たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

源光庵~光悦寺~御土居と鷹峯エリアを散策 / 2022.9京都旅行(5)

京都2日目は、初訪問の鷹峯エリアへ向かいます。

鷹峯は京都の北西の端っこに位置するが、ベッセルホテルカンパーナ京都五条から、地下鉄で北大路まで行き、20分に1本走っている北1系統のバスに乗り換えて40分ちょっととそんなに遠くはなかった。

源光庵「悟りの窓」「迷いの窓」

鷹峯で何と言っても有名なのは源光庵「悟りの窓」「迷いの窓」だろう。

京都 源光庵|悟りの窓・迷いの窓の禅寺

一度訪れてみたかったのだが、2019年から今年の春までずっと拝観休止していたので、ようやく訪問である。

朝9時の拝観開始に合わせてきたので、それほど広くはない境内には誰もおらず、「悟りの窓」「迷いの窓」を独り占めする。

「悟りの窓」「迷いの窓」は昨年訪れた雲龍院にもあったが、雲龍院はよくよく見ると悟りの窓の後ろに襖がはめられており、実は丸くなってはいない。

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一方、源光庵の悟りの窓は本当にまんまるで、大宇宙を示すがごとく引き込まれそうな美しさだ。

本当は秋の紅葉の時が一番きれいなんだろうけど、青々とした樹々をバックとした光景もとても見事だった。

天井は伏見城の遺構とされる血天井が残されている。遠く離れた鷹峯でこの天井があるというのはちょっと不思議な気分。

朝のすがすがしいひと時をゆったりと過ごし、満足です。

光悦寺からのパノラマを愉しむ

続いてすぐそばにある光悦寺へ向かう。

光悦寺はその名の通り本阿弥光悦ゆかりの寺である。

なかでも入口の参道が風情があるとのことだが、何年か前に撮影トラブルがあって以来、紅葉シーズンは撮影禁止になってしまったという。

果たしてどんなところだろうと思っていたのだが…。

小学校に面した狭い道の反対側に、突然参道が見えてきた。なるほど、ここで三脚など置かれようなら邪魔で仕方がないな。

今は紅葉の季節でないし、庭園を拝観する人は撮影してよいという記事も見かけたが、道路の反対側から1枚記録する程度に留め、庭園へ。

庭園の中にはいくつか茶室があり、光悦垣という生垣が張り巡らされている。これはこれで見ごたえがあるが、個人的に鷹峯三山を臨む眺望が良かった。

ここも人はまばらで、形の良い山々を借景とした庭園の景色を独り占めする。

さらには遠く東山三十六景まで見渡すことができる。鷹峯から東山?と思ったのだが、北西から京都盆地を通り抜けて南東方向を見渡しているらしい。ホント、京都は山が近くて景色が素晴らしい。市街地から30分かそこらでこんな静かな場所があちらこちらにあるなんて、羨ましいです。

御土居に登る

鷹峯の坂を下りて御土居に向かうことにする。

途中市バスが上ってくるのが見えてくるが、このあたりは道が狭いのにバスは大型車ばかありなのでなかなかスリリングで面白い。

さて、豊臣秀吉が京都をぐるっと囲むように作った御土居は、今やほとんどなくなってしまったがこの鷹峯エリアにはいくつか遺構が残っている。以前ブラタモリでも取り上げられており、一度見に来たかったのである。

ここの御土居はフェンスで囲われているが、反対側の光悦堂さんに一声かけて鍵を借りると中に入れるのである。

そんなわけで御土居の土塁の上に登り、広々とした堀の跡を眺める。しかし豊臣秀吉はよくまあ京都の町をごちゃごちゃと変えたもんだなぁと改めて感じる。

せっかくなので光悦堂の御土居をお買い上げ。柔らかな餅と甘いあんこがマッチしてとても美味しかったです。

鷹峯エリアのまとめ

紅葉シーズンはきっと人でごった返しているのだろうけど、シーズンを外してしまえば鷹峯は訪れる人もほとんどおらず、おすすめです。京都の素の姿を見れた気がします。何より、山が近くて静かなのが本当に素晴らしい。今回時間がなくて常照寺に行けなかったので、また近いうちに行きたいと思います。

