たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

スカイブリッジ・シルバークリスラウンジを堪能し、NH860便ANAプレミアムエコノミー席で帰国 / 2024.05 香港旅行記(6・終)

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の続き。今日は14:45発のNH860便で帰ります。

12:30前に香港国際空港へ到着。ANAのカウンターでチェックイン。カウンターはガラガラで一瞬でチェックイン完了した。

保安検査場はちょっと混んでいたが、香港の出国は顔認証なのでそれほど時間はかからず、10分ほどで出国。

香港国際空港の新名所、スカイブリッジ

普段であればまっすぐラウンジに行くのであるが、今回は香港国際空港の新名所?であるこちらへ。

ずらっと並ぶ搭乗口の途中、13-22番ゲートと書かれた方向に向かうとエスカレーターがある。登った先が新名所、スカイブリッジである。

www.traicy.com

ここは拡張された13-22番搭乗口へ向かう単なる通路なのだが、誘導路を横断するのでものすごく景色が良いのだ。

なるほど、駐機するヒコーキを見下ろす角度で眺めることができるというのはなかなかない機会だ。そして一番の見どころはその誘導路をガラス張りの床から真下に見ることができること。ここで飛行機が通ったらさぞかし迫力があるだろうな、と思うところだが、一番手前の5-10・12・20-22番ゲート(たぶんこれで全部なはず)に発着するごく一部の便しか通らないので、ここを通るシーンを抑えるには時間に余裕をもって狙う必要がある。あいにく自分がいたタイミングでは通る便はなし。残念。

一番奥にはスカイデッキという展望台があり、第三滑走路、そして建設中の新ターミナルの風景を見ることができる。工事中の殺風景な景色だけど、あと数年もするとこの先に新ターミナルができるのね。しかし、香港空港はただでさえ広いというか細長くて端っこまで行くのはくたびれるのであんまり好きじゃないんだけど、もっと広くなるのか。もちろん連絡用の交通手段はあるらしいが、行き来に時間かかりそうだ。

シンガポール航空シルバークリスラウンジ

スカイブリッジを後にしてラウンジへ向かうことにする。

以前は香港国際空港におけるスターアライアンスのラウンジはユナイテッド、タイ、シンガポールと3つあったはずだが、コロナ禍後はシンガポール航空シルバークリスラウンジしかない。

Chase Sapphire Lounge by The Club

NH860便に限ってはサファイアラウンジというプライオリティパスでも入れるラウンジも使えるそうで、このラウンジは使ったことがないのでちょっと興味はあるのだが、40番ゲート付近と遠く、今日のNH860便の28番ゲートからは離れているので、シルバークリスラウンジへ行った。

ここは何度か使ったことがあり、前回使ったのは2016年なのでもう8年も経っているが、その時の写真を見る限りは8年前とそんなに雰囲気は変わってなさそうだ。

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ラウンジ内は窓こそないがそこそこ広い。NH860便に乗るらしき日本人もちらほらいて混んでいたが、席はそこそこ空いていた。

奥の方にはビジネスクラスの座席っぽい設えの椅子があり、ここに座る。個室感があって良かったが、ブッフェスペースから遠かったので皿を運ぶのはちょっと不便かも。

そのブッフェだが、さすがシンガポール航空だけあって質量とも豊富で、ここでお昼ご飯とした。基本的にはインターナショナルなメニューだったが飲茶など香港ぽいメニューもあり、そして雲吞麺やラクサを別オーダーで頼むことができる。この雲吞麺、一口サイズで軽く食べられるのがまたありがたく、香港最後の食事を美味しく頂いた。

シルバークリス名物のハーゲンダッツは自分の嫌いなチョコレートっぽかったのでデザートはフルーツを中心にチョイス。フレッシュな果物たちが美味しかったな。

そして街歩きで汗をかいたのでシャワー室も借りた。シャワーとの仕切りがペラペラなカーテンだったり思ったよりもチープな作りだったが、搭乗前にさっぱりできるのは本当にありがたい。上級会員資格持ってると本当に旅が楽だね。

NH860便・プレミアムエコノミー席で帰国の途に

搭乗時刻になったのでNH860便の待つ28番ゲートへ。搭乗口の案内は格好良いディスプレイ表示になっていた。今日のNH860便の機材はB787-8・JA805A号機。

さて機内に入り自分の席はというと…

はい、今回もプレミアムエコノミー席である。今回は事前チェックインでは全然空きが出ず、非常口席も空いてなかったのだが、東涌駅から空港に向かうS1路線バスの中でようやく空席が出て確保できた。これでまた86㎝シートピッチのエコノミー席を体験する機会がまた遠のいてしまったが、往復プレミアムエコノミー席というのはANA様様ですな。

NH860便は定刻よりも早い14:36にプッシュバック、先ほど通ったスカイブリッジを横目で見ながら14:53に離陸。帰国便は右窓下から香港市街が望めるのだが、今日の香港は曇り空ですぐに下は雲で覆われてしまった。さよなら香港。

ほどなく雲を抜けて青空が見えてくるが、今日は結構気流が悪くて揺れる。度々サービスが中断するくらいの揺れが沖縄付近まで続いていた。

揺れがちょっと収まったタイミングでトイレに向かい、エコノミークラス席へ行ってみると、帰りも空いていて半分ちょっとしか埋まっていなかった。そして行きは満席だったプレミアムエコノミー席も帰りは半分くらいしか埋まっておらず、自分の隣席も空席だった。なんで事前チェックインで全然空いてなかったのがよくわからないが、しかしANAの香港便本当に客が少なくて、今後が心配になるなぁ。

復路の機内食。「鶏の照り焼き」「豚肉の煮込みマッシュポテト添え」からの選択だったので豚肉の煮込みを選択。マッシュポテトが美味しかったが、ちょっと人参やインゲンが大味だったかな。豚肉はちょっと辛めなソースだったのが意外だった。

