たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

アパホテル浅草田原町駅前に宿泊 / 全国旅行支援でワーケーション (3)

全国旅行支援を使ったワーケーション第3弾はアパホテル浅草田原町駅前である。

【公式】アパホテル〈浅草 田原町駅前〉(アパ直なら最安値)宿泊予約 ビジネスホテル

月曜日に会社へ出社する日があり、アパホテルの価格を調べてみると日曜泊が一番安かったので、前泊して出社することにした。

この前泊まった両国でも良かったのだが、大浴場付で安いところを探したところ、このホテルが出てきた次第である。

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今まだアパホテルはコロナ療養ホテルとして貸し出してるホテルが多く、その中には大浴場付のものも多くて選ぶチョイスが少ないのがちょっと残念。ベッセルホテルカンパーナすすきのが際たるものだけど、療養者はそういうオプション使わないのだからそれが売りとなってるホテルを借り上げないでほしいよな…。

外観・ロビー

この日は午前中用があって外出し、一旦家に戻って一息ついたあと、夕方いそいそとホテルに向かった。

ホテルは田原町駅のすぐそばにある。田原町駅と言われてもピンとこなかったが、バス停で言えば浅草寿町の交差点の近くなのね。浅草の繁華街から歩けなくはない距離にあるし、あと都営浅草線の浅草駅からは10分かからない距離にあるので、都営利用者は結構便利だ。

最近建てられたアパホテル標準のキンキンキラキラなロビー。いやはやなんつーか、おもろいなアパホテルは。

しかし1秒チェックインで一瞬でチェックイン完了するのは本当に素晴らしいですわ。

そして吹き抜け構造も変わらず。この日は雨が降るあいにくの天気で、雨粒が入り込みちと寒かった。

スカイツリーを望むシングルルーム

今回は11階のシングルルームに宿泊する。

前回の両国と全く同じような部屋で、写真使いまわしてもたぶん気づかれないだろうな。

バストイレもアパホテル標準。まあこのホテルは大浴場があるので使わなかったけど。

アパホテルのトイレはウォシュレットが標準装備なのだが、暖房便座機能がないところが多くて、コストカットのためなんだろうけどなんだかなぁと思ってしまう。まあ2020年以降のホテルには付くようになったみたいだけど。

あとアパホテルで変えてほしいのは浴衣。大浴場とか行く際には着崩れしない作務衣タイプの方が楽であり、最近のホテルは作務衣タイプの方が主流だと思うのだが、アパホテルは頑なに浴衣なままなのよね。

さてこのホテルは町中の普通のホテルなので両国のような景色は望めないかなと思っていたのであるが、郵便局の隣の隙間から、東京スカイツリーを望むことができる部屋があるのである。網のかかった小さな窓しかなく、写真など期待できるレベルではないが、見えるとそれはそれで嬉しいね。

がんばって網が写らないように写真を撮ってみました。

この部屋、アパ直の事前チェックインで確保した。おそらく高層階の東向き数部屋しか対象ではないと思うので、事前チェックイン開始後即手配は必須だと思うが、この機能を知ってしまうとアパ直以外の予約はする気が起きなくなるな…。

翌朝は天気も回復し、朝の日差しを背後にそびえたつスカイツリーがまた見事だった。我が家からでも見れるスカイツリーだけど、やっぱり近くまで来たら見たいですわな。

大浴場

最上階14階には大浴場がある。


(写真はホテル公式から借りました)

ホテル規模がそれほど大きくはないので大浴場はそこまで広くはなかったが、十分快適な規模でゆったりとしたひと時を過ごす。

露天風呂は目隠しフェンスごしではあったものの、都心方向の景色を望むことができた。特に西側が上野方面に高い建物がなく、浅草通りが上野駅方面に一直線に伸びる景色を望むことができてなかなか迫力があった。

浅草界隈を散策

あいにくの天気ではあったが、せっかくなのでお上りさんよろしく浅草界隈を散策することにした。

駒形橋から吾妻橋スカイツリー、そしてアサヒビールスーパードライホールを望む。ライトアップされた建物や橋が本当に綺麗だった。

雷門や仲見世は夕方にもかかわらず人で賑わっていた。すっかり人では回復してて嬉しい限りだ。観光地はこのくらい人がいないとね。

せっかくなので浅草寺に参拝。何度も来ている浅草寺であるが、この江戸下町の独特な風情や何度来ても飽きることがなく、旅行気分を味わえて楽しい。東京に観光で来るなら浅草はやはり外せない場所ですな。

「昔ながらの喫茶店 友路有」のモーニング

アパホテル浅草田原町の朝食は、1階に併設されているコメダ珈琲のモーニングが提供される。

コメダのモーニングを食べるというのも良いかなと思ったのだが、別にコメダならここじゃなくても食べられるし、普通のモーニングにサラダやヨーグルトがついた特製メニューが900円と今一つコストパフォーマンスもよろしくない。