 

ベッセルホテルカンパーナ京都五条に宿泊 / 2022.9京都旅行(4)

今回の宿泊先は、いつものベッセルホテルカンパーナ京都五条である。

ベッセルホテルカンパーナ京都五条|サウナ付大浴場(京都1号店)|公式サイト・最安値

今回で8度目なので、もはや新しいネタはないのであるが、新たに気づいたところ・感じたところを中心に紹介することにします。

7階のスタンダードシングルルーム

今回は7階の725号室がアサインされた。

立体駐車場に面した部屋で、前回に引き続き外の光が入らない。他のシングルルームより若干広いようなのでそれは良いし、朝8時過ぎには出発したのでさほど問題はなかったのだけど、ここで2泊とかするようだとちょっとしんどいな。

(写真は翌朝撮影なので半分片付けられてます)

前回部屋着を忘れられたり、最近何かしら設備が忘れられているこのホテルであるが、今回洗面所に歯ブラシがなかった。確かこの前は歯ブラシは備えてあったのだが、歯ブラシも置かなくなったのだろうか。

仕方がないので深夜に1階に行ったら、歯ブラシだけ置いてなくて、フロントを呼び出して補充してもらった。なんだかなぁと思ったのだが、この左のアメニティ下の紫の引き出しに補充品がしまってあった。なので、もしフロントがいない時間に欠品があれば、勝手にこの引き出しから取り出せば良さそうです(笑)

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大混雑の朝ごはん

チェックインした際に、明日は混みますので6時から…と言われて?と思ったのだが、普段6時半開始の朝食がこの日は6時からになっていた。

他のベッセルホテルでは6時からというホテルも多いが、ここ京都で6時なのは初めて。朝早いのはありがたいので通年でやって欲しいね。しかし、去年の夏は客が少なすぎて6時半から9時までの短縮営業やってたなんて信じられないですわ。

そんなわけで早起きして東山の景色を眺めまして6時のオープンきっかりに入りまして、ゆったりと食べました。

ちょうど北海道フェアをやっていて、ザンギやジンギスカン、あとネギトロもサービスされていた。ホント、このホテルの種類の豊富さには頭が下がる。

今回も種類豊富でそれぞれが美味しいメニューに満足でした。この安定感が素晴らしいです。

今回使ってないけど、肉うどんやアイスの提供をするようになったらしい。何時までやってるのかが書いてなかったけど、夜遅くまでやってるのなら夜食にちょうど良さそう。常に何か新しいことをやろうとしているこのホテルは好感が持てて良いね。

部屋でまったりして8時過ぎにチェックアウトしようとしたら、なんと朝食待ちが行列になっていた。これはコロナ前の2019年(まあこの時は8月だったけど)でも見たことがない光景だ。旅行支援がまだない9月でこんなんだったら、11月のピークシーズンなんて一体どうなっちゃうんだろう。

YouTube動画でのご紹介

今回、YouTubeでベッセルホテルカンパーナ京都五条を紹介する動画を作りました。ぜひ動画でもご覧ください!

ベッセルホテルカンパーナ京都五条のまとめ

今回も快適な宿泊でした。細かいところを上げれば気になるところはあるけれど、やっぱ自分はこのホテルが京都の中では一番落ち着いて好きです。

ただこの五条通近辺は、コロナ禍にも関わらず新たなホテルがどんどん増えていて、フレスコ隣にはTHE BLOSSOM KYOTOが、駅方面の反対側にはTHE POCKET HOTEL京都烏丸五条が新たにできていた。

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sotetsu-hotels.com

ポケットホテルは直接客層は被らないだろうけど、ブラッサム京都は2人客とかだともろ被りだし、競争はどんどん厳しくなるだろう。

お気に入りのホテルなので、ぜひ今後もその地位を維持してほしいなと思います。

建仁寺 寝転んで天井の龍を見上げる貸切特別体験 / 2022.9京都旅行(3)

京都初日の最大の見どころはこちら。

「そうだ 京都、行こう。」CM舞台「建仁寺」で体験する今夏しか体験できない、「京の涼」を感じる特別プランを販売!