そして復路もハーゲンダッツ。美味しく頂きました。

揺れでところどころサービスが中断したこともあり、食事が下げられた頃にはもう九州を過ぎるあたりまで戻ってきていた。もうすぐ旅も終わりだね。

羽田空港第2ターミナルからドタバタ帰宅

日本時間で19時を過ぎ、羽田空港への着陸態勢に入ると、これまで減光されていた機内が明るくなった。うーん、本当にANAは暗くなると泣いちゃう人が経営陣にいるんじゃないか…。

スカイツリーを横目に見ながら、定刻20:00よりもだいぶ早い19:31に羽田空港へ着陸。NH860便は第2ターミナル着…だそうなのだが、到着したのはいつもの通り沖止め。しかも2タミの北側なので南側の国際線到着ロビーの真逆側。ああ、これは時間かかるな…。

バスに乗り、バスゲートから真っ先に出てCIQを先頭切って通過して隠れ家みたいな国際線到着口に出たのが20:01。大急ぎで券売機でリムジンバスのチケットを買うも出てきたのは次の20:20発。しかしこれはいつものことなので、6番バス乗り場へ行き繰り上げを依頼、20:05のバスにぎりぎり乗車できた。

まあ、15分おきにバス走っているのでのんびり次の便でも良いのだけど、どうしても羽田空港、しかも2タミに着くと最速でバスに乗ろうとする癖が抜けないんだよね…。ヒコーキ大好きなのに、なんで到着時だけは一刻も早く外へ出てバスに乗りたくなるのか…苦笑

まあ、おかげで21時過ぎには家に帰ることができたのだが、土日まるっと空けた週末海外旅はだんだん体には厳しくなってきたのか、次の日が在宅勤務だったにも関わらず辛かった…。歳を取るのは寂しいなぁ。

久々の香港旅行を終えて

あっという間の1泊2日であったが、一番の目的のiPhone購入が滞りなくできたほか、あちこち行くことができて満足であった。香港は何度行っても楽しい。

図書館で借りた地球の歩き方最新版のコラムから政治・経済などが削除されたのは地味にショックで、少し心配してたのだが、5年前と比較しても、東洋と西洋が行き交うインターナショナルな雰囲気は全く変わることなく、実に魅力的な街だった。

とはいえ、今後香港がどうなっていくのかは気になるけど、物価は高いけど航空券が安いので、また近いうちに行きたいと思います。今度はランタオ島や離島も攻めてみたい。

(おわり)

 

香港郊外の見どころ散策~浅水湾・車公廟・萬佛寺へ / 2024.05 香港旅行記(5)

香港を訪れるのは今回が早8回目。これまでは香港ディズニーランドや中心部が多かったので、今回の旅では中心部ではなく郊外のスポット巡りをしようと思う。

レパルスベイのビーチリゾートをそぞろ歩き

まず向かうのは香港島南部。ビルが林立する北部とは全く異なり、南部は緑豊かな山を背にした入江が続くのんびりとした香港らしくないエリア。今回はその中からレパルスベイ(浅水湾)へ行くことにした。

浅水湾(レパルスベイ/Repulse Bay) | Hong Kong Tourism Board

中環の交易廣場バスターミナルからスタンレー行260番バスに乗る。レパルスベイまでは30分ほど。気軽に行けるリゾート地だね。結構乗客は多かった。

早く並んだので2階の先頭席を確保。金鐘から湾仔にかけてはビルに囲まれた香港らしい道を進むが、ハッピーバレーの競馬場を横目に見ながら香港仔(アバディーン)トンネルを抜けて海洋公園前を左折すると、右手に入江が見え、海岸線に沿ったカーブの多い細い道を走っていく。都会の喧騒はどこへやら、わずか20分でこの景色の差に改めてびっくり。

レパルスベイバス停で下車。まずはビーチへ向かうとしましょうか。

うわー、これはまさにビーチリゾートだね。一般的な香港のイメージとは全く違う、どこかのリゾート地といっても通じそうな風景だ。

曇り空ではあったが雨は降ってなかったのがありがたい。ビーチが雨だと幻滅だからね。気温は26度ほど、ビーチを通る風が心地よい。海はめちゃめちゃキレイと言うわけではなかったが澄んでいて、入江なので波も穏やか。靴脱いで海に入りたかったがぐっと我慢(苦笑)

土曜の午後だけあって多くの人たちで賑わっていた。

後ろを振り返ると、山を背にした高層マンションが林立していた。風水の気の通り道にあたるそうで穴が開いているのが香港らしい。レパルスベイは風水的に素晴らしいエリアらしく、高級住宅地として栄えているとのこと。

そういう意味ではここはいかにも富裕層っぽい白人比率が高くて国際色豊かだった。なんだかんだ言っても香港はまだまだインターナショナルな都市だよね。

そんな香港ぽさのないビーチを歩いていくと、極彩色の建物が見えてきて、再び香港らしくなる。ここ、鎮海樓公園は海の守り神、天后を祀る天后宮をはじめ、様々な神様たちが集まるパワースポット。1970年代に作られたということで歴史は浅いのだが、中国人観光客の人気スポットだという。

高さ10mもある大きな観音像や媽祖像が並ぶ写真はよくガイドブックでも紹介されているが、左の観音像が工事で覆われていた。残念。でも媽祖像だけでも十分迫力がある。

渡ると寿命が延びるという長寿橋を渡ると、長寿の象徴であるシャチホコをはじめ、いろんな神様の像がこれでもかと集まっている。こんなごった煮的に集めちゃうと逆にどれだけご利益があるんだろうか?と思ってしまうが、見てて楽しいし、入江をバックとした極彩色の建物群はインスタ映えしそうだね。

往復僅か3時間弱。なかなか楽しいレパルスベイでした。香港島は小さいので南部は遠いように見えて、思ったよりも気軽に行くことができる。次はスタンレーやアバディーンにも行ってみたい。

沙田のパワースポット、車公廟

翌日向かったのは新界の沙田。香港の面積の多数を占め、大陸ともつながる新界であるが、今まで一度も訪れたことがなかった。とはいえ今回訪れる沙田はその新界の入口でしかないのだが、楽しみだ。中心部からはMTRで30分もかからない、意外に便利な場所にある。