なのでせっかく浅草に来たのだからどっかモーニングできる場所でも探してみるかと思ったところ、「昔ながらの喫茶店 友路有」というお店を見つけた。

東京赤羽 浅草 昔ながらの喫茶店 喫茶店友路有(トゥモロー)

「友路有」と書いて「トゥモロー」と読むらしい。

仲見世通りにある店で、ホテルからは国際通りを北に向かい浅草ROXを右へ入り、10分くらい歩くが、朝の散歩と思えば遠くはない距離だ。

古い昔ながらの喫茶店という感じであったが、会計は会計機でキャッシュレス決済対応と、あと禁煙だったのがとてもありがたい。

ミックスモーニングセット(680円)をチョイス。タマゴやパン、そしてサラダもついてボリュームたっぷりでこの物価高な現在この値段で提供してくれるとは実に素晴らしい。大満足でした。

アパホテル浅草田原町駅前のまとめ

なかなか快適な1泊でした。浅草界隈にはアパホテルいっぱいあるのだが、大浴場がありスカイツリーも見れて程よい値段のこのホテルはおすすめである。といっても、田原町は浅草の繁華街からはちょっと離れていて、静かなのはいいけれど不便なのは否めない。なので東京メトロの一日乗車券などを買ってこのホテルに来て、浅草から田原町まで銀座線を使ってしまうとかすると、だいぶ使い勝手は良くなるのではと思う。

それにしても、日曜夜の憂鬱なひと時を少しでも紛らわすことができる日曜ビジホ泊はなかなか良いですな。一番値段も安いし、また月曜に用がある時など宿泊してみたいところだ。

ホテルをチェックアウトして都営浅草線に乗る前に再度駒形橋からスカイツリーを望む。天気はすっかり回復して青空が見えていた。今週も一日がんばりますか。

 

京王プレッソイン新宿に宿泊 / 全国旅行支援でワーケーション (2)

全国旅行支援を使ったワーケーション第2弾は京王プレッソイン新宿である。

京王プレッソイン新宿【公式サイト】朝食無料、ベストプライス

11月初旬に新宿で行われるイベントの対応をすることになっており、夜遅くなりそうだったので、旅行支援と絡めて宿泊してしまうことを思いついた。

旅行支援が始まる前に予約したので、後付けで旅行支援が適用され、確か1泊あたり6,500円ちょい、実質700円くらいで宿泊でき大変お得であったが、旅行支援開始後に予約サイトを見たら同じ部屋の値段が1泊9,000円くらいになっていた。まあコロナ前は都内のビジネスホテルはそのくらいの値段してたと思うけど、この価格差を見ちゃうとなんだかなぁと思っちゃうね。

外観・ロビー

京王プレッソイン新宿は新宿駅南口から徒歩10分ほどと結構離れているが、都営新宿線からだと新線新宿駅の都庁側出口を使えば多少近くなるので好都合だ。

フロントは2階にあり、1階はローソンがあるので買い物には便利だ。さっそくエスカレーターを上りチェックインと行きましょうか。

が、チェックインが行列になっていて、ロビーで待たされる羽目に。アパホテルの1秒チェックインを見てしまうと、旧来のチェックイン方式なこのホテルの遅さが際立ってしまう。内装はオーソドックスで落ち着いてるけど、アパはこのあたり素晴らしいね。

10分以上待たされてようやくチェックインが終わり、部屋に向かいます。

シングルルームB

今回宿泊するのは10階のシングルルームBである。

部屋は12平方メートルとそれほど広くはない。

シングルルームBは普通のシングルルームと部屋タイプ自体は差はないが、土足禁止になってるほか、椅子がやや豪華になっておりリモートワーク向きといった作りになっていた。今回はあまりここで仕事はしなかったけど、靴を脱いでくつろげるのは何かとありがたい。

机は広々としているが、テレビが鎮座しているのでその分は割り引く必要がある。机の前に窓があるのは爽快感があって良い。

その景色であるが、甲州街道に面していて、特筆すべき眺めではないが広々とした空間を臨めるのはありがたい。交通量の多い甲州街道ではあるが車の音は全くと言っていいほど聞こえなかった。

フロア図を見ると、右側の甲州街道に面した部屋は意外に多くないようで、もしかしたらシングルルームBがそこにあてがわれているのかもしれない。

ベッドは普通のシングルベッドで特筆すべき点はなく、ややくたびれた感も感じられるが、ベッドサイドにはコンセントが設置されるなど最近の必需品はちゃんと備えられていた。

