※2020年11月の記録です。
2020年11月、京都に日帰りで行く用ができた。
当時ようやく東京都民もGoToトラベルが使えるようになり、かつまだ業務利用でのGoTo利用まで制約がなかった時だったので、JR東海ツアーズで日帰りの新幹線プランを手配して行くことにした。安かったので、帰りはグリーン車にした。
で、用件は午後からなので、せっかくなので朝早く出かけてちょろっと紅葉狩りをすることにした…もっとも、11月頭だったのでまだ紅葉には早かったが、こればかりはしょうがない。コロナ禍ということもあり人も少なく、逆に快適だった。
しかし、GoToトラベルはおろか、全国旅行支援も未だに(2022年9月現在)始まらず、この全国旅行支援は本当にやるんかいな。県民割で予算使い切ってるような気がしてならないのだけど、そうすると東京都民は本当にとばっちりを食いまくりだよな。
のぞみ201号で京都へ
早起きして東京駅6:42発ののぞみ201号に乗る。
GoTo効果もあって、窓側はほぼ埋まり通路側もそこそこ乗っていた。この時はもう普段の生活に戻るんだろうな、と思っていたのだけど…。
出発時のアナウンスを映像で記録していたのだが、翌2021年3月に"Ladies & gentlemen"のスクリプトが廃止になってしまったので、廃止前の貴重な記録になった。
8:57京都着。地下鉄に乗って紅葉狩りと行きましょう。
南禅寺の紅葉
地下鉄を乗り継いで向かったのは南禅寺。 臨済宗大本山 南禅寺
ここは3年前(2017年)にも出張ついでに来ていて、その紅葉の見事さに感動したので再訪した次第である。蹴上駅から徒歩で行けるので、交通事情に左右されないのも良い。
3年前よりも1週間早かったので、特に水路閣のあたりの紅葉はまだまだだったものの、画角を工夫しさえすればそれっぽい写真は撮ることができた。何しろ今日は天気が良いので、赤く色づいた葉っぱが明るく輝いて実に綺麗だった。平日なので人も少ないし、出張で京都に来たことを忘れてしまいそうだった(笑)
永観堂の紅葉
南禅寺を後に、徒歩で永観堂へ向かう。永観堂は言わずと知れた京都随一の紅葉の名所。名所なだけあってピークを外してもそれなりに楽しめるようで期待が高まる。
総門から境内に入る。まだまだ色づき始めの樹々がほとんどだが、中には既に赤く染まった木もあり、美しい。そして人がほとんどいないのが本当にありがたい。
山の斜面に沿って巧みに木を組み合わせて作られた臥龍廊も、この時期なら誰も歩いていないタイミングで写真を撮ることができた。
本尊、いわゆるみかえり阿弥陀な祀られている阿弥陀堂。写真が撮れないのが残念だが、見返り美人のような表情が実に優美だった。そして印象的なのはこの極彩色の建物。派手派手しいが綺麗な色合いと天女の繊細な絵に目を見張る。
階段下から阿弥陀堂を見上げると、太陽の光を浴びて輝く紅葉が綺麗だった。これがもっと紅くなったら本当に綺麗なんだろうな。
多宝塔の前から京都の街並みを一望する。今日は本当に天気が良くてすがすがしい。良い時期に来た。出張前だというのを忘れそうだ、というか、もう半分以上忘れている(苦笑)
さて、紅葉の見どころ、放生池へ向かいましょうか。
全体で見るとまだまだ色づき始めの木がばかりなのだが、既に真っ赤になった木も数多く、11月初旬ということを考えると十分な出来栄えである。さすが紅葉の名所だけある。
池に浮かぶ弁天島や、遠くに見える多宝塔をバックに、赤く染まった樹々と絡めて何枚か写真を撮る。本当に今日は天気が良いので紅葉がよく映える。ちょっと早すぎるかなと思ったが見ごたえがあり、大満足でした。
六道珍皇寺の特別公開
東天王町から100系統のバスで清水道へ向かい、もうちょっと時間があったのでこちらへ。
ちょうど非公開文化財特別公開の期間だった六道珍皇寺に立ち寄り。 大椿山 六道珍皇寺 公式サイト
前にブラタモリでやっていたのを見て以来、一度見てみたいと思っていた。
ここも小野篁や閻魔大王が祀られている閻魔堂や本堂内は写真が撮れないのだが、本堂の石庭や冥途通いの井戸の写真は撮ることができる。
単なる井戸ではあるのだけど、ここから冥途へ向かったという伝説を聞くと、そういう世界を想像してしまう空気がここにはある。京都はこのような場所がそこかしこにある。実に魅力的だ。
市場小路でランチ
ちょうど時間はお昼。今日は地域共通クーポンがあるのでクーポンが使えそうな店で京都っぽいところということで、3年前に娘と出かけたときに食べた市場小路の寺町本店へ向かった。
京都っぽいお洒落なインテリアの店に入り、ランチを注文。ボリュームある肉とおばんざいがマッチして美味しくいただきました。
さて、もはや何をしに京都に来たのか忘れかけてましたが、午後は用件をこなしたり、Web会議を何件かこなしたり、一応?ちゃんと仕事しました。
用が終わったころにはもう日が暮れようとしてました。鴨川のあたりは本当に風情があって良いなぁ…。
のぞみグリーン車で帰京
帰りは19:54発のぞみ452号に乗車します。
グリーン車はガラガラだった。
最初乗った時はおしぼり以外なんのサービスもないグリーン車って何の意味があるんだろうと思っていたのだが、東海道新幹線のこのグリーン車の独特な静かな雰囲気は本当に魅力的だよね。あと座席の出来も本当に良い。普通車の座席は2時間乗ってると体が痛くなってくるのだが、グリーン車は快適の一言に尽きる。
のぞみ252号は東京まで2時間12分の最速のぞみだったので、あっという間に22:06東京着。
空き時間も含めて、充実した日帰り出張でした。