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9時前にミニホテルセントラルをチェックアウトして、中環駅から一駅MTR港島線に乗り、金鐘からMTR東鉄線に乗り換える。中国本土と直通する九広鉄路を出自とする東鉄線は、ついこの間まで九龍側の交通の便が良いとは言い難い紅磡(ホンハム)始発だったのだが、2022年に金鐘まで延長されて香港島から訪れるのは便利になった。

紅磡からは地上をしばらく走り、獅子山トンネルを抜けて新界に入り最初の駅、大圍(タイワイ)駅で降りる。

屯馬線との乗換駅でもある大圍駅はすごく大きかった。周りはマンションだらけでいかにも近郊のニュータウンといった感じの場所であったが、目的地はここから10分ほど歩いた先にある。

車公廟(Che Kung Temple) | Hong Kong Tourism Board

向かった先は車公廟。香港のパワースポット寺院といえば黄大仙廟が有名であり、自分も2005年初めて香港へ来た時に訪れているが、こちらも香港屈指のパワースポット寺院である。

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宋代の将軍、車大元を祀った廟で、ここで風車を回すことで運勢が変わるといわれている。境内にはあちこちで風車が飾られていた。今日は風はそこまで強くないが風が吹くと一斉に回って壮観なんだろうな。

本殿内の車公像はとても大きく、その厳とした風貌はインパクトがある。せっかくなのでお賽銭をして運勢を変える方向の時計回しに風車を回して、開運を祈願。

境内はそんなに広くはないし、香港の中心部から30分もあれば来れるので、黄大仙はもう行ったわ、という香港2度目の人とかはなかなかおすすめなんじゃないかなと思う。

金色の煌びやかな五百羅漢像が有名な萬佛寺へ

MTRでもう一駅乗って沙田駅で下車。ここは新界のニュータウンの中心地で、駅前にはショッピングセンターがあり多くの人で賑わっていた。

次に向かう場所はこの沙田駅から10分ほど歩いた先にある萬佛寺(万仏寺)という寺院である。

ここの見どころは、なんといっても山道の五百羅漢像である。きらびやかな像が左右にずらっと並ぶ様は壮観で、見ごたえがある。

五百羅漢像は一体一体表情が異なり、なかには非常にユーモラスな顔つきの像があったり、手や足が異常に長い像などもあったり、見ていて飽きない(手が長い像は永すぎて全部映ってませんでした…)

ただ本殿までの距離はなかなか長く、登り坂はそこそこキツいので汗だくになる。これは夏とかに来ると結構きついかも。10分ほぼ登ってようやく本殿に到着です。

本殿の萬佛殿は香港というか海外の寺院にしては珍しく撮影禁止なのであるが、入ってびっくり。萬佛寺の名の通り、壁一面に小さな仏像が埋め尽くされ、その迫力には本当にただただ圧倒された。写真禁止なので山道の仏像の華やかさがインスタ映えする場所なんだろうだなぁと思ってきたのだが、そんな思いで来たことを恥じる思いだ。しばし立ち尽くし、ここで祈りを捧げた。

主殿の前の広場にはいくつか建物があり、端っこからは沙田のマンションが立ち並ぶ街を一望できた。まあ、香港初心者が来るような場所ではないだろうけど、なかなかインパクトのある場所で、来てよかったと思う。

今回の旅では初めて香港の郊外を中心に訪れてみたが、これらスポットはまだまだ香港全体で見ればメジャーな入口みたいなもの。香港には新界や離島など、まだまだ見に行けてない場所がたくさんある。中心部からそんなに遠くはないので、次来た時もまた郊外を攻めてみたい。

ビクトリアハーバーを眺めて空港へ

さて時刻は11時前。そろそろ空港へ向かう時間である。最初は沙田からバスで空港に行こうかと思ったのだが少し時間がありそうなので、尖沙咀に出て最後にアベニューオブスターズからビクトリアハーバーをを眺めることにした。

日曜の午前ということもあり観光客で賑わっていた。何度見ても、昼に来てもここから眺めるビクトリアハーバーの景色は素晴らしいね。今日の天気予報は曇り時々雨だったのだが、なんとか天気は持ってくれたのはラッキーである。

最後にパノラマでパチリ。

さて、1泊2日のあわただしい旅を終え、香港国際空港に向かいましょうか。

ちなみに今回、沙田駅からMTRに乗って尖東駅でいったん降りて尖沙咀駅から再び乗り、中環駅から香港駅まで歩いて東涌線に乗って空港へ向かったのだが、オクトパスカードだと尖東駅~尖沙咀駅の改札外乗り継ぎは運賃通算されるので、沙田から東涌までの運賃23.6HKDだけで済んだ。最近使えるようになったVISAタッチではこの乗り継ぎ制度はないので、香港の鉄道を乗り回すならばまだまだオクトパスは持った方がよいと思う。

 

ビクトリアピーク・ルガードロード展望台から100万ドルの夜景を愉しむ / 2024.05 香港旅行記(4)

香港といえば見逃してはならないのは夜景

中でも有名なのはヴィクトリアピーク(太平山頂)からの100万ドルの夜景であるが、山の上までの往復は時間がかかることもあり、2005年、初めて香港に行ったときには見に行ったものの、それ以来一度も行ってなかった。

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今回、実に19年ぶりに行ってみることにした。

激混みの15番2階建てバスでピークへ

ビクトリアピークへ行くには登山電車のピークトラムで行くのが一般的であるのだが、往復88HKDと結構な値段する上に、夜は混んでいて酷いときは乗車するまでに1時間近く待つ場合もある。ということで今回は路線バスで行くことにした。

路線バスで行く場合は、中環(セントラル)から15番の2階建てバスか、1番のミニバスに乗る。ミニバスの方がルートが短く運賃も安いのだが、MTRの中環駅から一番近い交易廣場のバスターミナルに15番のバス乗り場があったのでここから乗ることにした。時刻は18時過ぎ。終点のピークまでは45分程度らしいのでちょうど終点につくタイミングで19時頃の日没となるはずである。

