今回の香港旅行の最大の目的、それはiPhoneを買うことである。
海外版iPhoneのススメ
自分は8年前の2016年に同じく香港で初代iPhoneSEを購入して以来海外版のiPhoneを使っている。海外版を選ぶ理由は何といってもシャッター音が鳴らないこと。一度この快適さを体験してしまうと、いくら円安で日本版が一番安かろうともう二度と戻れないよね。
2020年には同じくiPhoneSE2を買ったが、この時はコロナ禍で海外に行けなかったので通販で購入した。
iPhone SEのシンガポール版が嫁分も含め2台到着。海外版は日本で買うより1台1万円近く高いけど一度シャッター音無しを体験するともう戻れません!
— たま (@tamazotamazo) 2020年5月7日
ただ4年近く使ってきた旧SEと比べるとやっぱでかいなぁ…慣れるまで時間かかりそう。 pic.twitter.com/iaOMgQd8zz
ただ初代iPhoneSE、iPhoneSE2は日本版と海外版は型番が同じだったものの、2022年に出たiPhoneSE3は日本版と異なる型番になってしまい、バンド19が掴めないこと、何より技適がないので国内利用が自己責任になってしまうことがネックでどうしようかずっと悩んでいたのだが、iPhoneSE2を買ってから4年。ストレージもいっぱいになってしまい、iPhoneSE4が今年出ないかもという情報も出てきたので今回、一念発起して8年ぶりに海外で買うことにした次第である。
モバイルオクトパスを駆使してS56バス~MTR東涌線を格安移動
そんなわけで今回はiPhoneを買うことが目的なので現地では極力節約することにして、NH859便で香港へ着いた後は、一番安いバス~MTRの乗り継ぎで市内へ向かうことにした。このルートで移動するのは初めて香港に来た2005年以来だ。
香港国際空港のバスターミナル脇にある東涌站行バス停からS56系統のバスに乗る。
空港周辺は工事中で道がごちゃごちゃなうえにラウンドアバウトが多くて左右の揺れが激しく気分が悪くなるが、15分ほどで東涌駅バスターミナルに到着。
郊外のベッドタウンといった感じの東涌駅。地元感があって楽しい。
ここからMTR東涌線に乗って香港站へ向かう。エアポートエクスプレスと違ってロングシートの普通の電車で、東涌で座席が埋まり立ち席も出るほど混んでいたが、スピードは速く、バス乗り継ぎを入れても1時間程度で香港駅に着いた。乗り換えの手間はかかるものの、バス・MTR合わせて27.3HKDで移動できるのでこの安さはありがたい。
香港旅行では必携なのがオクトパスカードであるが、いつの間にかオクトパスのアプリができたみたいなので今回Octopus for Touristsのアプリをダウンロードして手持ちのオクトパスカードを取り込んで使ったけど、この(通称)モバイルオクトパスがものすごく便利だった!
モバイルSuicaと全く同じ使い勝手でスマホをピッとすればよいだけだし、チャージもクレジットカードから可能。Suicaよりも歴史が古いだけあって使えるお店も結構多く、これさえあれば香港をキャッシュレスで過ごすことも十分可能だ。というか今回、ほとんどオクトパスとクレカで支払いして現金は前回余った手持ちの150HKD紙幣を熟食中心の食堂で使っただけ、追加の両替せずに過ごせましたわ。
このモバイルオクトパス、香港行くなら絶対用意した方が良いと思いますです。
IFCのアップルストアでiPhoneを購入
向かったのは香港站の真上にあるIFCモールのアップルストア。
スターフェリーへの連絡通路から見えるリンゴマークは香港へ行った人なら一度は見たことがあると思う。前回もここでiPhoneを買ったので2度目である。
ショーケースにはiPhoneSEがほとんど置かれておらず一瞬焦るが、端っこの方に展示されていたのでそのあたりで店員さんに声をかけて購入。アップルストアの店員さんの接客レベルの高さは本当に素晴らしいね。香港という土地柄もあって自分のつたない英語でもしっかり受け答えしてくれてとても気分が良かったです。
ただがっくりなのは値段。128GB版で1台4188HKDなので8万円以上する。今日本のアップルストアでiPhoneSE3を買うと69800円なのでシャッター音の有無のために1万円以上払うことになるんだよね。これなんとかならんかなぁ。
というか、2016年のブログを見たところ初代iPhoneSEは64GBで4288HKDと今の128GBよりも高かったらしいが、その時の日本円換算がなんと55000円だったらしい。いやあ、この8年でなんでこんなに円の価値が低くなったのか…。
今回はiPhoneSEなのでまだこの値段で済んでいるが、どうもiPhone15Proとかだと、1台で20万超えとなり、海外旅行の免税枠を超えてしまうらしい。旅行者の免税枠もこう円安になるともうちょっと拡大してもらわないとだね。
さて今回の旅行の最大の目的は終わったので、あとは明日帰るまで香港を巡ることとして、まずはホテルへ向かうことにします。