たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

NH203便・ANAプレミアムエコノミーでフランクフルトへ / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(2)

2月10日(土)。日中は家事などをして、夜いそいそと家を出発し、京急で21時過ぎに羽田空港第2ターミナルへ。

羽田空港第2ターミナル国際線ANAラウンジで夕食

2週間ぶり(笑)の国際線ターミナルです。

深夜便出発のピーク時間帯ではあるが、2タミ出発便は5便しかないので出発ロビーはガラガラ。21時半まで営業の両替所でちょっとだけユーロに両替してとっとと出国しANAラウンジへ向かうとしよう。

この前より人は多かったけど、それでもこの余裕っぷりはすごい。利用者的には素晴らしいけど、これ他の航空会社からすると優遇過ぎと文句言われても仕方がない気がする。3月から6割の便が移るとか言ってるけど、際際乗り継ぎなんて知らんから全部移すべきなんじゃないのかなぁ。

2024年3月31日より対象便拡大!羽田空港をご利用の際はご利用ターミナルをご確認ください | 羽田空港国際線 | 空港と都市に関する情報 | 空港 | ご旅行の準備 | ANA

3タミのANAラウンジでは何十人待ちになるシャワールーム、驚異の待ち人数ゼロだったし。まあ自分は家でお風呂入ってきたので使わなかったですけど。

ダイニングコーナーはこの前よりも品数が多く、唐揚げやハンバーグ、ポテトといった食事っぽいメニューが増えていた。ライブキッチンコーナーにもコックさんがいたが、作ったものをそのまま出す形態ではないみたいだ。

これから乗るNH203便は、出発後機内食が出ないので、ここでがっつり夕食を食べる。カレーの皿が朝と違って大皿しかなかったのでそれなりによそってしまったけど、まあANAラウンジのカレーはこんなにたくさんはいらなかったかな…。

まあ色々言ったけど、利用者からするとこのラウンジ本当に素晴らしく、SFCとっといて本当に良かったなぁと思いますな。

2週間前のラウンジの様子はこちら。

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NH203便プレミアムエコノミーに搭乗

NH203便は73番ゲートから22:45に出発する。

今日の機材はB787-9・JA839A号機。コロナ前のフランクフルト線はB777-300ERであったが、早期退役で機材が減っているためB787-9になっている。なのでビジネスクラスはロンドン線で飛んでいる最新のTHE ROOMではなく、格下げ感があるのは損した気分だ。まあ、今日の往路はビジネスじゃないので別になんだって良いのだけど。

搭乗開始時間の22:15前にGROUP2の列に並ぶが、車椅子客の搭乗に手間取り、機内の案内は20分以上遅れていた。搭乗に時間がかかるのは仕方ないとして、事前に案内を遅らせるとか、もっと車椅子客を早く乗せるとかあると思うのだが、ANAのグラホは相変わらずレベルが低いよな…さらに最近iPadばかり覗き込んでろくにアナウンスしないから余計にたちが悪い。

そんなわけでようやく席に着席。6年前と同様、プレミアムエコノミーである。

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ただ前回はSFCのアップグレードで座れたプレミアムエコノミーだが、2019年4月からプレミアムエコノミー特典で直接予約できるようになったので、今回は14時間もかかるということもあって片道33500マイル払ってプレミアムエコノミーを最初から予約してある。

ANA国際線特典航空券 プレミアムエコノミーの予約を開始します

プレミアムエコノミーは台北で乗っていらい2週間ぶりだが、今回は長距離便なので、幅、ピッチともこの余裕がありがたい。

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今回は夜行便であるが、もしかしたらオーロラが見れるかもと思ったので最前列の窓側席を確保した。

しかしこの目的地までの飛行時間「13:45」ってのは本当にぞっとするな…。米国東海岸線よりも長い。

NH203便は結局定刻よりも遅れた22:59にプッシュバック。C滑走路に向かうと、これまでになく減光した。なんだANAもやればできるじゃないですか。

C滑走路から23:17に離陸。東京湾上空を旋回して高度を上げていく。ディズニーランドやスカイツリーなど東京の夜景を堪能。さよなら日本。

本来であればこのまま横浜上空から右旋回して北上するのだが、ロシア上空を通れないので左旋回して太平洋上を北へ向かう。こちらは全く土地勘?がない。スカイマップは迂回ルートはプリセットはされていないようで、ある程度距離が進まないとこの後どう進むか出てこないみたいだ。

離陸後、以前はパンが配られていたが、今回はペットボトル、パンやお菓子などが入った袋が渡される。ずいぶんチープだが、何しろこの先14時間近く飛ぶので、このくらいは必要だろう。

なかなか過ぎ去らない時間

スナックが配給されると機内は真っ暗になるので寝るしかないのだが、どうも最近機内や車内で寝つきが悪い。7月のサンライズの時もそうだったが、うとうとしても熟睡できないのである。年なのかなぁ。

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プレミアムエコノミーはノイズキャンセリングヘッドホンがついているので、それを当てながら、寝てるんだか寝てないんだかわからない状態がしばらく続いた。

