の続き。
京阪特急で祇園四条駅に着き、まずは鴨川の景色でも見ようかと思って四条大橋へ向かったら…。
橋を渡るのが大変なくらいの大混雑…いやはや、秋の京都の混み具合は半端ないな。まだ紅葉もこれからなのにこんなに混んでいたら、ちょうどこの記事を書いている今日、勤労感謝の日あたりはもっとやばいのでは…。
そしてこの日の京都は暑かった。11月だってのになんでこんなに暑いのか…。
八坂神社本殿特別公開
さて京都で最初に向かったのはこちら。
八坂神社である。
八坂神社はもう何度も来ているが、この秋の京都非公開文化財特別公開で、本殿が特別公開されるということで、改めて訪れた次第である。
令和5年度 第59回京都非公開文化財特別公開|【京都市公式】京都観光Navi
拝観料1000円を払い、本殿裏でしばし待つ。集団での拝観だったので結構待たされた。
で、拝観したわけであるが、看板をよく見れば書いてあったのだが、この特別公開、「本殿後戸および本殿裏」の公開であって、七五三の季節のため本殿正面からは拝観できなかった。後戸から入って本殿裏より、内々陣にいる中御座・素戔嗚尊、東御座・櫛稲田姫命、西御座・八柱御子神の神様にお参りするのだが、祇園祭では神輿に乗っている方々が普段はここにいるのね、とは思ったものの、壁に阻まれて見えるわけもなく「一番近いところからのお参りです」と言われたものの、はあそうですか、としか言いようがなく。
ただ、八坂神社の拝殿と本殿が一体化した構造の概要や、神仏習合時代の感神院の扁額、十一面観音像などを見ることができたのは、まあ勉強にはなったかな。
この後知恩院の三門特別公開もハシゴしようと思ったのだが、予想以上に時間を使ってしまったので次の目的地へ。
祇園をどりを観劇
続いてはすぐ近くの祇園会館へ。ここは普段は「よしもと祇園花月」の公演が行われている場所であるが、11月1日から10日まで、祇園をどりが行われている。
京都五花街のをどりのうち、唯一秋に行われている公演であり、このタイミングで京都に来たからにはと思って16時からの回を観劇することにした。
Webで予約はしたものの、座席は選べず当日引き換えとなるのは鴨川をどりと同じ。果たしてどこかな…と思ったら、なんと最前列であった。
首が痛くなる席であるが、舞妓さんや芸妓さんの所作が間近で見れる特等席である。1時間ほどの公演を最良の席で堪能した。
で、この祇園をどり、何より一番人数の少ない祇園東歌舞会の公演であり、寂しいものではないかというのを危惧していたのだが、確かに他の公演よりは演目ごとの出演者数は少なかったものの、個人個人の演技が素晴らしく、全くほかの公演に引けを取らない素晴らしい公演であった。全員で12人くらいだったので、基本みんな出ずっぱりだったので、一人ひとりが誰だがすぐわかるし、舞妓さんとか逆に相当鍛えられるんじゃないか。すっかり祇園東歌舞会のファンになりました。
今年は結局、4月の都をどり・京おどり、5月の鴨川をどりとをどり観劇づいており、結局5つ中4つ見てしまった。
来年は上七軒も見て五花街制覇だな。
圓徳院夜間ライトアップ
17時に祇園会館を出て、少し時間があったので、圓徳院へ向かった。
このあたり何度も通った場所であるが、実は圓徳院は初訪問。ここは高台寺ともどもよく夜間拝観をやっており、この時間の拝観には持ってこいである。
北と南の二つの庭のライトアップされた景色を楽しむ。まだまだ紅葉には早かったが、それが故にそこまで混んでおらず、東山の喧騒から離れた落ち着いた時間を過ごすことができた。
夕闇迫る賑やかな祇園に戻り、さて帰りますか。
JL138便で帰京~また次回
帰りはタイムセールで予約した伊丹空港20:15発のJL138便なので、阪急~モノレールと乗り継ぎ伊丹空港までえっちらおっちら戻る。
今日のJL138便の機材はB787-8・JA848J号機。機内は結構混んでいた。
JALなので離着陸時の照明が落とされるので、大阪や千葉の夜景を楽しみながら定刻より若干遅れて羽田空港へ。高速バスで帰宅しました。
念願の金峯山寺のご開帳も観れたし、青の交響曲や八坂神社の特別公開に祇園をどりと色々盛りだくさんの一日であったが、やっぱり日帰りはちと物足りない。宿代が高騰の一途でなかなか泊るお金もないのだが、ぜひ次回は宿泊で来たいところだ。
ということで次回は来月、京都に1泊する予定。楽しみだ。
(おわり)