たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

親子北斗星弾丸旅行記(1):発端

昨年11月に竜飛海底駅へ向かう際に北斗星に乗って以来、我が家(自分だけか?)は寝台特急ブームである。

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その後、2月にトワイライトエクスプレスに乗り8月にカシオペアに乗り、後はサンライズエクスプレスに乗れば満足か…と思っていたのですが!

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我が家に置いてあった寝台特急の本を眺めていた息子が、「ほくとてー乗ってないよ!乗りたい~!」と…orz

うーむ、こんなことを言うなら去年竜飛海底駅まで連れて行けば良かったと思うが、今更仕方ない。 これが普通の親なら「この前カシオペアにも乗ったでしょ!贅沢ばかり言ってるんじゃありません!」と怒るものであるが、北斗星は下手をすると来春の改正で廃止となる可能性すらあり、仮にそうなると11月頃には廃止報道が出てそれ以降はチケットの入手が絶望的になることが予想されるので、今乗らないと2度と乗れないかもしれない。

北斗星はまさに最後のブルートレインであり、21世紀産まれの息子に昔懐かしい旅をさせるのも良い思い出になるだろう(3歳児なのでどこまで覚えてくれるかは怪しいが)

ということで、8月に北海道行ったばかりなのであるが再び北斗星に乗りに北海道へ行くことにしました(苦笑)

今回は夏に旅行で散財したこともあり、自分と息子の2人旅とし、単純に北斗星に乗ることだけを目的に、函館までの往復にした。

前回チケットをゲットしたJR北海道のネットサービスで空席を見ると、B寝台であれば結構取れそうであったが、息子は寝相が悪いし甲高い声で周囲に迷惑をかける可能性もあるので、B個室を第1希望とすることにした。

しかし同じB個室でも、2人用のデュエットは直前にツアーのリリースと思われる空席が出てきたり比較的取りやすそうに感じた一方、1人用のソロは個人客が多いからか直前でもなかなか空きが出なそうであった。

ということは10時打ちにかけるしかないが、さすがに始発で並ぶのも面倒だったので、9月24日の朝、会社をちょっと抜け出して(笑)東京駅へ向かった。 狙うは10月24日の下り北斗星である。

東京駅の八重洲口にあるJR東日本みどりの窓口は、1か月前予約専用の受付があり、10時に窓口にいなければならないという制約を除けば、他のどうでもよい予約で並ぶ客を気にしながら10時打ちを狙うことなく10時打ちを確実にしてもらえるので便利である。

が、10分前に行ったところ既に先客がおり、4番目であった。 周りはトワイライト狙いの客ばかりである。ホント、2月に乗っておいてよかった。

9時57分になると窓口の半分以上が閉まり、時報の音が流れ緊張感が漂う。 やがて10時になり、結果発表の時間であるが…残念ながら結果は×。 まあ、金曜の下りはさすがに厳しいよね…。

ということで、翌9月25日の朝、再び会社をちょっと抜け出して(爆)東京駅へ。

今度は函館発の上り北斗星を狙うことにする。

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昨日より少し早めに行ったので、3番目であった。 どうも10時打ちは窓口は3つか4つ使っているようなので、3番目なら確実に10時に打ってくれるだろう。

昨日と同じく時報を聞き、結果発表。 ほかの客は「申し訳ありませんが…」と返されたが、3番目の自分は「少々お待ちください」と言われた。 これは…?

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ハイ、無事ソロが取れましたよ!

6号車5番ということで、立つことの出来るJR北海道車ではあるが1階かつ進行方向逆向き席と最上級の席ではなかったものの、ヤフオクなどに頼ることなく取れたのはラッキーであった。

ロイヤルあたりは別格だろうが、ソロなら10時打ちをすればまだ普通に取れそうであるので、北斗星に乗りたい人は今すぐ狙った方が絶対に良いと思う。

復路なのがちょっと残念な気がするが、往路の函館着は6:35と早く、よく考えたら息子が起きるとは思えない時間であり、それを考えると復路でゆっくり朝を過ごす方が良いだろう。

しかしトワイライトはホントに取れませんね。最近窓口にはよく行くが取れたという声を聞いたことがないですわ。

これで寝台券は取れたので、往路をどうするかである。 函館くらいの距離だと普通は飛行機であろうが、飛行機だと息子は金がかかるので、鉄道で行くことにした。

ただ新青森までまっすぐ行くはやぶさは全車指定であり、息子を指定席に座らせると小児料金がかかる。 なので自由席で行くことにした。時間はかかるが、逆に乗り継ぎながらいろんな新幹線に乗せれば息子も満足するだろう。

しかしこの行程には難問が1つある。 盛岡から新青森の間は自由席のある列車がなく、代わりに立席特急券が売られていて、空いている席に座るという運用をしている。なので「東京から新青森までの自由席特急券」は買うことができない。 この場合、「自由席と立席の通し特急券」を買うことで、東京から新青森までの指定券特急券料金から520円引かれた自由席特急券に相当するものを購入することが出来るのだが、問題はこの特急券を窓口氏がちゃんと発券してくれるかである。

このあたりのやり方はこの方のサイトに詳しいが、「盛岡支社では盛岡打ちきり(=料金が高くなる)の誤案内がされる」だの「首都圏ではこの手の発券方法をまとめた冊子を見て発券する」だの、いかにも面倒くさそうな感じが…。

dkwsutn.hatenablog.jp

ということでなかなか窓口に行く気が起きなかったのだが、一念発起して窓口へ行った。 向かった先は北斗星のチケットをゲットした東京駅八重洲口のみどりの窓口である。ここなら経験も豊富だろうし何とかしてくれるだろう。

窓口は混んでいて、面倒くさい注文をするのはちと気が引けたが、自分の番になった。 窓口氏は若い女性であった。最近東京駅の窓口は女性の方が圧倒的に多い。

窓口嬢はマルス端末をタッチし始めた。何も見てないので自由席で新青森まで指示してエラー返すとかそんな初心者行為しないよな、と心配したのだが…。

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先ほどのサイトと全く同じ2枚の特急券が出てきましたよ!

いやあ、窓口据え付けと言われる冊子を見ることなく、この面倒くさい特急券を発券した窓口嬢にプロの貫禄を感じましたわ。さすが東京駅の窓口はレベルが高い。感心しました。

そんなわけで、無事このチケットも取れたので、最大限活用することにしたのがこのプランである。

東京8:28→郡山10:03 なすの253号 E3系こまち型車両
郡山10:07→盛岡12:07 やまびこ43号 E6系
盛岡12:37→新青森13:29 はやて13号 E5系
新青森14:51→函館17:02 白鳥17号
函館21:49→上野9:38 北斗星

絶滅危惧種となったE3系こまち型車両、そして現こまちというよりスーパーこまちと言う方がしっくりくるE6系と、息子が未乗の新幹線車両に乗せることにした。

函館は4時間くらいしか入れないが、3歳児にとって函館は楽しい街ではないし、夜景でも見れればちょうどよいくらいだろう。 という、たった26時間の弾丸旅行プランが組みあがりました。 まさに息子にテツな教育をするためだけの贅沢旅行ですな(笑)

自分としても、昨年乗れなかった北斗星の個室に再び乗れるとあって楽しみである。

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まあ、どう考えても自分の道楽だよな~(苦笑)

(つづく)