JR東海の今夏の「そうだ 京都、行こう」キャンペーンの舞台、建仁寺の特別拝観である。

建仁寺は何度も行っているが、あの「双龍図」のある法堂にて「畳に寝転んで見上げていただけます。」なんて最初何を言っちゃってるんだ?と思いましたわ。

ちょうど京都に行くタイミングでこの貸切特別拝観をやってくれるようなので、JR東海ツアーズのずらし旅特典で行くことにした。ずらし旅の特典は昨秋の栄摂院での特別拝観でも利用したが、本当に特別な体験ができるのが実に素晴らしいです。

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夕方の建仁寺を散策

夜間特別拝観は18時からということで、18時少し過ぎに建仁寺へ。

昼の祇園界隈はすごい大賑わいであったが、このあたりまで来ると人通りはほとんどなく、静かな雰囲気。

スマホQRコードを読み込んでチェックイン。ずらし旅特典で無料であるが、エクスプレス予約特典で申し込むと2000円する。実にお得だ。

お目当ての双龍図は法堂であるが、普通に夜間拝観もできるので、何度も来ている建仁寺であるが改めて見学。

風神雷神図屛風を久々に見学。複製ではあるが、見ごたえがある。何より、複製なので写真撮り放題なのが実に良い。

〇△□の庭や、潮音庭を散策。特別拝観の人しかいないのでゆっくりとみることができた。この落ち着いた禅寺の雰囲気、良いなぁ。

この小方丈から潮音庭を臨む光景が今年のポスターのアングルになっていた。いや、この光景を独占できるのは嬉しいね。

砂紋が美しい枯山水の庭園、大雄苑を眺めながら、いよいよ法堂に向かうことにします。

寝転んで見上げた龍が最高!

法堂に向かうと、リクライニングチェアや畳に寝転んでいる人たちがいた。

なんか、ぱっと見るとなかなかシュールな光景ですな…。

さて、いよいよ自分の番ですが、これは動画でないとなかなか凄さがわからないと思うので、以下の動画をご覧ください。(双龍図の体験は0:47から)

いやはや、これホント良かったです。

法堂の双龍図は普段でも見れるし、写真も撮り放題なのだけど、境内の端っこから見るので、ど真ん中のアングルは見れないのですよね。それが今回は自分の眼の先に双龍がいる!この迫力は全然違いました。

このアングル、なかなか見れませんですよ…。

いやはや、本当に良かったです。

霊源院の墨龍図

この特別拝観、建仁寺だけでなく近くの霊源院も拝観できる。霊源院は行ったことがなかったが、建仁寺の南東に位置する塔頭だそうだ。

こじんまりとした庭園がある小さな塔頭で、普段は坐禅体験などができるらしい。

ここの天井に昨年、中国人アーティストの陳漫氏によって奉納された墨龍図を、同じく畳に寝転がって見ることができる。昨年納められたばかりということからか、ここまで来る人は少なくてじっくりと墨絵の淡いタッチながら迫力がある龍を眺めるが、ここも年月が経てばまた名所になっていくのだろうね。

建仁寺貸切特別体験のまとめ

今回の特別体験は本当に良かった。普段から普通に拝観できる寺院も見方を変えるだけでこんなに楽しい体験にできるとは、JR東海はさすがである。そしてこのような斬新な取り組みを実施できる建仁寺も素晴らしいね。開催日数が少なかったからか、あんまり話題にならなかった気がするけど、またぜひ開催してほしいイベントと思います。

建仁寺は伝統ある禅寺ながら、複製を展示することで写真撮影を自由にしたり、新たな施設を取り入れたり(潮音庭も、〇△□の庭も、双龍図も、みんなここ20年の間にできたものである)、こういった先取の姿勢は大変評価できるものだと思う。

