紅葉の名所・真如堂
真正極楽寺 真如堂
真如堂は、正式には鈴聲山真正極楽寺といい、比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺です。永観2年(984年)比叡山の戒算上人により開創し、元禄6年(1693年)に現在の京都市左京区浄土寺真如町に落ち着きました。仏像、美術、庭、建築など貴重な文化財と共に、自然豊かな境内は紅葉や桜などの名所として多くの方に親しまれています。
自分は今年の3月に一度特別拝観を見に訪れたことはあるが、紅葉の時期は初訪問である。
総門の前から真っ赤な紅葉が目を引く。 そして本堂に向かう参道の左右に並ぶ赤や黄色の紅葉のトンネルは、ピークはちょっとすぎた感はあるが十分見事だ。 思わず「うわー…」と言葉にしてしまう。
ちょうど本堂裏は散り紅葉のピークで、深紅のふかふかな絨毯のような散り紅葉を楽しむことができる。 今日はあいにくの曇り空で、散り紅葉の輝きが今一つなのがちょっと残念であった。
三重塔の脇はまだまだ見ごろで、本当に綺麗だったなぁ。
真如堂は噂にたがわず素晴らしい場所だった。境内も広く、散策するだけだったら無料なのも非常に良いね。 12月だったので人も少なく、良い時期に行きました。
栄摂院の紅葉を貸切で楽しむ
こじんまりとした塔頭で、普段は非公開なこともあって素通りしがちであるが、秋のみ公開されており、紅葉の穴場として注目されている。
通常は庭園を脇から鑑賞でき、ここからでも紅葉は綺麗なのだが、今回、JR東海のずらし旅の特典で、書院の前から庭園を貸切で拝観できるのだ。
入口でQRコードを読み取り入場。 通常非公開の本堂内を見学し、書院へ。
ここでも思わず「うわーっ…」と言葉にしてしまうほど見事な紅葉だった。 貸切特別拝観なので人も少なく、書院に腰を下ろしてゆったりとしたひと時を過ごす。
ここは東側に向いているので、ちょうど夕日の頃が一番光り輝くという。だから夕暮れのこの時間に特別拝観をやっているのだが、返す返すも曇り空だったのが残念だった。それでも本当に見事で、大満足です。
庭園の紅葉を動画に収めました。短いですが、どうぞ。
くろ谷・金戒光明寺の山門特別拝観
続いて金戒光明寺へ。
浄土宗大本山・くろ谷 金戒光明寺
くろ谷さんとして親しまれている、山門がとても印象的な寺院である。
ここも今年の3月に一度来たことがあるのだが、その時は三重塔へ行きそびれたので今回改めて訪問。 周りが墓地なのがちと気になるが、高台に位置するので京都盆地を一望できる。
今日はずっと曇り空だったが、西の方はかすかに夕日が差し込んできた。
金戒光明寺の紅葉はちょっとピークを過ぎたかなという感じはしたが、ちょうどライトアップが始まり幻想的な雰囲気となり綺麗だった。
ここではずらし旅の特典で通常の特別拝観が終わった後の16時半から山門に上ることができる。 この日の日の入り時刻は16:45頃なので、ちょうどトワイライトタイムの夕暮れの景色を山門の楼上から堪能できるのだ。
が、急な階段を上った山門の楼上はあいにくの曇り空でむっちゃ寒く、さらには山門は撮影禁止であった。 山門からの景色をお楽しみくださいみたいなCM流しておいてそりゃないよなぁ…という気がするけど、高所なので事故を防ぐためにはしょうがないのだろうか。自分の眼に焼き付けておきました。
ちょうど階段を上った御影堂の前が山門と同じ高さなので、最後の右側のような感じの景色で、京都駅のほうまでよく見えました。
JR東海ツアーズの貸切特別拝観は最高
今回使った貸切特別拝観はとても満足度が高かった。 何より、これがツアー特典で無料というのが驚きである。単独で申し込むこともできるのだが、その場合2500円もするので、非常にコスパが良い。 中でも栄摂院の貸切特別拝観は、このプランでないと見れないというプレミアム感が実に素晴らしい。貸切特別拝観は他にもいくつかコースがあったのだが、これが一番お値打ちだったんじゃないだろうか。
さすが「そうだ京都行こう」のキャンペーンを長年続けてきたJR東海とJR東海ツアーズは格が違うね。これからもこの貸切特別拝観がある時期をうまく活かして京都に行きたいなと思います。