バストイレはありきたりなユニットタイプ。大浴場の設備はないので、こちらを使ったが、もうちょっとお湯の出が良いと良かったかな。

無料の朝食

京王プレッソインは、朝食が無料というのが特徴である。ホテルと言えば朝食なので、ありがたい。

朝食は1階の朝食コーナーで提供される。甲州街道に面した雰囲気から勝手に2階を想定していたのだが、ローソンの奥にこういう場所があったようだ。

中に入ると、食堂ばりにぎっしりと詰まったテーブルと椅子に、アクリル板がびしっと設置されてかなり重苦しい雰囲気。人数制限かけられるくらいならこのほうが良いけれど、果たしてこの過剰ともいえる対策は一体いつまで続くのやら…。

メニューはパンやサラダ、おかず数品に、カレーやお茶漬けが揃っている。無料だけあってそこまで豪華なメニューではないが、必要十分だ。

なおこのカレーは京王系列のC&Cカレーなんだそうだ。C&Cカレーファンは結構多いようなので、これは嬉しいと思う人もいるのでは。

京王プレッソイン新宿のまとめ

イベントで遅くなっても家に帰らずにすぐベッド、というのは最高だったけど、全体としては可もなく不可もなくというホテルで、アパホテルのような強烈な自己主張がないだけちょっと面白味には欠けた宿泊だったかな。

一時期京王プレッソイン都心部に結構展開していてビジネスホテルでは一歩抜きんでたイメージがあったのだが、今となっては普通のビジネスホテルで、何か飛び出たものがないと今後はなかなかつらいのでは。

朝食が無料なのはありがたかったけど、新宿エリアは今はコロナ療養施設になってて選びづらいけどアパホテルのタワーが歌舞伎町や西新宿にもあるので、次新宿でホテルでのんびりといった場合にはアパホテルを選んじゃうかもなという気がします。

 

アパホテル&リゾート 両国駅タワーに宿泊 / 全国旅行支援でワーケーション (1)

すったもんだの末10/11から始まった全国旅行支援

ただ、今年受験生の息子がいる自分としては、ただでさえ所用にかこつけてこの夏あちこち出かけてしまったのに、さすがに秋も旅行支援でどこかに行くわけにはいかない。

本当は7月に始まるはずだったので、それだったら4年前の娘のように夏休み中に受験生の気を紛らせようと1泊くらい出かけることもできたろうに、本当に岸田政権の決断力の無さにはがっかりするばかりだ。

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ただ、じゃあ家にいたら子供たちの役に立っているのかと言うと、すっかり子供たちに嫌われ(泣)、また土日も塾でいないので、正直あまりいてもいなくても関係なかったりするので、ふと旅行支援を使ってワーケーションを兼ねて都内のホテルに行くことを思いついた。

ちょうど、息子が修学旅行でいない3日間のうち、午後に大手町に行く用がある日があったので、その日の前に1泊することにした。

宿泊したのはアパホテル&リゾート 両国駅タワーである。

【公式】アパホテル&リゾート〈両国駅タワー〉(全室禁煙)(アパ直なら最安値)宿泊予約ビジネスホテル

所詮アパホテルではあるが、であるがゆえに手軽にリゾート気分を味わえるようで楽しみだ。

外観・ロビー

午前中は在宅で仕事をした後、遅めの昼休みを取ってその間に新宿線大江戸線と乗り継ぎホテルへ向かう。在宅&フレックスだからできる技だ。

アパホテル&リゾート 両国駅タワーは国技館の裏手にある。大江戸線両国駅を降り、休館中の江戸東京博物館の脇を歩くと、目の前に白いタワーがそびえる。

この大胆さがいかにもアパっぽい。

小さいながらも車寄せがあり、高級ホテル感がある入口を入ると、まあ煌びやかなロビーが…この悪趣味ともいえるコテコテなアパデザインであるが、まあ自分は嫌いではない。

今回アパ直で予約したので、QRコードをかざすだけでチェックインは一瞬で完了。旅行支援のクーポンをもらう手続きは別途必要だが、平日ということで人も少なかったこともあるが、アパホテルのDX化のおかげで実にストレスがなく素晴らしい。

2階はパブリックスペースとしてローソン、MACHI Cafeと呼ばれるラウンジが備わっている。壁には相撲錦絵が飾られていたのが両国らしい。このMACHI Cafe、全然使っている人もおらず、チェックアウト後に仕事をすることもできて良かった。

クロークっぽいスペースもあったのだが…しかし、煌びやかなシャンデリアとかすごいデザインだな…自分は嫌いじゃないぞ。

アパ直で眺めの良いシングルルーム確保

31階建てのこのホテルは眺望無し、18階までの低層階、19階以上の高層階、29階以上のスカイフロアの4段階にランクが分かれている。今回、いくら旅行支援有とはいえ無駄金使いたくはなかったので低層階のシングルルームをチョイスしているが、せっかくならば景色の良い部屋を選びたいものだ。