ただこの15番バス、スターフェリーピア前のバスターミナル始発なので席がほとんど埋まっていた。かろうじて座れたからよかったけどほとんどの人は立たされていた。

しかも、金鐘や湾仔など途中のバス停にも乗客がたくさん待っていて、しまいには乗り切れない始末で、観光客同士でいざこざも起き始めて車内の空気は劇悪状態に…。

さらにこの15番バス、ピークトラムのようにまっすぐ登っていくのかと思ったら、跑馬地(ハッピーバレー)のあたりまで東進してからうねうねと山道を登っていくルートで、ものすごく時間がかかる。

というか、さっきまで銅鑼湾(コーズウェイベイ)にいたので、何のために中環まで戻ったんだよ、って感じである。

まあ途中から乗れないし乗れても立ちっぱなしなんだけど。

こんなんだったら中環からノンストップで走らせればよいのに…と思ったのだが山道の途中には意外に住宅が立ち並んでいて、結構地元の人たちが降りて行ってた。地元客がいる以上はそんなノンストップ便は走らせられないわなぁ。

そんなバスであったが、左窓からは香港島南部の景色が見れる個所もあり、ちょうど香港仔(アバディーン)のあたりか、入江とマンションを見ることができた、これはピークトラムでは味わえない景色だ。

18:55頃ようやくピークギャレリアの1階にあるバスターミナルに到着。いやあ、疲れた…。

獅子亭からのビクトリアピークの景色

ピークギャレリアを出ると、目の前にはピークタワーの巨大な建物がそびえている。さすが山の上だけあって気温は23度、風が強くて少し肌寒かった。

一般的にはビクトリアピークの夜景とはこのピークタワーの屋上、スカイテラス428からの景色を差すが、ここは有料でしかも75HKDと結構な値段がする。前回2005年も行った、ピークタワーの脇にある太平山獅子亭(ライオンパビリオン)へ向かった。ここからであれば無料で景色を楽しむことができる。

中華様式の建物がフォトジェニックでもある獅子亭から、まさにトワイライトタイムの夜景を眺める。多くの人がいたが、激込みで写真も撮れないほどではなかった。ああ、やっぱり香港の夜景は素晴らしいなぁ…。

絶景!ルガードロード展望台へ

とりあえずこれだけでも十分満足なのであるが、今回の目的地はここではない。

ピークタワーの脇から、太平山の中腹をぐるっと囲む遊歩道のひとつ、盧吉道(ルガードロード)を15分ほど歩いた先に展望台があり、ここからの景色がまた素晴らしいらしい。

今回はそこからの絶景を見たいと思う。

ルガードロードは高低差もなく、舗装もされていて歩きやすい。しばらくは視界が開けない樹々が生い茂る中を歩くので、ビルに囲まれた街、香港に来たことを忘れてしまう。

日没を過ぎだんだん暗くなってきたが、街灯も整備されており行きかう人も多いので危ない感じはしなかった。

ふと振り返ると、ピークタワーの屋上・スカイテラス428には夜景を眺める人がいっぱい!すごい混んでるんだろうな…。

さて、15分ほど歩くと、視界が開けてきました。

うわーっ。これは素晴らしい!! 絶景だ。

先ほどの獅子亭はビルが迫っているので迫力はあるのだけど、ビクトリアハーバーの広がりが今一つだった。ここはやや奥まった位置から俯瞰で眺めることができるので、ビクトリアハーバーを一望できてビルの明かりとのコントラストがより引き立つ。これ、これが自分が見たかった100万ドルの夜景ですよ。

展望台と俗称されるが、展望的なスペースはない。ただ人は多くないので、絶景を気軽に、そして無料で楽しむことができるのは素晴らしい。

だんだんと日が暮れて、闇夜にビルの光がキラキラと輝いてきた。

この場所はピークギャレリアのあたりよりも西側に位置するので、香港島の西側や西九龍の眺めも楽しめることができる。遊歩道なのでこの季節、樹々が入り込んでしまうのがちょっと玉に瑕であるが、それを上回る絶景にただただ満足です。

パノラマで撮影してみました。国際金融中心二期(IFCビル)を真ん中に、左に西九龍の香港一高くスカイ100展望台が入っている環球交易廣場、右に中国銀行タワーと特徴ある建物群を一目で抑えられるこの景色、ほんと素晴らしい。

よくガイドブックとかでビクトリアハーバーを望む夜景として紹介される写真と自分が獅子亭で撮った写真と何かが違うと思っていたのだが、ここからだったのかな。

ただただ満足なルガードロードからの眺めでした。

ルガードロードをピークタワーへ戻る途中の景色。ビクトリアピークの山肌には結構明かりが灯っていた。もともとビクトリアピークは英国人の避暑地だったこともあり、今でもこのあたりは高級住宅地なんだろうね。毎日この山道を行ったり来たりするのは面倒な気はするけれど。

最後にもう一度獅子亭に立ち寄り、景色を眺める。うん、ここからでも十分素晴らしいのだけど、ルガードロードと比較してしまうと全然だな。

往復で30分以上歩くけど、ビクトリアピークへ行くのならばルガードロードの展望台が絶対おすすめです。

ミニバスで下山し、スターフェリーからの夜景も堪能

時刻は20時前。さて帰りますか…と思ったら。

ピークトラム乗車待ちの長い行列が!来たときは誰も並んでなかったのに。

バスターミナルも行列であったが、行きの15番バスが時間かかったのに辟易したので帰りはミニバスで帰ることにした。ミニバスは定員19名と少ないが座席定員以上載せないので絶対座れるし、Google先生によると10分おきに走っているとのことだったのでまあすぐ乗れるだろうと思っていたのだが…。

全然バスが来なかった。20分に1本くらいしか走ってなさそうだったので結局40分くらい待ったかな。すごいここで時間を使ってしまったわ…。

ただバスは急坂を結構なスピードで降りていき、まっすぐ中環まで行くルートを通るのでわずか15分くらいで中環に戻ることができた。行きもミニバスにすればよかったな。

結局往復バス(15番バス12.1HKD、ミニバス11.8HKD)、展望台もタダということで合計で23.9HKDしかかからなかったビクトリアピークであったが、まあ往復で3時間近くかかってしまうので、何度も行く感じではない。何より行き帰りの混雑と行列がとにかく疲れるので、ルガードロードからの眺め自体は大満足だったけど、まあしばらくはいいかな。

