今回の香港旅行で1泊したのはミニホテルセントラルである。
Mini Hotel Central | Central Hotel Hong Kong | Near LKF
香港はコロナ前からホテル代が高く、普通のホテルに週末泊まろうとしたら15000円は超えてしまう。ゲストハウスを選べば3000円~4000円で泊まれる場所はあるのだが、香港の安宿は自分の大っ嫌いなシャワートイレ一体型、しかも東アジアの家でよく見られる便器の真上にシャワーがついているタイプばかりで、さすがにそれはないわ…と思ってシャワーとトイレが別の安いホテルを探した結果こちらにした次第である。
値段はTrip.comで7800円くらい。週末で1万切ったのでまずまずだったかなと思う。Trip.comは5年前も使ったけど、他のサイトよりも一番安かった。さすが中華系には強いね。
外観・ロビー
ミニホテルセントラルはその名の通り中環にある。しかもMTRの駅から徒歩5分程度と交通の便は無茶苦茶良い。
が、中環は坂だらけのエリアなので、ホテルに行くには坂を登っていかねばならない。ビルに囲まれた道を上がっていき、左へ曲がると…
ホテルにたどり着くには最後、この階段を登っていく必要がある。まあ、そこまで段数があるわけではないのだが、スーツケースとか持ってる人はきついだろうね。自分はリュック1個だったので特段苦ではなかったが、湿度が高いので汗だくに…。
一応フリンジクラブの建物をぐるっと回ればホテルには階段を使わずに行くことはできる。まあ、香港島に泊まる際にスーツケースなんか使うなって感じだわな。
そんなわけでようやくホテルに到着。ホテルは小ぎれいな雰囲気で、ロビーは結構広く、ゆったりとしたソファが並んでいた。なかなかいい感じじゃないですか。
チェックインを済ませて7階の部屋に向かいます。
激狭だけど意外に快適な?ダブルルーム
アサインされた708号室のドアを開けると…。
ベッドがドン!、その奥にシャワーとトイレ、以上!という激狭ルームであった。そう、このホテルはその名の通り部屋が狭いのである。広さは7平方メートルとドミトリー並みである。
ただ、白を基調にしたシンプルな内装と壁に貼られた鏡が意外と狭さを感じさせず、むしろ心地よい狭さだったりするので悪くはない。
壁がうすいと口コミに書かれており、確かに隣室の話声は時折聞こえたものの、それで眠れないとかいうほどではなかった。また近くには盛り場ランカイフォンがあるのでうるさいという口コミもあったのだが、少し離れているので全然静かだったな。
どの部屋も基本狭いのだが、微妙に部屋の広さは違っていて、今回自分が泊まった708号室はどちらかというと狭い方であった(泣)
シャワールームとトイレはちゃんと分かれていたが、どっちも非常に狭い。洗面台は何故かシャワー側に設置されており、シンクが超小さくて顔を洗う時に難儀した。
そして、部屋との仕切りがガラス張りで隠すものが何もない。一人で泊まるなら何も問題ないのだが、これ一応ダブルルームなので2人で泊まることも可能(しかも結構泊まってそうだった)なのだが、カップルとかであってもなかなか2人で泊まるのはしんどいんじゃないのかしら。というか、急な階段と言い、このホテルで普通の2人客は泊まっちゃいけないね。
窓からの景色はなかなか良かったけど、何しろトイレが丸見えになってしまうのでずっとブラインドを落としてました…。
一応部屋の入口に小さなテーブルがあり、コンセントやポットがあったものの、枕が反対側だったので充電とかちょっと使いづらかったかな。
ペットボトルはもちろん、歯ブラシなどのアメニティもなく、シャワールームにはボディソープしかなかった。まあこのあたりまでは想定の範囲内ではあったのだが、びっくりしたのがタオルが使い捨てのペラペラの1枚しかなかったこと。体を拭くのも大変なレベルだし、これしかないのでシャワー室から出たときに足を拭くマットもなくて結局床が濡れてしまった。昔はちゃんとしたタオルが置かれていたらしいのだが、これは勘弁だったなぁ。
ミニホテルセントラルのまとめ
中環の駅から徒歩5分という立地の良さがとにかく素晴らしかった。空港へ行くにも香港島内のバスに乗るのも始発なので座れるし、スターフェリーやMTRで九龍へもすぐ行けるのでとにかく便利だった。この立地で1万円切りというのは非常にお買い得な宿泊だったと思う。狭いというのはもともと聞いていたし、1人旅なので何も問題はなかった。
ただひとつネックなのは使い捨てのタオルかなぁ…。ホテルはタオルがフカフカなのが大事だというのを、タオルがないことで初めて味わいましたわ。歯ブラシとかは持参すればどうにでもなるけど、タオルを持参するのはさすがにかさばるからなぁ。次回、ここに宿泊するかと言うと、ちょっと悩ましい…。