もう何度も行った建仁寺だけど、改めてその魅力を感じた。交通の便も良いし、塔頭の中にはまだ訪れたことのないところもあるので、また新たな発見を求めて訪れてみたい。

 

遅延のJL115便で伊丹経由京都へ / 2022.9京都旅行(2)

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の続きです。

羽田空港から飛行機で京都へ

実は昨日、東海道新幹線が運転を取りやめた時に、飛行機で移動する可能性を考えて伊丹行の飛行機を特便で予約しておいた。

割引運賃だとキャンセル料がかかるのがネックだが、よくよく調べると、出発前までだとたった5%しか取られないらしい。しかもこの5%、取り消し手数料の440円込みで5%なので、計算してみるとキャンセルしても650円しか取られないことがわかった。

当日だと割引運賃がなく手が出せないので、650円の安心料で新幹線の片道運賃とそう差がない値段で手配ができるのであれば安いものだ。

どの便を手配すれば良いのかは悩んだが、東京10:21発の列車なので、ぎりぎりまで処理がかかって10時くらいに東京駅を出ても間に合うように、羽田11:35発のJL115便を選んだ。

ただ、今思うとこの選択肢は間違えてたけど…。

東海道新幹線グリーン車でまったり京都に行くはずだったのに、羽田空港に到着である。まあ、京都に飛行機では何度も行って来たので、それはそれでルーティン行動ではあるけど(笑)

それはともかく、結局東京駅でやることもなかったので、羽田空港には9時半過ぎに着いてしまった。もう一本前の便にも余裕で乗れるレベルであったが、特便なので前倒しはできない。仮にできたとしても、当日予約をした人たちで午後まで伊丹行はJALANAも満席になっていた。時間が有り余っている。

仕方がないので、サクララウンジへ行き、新幹線で食べるはずだったシウマイ弁当で早めのお昼とする。ラウンジでまったりできるのはJGC様様でありがたいけど、時間がもったいなかったな…。

JL115便が大遅延

この日は台風の影響で着陸便がILS22ルートに変わっており、そのせいか出発便が遅れ気味で、果たして自分が乗るJL115便も出発が20分遅れになった。

12時には東海道新幹線が運転再開するので、これじゃ大差なくなっちゃうな…。

JL115便は振替客も混ざって人が多く、機材はA359、そして休日と、遅延の要素満載で、果たしてプッシュバックしたのは12:04と30分近くの遅れとなった。うーん、これは東京駅で新幹線待ってた方が良かったのでは…。

しかも、滑走路のすぐ後ろには、12時発のANA便が迫る始末。さすがにそれよりは前に飛び立ったけど、これで抜かされてたら発狂するところだった。

A359の機外カメラを愉しむ

今日は普通席のバルク席を確保したのだが、すぐに外に出れる代わりに翼の上なので景色が楽しめない。

A359は機外カメラの景色が楽しめるということだったので、チャンネルをカメラに回してみた。

これが予想以上に楽しかった! 中でも伊丹着陸時の大阪市内を見下ろし、新大阪駅、淀川上空を飛ぶあたりのカメラは普段左窓から見下ろす景色ともまた違ったアングルで非常に新鮮であった。通路側や翼の上に座った場合でも十分外を楽しめるので、席のチョイスが広がりそうだ。遅れでイライラしていたのだが、多少は気分が晴れた。

結局14時半に京都着…飛行機迂回のまとめ

ただ、結局伊丹に着いたのは定刻12:40から35分遅れの13:15頃。12分おきに減便となっていた大阪モノレールとの接続も悪く、四条河原町に着いたのは14時半になっていた。

救うべきは、12時に運転再開した東海道新幹線が徐行で京都着が1時間ほど遅れていて、14時半に京都にはたどり着かなかったことである。

約半年ぶりの京都は、日中の日差しこそまだまだ厳しいものがあったが、空は高く、鴨川を吹く風は秋の装いだった。ただ、3連休の中日だけあってとにかく人が多かった!これで旅行支援が始まったら、とんでもない混雑になるんじゃないかしら。