さて、中環に戻ったからにはスターフェリーピアからスターフェリーに乗りましょうか。スターフェリーに乗るのは前回の香港以来5年ぶりだ。

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スターフェリー、いつの間にか6.5HKDまで値上がりしてたけど、香港に来たからにはスターフェリーからの夜景はお約束である。涼しい海風を浴びながら、ショートトリップを楽しむ。いやあ、スターフェリー良いなぁ。

そして尖沙咀(チムサーチョイ)プロムナードからの夜景も久しぶりに堪能。ここ数年で、コロナ禍があり、香港の体制も大きく変わってしまったけれども、ここからの景色は全く変わらず、相変わらず素晴らしかったです。

最後はパノラマでパチリ。

気軽に異国情緒が味わえる香港はやっぱり魅力的な街だなぁと思います。

 

激狭だけど絶好のロケーション!ミニホテルセントラルに宿泊 / 2024.05 香港旅行記(3)

今回の香港旅行で1泊したのはミニホテルセントラルである。

Mini Hotel Central | Central Hotel Hong Kong | Near LKF

香港はコロナ前からホテル代が高く、普通のホテルに週末泊まろうとしたら15000円は超えてしまう。ゲストハウスを選べば3000円~4000円で泊まれる場所はあるのだが、香港の安宿は自分の大っ嫌いなシャワートイレ一体型、しかも東アジアの家でよく見られる便器の真上にシャワーがついているタイプばかりで、さすがにそれはないわ…と思ってシャワーとトイレが別の安いホテルを探した結果こちらにした次第である。

値段はTrip.comで7800円くらい。週末で1万切ったのでまずまずだったかなと思う。Trip.comは5年前も使ったけど、他のサイトよりも一番安かった。さすが中華系には強いね。

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外観・ロビー

ミニホテルセントラルはその名の通り中環にある。しかもMTRの駅から徒歩5分程度と交通の便は無茶苦茶良い。

が、中環は坂だらけのエリアなので、ホテルに行くには坂を登っていかねばならない。ビルに囲まれた道を上がっていき、左へ曲がると…

ホテルにたどり着くには最後、この階段を登っていく必要がある。まあ、そこまで段数があるわけではないのだが、スーツケースとか持ってる人はきついだろうね。自分はリュック1個だったので特段苦ではなかったが、湿度が高いので汗だくに…。

一応フリンジクラブの建物をぐるっと回ればホテルには階段を使わずに行くことはできる。まあ、香港島に泊まる際にスーツケースなんか使うなって感じだわな。

そんなわけでようやくホテルに到着。ホテルは小ぎれいな雰囲気で、ロビーは結構広く、ゆったりとしたソファが並んでいた。なかなかいい感じじゃないですか。

チェックインを済ませて7階の部屋に向かいます。

激狭だけど意外に快適な?ダブルルーム

アサインされた708号室のドアを開けると…。

ベッドがドン!、その奥にシャワーとトイレ、以上!という激狭ルームであった。そう、このホテルはその名の通り部屋が狭いのである。広さは7平方メートルとドミトリー並みである。

ただ、白を基調にしたシンプルな内装と壁に貼られた鏡が意外と狭さを感じさせず、むしろ心地よい狭さだったりするので悪くはない。

壁がうすいと口コミに書かれており、確かに隣室の話声は時折聞こえたものの、それで眠れないとかいうほどではなかった。また近くには盛り場ランカイフォンがあるのでうるさいという口コミもあったのだが、少し離れているので全然静かだったな。

どの部屋も基本狭いのだが、微妙に部屋の広さは違っていて、今回自分が泊まった708号室はどちらかというと狭い方であった(泣)

シャワールームとトイレはちゃんと分かれていたが、どっちも非常に狭い。洗面台は何故かシャワー側に設置されており、シンクが超小さくて顔を洗う時に難儀した。

そして、部屋との仕切りがガラス張りで隠すものが何もない。一人で泊まるなら何も問題ないのだが、これ一応ダブルルームなので2人で泊まることも可能(しかも結構泊まってそうだった)なのだが、カップルとかであってもなかなか2人で泊まるのはしんどいんじゃないのかしら。というか、急な階段と言い、このホテルで普通の2人客は泊まっちゃいけないね。

窓からの景色はなかなか良かったけど、何しろトイレが丸見えになってしまうのでずっとブラインドを落としてました…。

一応部屋の入口に小さなテーブルがあり、コンセントやポットがあったものの、枕が反対側だったので充電とかちょっと使いづらかったかな。

ペットボトルはもちろん、歯ブラシなどのアメニティもなく、シャワールームにはボディソープしかなかった。まあこのあたりまでは想定の範囲内ではあったのだが、びっくりしたのがタオルが使い捨てのペラペラの1枚しかなかったこと。体を拭くのも大変なレベルだし、これしかないのでシャワー室から出たときに足を拭くマットもなくて結局床が濡れてしまった。昔はちゃんとしたタオルが置かれていたらしいのだが、これは勘弁だったなぁ。

ミニホテルセントラルのまとめ

中環の駅から徒歩5分という立地の良さがとにかく素晴らしかった。空港へ行くにも香港島内のバスに乗るのも始発なので座れるし、スターフェリーやMTRで九龍へもすぐ行けるのでとにかく便利だった。この立地で1万円切りというのは非常にお買い得な宿泊だったと思う。狭いというのはもともと聞いていたし、1人旅なので何も問題はなかった。

ただひとつネックなのは使い捨てのタオルかなぁ…。ホテルはタオルがフカフカなのが大事だというのを、タオルがないことで初めて味わいましたわ。歯ブラシとかは持参すればどうにでもなるけど、タオルを持参するのはさすがにかさばるからなぁ。次回、ここに宿泊するかと言うと、ちょっと悩ましい…。

 