いろいろ調べてみると、このホテルはスカイツリーに近いにもかかわらず、北東よりに建つドコモ墨田ビルが邪魔をして、スカイツリーを望める部屋はごく限られているらしい。ただ、アパ直で予約をすると、前日アプリから好きな部屋を選んでチェックインできるようなので、今回アパ直を始めて使って予約し、ここならば一番眺めが良いだろうと思われる部屋を選んでおいた。果たしてその結果はどうだろうか。

このホテルも最近のビジネスホテルでは流行りの吹き抜けの作りであったが、31階建てで吹き抜けはさすがにインパクトがあってなかなか怖い。

さて部屋に入ります。

部屋の広さはアパ標準の11平方メートル。タワーであろうが何だろうが同じである。壁のデザインがなんというか…だけど、まだ新しいので全く気にはならなかった。

50インチのテレビが存在感があるね。

机は広々としていて、仕事するにはちょうど良い。ワーケーションするならばアパの設備が機能的で使い勝手が一番良いと思う。

バストイレはユニット式。機能的で狭さは感じない。もっともこのホテルは大浴場があるのでお風呂は使わなかった。

さて、気になる景色である。カーテンを開けると、思いのほか窓の大きさは小さかったのであるが…。

じゃじゃん。眼下には安田庭園、そして奥には隅田川、右を向けばぎりぎりスカイツリーも!想像通り、一番景色の良い部屋だったようだ。

パノラマで撮るとこんな感じでした。

今回選んだ部屋は1531号室。写真では上が南側で国技館両国駅方向、右が隅田川、下がスカイツリー方向(ただしドコモ墨田ビルに阻まれて見えない)、左が錦糸町の方向である。右下方向に向いている部屋は他にもあるのだが、引っ込んでいる部屋は支柱に阻まれて隅田川もろくに見えないトラップがあるらしく、事実上この31号室が唯一隅田川、そしてスカイツリーまで望める特等席なのである。

本当は低層フロアの最上階で取りたかったのだが空きがすでになく、取れる中で一番高い1531号室を選んだのだが大正解だった。このブログで紹介すると取りづらくなりそうだけど、せっかくなのでおすそ分けしておきます。

しかしアパ直は素晴らしいね。アパ直は一番安いし、予約するとチェックアウトが11時になるし、アパホテルはアパ直じゃないと泊まる気にならなくなりますな。

そんなわけで移動込みの昼休みを終えて仕事再開です。

仕事を終えた後の夜の景色も素晴らしかった。いやあ、良かったなぁ。

スカイプールからの景色

最上階の31階は客席のほか、鉄板焼きレストランとスカイプールがある。

スカイプールの営業は夏だけであるが、入るだけであれば年中可能なので、ちょっと仕事を抜け出して見学する。

いや…こりゃすごいや。都心方向を一望できるまさにアーバンリゾートといった趣で、インスタ映えする景色にびっくりです。

背後には大手町や丸の内の高層ビル群が並び、眼下には隅田川の悠然とした流れに両国駅、そして国技館の屋根がどんと鎮座する。この景色はすごいや。

夜の眺めもまた素晴らしかったけど、プールの明かりが眩しすぎて、かなりガラスに近づけてハンカチとかで覆わないと夜景ショットは撮れないのがちと残念だった。

でも、この景色を見るだけでリゾート感を満喫できるとは、アパホテル恐るべしだな。

大浴場でゆったり

このホテルは大浴場が地下1階にある。

(写真はホテル公式から借りました)

大規模ホテルなので広々としていたが、完全満室だったらこれでも足らないんじゃないかしら。あと地下1階なので露天風呂ありといっても上が空いてるだけといった感じではあったけど、それでも足伸ばしてゆっくりくつろげるのは良いよね。

そんなわけで、翌朝11時ぎりぎりまで部屋で仕事した後、2階のMACHI Cafeで昼前まで仕事の続きをして、午後の大手町の仕事へ向かいました。

アパホテル&リゾート 両国駅タワーのまとめ

いや、所詮アパホテルということやあのコテコテのデザインが気にならなければ、都内で息抜きするのは最高の場所だったかな。両国自体そんなに行く場所ではないので、目新しいところもポイントが高い。今回結局旅行支援を除くと実質1,200円くらいで宿泊できたので、非常にお買い得であった。

ただ、日~火くらいだとこの値段で泊れるけど、金~日あたりだと今だと10,000円を軽く超えてしまうようだ。旅行支援抜きで1泊1万超えだとしたら、正直違うホテルを探しちゃうかな…。

 

男鹿線完乗~秋田新幹線で帰京 / JREポイント半額特典キャンペーンで行く東北(8) (2022年10月)

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の続きです。

秋田市内を一瞥した後はまだ未乗だった男鹿線に乗ります。

デジタルフリーパスとEV-E801系で男鹿へ

秋田10:38発の男鹿線直通男鹿行に乗る。

男鹿線の車両は蓄電池電車のEV-E801系である。

EV-E801系(ACCUM):JR東日本

このEV-E801系は8月に乗車した、JR九州のBEC819系をベースにした車両である。

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外観な内装はJR東日本らしく大人しめになっているが、大きなLED方向幕などJR九州っぽさは感じられる。九州ベースの車両が遠く秋田の地で走っているとは興味深い。