そんなわけで、前日に飛行機を予約したのは正解だったけど、便の選択は間違えたな。東京駅でやることは限られることがわかったので、もし次回こういうことがあったら朝とっとと変えて元の到着時間に間に合うような便で取るのが良さそうだ。

そして、なんかのんびりしてたJALよりもANAの方がこういう時は良さそうな気がしたな。

ANA、東海道新幹線運休で臨時便運航 1150人利用

ANAは今日の新幹線運休で急遽臨時便を運航していたし、その商魂逞しさは好きではないけど、こういう異常時の対応に関してはJALよりもはるかに印象が良かったな。11時発のANA便を取ってれば、結構今日の行動も変わっていたのかも…。

さて、遅ればせながら京都の旅スタートです。

(つづく)

 

京都市ふるさと納税で安く手配も、台風15号で東海道新幹線が運休に! / 2022.9京都旅行(1)

4月以来約半年ぶりに京都に行くことにした。が、ご存じ台風15号の影響を受けて予定通りの旅とはなりませんでしたが、まずは手配の記録から。

京都市ふるさと納税を初利用

もともと9月に出かけることを決めたときには、恐らく全国旅行支援も始まっていて、結構安く行けるのではないかと思っていた。

が、結果は旅行支援が全然始まらないどころか、東京都は都民割すら全く始めようとせず、もっとTokyoを初めても他県との相互連携を全くしないので、全然その恩恵を得ることができなかった。

さすがにもう東京都には失望したのでふるさと納税で東京都にささやかに抵抗しつつ、安く旅行に行くことを思いついた。ふるさと納税をすると地元に税金が回らないのでこれまでやってこなかったが、地元に税金を納めても旅行支援をしないのであれば、もはや納める意味がない。

いろいろ調べた結果、京都市が行っているJR東海ツアーズで使える引換券が一番良さそうという結論に達し、試しに2万円分申し込んでみた。

【JR東海ツアーズ】ふるさと納税旅行引換券 | 京都府京都市 | ふるさと納税サイト「ふるなび」

1週間ほどで紙切れが入った書留が送られてきた。

これをJR東海ツアーズの窓口に持っていき申し込む。我が家から一番近いのは東京駅のJR東海ツアーズなので、7月下旬に思い立って申し込みに行った。

今一番お得なずらし旅プランも無事に申し込め、これまでネット予約ばかりだったので使ったことのなかったエクスプレス予約会員の3%引きとの重畳もできた。

旅行商品優待割引(JR東海ツアーズ)|エクスプレス予約 新幹線の会員制ネット予約

その結果、9月24日~25日の土日、往復グリーン車利用にしたにも関わらず1泊2日で26000円ほどと、普通車の往復きっぷを買うよりも安く済んだ。JR東海ツアーズのふるさと納税、なかなかおすすめである。

ただ、窓口でしか受け付けてくれないのはネック。ネット予約にシフトしている中窓口に行くのは面倒くさいし、何より定期券がなくなった今、窓口に行くのに交通費がかかる。今回、申し込みと9月半ばに切符を受け取りに2度東京駅に行ってるので、それだけで1000円くらいかかってしまった。

JR東海ツアーズは2024年夏までに窓口業務からの撤退を発表してるけど、その時までにふるさと納税をネットで申し込めるようにしてくれるとありがたいところだ。

あとは出発を待つばかりだったのだが…

台風15号東海道新幹線が運休に!未使用証明を受けて払い戻し

ご存じ、台風15号によって東海道新幹線は23日夕方から止まってしまい、その日中の運行再開を断念してしまった。

1年前、同じように静岡県で立ち往生して3時間遅れで東京に着いたことがあるが、その時よりも状況がひどい。明日動くのだろうか…。

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翌朝、目が覚めてツイッターを見てみたら、衝撃のお知らせが…。

