帰国便は香港0:30発のNH840便である。 大っ嫌いな深夜便なのであるが、明日は会社なので(泣)仕方がない。
23時前にANAのカウンターでチェックイン。
出発までまだ時間はあるので、コスモホテル香港のデポジットで帰ってきた香港ドルで許留山のスイーツでも食べようと思ったのだが、何と許留山の空港店は昨年閉店したそうだ。 到着時とか出発時とか、利用している人いっぱいいたはずなのに、採算取れなかったのかな。 足裏マッサージに続き、香港スイーツも食べられないとは無念…。
仕方がないので出国してラウンジに向かうとしましょうかね。
運が悪いと延々と歩かされる香港国際空港の搭乗口であるが、今日のNH840便は17番搭乗口と出国審査からほど近い場所であった。ラッキー。
そしてその近く、15番搭乗口近くにあるシルバークリスラウンジが今日の指定ラウンジである。
昼行便は、UAのラウンジを案内されるのだが、UAのラウンジがNH840便の出発前に閉鎖してしまうため、NH840便に限りこちらが指定されるのである。 まあ、スタアラゴールドであればどちらも利用できるのだが。
香港のシルバークリスラウンジを使うのは2008年以来8年ぶりだが、その間に2度も改装があり、スタイリッシュながらも以前よりは明るい内装になっていた。 部屋も広く、食事がとれる席、ゆったりくつろげる席などニーズに合った席が多数用意されていて、窓がないことを除けば満足のいく施設である。
食事も充実しており、とりあえず…といろいろ選んでたら皿いっぱいになってしまった(苦笑) だた、ひそかに楽しみにしていたハーゲンダッツは欠品(泣) 今回はスイーツに縁のない旅行であった…。
ここで1時間ほどゆったり過ごした後、いよいよ搭乗である。
搭乗時にはどの機材だったのかよく見えなかったのだが、後で調べるとこの日のNH840便の機材はB767-300ER・JA610A号機であった。
そう、あの自分が乗りたくなかった天井に穴の空いたことのあるJA610A号機である。 無事戻れてよかったですわ…。
帰りはビジネスクラスにした。
この近距離、しかもサービスなど望めない深夜便でビジネスクラスは勿体ないのだが、少しでも寝たかったので仕方がない。 思いっきりリクライニングできる最後尾の席を選択したが、ちょうどこのあたりが穴空いて修理したところなんだよね…。
エコノミークラスはそこそこ混んでいたようだが、ビジネスクラスは半分くらいの搭乗率で、自分の隣は空席だった。
2002年に出たときは2-1-2の革新的な座席配置ともてはやされた旧Club ANA Asiaも出て早13年。人間贅沢なもので、50インチのシートピッチことまだいいとしても、深夜便だととにかくリクライニングの角度が浅くて、非常に不満なスペックである。
0:52、NH840便は一路羽田に向けて離陸した。 羽田の到着時刻は朝5時とのこと。今の日本時間は2時前なので、たった3時間しかない。
眼下には香港ディズニーランドの景色が広がっていた。 このルートだと、ちょうどビクトリアハーバーの上を通過していくのだが、深夜だからか、ここから南に旋回してしまった。
CAさんが来て、食事の準備を…とか言われたが、ラウンジで沢山食べたし、とにかく寝たいので朝起きてたらくれ、ということで機内サービスをパスして寝ることにした。
おやすみなさい…。
席がしょぼいなど散々言ったビジネスクラスであるが、エコノミーよりはさすがにまともな席だけあって、2時間くらいは寝たみたいで、気づけばもう羽田は間近であった。
なので、機内サービスは一切受けられず…。CAさんの「お休みでしたのでサービスは省略しました」という満面の笑みを受けただけであったが、せめて目覚めのコーヒーくらいほしかったな。
朝4:54、夜も明けきらない羽田空港に到着。 すぐそこの111番スポットに到着する。
ここは入国審査まですぐなので便利な場所であったが、こんな時間なのに到着便は結構あるみたいで、入国審査は行列になっていた。 なので自動化ゲートでさくっと通過するも、荷物が出てきません(怒)
もう、TIATは本当に荷物を出すのが遅い。何とかしてくれ…。 とはいえ、10分弱で荷物が出てきて、税関も何も言われず、5時15分には外に出ることができた。
まだリムジンバスの始発までは時間があるので、京急~都営地下鉄を乗り継ぎ6時半過ぎに自宅へ戻り、着替えて朝ごはんを食べて会社に向かいました。
たださすがに2時間睡眠だと特に午後はかなりつらく、その日は普段よりも早く帰って死んだように寝ましたが。 やっぱり深夜便はキツいなぁ。往復深夜便で香港弾丸の旅行記とか見るけど、自分にはまねできないわ。
ということで、今回の旅行はぶっちゃけ行ける時間の中で行けるところに行ったという旅行であり、単に気分転換のためという感じがしなくもなかったが、定番ではあるが香港・マカオは何度行っても魅力ある街であり、十分にリフレッシュできた。
さて、これからの激務を頑張るとしましょうか…。