車内のディスプレイにはどちらのモードで動かしているのかが表示されるが、なまはげのイラストが表示されるのが秋田っぽい。

今回、男鹿まで往復するにあたり、何かお得な切符でもないものかと思っていたのだが、TOHOKU MaaSのデジタルフリーパスで提供されている秋田・男鹿おさんぽきっぷを使うことにした。

TOHOKU MaaS:JR東日本|東北の旅行・グルメ・観光がスマホで便利になる

1550円と秋田~男鹿往復より10円高いが、今日は帰りに秋田より先まで乗るので、秋田~和田間の運賃を考えるとお得である。

スマートフォンで買えるので、駅で切符を買わなくても良いのは便利なのだが、TOHOKU MaaSって正直あんまり情報が出回ってないと思う。スマホネイティブな人に本当に刺さっているのか、そしてJR東は本当に売る気があるのか疑わしいな。

そんなデジタル化が進んだ男鹿線ではあるが、乗ってしまえばわずかな乗客を乗せて休日午前ののんびりとした空気を運ぶローカル線であった。

男鹿半島の南岸沿いを走る男鹿線であるが、海はほとんど見えず、見えるのは長閑な田園風景とあちこちにそびえたつ風車ばかりであるが、八郎潟が海に接する船越水道にかかる八郎川橋梁からは、八郎潟残存湖と日本海を両方望むダイナミックな景色を楽しむことができた。

11:32、小一時間の男鹿線の旅は終わり男鹿駅へ到着。

男鹿駅は改築されてこぎれいな駅舎になっていて、反対側の道の駅おがとの間は広々とした駅前広場ができ、観光客で賑わっていた。もっとも、ここに来ている人のほとんどは車だろうけど…。

EV-E801系は駅に整備された剛体架線にパンタグラフを上げ、秋田に向けて充電を行う。男鹿での折り返しはどの列車も30分以上停車して充電作業を行っているようである。秋田までは大した距離ではないのに毎回充電など無駄な気がするのだが、ローカル線にありがちな数分の折り返しではないので、周囲を散策する時間があるのはありがたい。

大龍寺の庭園を散策

向かったのは駅から5分ほど、坂を上った先にある大龍寺

大龍寺 楽水亭庭園 | 男鹿の観光スポット | 男鹿なび

戦国時代からの歴史ある曹洞宗の寺院だそうだ。

この寺の見どころは明治時代に西洋史学家、澤木四方吉の父で地元の名士、澤木晨吉の別荘だった「楽水亭庭園」だという。

落ち着いた景観、自然と調和した庭園が見事だった。しかし、澤木四方吉という方、ここに来るまで全く聞いたことがなかった。まだまだ知らないことが多すぎる。

庭園の奥には、多宝塔様式で鐘楼を兼ねた龍王殿がそびえ立つ。この様式は日本唯一なんだそうだ。

ここから海を臨む景色は見事だった。今日はそこまで見えないが、遠くは森吉山まで見えるのだそうだ。ここで鐘を鳴らし、この後の旅の安全を祈願。

通路には先代、そして先日亡くなったばかりの当代円楽の写真が。両氏ともここを訪れ、襖絵を書いていったそうだ。

そんな話を、住職さんや奥さんからしていただき、お茶のサービスまでしてもらった。特筆すべき重要文化財などがあるわけではない寺ではあったが、その優しい雰囲気が心地よくて、訪れて良かったなと思う。わずかな折り返し時間で訪れるのが勿体なかったな。

しかし、当代円楽が亡くなってしまうのもびっくりであったが、72歳だったのも驚きだ。自分もだいぶ年を取って月日の経つ無常ばかり感じてしまう。

大龍寺を後に、道の駅おがにもちょっと立ち寄ったものの、地元の物産売り場は充実していたものの、レストラン以外で食べられるものがアイスくらいしかなく、軽く地元の名産でも買って車内で食べようかと思ったのだが断念。車で食材を買うならそれでよいのかもだけど、もうちょっと食事が充実してると良かったかな。

12:19発の秋田行に乗り、秋田へ戻る。

横手を往復して大曲から秋田新幹線で帰京

秋田からは13:45発の新庄行に乗る。

このまま東京に帰るのであれば秋田新幹線に乗ればよいのだが、実は大曲から横手までの間が未乗区間になっている。もう20年以上前、まだ山形新幹線が新庄まで延びる前に北上線で横手に出てから、特急こまくさで新庄方面に向かったと記憶しているのだが、このためこの区間だけ抜け落ちた次第。それから20年、乗ろう乗ろうと思ってここまで来てしまった。