いい加減に疲れたのでちょっと起きると、時刻は日本時間で6時過ぎ。だいぶ時間は経ったが全体で言うとまだ半分を過ぎたくらい。ただアンカレジは過ぎ、北極海には入ったらしい。普段は大っ嫌いな3D地図だが、北極海を通るルートだと2Dだとどこ飛んでいるのかよくわからないので、3Dは重宝する。

プレミアムエコノミーの客はスープを頼めるので注文。前回乗った時は特製カップラーメンだったのだが、今回は市販のスープDELIだった。このスープDELI、特売で買って在宅勤務の時によく家で食べてるので全くそそらない(苦笑)のだが、時間間違えると全然柔らかくならないパスタはしっかり柔らかくなっていたのはさすがだった。

オーロラでも見えないかな…と思って外を見るが、何にも見えなかった。ただ外はほんのり明るかったのは、やっぱり北極圏を飛んでいるからなんだろうね。

それから1時間ほど経ち、クロワッサンのサイドイッチの配給。あまりおなかはすいてなかったが、とりあえず食べる。さすがに飽きてきた…。

長い長い14時間を終えフランクフルトへ

さらに寝たんだか寝てないんだかわからない時間を過ごし、残り3時間を切ったところで機内が明るくなる。

グリーンランドを超えて、ヨーロッパが見えてきましたよ…。

以前のNH203便は朝食ということで軽めな機内食であったが、今回は日本時間で言えばお昼ごはんの時間であることから普通のメニューであった。「トマトペンネとチキンのクリームソース」を選択。クリームソースの中にチキンが入っていて、これ自身は美味しかったのだが、チキンが思いのほか少なくてちょっとがっかり。

機内を散策。エコノミーはほぼ満席だった。B787-9はシートピッチは86cmと広いのだが、いかんせん横9列は狭い。これで14時間は正直きついだろうな…。

ただプレミアムエコノミーも、広いと言っても所詮はエコノミー。特にANAのプレミアムエコノミーは初期から出ているがゆえに、最近レベルアップが進む他社に比べると少し見劣りがする気がする。特典航空券だとプレミアムエコノミーとビジネスクラスの差は片道6500マイルしかないのだが、ちょっとぼったくりな気がするなぁ。あと6500マイル払えばビジネスクラスだったら席さえあればビジネスクラスに乗りたいわ…なんて書いたら、4月18日からビジネスクラスの必要マイル数が増えて差がつくという改悪をするそうで…泣

ANA国際線・提携航空会社特典航空券 必要マイル数の一部改定について|ANA

また特に最前列は想定はしていたもののフットレストがなく足の置き場に困ってしまったので、次回乗るのであればもうオーロラの可能性は無視して通路側最後列にしたいと思う。さすがに14時間だと疲れた。

3Dでこれまでのルートを動画でたどる。これまで大っ嫌いだった3Dマップであるが、ルートを動画で撮ると面白いね。

長い長い14時間がもうすぐ終わります…。

離陸時は減光していたが、着陸時は明るいままだった。どういう基準なのかよくわかりませんな。まあずっと目つぶってたので明るい方がしゃきっとする気はしたけど。

フランクフルトの市街地の明かりを見ながら、5:14にフランクフルトマイン国際空港に着陸。5:28にスポットイン。ほぼ定刻での到着である。

14時間のフライトお疲れ様でした!いよいよ6年ぶりのドイツです。

フランクフルトの入国審査を何も聞かれずにパス!

6年ぶりのドイツ語の世界にうきうきするが、ここからが最初の難関。入国審査である。

昔はザルだったフランクフルトの入国審査は最近特に厳しいとされ、自分も6年前に滞在日数と目的を聞かれてなんでそんなに短いんだ何しに来たとあれやこれや聞かれて難渋した。なので今回は1泊して(まあ翌日午前に帰るので全く普通じゃない行程なのだが)eチケットやホテルの予約も打ち出しておき、何か聞かれたときの想定問答(アワードチケットがこの日程しか取れなかった、とか…)も用意しておいたが、果たしてどうなるか。

EU外からの入国審査は半分くらいしか開いておらず行列ができていた。指示された場所に並ぶが、入国審査官の裁量と言うか並んでいる人の出自によって進みが全く異なり、目つけられそうな国から来ている人に当たると列が全く動かなくなる。

最初並んでいた列も全く進まなかったので途中で列を変え、日本人親子3人旅の後ろに並んだ。この3人は1人ずつ審査を受けてたので、後ろの2人は何も言われずにスタンプを押されていた。

で、自分の番になったところ、その家族の一員と思われたのか?なんと何も聞かれたなかったのですよ!超ラッキー。先ほどの3人旅の皆さん本当にありがとう。フランクフルトの入国審査は日本人個人グループの後に並ぶのが一番良さそうだ。

しかし、なんで何も悪いことしてないのにこんないちいち悩まないといけないのか…。EUは近々ETIASというESTAのような事前申請システムを入れるみたいだけど、金払って事前申請させるのなら自動化ゲートでさくっと入国させてほしいものだ。

フランクフルト国際空港のコンコースに出ました!久々のこの光景に感無量です。パタパタ、まだ動いてたのね。また会えるとは嬉しい!

さあ、時刻は6時前、まずはフランクフルト中央駅へ向かいましょうか。

(つづく)