し観光スポット巡りができないかなと思い、マリエン広場から南西方向のゼンドリンガー通りを歩く。

このあたりはセンスのよさげな店が立ち並ぶが、あいにく日曜なのでどこも開いておらず、ウィンドウショッピングを楽しむ。

訪れたのはアザム教会。ゼンドリンガー通りに面する小さな教会で、しかも外は工事中だったが、中のバロック様式の装飾が見事だという。残念ながら夕方のミサ中で中は入れなかったのだが、外の窓からちょっと覗き込む。そこからでも十分わかるくらい、豪華絢爛で重厚な装飾には目を見張った。

マリエン広場に戻る頃には日も暮れてきたが、新市庁舎のライトアップがまた綺麗だった。今日は良い日だった。が、明日の朝にはもう帰っちゃうんだよなぁ。哀しい。

翌朝。空港に行く前に再びマリエン広場へ。

昨日の賑やかな雰囲気から一転。静かな広場であった。まさにこれから夜が明けようとする凛とする空気感、自分は大好きである。

ゼンドリンガー通りを歩き、旧市街との境目に建つゼンドリンガー門を眺める。中世の雰囲気を今に残す立派な門であった。このような門が市街地のど真ん中に残るミュンヘンは良い街だね。

ミュンヘン市内観光のまとめ

20年ぶりのミュンヘン街歩き、楽しかったです。ここ最近、ドイツ南部に行くことがなかったので、バイエルンの中心地らしくどことなく陽気な雰囲気が魅力のミュンヘンを久々に味わえたのは良かった。そしてようやくレジデンツにも訪問できたのも良かったです。

ただミュンヘンそのものは観光スポットがそれほど多くはないので、次回来ることがあれば、周辺観光地とセットで改めて訪れてみたい。今回はシーズンオフだったので行けなかったのだが、個人的には、ルードビィヒ2世が謎の死を遂げたシュタルンベルク湖ミュンヘンからSバーンで30分ほどという近い場所にあり、船旅も楽しめるようなので次はGWにでも行ってみたいところだ。それまでにマイル貯めないとだけど…。

 

アウグスブルク、魅惑の街をてくてく歩き / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(4)

www.tamazo-diary.net

の続き。

アウグスブルクはロマンティック街道の最大かつ最古の都市。商業や銀行業で栄えた街並みが見どころなのだが、日本人にとってロマンティック街道といえばローテンブルクやノイシュバンシュタイン城のほうがメジャーで、訪れる人は多くないのではと思う。自分もそうであったので、今回初めて街歩きをしてみることにした。

おもな見どころが軒並み見れず…

アウグスブルクの見どころとしてまず挙げられるのが市庁舎。黄金のホールと呼ばれる部屋は目がくらむかのような豪華さだという。

Stadt Augsburg

市庁舎まではアウグルブルク中央駅から歩いて15分ほど。あいにくの小雨模様なのが残念だが、のんびりと市内中心部を歩くと、市庁舎前の広場に到着。

市庁舎前の広場ではイベントが開かれていて、出店も何軒か出ていた。地元の人が集まる地方都市っぽいのんびりとした雰囲気が良かったな。しばしパフォーマンスを愉しみ、さて市庁舎へと向かったが…。

え、2月10日から13日まで休み…理由が書いてないのでなんでだかよくわからなかったけど、なんてついてない。

気を取り直して次の見どころである大聖堂へ向かう。10世紀に建てられた教会で、11世紀につくられた世界最古のステンドグラスが見どころだという。

ところが、日曜日あるあるなのだが、ミサで入れなかった。うーむ、ついてないな…。

街を南北に縦断する広々としたマクシミリアン通り。ここは豪商フッガー家の商館だったフッガーハウス(今でも銀行とか普通にテナントとして入っている!)がある目抜き通りであるが、ヘラクレス噴水から旧市街地南部の聖ウルリヒ&アフラ教会を望む景色もアウグスブルクを代表する眺めである。なのだが、冬場なので噴水は動いておらず、さらには教会が改修中でちょっと微妙な眺めに…。

うーむ、主だった観光スポットがみんなこんな感じなのは残念だったな。

ちょっと残念だった観光スポット巡りであったが、市庁舎前の広場で食べたカレーヴルストは美味しかった。ドイツに来たら一度は食べないといけませんな。

世界最古の社会福祉住宅、フッゲライ

気を取り直して、他のスポット巡りといきましょうか。

向かったのはフッゲライ。豪商フッガー家が建てた世界最古の社会福祉住宅だとのこと。

Fuggerei

慎ましやかな歴史ある住宅が並ぶ様が一見の価値はあるが、驚くのは現在も現役で、老人たちが普通に住んでいるということ。

博物館として整備された部屋もあるのだが、たまたまなのか居抜きの部屋が公開されていて、生活感あふれる部屋の雰囲気がとても興味深かった。現役の部屋を見れるというのはなかなか面白かった。