大曲までは秋田新幹線との並走区間で、時折E6系がすれ違う。この区間普通列車でも110kmまで飛ばすので、すれ違いは迫力があり心地よい。

大曲を過ぎて、田園風景を眺めながら15分ほどで14:59横手着。わずか5分で折り返し列車に乗り込む。20数年ぶりの横手訪問はわずか5分で終わる(苦笑)

15:22大曲着。

大曲は花火の街。駅前には花火の模型があり、駅前の商店街も花火通りだとか。ちょっと行くと資料館もあるのだが、今日はそこまで行く時間がなく断念。

さて、帰りは15:39発こまち34号に乗ります。

大曲では進行方向が変わるので、東京行も秋田行も同じ向きで入ってくるのが面白いが、乗り間違えのないようにしないといけない。

予約した前日夜では残席が数席しかなく通路側しか取れてなかったが、当日の朝に窓側席が1席だけ空いたのでなんとかコンセントのある席を確保できた。しかし、前日夜でも当日数分前まで席が空いてれば取れるJREポイント特典は本当に素晴らしい。特典航空券とはエライ違いだ。半額でなくなっても、ちょこちょこ使って行きたいと思う。

遅い昼食として、秋田駅で買った大舘名物の鶏めしを車内で食べる。さすが有名な鶏めし、味・ボリューム・値段とも文句なし。大変美味しく頂きました。

この日の東北・秋田新幹線は結局軒並み満席で、よく前日夜に取れたものだと思う。

途中の仙台からもわんさか乗ってきて、コロナ前の流動に完全に戻ってきたことを感じるが、この後旅行支援、そしてJR東日本パスの期間限定販売(註:10/22で終了)を考えると、東北はしばらくは混みすぎて出かけられないな…。

こまち34号は先行列車遅れで東京駅手前で数分待たされたが、定刻19:04を少し過ぎて東京駅に無事到着。前日に決断した割には大胆な移動となった日帰り旅であったが、未乗区間も片付けられて満足な一日であった。

これでJR東日本管内の未乗区間は、津軽線の中小国~三厩間を残すのみとなった。のだが、この区間は8月の大雨で不通となってしまい、復旧の見通しが未だ経っていない。このまま廃止となって完乗達成なんてことがなければ良いのだが…。

 

NH401便で秋田へ / JREポイント半額特典キャンペーンで行く東北(7) (2022年10月)

JREポイント半額特典キャンペーンで秋田へ

2月から始まったJREポイント半額特典キャンペーンも今回が最終回である。

「JRE POINT特典チケット」キャンペーン|えきねっと(JR東日本)

これまでの2回はこのキャンペーンを使って東北への日帰り&乗りつぶし旅を堪能してきた。

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が、今回は9月26日~10月7日までと3回のキャンペーン期間中一番短く、土日は10月1日・2日の2回しかない。

しかもその1週前に京都に出かけてきたばかりなので、今回どうしようか前日土曜の夜まで悩んだが、結局出かけました(苦笑)

9月に放送されたブラタモリの恐山が非常に面白かったので、弾丸で見に行こうかとも思ったのだが、さすがに恐山に日帰りで行くには相当無理しないといけないのでまたの機会にして、未乗区間が残っている秋田へ行くことにした。

往路はとくたびマイルで秋田へ

10月2日(日)。早起きして向かった先は…

羽田空港である。

最初は往復新幹線の半額キャンペーンで行こうと思ったのだが、この期間のトクたびマイルが秋田まで3000マイルで行けたので、往路は朝寝坊ができるヒコーキにした。

今週のトクたびマイル|ANA

気づけばANAのマイルは失効が始まっていて、その点でも3000マイルとはいえ使えたので良かった。

しかし、3月までは救済措置があるけれど、4月以降結構なスピードでANAのマイルが失効してしまうので、いい加減に来年あたりどこか海外にでも行って消費しないとまずいのだが、燃油サーチャージのバカ高さに円安のダブルパンチでどうしても行く気が起きないのよね。シンガポール航空使えばサーチャージかからないのだが、今更シンガポールってのもなぁ。しかもANAの予約サイトはなかなかシンガポール航空の良い便出さないようになってるし。

ANAラウンジで小休止した後、7:45発秋田行NH401便に乗る。地方路線らしくバスゲートだった。

今日の機材はB737-800・JA71XN号機。ありきたりのB737であるが、日曜の朝便ということもあって乗客はまばらで、3列席を独占する。このくらい空いているとB737でも快適だよね。

乗客が少なかったこともあり沖止めでありながら定刻の7:45にプッシュバックを開始し、ほどなく7:55、C滑走路から離陸。

首都圏を見下ろす絶景を堪能

この時期北へ向かう便は、左窓から首都圏を臨みながら北上する絶景が楽しみの一つだ。

NH401便はお台場を左に見ながら旋回し、新木場や豊洲のビル群を眼下に望みながら高度を上げていく。そして江東区墨田区の家々の先には東京スカイツリーがにょきっと経ち、背後には皇居の緑、更に奥には富士山と、首都圏の大パノラマを堪能する。