海外版iPhoneSE3をIFCモールのアップルストアで購入! / 2024.05 香港旅行記(2)

今回の香港旅行の最大の目的、それはiPhoneを買うことである。

海外版iPhoneのススメ

自分は8年前の2016年に同じく香港で初代iPhoneSEを購入して以来海外版のiPhoneを使っている。海外版を選ぶ理由は何といってもシャッター音が鳴らないこと。一度この快適さを体験してしまうと、いくら円安で日本版が一番安かろうともう二度と戻れないよね。

2020年には同じくiPhoneSE2を買ったが、この時はコロナ禍で海外に行けなかったので通販で購入した。

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ただ初代iPhoneSE、iPhoneSE2は日本版と海外版は型番が同じだったものの、2022年に出たiPhoneSE3は日本版と異なる型番になってしまい、バンド19が掴めないこと、何より技適がないので国内利用が自己責任になってしまうことがネックでどうしようかずっと悩んでいたのだが、iPhoneSE2を買ってから4年。ストレージもいっぱいになってしまい、iPhoneSE4が今年出ないかもという情報も出てきたので今回、一念発起して8年ぶりに海外で買うことにした次第である。

モバイルオクトパスを駆使してS56バス~MTR東涌線を格安移動

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そんなわけで今回はiPhoneを買うことが目的なので現地では極力節約することにして、NH859便で香港へ着いた後は、一番安いバス~MTRの乗り継ぎで市内へ向かうことにした。このルートで移動するのは初めて香港に来た2005年以来だ。

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香港国際空港のバスターミナル脇にある東涌站行バス停からS56系統のバスに乗る。

空港周辺は工事中で道がごちゃごちゃなうえにラウンドアバウトが多くて左右の揺れが激しく気分が悪くなるが、15分ほどで東涌駅バスターミナルに到着。

郊外のベッドタウンといった感じの東涌駅。地元感があって楽しい。

ここからMTR東涌線に乗って香港站へ向かう。エアポートエクスプレスと違ってロングシートの普通の電車で、東涌で座席が埋まり立ち席も出るほど混んでいたが、スピードは速く、バス乗り継ぎを入れても1時間程度で香港駅に着いた。乗り換えの手間はかかるものの、バス・MTR合わせて27.3HKDで移動できるのでこの安さはありがたい。

香港旅行では必携なのがオクトパスカードであるが、いつの間にかオクトパスのアプリができたみたいなので今回Octopus for Touristsのアプリをダウンロードして手持ちのオクトパスカードを取り込んで使ったけど、この(通称)モバイルオクトパスがものすごく便利だった!

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モバイルSuicaと全く同じ使い勝手でスマホをピッとすればよいだけだし、チャージもクレジットカードから可能。Suicaよりも歴史が古いだけあって使えるお店も結構多く、これさえあれば香港をキャッシュレスで過ごすことも十分可能だ。というか今回、ほとんどオクトパスとクレカで支払いして現金は前回余った手持ちの150HKD紙幣を熟食中心の食堂で使っただけ、追加の両替せずに過ごせましたわ。

このモバイルオクトパス、香港行くなら絶対用意した方が良いと思いますです。

IFCのアップルストアiPhoneを購入

向かったのは香港站の真上にあるIFCモールのアップルストア

www.apple.com

スターフェリーへの連絡通路から見えるリンゴマークは香港へ行った人なら一度は見たことがあると思う。前回もここでiPhoneを買ったので2度目である。

ショーケースにはiPhoneSEがほとんど置かれておらず一瞬焦るが、端っこの方に展示されていたのでそのあたりで店員さんに声をかけて購入。アップルストアの店員さんの接客レベルの高さは本当に素晴らしいね。香港という土地柄もあって自分のつたない英語でもしっかり受け答えしてくれてとても気分が良かったです。

ただがっくりなのは値段。128GB版で1台4188HKDなので8万円以上する。今日本のアップルストアでiPhoneSE3を買うと69800円なのでシャッター音の有無のために1万円以上払うことになるんだよね。これなんとかならんかなぁ。

というか、2016年のブログを見たところ初代iPhoneSEは64GBで4288HKDと今の128GBよりも高かったらしいが、その時の日本円換算がなんと55000円だったらしい。いやあ、この8年でなんでこんなに円の価値が低くなったのか…。

今回はiPhoneSEなのでまだこの値段で済んでいるが、どうもiPhone15Proとかだと、1台で20万超えとなり、海外旅行の免税枠を超えてしまうらしい。旅行者の免税枠もこう円安になるともうちょっと拡大してもらわないとだね。

さて今回の旅行の最大の目的は終わったので、あとは明日帰るまで香港を巡ることとして、まずはホテルへ向かうことにします。

 

NH859便・ANAプレミアムエコノミー席で5年ぶりの香港へ / 2024.5 香港旅行記(1)

5年ぶりに香港へ行ってまいりました。

前回は2019年3月、娘の中学合格祝いでディズニーランドへ行って以来だ。

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その後、コロナ禍でずっと訪れられなかったのだが、ご存じの通りその間に国家安全法が施行されすっかり変わってしまった香港。その変貌度合いが気になってはいたけど、行ってみれば香港は旅行者が見る限りは何も変わらず魅力的な街のままで、楽しい旅になりました。

ローシーズンANA特典航空券を17000マイルで手配

今回もいつもの週末1泊弾丸旅行なので特典航空券を手配。珍しくJAL便が標準の往復20000マイルで行ける日程もあったのでたまにはJALにしようかと思ったのだが、ANAはGW終わりから6月まではローシーズンなのでさらに少ない17000マイルで香港まで行くことができる。

期限切れマイルの兼ね合いもあり、今回もANAで行くことにして以下の便を予約。最近国際線はANAばっかりだが、17000マイルで香港はお得な使い方だと思いますな。

5月18日(土) NH859 羽田(HND) 8:50→香港(HKG) 12:25
5月19日(日) NH860 香港(HKG) 14:45→羽田(HND) 20:00