12時まで運転しない宣言が出るとはびっくりである。

乗ろうと思っていた東京10:21発のぞみ221号も運休となってしまった。

エクスプレス予約で取っていれば、ネット上で12時以降の便に変更するなり払戻すなりすればよいのだが、ツアーの場合はまず駅に行って、未使用証明を取らねばならないらしい。

よくあるご質問

とりあえず東京駅へ向かう。

日本橋駅から歩いて、日本橋口に向かい、改札で未使用証明を受ける。これで往路のきっぷは払い戻しができるようになったはずである。

八重洲口は改札も窓口も大行列。日本橋口でやればすぐなのに…。

あっさり未使用証明はもらえたので、JR東海ツアーズで払い戻しまでできないか試そうとしたのだが…

JR東海ツアーズの窓口は10時オープンなのに既に行列になっていた。開いていた切符売り場側の列に並ぶが、ここでは払い戻しはできないということで離脱。

結局、旅行終了後、10月に入ってからにもう一度JR東海ツアーズの窓口に行き払い戻しを行った。その金額は9,520円。東京~京都のグリーン車指定席が片道19,040円なので、ちょうどツアー向けのきっぷは50%引きという計算なんだろうか。想定よりは帰ってきたかなという感じである。結局、窓口に3回に行くことになり、都営地下鉄の交通費ばかりがかかる結果になってしまったけど…。

とりあえず昼の新幹線運行再開まで待ってられないので、代替手段で京都へ行くことにします。

東京駅に入ると、新幹線乗り換え改札のあたりは戦場のようになっていた。みんな、運行再開までここにいる気なのだろうか。もうちょっと代替手段を考えるとか、やることはあると思うのだけど…。

(つづく)

名古屋駅ホームできしめん~グリーン特典でぴよりんチャレンジ / 名古屋日帰り旅(2) (2022年8月)

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の続きです。

311系に乗って名古屋駅ホーム「住よし」できしめんを食す

中部国際空港から名鉄ニュースカイに乗り金山駅へ。そこからJR東海道線に乗り換える。

このままミュースカイに乗っても名古屋には行くのだが、あえて乗り換えた理由、それは名古屋駅きしめんを食べたかったから(笑)。

きしめんと言えば新幹線ホームを始め、名古屋駅きしめんが有名だが、今回空路~名鉄で名古屋入りしているので、普通に行ったらJRのホームに行くことがない。ただ、いろいろと調べたが、名古屋駅の改札外でそそるきしめん屋さんがどうしても見つからなかった。入場券で入るのもバカらしいしな…と思ったのだが、金山で降りて東海道線に乗って名古屋できしめんを食べて降りるというテクを思いついた次第である。

金山駅のホームに行くと、311系が入ってきた。90年代に新快速で使われた往年のエースで、その頃青春18きっぷ東海道を行き来した自分には馴染みの車両だ。しかし315系が登場し先が見えてきた今、短時間とはいえ再会できたのが嬉しい。

尾頭橋駅から名古屋駅まで動画を撮ってみました。MT61のモーター音もなかなか聞く機会がなくなってきましたな。

名古屋駅では上りの311系とホームで並ぶシーンも撮ることができた。

さてきしめんであります。

ホームによって運営主体が違うらしいのだが、今回選んだのは3・4番ホームの住よしのワンコインきしめん。価格高騰の世の中でワンコインを維持してくれているのがなんとも嬉しい。天ぷらが揚げたてなのも素晴らしい。美味しくいただきました~。

大行列のぴよりん

さて、名古屋のお土産といえば「ぴよりん」である。

名古屋の新名物スイーツ ぴよりん|公式サイト

我が家でも数少ない名古屋訪問時には必ずぴよりんをゲットして来た。

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が、2021年6月に藤井聡太五冠が対局中のおやつにぴよりんアイスを食べた効果だからか、ぴよりんの人気は留まるところを知らず今やぴよりんを買うためには行列に並ばねばならないらしい。

