京都の春と言えば、花見もあるのだが春のをどりである。一昨年、昨年と花見と合わせて都をどりや京おどりを愉しんだ。
今回は日程を3月31日にしたので4月から始まる都をどりや京おどりは見れないことから、3月20日から4月2日まで上七軒歌舞練場で行われている北野をどりを観劇することにした。
北野をどりを観劇するのは初めて。そして今回の上七軒の観劇で2023年度、五花街のをどりを全て制覇することになる(過去の記録は以下参照)。ちょっと楽しみだ。
■2023年4月:京おどり・都をどり
■2023年5月:鴨川をどり
■2023年11月:祇園をどり
風情ある上七軒歌舞練場のをどりを堪能
花見旅を平野神社で一旦打ち切り、歌舞練場へ。
庭園にかかる橋を渡って劇場へ入るこの動線が風情があって素晴らしいですなぁ。
橋を左手に曲がると屋外の広間があって北野をどりの看板が置かれていたが、夏はここはビアガーデンになる。実は5年前の京都出張時にここへ連れられてきたことがあるので、上七軒歌舞練場自体は2度目だったりします。
右手に曲がると劇場に入る。上手脇が通路になっていてそこから入り込むのが珍しい。ご多分に漏れずインバウンドもいたが、場所が京都の中心部から離れているだけあって祇園甲部ほどは多くはなく落ち着いた雰囲気だった。
そんな上七軒、遠くてアクセスしづらいこともありなんとなくお高いイメージを持っていたのだが、前半の舞踊劇「雲のかけ橋」は、台詞もストーリーもシンプルでわかりやすかったし、後半の舞踊はもちろん綺麗だったし、かえってをどり初心者向きだったりするのかなぁと思った。1時間20分があっという間で良かったです。
さてこれで五花街全部見たのだけど、どこが一番良かったかというと、個人的には宮川町かなぁ。昨年の宮川町は今思い返すと五花街の中でも全然面白くない部類にあったのだけど、何しろ最後の宮川音頭が全て吹き飛ばすくらいのインパクトがあるからなぁ。
今年度これで五花街の舞踊全部観たのだけど、何が1番だったかと言うと京おどりかなぁ。去年の舞踊劇とか難解で全然面白くなかったけど、最後の宮川音頭で全部持ってっちゃうんだもん。あの破壊力は半端ないな。今年は観に行かないけど来年また観に行こうかな。 pic.twitter.com/2E3oDkSmZC
— たま (@tamazotamazo) 2024年3月31日
今年は見に行けなかったけど、来年はまた見に行こうかしら。
予約していたANA便欠航で、ビジネスきっぷどうなる…?
さて、あとは残るしだれ桜のスポットを巡って帰ろうと思ったら、ANAからメールが。なんと予約していた伊丹19:00発NH38便が欠航とのこと!
え、帰りのNH38欠航?今日もう他の便満席だしどうしてくれるのよANA。 pic.twitter.com/24g1JWBxdc
— たま (@tamazotamazo) 2024年3月31日
今回、昨年6月に買って以来、幾度となく延期してまだ使ってなかった「ANAビジネスきっぷ」の2区間目をNH38便で予約していたのである。
今日3月31日の午後便は混んでいて、特にNH38便は最終便のNH40便より高く、旧特割のバリュー1でも2万円超えしていたので、お得だなと思って予約していたのだが…うーん、こんなことになるとは。
今回、あとの便が全て満席になっているので、普通に考えたら東海道新幹線で帰るのがベストであり、特割系の場合はJALで一度欠航の憂き目にあったけど、空港に行かずとも変更できるし払い戻しもできる。
ただ今回問題なのは1区間目を使用してしまうと原則払い戻しができないANAビジネスきっぷが、2区間目払い戻せるか、である。新幹線で帰って払い戻しができなかったりするとまたどこかで使わないとならないが、1年間の有効期限が切れる6月初旬まで公私ともに大阪に行く予定はもうない。
確認しようとANAに電話しても混んでて繋がらず、ただまあしだれ桜見てから伊丹空港に行って確認しても最終の新幹線で帰れる時間だったので、一旦伊丹空港へ行くことにした。
結論としては、この日何故か80分遅れだった16:50発NH34便に空席が出て予約変更ができたのだが、18:10発の便に乗るためには17:50には保安検査場を抜けなければならないところ、乗っていたのは京都河原町16:41発の京とれいん。
阪急河原町駅に行ったらちょうど特急が出た所だったが、2分後に出る京とれいんに滑り込んで座れた。転んでもタダでは起きんぞ笑 pic.twitter.com/cIJPWuZre6
— たま (@tamazotamazo) 2024年3月31日
座れてラッキーと思っていたのだが、乗り換え案内を調べると、十三で1分乗り換えで阪急宝塚線の急行に乗らないと間に合わない!阪急京都線はいつも淡路の平面交差で遅れがちであり、やばいなぁと思っていたのだが、神の思し召しか京とれいんは時刻通りで、無事、17:40過ぎに大阪空港駅に着くことができた。間一髪である。
ま、京都に行くのにいつも素直に新幹線を選ばない自分が悪いのですがね。
もう時間はなかったが、ANAラウンジに行ってジュースを一杯立ち飲みする。お土産を見て回る時間が全く取れなかったが、まあ、このご時世会社土産とか買う必要がもうなくなったのが幸いである。
NH34便の機材はB787-9・JA937A号機。どうも那覇空港で被雷したようで遅れたらしい。満席なので優先搭乗のGROUP1やGROUP2がとんでもない行列になっていた。全然優先搭乗じゃないな。
直前予約だったのでかろうじて通路側は取れたもののかなりの後方席だった。ただJA937A号機は新インテリアだったのでシートテレビもあり、快適だった。
ド満席ということもありプッシュバックしたのは予定時刻よりもさらに遅れた18:19、羽田空港に到着したのは19:35だった。
が、羽田空港第2ターミナルの遅延便あるあるの69番ゲートという僻地オブ僻地着。到着ロビーまで500mってのはさすがに長すぎじゃないか!?
まあ、NH38便よりは早く着いたので、予定より早く家には帰れたから良かったけど。最後慌ただしかったが、京都花見旅、無事終了です。
結局、ANAビジネスきっぷ2区間目の払い戻しは?
さてこう苦労して帰ってきたわけだが、結局ANAビジネスきっぷの2区間目が欠航となった場合払い戻しはできるのか。ANAにメールで後日聞いてみたところ、できる(ただしWEBではできないので電話で)ということであった。
この前のNH38欠航の際よくわからなかった、ANAビジネスきっぷが2区間目欠航時片道のみ払い戻しができるかANAに問い合わせたところ、電話すればできるそうだ。流石に欠航時は柔軟にやってくれるのね。ただ最近ANA電話が混んでて繋がらんのよね…。 https://t.co/Qrz2n0UXiR
— たま (@tamazotamazo) 2024年4月4日
なので、今回東海道新幹線で素直に帰れば交通費も浮いたし、浮いた分でグリーン車で帰ることもできたってことだね。結果論ですが。ANAビジネスきっぷを使う人でかつ2区間目が欠航なんて目に合う人はほとんどいないだろうけど、もしそうなった人いたら参考まで。