最初は空きがなく週末に空席待ちを入れたのだが、結局すぐ空席が出て取ることができた。体制への不安に円安も相まって香港人気ないのだろうね。特典航空券の人気の行先で全然取れなかった昔を思うと信じられない限りだなぁ。この前行われたANAのタイムセールでは夏休み、しかも普通だと割引で買うことができない1泊往復でも5万ちょっとで取れたみたいだし、逆に今香港行くのお得なんじゃないかしら。現地の物価は高いけれど…。

羽田空港第2ターミナル国際線ANAラウンジで朝食

出発の日。都営~京急羽田空港第2ターミナルへ。2タミ国際線は2月にドイツへ行って以来3か月ぶりだ。

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2024年3月31日より対象便拡大!羽田空港をご利用の際はご利用ターミナルをご確認ください | 羽田空港国際線 | 空港と都市に関する情報 | 空港 | ご旅行の準備 | ANA

3月31日から2タミ出発の国際線が増えたので出発ロビーにはそこそこ人がいたが、まだまだガラガラだった。全然待つことなく出国。2タミ国際線はストレスなくて良いな。

ANAラウンジも余裕しゃくしゃく。本当、ANAずるいよなぁ。

食事のメニューは3か月前と特に変わりはなかったが、カレーのごはんがロボットが盛り付ける形式になっていた。大皿になってしまったのがちと使いづらいが、小盛りが選べたのでカレーやサラダ、そしてすっかり高級品になったオレンジジュースとともに朝食をとる。

国際線にスライドされた国内線エリアを視察

3月31日から2タミ国際線が増えたので、午前中国内線の一部出発ロビーが国際線にスライドされるようになった。自分の乗るNH859便は国際線エリアからの出発なのだが、せっかくなので見に行くことに。

国内線出発ロビーからの通路はシャッターが下ろされ、66番から70番搭乗口が国際線にスライドされていた。ただこのおかげで国内線の特にローカル線はバス搭乗が増えているはずなので、国内線利用者からするとなんだかなぁという感じかもしれない。

66番搭乗口は8:40発NH861便ソウル行だった。ソウルは那覇よりも近いので、全く違和感がない。搭乗口は混んでいた。ソウルは最近人気で特典航空券とか全然取れないのよね。台湾とか香港のほうが面白いと思うんだけどなぁ。

68番搭乗口は9:40発NH223便フランクフルト行の掲示が出ていたのだが、隣の67番搭乗口の行先が「宮崎」「佐賀」…これはすごい。無茶苦茶シュールだ(笑)

NH859便プレミアムエコノミー席に搭乗

NH859便は73番搭乗口から出発する。GROUP2で優先搭乗。

NH859便の機材はB787-8・JA806A号機。B787-8の長距離向け184席仕様で、ビジネスクラスANA BUSINESS STAGGEREDであり、プレミアムエコノミーが14席ついている。

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今回、オンラインチェックインでそのプレミアムエコノミー席を確保してあるので快適な空の旅になりそうだ。SFC取ってると本当に空の旅は楽だなぁ。

ほぼ定刻の8:53にプッシュバック、D滑走路から9:08に離陸した。右側席なので富士山が綺麗に見えたけど、プレミアムエコノミー、席は広いのだがB787-8の席は翼の上なのでなかなか景色は楽しめないのがちょっと残念だ。

香港は距離が長いのでおつまみと飲み物が先に出てくる。再び高級品のオレンジジュースを味わいます…苦笑

機内食は親子丼かイタリアンハンバーグからの2択だったのでハンバーグをチョイス。まあ当たりはずれの無いメニューで美味しかった。ANAのエコノミー機内食、最近SNSでは酷評する人多いけど、確かに取り立てて目立つところはないものの、万人受けする無難なメニューで自分は好きなんだけどなぁ。

食後にはハーゲンダッツが配られる。確か5年前は香港まではアイスなしだったはずなので、サービスアップだ。ハーゲンダッツなんか最近全然食べてないなぁ…貧乏は辛い(泣)

エコノミークラスは横は9列と狭いものの、かつてはシートピッチが79cmと奴隷船仕様であったのだが、長距離向け184席仕様ではB787-9にあわせて86cmに拡大されている。最近、なんだかんだ言ってANAもサービス頑張っている気がする。いつもプレミアムエコノミー席や非常口席に座れちゃうので未だ86cmのシートピッチを体験したことがないのだけど。

それよりもびっくりしたのは搭乗率。プレミアムエコノミー席こそ満席だったけど、エコノミーは前方席でも3列空席があったりして半分ちょっとくらいしか埋まってなかった。GW直後のシーズンオフとはいえ、こんなに香港人気ないのか…ちょっとびっくりだ。

プレミアムエコノミー席はリクライニング角度も深いので、うとうとしているうちに香港が近づいてきました。

5年ぶりの香港国際空港

香港はここ数日ずっと晴れていたのに、自分の滞在する土日は天気が下り坂予報であり、曇りがちの天気ではあったが、雨は降ってなさそう。翼に阻まれつつも香港の市街地が眼下にちらと見れた。翼のかからない席だとビクトリアハーバーとか一望できたんじゃないかしら。

残念ながら景色がよく見えたのはランタオ島で旋回したあたり。もうすぐ着陸です。

定刻より少し遅れた12:30、香港国際空港へ到着。繁体字の案内、動く歩道の警報音が懐かしい!香港に来た!と嬉しくなる。

さて今回の香港入国に際しちょっと期待していたのがe道。上級会員資格があれば申請できるのでもちろん申請はしており前回来たときに更新したのだが、これまで娘と一緒が多かったので一度も使ったことがなかった。

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今回は一人旅なので、やっとe道で通れる!と思って自動化ゲートへ行った…のだが、何度バーコードをかざしても通れなかった。なぜ???