んなことあるか、ついこの間の2020年11月で並ばずに買えたじゃんかと思ってたのだが…。

マジでした…名古屋駅の2か所のお店は本当に行列になっていた。うーん、これは帰りの列車に合わせて早めに名古屋駅に行って並ばねばならないじゃないですか…。

しかも、これまでぴよりんを食べたのは秋と冬だったから知らなかったのだが、夏はぴよりんを輸送するのは結構大変みたいで、普通に持ち歩いているとババロアが溶けてぺしゃんこになってしまうらしい。うーむ。

なので、ぴよりんチャレンジを行うために帰りの予定を組みなおし(苦笑)、16時半に名古屋駅に戻る。ぴよりんは1日3回(10時、14時、17時)に店に並ぶので、17時の回めがけて並ぶことにする。

ぴよりんショップはまだ10人ほどだったが、あっという間に後ろの方まで行列ができていた。恐るべしぴよりん。

17時が過ぎ、ショーケースにはずらっとぴよりんが並ぶ。実にかわいいな。

無事に買えて一安心。

買い終わって店を見たらこんな感じ。瞬殺というわけではなく30分くらい並べば18時過ぎでも買えるみたいだけど、昔みたいに乗り換えの途中でさくっと買うなんてことは今やできそうもない。最低でも1時間は見ておいた方が良い気がする。

さて、買ったら全速力で家に帰りますよ(笑)

グリーン特典でぴよりんチャレンジ

帰りは名古屋17:31発ひかり658号である。

ちょっと時間があったのだが、ホームで待ってると溶けてしまうので、タカシマヤや改札内の待合室で少しでも涼しい場所を選んで待機。厳戒態勢であります(苦笑)

このひかり658号は途中小田原までノンストップで、のぞみ号の通過待ちがない最速ひかりである。

ちょうどひかりのグリーン車に交換できるポイントだけ残っていたので、帰りはグリーン特典でグリーン車である。お盆で割引運賃もない中、最速ひかりでグリーン車利用というのはコスパが良い使い方じゃないかしら。

今回別売りのわざわざ保冷バッグを買い、隣席が空いてたので座席に置いて輸送。結構新幹線の細かな揺れもぴよりんには大敵なのでラッキーだった。しかしVIP待遇だわな。

乗ってしまえばあとはのんびり。

天むすの弁当を食べながら新幹線の景色を楽しむ。が、富士山は雲がかかっており、頂上がかすかに見えるだけだった。

19:12東京着。わずか1時間41分で東京とは、名古屋は実に近い。

あとは一目散に地下鉄を乗り継ぎ我が家へ。約3時間で自宅に戻ってきた。

さて結果は…。

見事ぴよりんチャレンジ大成功です。気候的に厳しい夏場でこれだけしっかり持ってこれたのは素晴らしい。頑張った甲斐がありました。

まあ、この後すぐ食べちゃうんだけど…苦笑

しかし、ぴよりん持って帰るのもだいぶ大変になったものだ。ぴよりんを軸にすると17時前に名古屋駅にいて一目散に帰らないとならず、今回はうまくはまったけどそうでないとなかなか持って帰れないね。

伝説の鯱スイーツ「シャチボン」が待望の復活!名古屋駅『カフェデンマルク』で6月8日から販売開始。|名古屋情報通

ところで、今年10周年のぴよりんであるが、実はその前は「シャチボン」なるスイーツが売られていたんだそうだ。なんかシュールな見た目だけど、最近復活したらしく、次回はシャチボンチャレンジでも良いかもね。

 

JL201で羽田~中部遊覧飛行 / 名古屋日帰り旅(1) (2022年8月)

このお盆休みに名古屋に片道飛行機で向かった記録です。

中部空港まで特典航空券を手配

ご承知の通り名古屋というのは首都圏からは普通は新幹線で行くべきところであり、首都圏在住の空ヲタ的には興味をそそらない(失礼)場所であるが、お金がないこともあって今回あえてそこを片道は特典航空券を取ってヒコーキで行くことにした。