ただこのフッゲライ、入場料が8ユーロもするのは結構高いかな…。

アウグスブルク世界遺産、水管理システム

アウグスブルクはあまり日本では知られてなさそうだが、アウグスブルクの水管理システムという世界遺産がある。

アウクスブルクの水管理システム

15世紀に整備された高度な水管理システムだそうで、今でも市内には水路が張り巡らされているそうだ。

市庁舎の裏手、少し坂を下ると、水路が見えてきました。

すごい水量の水が目の前を音を立てて流れていくのは結構迫力がある。

市街地のあちこちに水が流れ、分岐し、時には暗渠として道路の中に潜り込む。水路に沿って街歩きするのが無茶苦茶面白い。まさにブラタモリの世界だ。

水車を備えた塔を抜けなおも水路をたどっていくと、旧市街南端のローテス門に到着。赤く聳え立つ門の脇には給水塔があり、ここから市内へと水を供給していたのだそうだ。

アウグスブルク街歩きのまとめ

残念ながら市庁舎をはじめ主だった観光スポットが楽しめず、消化不良に終わるかなと思ったのだが、世界遺産の水路巡りが面白くて、最後は時間が足らないくらいだった。水路に沿って歩き、地元の人たちの生活感あふれる建物たちを眺めるのはとても楽しかった。

ただこのTBSの動画を見ると行けなかったところばかりだ。もっと時間作って街歩きしたいところだ。というかさすがテレビ局が撮る映像はレベルが違うな…。

アウグスブルクミュンヘンからも近いし、もっと注目浴びても良いのではないかな。

Augsburg Hbf 13:20発のICEでミュンヘンへ移動します。10分ほど遅れていたが街歩きが楽しくて結構ギリギリだったのでちょうど良かったくらい。

ドイツ鉄道は遅れは激しいはストばかりするわで評判は地に落ちており、今回もストでも起こされたらどうしようと思っていたのだが、予約していた列車が運休になってしまったものの、遅れはそんなに酷くはなかったので概ね予定通りの旅ができたのはラッキーだった。

さて、次はミュンヘンです。

 

Sparpreis振替でICEに乗ってアウグスブルクへ / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(3)

www.tamazo-diary.net

の続き。

フランクフルトからドイツ鉄道アウグスブルクへ行きます。

Sparpreisで予約した列車が運休で振替

Frankfurt /M Flughafen Regionalbahnhof 6:16発のSバーンに乗って、フランクフルト空港からフランクフルト中央駅に向かいます。

10分ちょっとでFrankfurt(Main)Hbfに到着。

フランクフルト中央駅は1999年に初めて訪れて以来、ドイツ鉄道の旅の出発点。ここに来るとドイツに来たんだ!と気分が盛り上がりますな。

さて、フランクフルト自体に特に用はないのだが、今回駅で振替の手続きをしなければならないので案内窓口へ向かった。

今回の旅では、最初Frankfurt(Main)Hbf 8:20発のEC113に乗る予定を立てていた。ドイツも客車列車は減少の一途をたどっており、昨年12月にInterCityの食堂車が全廃されてしまっている。日中オーストリアのクラーゲンフルトまで走る長距離EuroCityは貴重な存在で、この列車でウルムまで行き途中下車、そして食堂車で朝食でも食べるか…と思っていた。シュトゥットガルト経由は2004年以来20年も乗ってないのでその点でも楽しみだった。

(ルート地図はBahn Experteより)

ところが、こちらに書いてあるマンハイム付近の工事の影響かヴュルツブルク経由での迂回運行になってしまい、ウルムを経由しなくなってしまった。

nits-train.com

ずいぶん大胆な迂回だなと思ったが、そのせいか早割のSparpreisが安かったのでこれでアウグスブルクへ行くことにして予約した。アウグルブルクまではわずか19.90EURであった。激安である。

なのであるが、出発10日くらい前にミュンヘン始発になり運休となってしまった。

あっさり運休にすんなよ…と思うが、これがドイツ鉄道クオリティなので仕方がない。

ただこのような早割で予約した列車が運休になった場合、基本的には好きな列車に振替えて目的地に行くことができるのだが、Alternativeな列車を検索しようとすると…