仕方がないので有人の入国審査を受ける。幸い混んでおらず10分くらいで入国できたのだが、なんだかなぁ…。

多くの人で賑わう到着ロビーは5年前と何も変わっていなかった。

さて、早速市内へ向かうことにしましょう。

(つづく)

京都の春を彩る北野をどりを観劇~ANA便欠航でビジネスきっぷ振替体験 / 2024.03 京都花見旅(3)

京都の春と言えば、花見もあるのだが春のをどりである。一昨年、昨年と花見と合わせて都をどりや京おどりを愉しんだ。

今回は日程を3月31日にしたので4月から始まる都をどりや京おどりは見れないことから、3月20日から4月2日まで上七軒歌舞練場で行われている北野をどりを観劇することにした。

上七軒歌舞会|公式ウェブサイト

北野をどりを観劇するのは初めて。そして今回の上七軒の観劇で2023年度、五花街のをどりを全て制覇することになる(過去の記録は以下参照)。ちょっと楽しみだ。

■2023年4月:京おどり・都をどり

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■2023年5月:鴨川をどり

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■2023年11月:祇園をどり

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風情ある上七軒歌舞練場のをどりを堪能

上七軒歌舞練場は北野天満宮のすぐ先にある。

花見旅を平野神社で一旦打ち切り、歌舞練場へ。

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庭園にかかる橋を渡って劇場へ入るこの動線が風情があって素晴らしいですなぁ。

橋を左手に曲がると屋外の広間があって北野をどりの看板が置かれていたが、夏はここはビアガーデンになる。実は5年前の京都出張時にここへ連れられてきたことがあるので、上七軒歌舞練場自体は2度目だったりします。

右手に曲がると劇場に入る。上手脇が通路になっていてそこから入り込むのが珍しい。ご多分に漏れずインバウンドもいたが、場所が京都の中心部から離れているだけあって祇園甲部ほどは多くはなく落ち着いた雰囲気だった。

そんな上七軒、遠くてアクセスしづらいこともありなんとなくお高いイメージを持っていたのだが、前半の舞踊劇「雲のかけ橋」は、台詞もストーリーもシンプルでわかりやすかったし、後半の舞踊はもちろん綺麗だったし、かえってをどり初心者向きだったりするのかなぁと思った。1時間20分があっという間で良かったです。

さてこれで五花街全部見たのだけど、どこが一番良かったかというと、個人的には宮川町かなぁ。昨年の宮川町は今思い返すと五花街の中でも全然面白くない部類にあったのだけど、何しろ最後の宮川音頭が全て吹き飛ばすくらいのインパクトがあるからなぁ。

今年は見に行けなかったけど、来年はまた見に行こうかしら。

予約していたANA便欠航で、ビジネスきっぷどうなる…?

さて、あとは残るしだれ桜のスポットを巡って帰ろうと思ったら、ANAからメールが。なんと予約していた伊丹19:00発NH38便が欠航とのこと!

今回、昨年6月に買って以来、幾度となく延期してまだ使ってなかったANAビジネスきっぷ」の2区間目をNH38便で予約していたのである。

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今日3月31日の午後便は混んでいて、特にNH38便は最終便のNH40便より高く、旧特割のバリュー1でも2万円超えしていたので、お得だなと思って予約していたのだが…うーん、こんなことになるとは。

今回、あとの便が全て満席になっているので、普通に考えたら東海道新幹線で帰るのがベストであり、特割系の場合はJALで一度欠航の憂き目にあったけど、空港に行かずとも変更できるし払い戻しもできる。

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ただ今回問題なのは1区間目を使用してしまうと原則払い戻しができないANAビジネスきっぷが、2区間目払い戻せるか、である。新幹線で帰って払い戻しができなかったりするとまたどこかで使わないとならないが、1年間の有効期限が切れる6月初旬まで公私ともに大阪に行く予定はもうない。

確認しようとANAに電話しても混んでて繋がらず、ただまあしだれ桜見てから伊丹空港に行って確認しても最終の新幹線で帰れる時間だったので、一旦伊丹空港へ行くことにした。

結論としては、この日何故か80分遅れだった16:50発NH34便に空席が出て予約変更ができたのだが、18:10発の便に乗るためには17:50には保安検査場を抜けなければならないところ、乗っていたのは京都河原町16:41発の京とれいん。

座れてラッキーと思っていたのだが、乗り換え案内を調べると、十三で1分乗り換えで阪急宝塚線の急行に乗らないと間に合わない!阪急京都線はいつも淡路の平面交差で遅れがちであり、やばいなぁと思っていたのだが、神の思し召しか京とれいんは時刻通りで、無事、17:40過ぎに大阪空港駅に着くことができた。間一髪である。

ま、京都に行くのにいつも素直に新幹線を選ばない自分が悪いのですがね。

もう時間はなかったが、ANAラウンジに行ってジュースを一杯立ち飲みする。お土産を見て回る時間が全く取れなかったが、まあ、このご時世会社土産とか買う必要がもうなくなったのが幸いである。

NH34便の機材はB787-9・JA937A号機。どうも那覇空港で被雷したようで遅れたらしい。満席なので優先搭乗のGROUP1やGROUP2がとんでもない行列になっていた。全然優先搭乗じゃないな。

直前予約だったのでかろうじて通路側は取れたもののかなりの後方席だった。ただJA937A号機は新インテリアだったのでシートテレビもあり、快適だった。

ド満席ということもありプッシュバックしたのは予定時刻よりもさらに遅れた18:19、羽田空港に到着したのは19:35だった。

が、羽田空港第2ターミナルの遅延便あるあるの69番ゲートという僻地オブ僻地着。到着ロビーまで500mってのはさすがに長すぎじゃないか!?

まあ、NH38便よりは早く着いたので、予定より早く家には帰れたから良かったけど。最後慌ただしかったが、京都花見旅、無事終了です。

結局、ANAビジネスきっぷ2区間目の払い戻しは?

さてこう苦労して帰ってきたわけだが、結局ANAビジネスきっぷの2区間目が欠航となった場合払い戻しはできるのか。ANAにメールで後日聞いてみたところ、できる(ただしWEBではできないので電話で)ということであった。

なので、今回東海道新幹線で素直に帰れば交通費も浮いたし、浮いた分でグリーン車で帰ることもできたってことだね。結果論ですが。ANAビジネスきっぷを使う人でかつ2区間目が欠航なんて目に合う人はほとんどいないだろうけど、もしそうなった人いたら参考まで。