家々は埼玉県に入っても続き、首都圏の奥深さを実感するも、鉄道や道路沿いを外れると田んぼが見えだしたりして、そのまだら模様も見ていて面白い。

今日は天気が良くて尚更素晴らしい景色だった。北へ向かう便はここが一番楽しいと思う。

やがて日光から東北の山々に景色が移り変わり、鳥海山を臨むころには高度は徐々に下がっていく。

すると山々に風力発電の風車が目立ってくる。日本海側には風車が立ち並ぶというのは知識としては理解してたが、改めてみるとほんとあっちこっちに立ってるね。

定刻より若干早い8:48に秋田空港着。客が少ないし眺めは良いし、それでいてたった3000マイルとかなりお買い得な搭乗で大満足でした。

千秋公園を散策

リムジンバスに乗り秋田駅へ。

こう見ると意外に(失礼)秋田って栄えてるのね。

後で調べると秋田市の人口は30万を超え、盛岡や青森よりも多いのでした。東北新幹線がバンバン来る盛岡よりも人口が多いってのはちと意外。

若干時間があるのだが、秋田市内には観光地と言える場所はほとんどなく、唯一と言える千秋公園に行く。ここは一度来たことがある。

千秋公園

前に来たときは桜の季節で、二の丸跡あたりが人で賑わっていたのだが、今回は朝ということもあって人も少なく、久保田城跡の黒門跡や表門、本丸跡近くの八幡秋田神社などをゆっくりと散策。2度目ということであまり期待はしてなかったのだが、前回と異なる落ち着いた雰囲気が気に入った。

せっかくなので一番奥にある御隅櫓まで行く。コンクリづくりの特に歴史があるわけでもなさそうな建物ではあるが、秋田市内を一望できる。しかし、こう見ると秋田は都会だな(失礼)。それにしても日本海側は本当に風車だらけだ。

プチ市内観光を終え、この後は男鹿線に乗ります。

(つづく)

うさぎだらけの岡崎神社~のぞみ号グリーン車で帰京 / 2022.09 京都旅行(7・終)

午前は洛北から嵐山を巡っていたが、午後は一点、岡崎へ行きます。

うさぎだらけ!でフォトジェニックな岡崎神社

市バスを東天王町で降りて、向かった先は岡崎神社

安産・子授け 岡﨑神社 神社挙式、神前結婚式

金戒光明寺のすぐそば、真如堂永観堂も近所にあり、何度もこのあたりは来たけど、岡崎神社はまだ行ったことがなかった。

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こじんまりとした境内の神社で、ぱっと見た感じありふれた神社のように見えるのだが、ここを有名としているのは…

うさぎである。

このあたりの山々に野うさぎが住んでいたことから、岡崎神社ではうさぎが神の使いとして祀られているのだという。そして、うさぎは多産な動物であることから、子宝を願う人たちで集まる神社になったのだという。

我が家はもう子宝とは無縁ではあるが、このかわいい狛うさぎ?像を見るとほっこりしてしまう。

奥の狛うさぎ?はややりりしい顔立ちだった。

本殿を守るのもうさぎ、提灯もうさぎと、うさぎ尽くしの神社はなかなか楽しい。

そして一番の見どころはこちらだろう。

かわいいうさぎの置物たち。これはおみくじの入った容器で、おみくじを結ぶのと同じようにここに置いて行ったのだろう。一羽一羽顔や表情が違っていて見ごたえがある。

せっかくなので自分も一羽購入。家にお土産として持ち帰りました。

10分ちょっともあれば一瞥できる小さな神社であるが、近くの観光スポットと交えてちょろっと訪れるのには好都合な場所にある。バス待ちの間に訪れるのはどうだろうか。

のぞみ178号グリーン車で帰京

この後は所用を済ませて京都駅へ。京都19:48発ののぞみ178号で帰ります。

JR西日本のN700Sであった。帰りはようやくグリーン車に乗車である。

しかし、N700Sのグリーン車は明るすぎてどうも自分には合わないなぁ…N700の方が落ち着いてて好きだな。

のぞみ178号は名古屋駅で安全確認のため数分遅れたが、途中ぶっ飛ばして東京駅には定刻21:59に到着。行きがやたら時間かかったこともあって、本当にあっという間だった。本当は行きもグリーン車でゆったり行くつもりだったのだけどな…。

2022.9 京都旅行のまとめ

半年ぶりの京都旅、もっとゆったり旅だったのに台風の影響で初日が半分以上潰れてしまったのが残念であったが、2日目は天候にも恵まれ、大体行きたいところも行くことができ、満足な旅だった。