何も出てこない…。

実はドイツではICEとEC/ICは運賃体系が異なるので、恐らくECが運休になったのでEC/ICでの振替ルートを出そうとしても、本数が少ないので代替案が出せないのだろうと思われる。

ドイツで突然電車がAusfällt(運休)した話

こちらのサイトを見る限りEC/ICの振替でICEにも乗れるようだが、日本だったら特急の振替で新幹線に乗るような感じなので、現地でEC/ICだけとか言われる可能性も否定できず、でもだとしたら何も振り替えられないじゃん、という一抹の不安がよぎる。うーん、こんなんだったらICEにすればよかったな…。

ただ窓口で聞いてみた結果、振替はICEでも乗れるみたいで、ICEのルートを案内された。で、持っていたeチケットの打ち出しにスタンプを押してくれた。

"Zugbindung aufgehoben"とは「列車の接続が解除された」との意味らしい。ドイツ鉄道スマホアプリで列車に乗れるので、このスタンプをもらわなくても振替自体はできるのだが、あるとないとでは安心感が全く違うので、eチケットの打ち出しは用意しておいた方が良い気がするね。本当は振替ルートの印刷も欲しかったのだが、窓口のプリンタが調子悪いみたいでくれなかった。うーむ。

ただ最終的にはECのSparpreisでICEに乗れるというお得な結果になった。早割で運休や遅れを食らったら好きな列車に乗れるのであれば、最初からノーマルプライスの切符を予約する必要は全くなく、早割で予約したほうが絶対に良いと思う。

ICE3で食堂車を愉しみながらミュンヘン

振替案内されたのはFrankfurt(Main)Hbf 6:53発München Hbf行ICE523。アウグスブルクへ行くのにミュンヘンを経由するのがなんか変な感じである。

ICE523はドイツ鉄道のフラッグシップ、ICE3。平日だったら混んでそうな列車だが、今日は日曜なのでガラガラだった。

フランクフルト中央駅をゆっくりと出発。始発なのでほぼ定刻だった。いよいよドイツ鉄道の旅のスタートです。

2月なのでドイツの日の出は8時半ごろと遅い。外が見えるようになったのは8時を過ぎたくらいだった。しかしこのICE523、途中工事のためかところどころ徐行運転するので段々遅れてきた。最初の停車駅、Aschaffenburg Hbfでいきなり5分遅れ…うーん、なんでこんなに遅れるかなぁ。

ミュンヘンの乗り継ぎ時間は17分しかないので気が気でないが、このICE523には食堂車がついているので、せっかくなので朝食を取ろうと思う。

食堂車は他に3組ほどいたがすいていた。普通のメニューも食べられるのだろうけど、モーニングメニューがあったのでそちらとコーヒーを注文する。

大きなパン3個とコーヒーで10EURである。日本円で1600円か…と思うとちと高いが、食堂車で、と考えれば十分安い。温められたパンが美味しかった。

だだっぴろい平原が続く車窓がドイツっぽい。この車窓を見ながらコーヒーを飲む。なんて贅沢なひと時だろう。日本では味わえなくなった体験を愉しむが、残念なのは天気が悪いこと。雨も降ってるようでせめて雨は止んでほしいところだ。

少し遅れを短縮して9:00頃にNürnberg Hbfに到着。ここでミュンヘンに買い物でも行くような乗客が多く乗り込む。ニュルンベルクももう20年近く訪れていない。今日は素通りだが次回はまた街歩きしてニュルンベルガーソーセージ食べたいな…。

www.tamazo-diary.net

www.tamazo-diary.net

ニュルンベルクからは高速新線に入りスピードを上げるが、先行列車がつかえているのかところどころ徐行が入りさらに遅れ、結局終点のMünchen Hbf到着は定刻よりも9分遅れの10:15であった。

ミュンヘン中央駅は2010年以来14年ぶり。懐かしいな。

www.tamazo-diary.net

不細工なICE4でアウグスブルク

ミュンヘンの乗り換えができるか心配だったが、無事10:23発ICE518に乗り継ぐ。ICE518は新型のICE4である。このICE4、見てわかる通り何とも言えない不細工な顔で、特に先ほど乗ってきたICE3と比べてしまうとそのダサさが際立つ。ドイツの列車は基本的にみんな格好良いのに、なんでこんな変な顔にしてしまったんだろう。

ただ車内に入れば洗練されたインテリアで、ゆったりくつろげるのはさすがドイツである。

ミュンヘンからアウグスブルクまではわずか30分ほど。定刻10:53にAugsburg Hbfに到着。あいにく小雨模様の天気だが、アウグルブルク観光と行きましょうか。