しかしまいったのは混雑。

岡崎神社に行くときに乗った5系統など、とんでもない混雑だった。ここ2年程、コロナ禍で人がいない京都に行きまくってたので、久々の混雑は喜ばしいことなのだろうけど実に参った。今ちょうど紅葉そして旅行支援期間中ということでさらに酷い混雑なんだろうから、次京都に行くときはピークをずらした時期を狙っていくようにしたい。

 

平安京創生館の復元模型~法輪寺からのパノラマを堪能 / 2022.9 京都旅行(6)

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の続きです。

平安京創生館の平安京復元模型

御土居そばの土天井町バス停から市バス6系統に乗り、千本丸太町へ。そこから丸太町通を少し西に歩いた先にある京都市平安京創生館が次の目的地である。

京都市平安京創生館公式ホームページ TOP

このあたりはかつての平安京の中心、大内裏があったあたりであるが、右京は次第に廃れ、御所も引っ越してしまい現在の京都は左京が中心となっていて、観光的にはあまり訪れることもないエリアとなってしまっている。

しかし平安宮造酒司跡にある平安京創生館に、平安建都1200年記念事業の一環として縮尺1/1000の復元模型が常設展示されている。しかも料金は無料!ということで今回やってきた次第である。

平安京創生館は京都市生涯学習総合センター(平安アスニー)の1階にある。図書館があったりするので地元の人が出入りしていたが、平安京創生館は観光客もまばらであった。

さて、早速復元模型を見ることにしましょうか。

おおっ!想定よりもスケールが大きくてびっくりです。

南北11m、東西10メートルもあるそうで、これはすごいや。

まずは南側から大内裏を臨む。平安京の真ん中を突き抜ける朱雀大路の入口に立つ真ん中の門が羅城門。左右対称に位置しているのが東寺と西寺である。東寺は今でも残っているが、羅城門や西寺は今はない。

視線を下げるとなお面白いということで屈んでみる。東寺や西寺の五重塔や羅城門の高さがよりクローズアップされて迫力がある。この頃の京都の街は寺以外に高い建物はなかったようなので、五重塔からの景色はさぞや絶景だったのでは。

大内裏のあたり。このあたりは今は住宅地でわずかな遺構以外は何も残っていない。1200年の歴史とよく言うけれど、京都は実は1200年前の右京の衰退や、応仁の乱で焼き尽くされたこともあり、1200年前から残る建物は実はほとんどない。この頃の京都の街並みを一度見てみたかったな。

嵐山はこの頃から見ると郊外どころか別荘地という感じだったのだろうね。ただ家がないだけでなんとなく今でもその面影はあるように思う。

東山のあたり。真ん中の縦に長い建物は三十三間堂。今に残る数少ない建物だ。ただそれ以外は全く今の街並みとリンクが取れない。三十三間堂の南の池なんて今どこだろう。そう考えると、今の京都人の所詮300年ほどの歴史なんか1300年の歴史を誇る奈良人からしたら何言っちゃってるんだという感じなんだろうか。

岡崎エリアも今とは全く姿かたちが違う。ここには法勝寺という白河天皇が建立した大きな寺があり、なかでも八角形の九重塔は高さ81mと、東寺の五重塔もびっくりの高さがあったという。

腰を屈めて見ると、その高さがより際立って見える。このジオラマからですら絶景なのだから、さぞや実際の景色は見事だったのだろう。

平安京創生館には法勝寺の復元模型も展示されている。いや、これホント見てみたかったな。誰か、復元してくれないかなぁ…。

この平安京創生館の復元模型、想像以上に面白かった。今の地図を叩き込んで比較してみると、京都の街がどう変化していったのかがわかって実に興味深い。ガイドさんがいて歴史を解説してくれるサービスもあり、何時間いても飽きないと思う。京都初めての人にはあまり向かないだろうが、リピーターの人はぜひ訪れてみると良いのでは。

法輪寺からのパノラマを堪能

丸太町七本松から市バス93系統に乗り、嵐山へ。

渡月橋付近は多くの観光客で賑わっていた。それほど暑くもなく、見上げれば見事な青空!空の高さが秋の気配を感じさせてくれますな。

今日は渡月橋を渡って、阪急嵐山駅の奥にある法輪寺という寺に行く。

嵐山 虚空蔵法輪寺

713年に行基によって建立された由緒ある寺だそうだ。

境内に入ると長い階段が待っている。風情ある景色だがちとしんどい。

しかし上った先には…。

京都盆地を一望できる大パノラマが待っていた。先ほど渡った渡月橋や嵯峨野の街並みから、遠くは東山の峰、そしてその手前には京都タワーまで。晴れ渡る京都の景色をのんびりと愉しむ。

嵐山の中では法輪寺はそこまでメジャーな存在ではなく、自分も今まで来たことなかったのだけど、ここは人も少なく嵐山の喧騒から離れて過ごすには絶好の場所ではないかと思います。