現在、羽田から中部空港までの便は国際線接続を意図した夜の便が中心だが、JALは朝の便も飛ばしているので、羽田8:15発のJL201便を片道6000マイルで手配。距離を考えると勿体ないが、もうしばらく海外には縁がなさそうなことを考えると残しておいても失効してしまうだけだし、お盆休み中で新幹線の割引運賃が一切なかったことを考えると逆にお得だったのではと思う。名古屋まで飛行機で行く人は少ないので、直前でも余裕で特典航空券が手配できた。

羽田空港からJL201便に搭乗

8月14日(日)。都営浅草線京急線を乗り継ぎ羽田空港へ。

第7波ピークが騒がれていたが、行動制限がなかったこともあり羽田空港は結構賑わっていた。もういい加減に行動制限は勘弁だね。

サクララウンジで休憩した後、搭乗ゲートへ。

8:15発JL201の機材はB737-800・JA306J号機。コロナ前は国際線機材が良く入る便で、たまにB777-300ERも入ったりすることもあったようだが、今日は普通の国内線B737であった。

しかし、23番ゲートなんて僻地ゲートに来るのは久しぶりだ。飛行機的には中部行はこの位置づけなのね。

お盆休み中にもかかわらず搭乗率は半分ほどで、のんびりとした空気の中で搭乗。

今回、シートマップを見ながら翼直後の27A席を指定していたのだが、窓の外を見てみると…うーん、これって「翼かかってる席」と言うのでは…。

B737で窓の外を見たいのならもっと後ろの方が良さそうだが、短通路のB737だと後ろの方だと外に出るのに時間がかかるので、悩ましいところだ。

都心上空を遊覧飛行

定刻より少し遅れて8:18にプッシュバック、8:31に離陸。

中部空港は羽田~伊丹便でも見える場所にあるので、海上を進むのかと思っていたのだが、羽田~中部便は山側を大きく迂回して飛んでいく。このため、左窓からは都心が良く見えるらしい。

JL201は羽田空港を南へ離陸すると、東京湾上を左旋回し、都心上空をかすめるように飛んでいく。旋回中に都心が一望でき、なかなか気分が良い。背後には富士山の雄姿も綺麗に見れた。
ただ…翼が邪魔だな。。。

江戸川区の上空あたりから、荒川、新木場、お台場、そして皇居など。これはなかなか楽しい景色だ。

眼下には、新浦安から葛西、新木場の街並みが一望。地元の景色が見れるのは楽しいね。翼が邪魔だけど…。

ただ今日はあいにく曇りがちな天気で、新国立競技場を見下したあたりで雲にかかってしまった。ぎりぎり都心上空を臨むことができたので良かったけど、ちと残念。

FlightRaderを見ると、ずいぶん遠回りな気がするけど、こんな感じで飛んでいるようだ。

南アルプスの向こうに富士山を望んで中部空港へ

本当はこの後左窓から富士山が望めるはずなのだが、分厚い雲に覆われて全く見れず。

うーん、残念と思ったら少し雲が抜けて再び景色が楽しめるようになった。

南アルプスですな。険しい山脈に目を見張る。すると…。

南アルプスの背後に富士山が!こちらの向きで富士山を見るのはなかなか新鮮だ。やはり富士山は日本の象徴。見れると嬉しいね。

JL201は飯田市あたりを見下ろしながら高度を下げていく。空の上から見ると飯田はなだらかな地形に建物が集まり、豊かそうな街並みに見える。なかなか遠くて行く機会がないが、一度じっくり見て回りたい気がした。

9:14に中部空港に着陸、9:16にスポットイン。

離陸から着陸までは43分と羽田~伊丹間とほとんど同じ時間だった。距離を考えるとずいぶんと時間がかかったものだが、飛んでる時間基準で考えるとお買い得ともいえる。

中部空港は空港自身が観光スポットになっているので、ちょろっと散策。朝早かったので和の雰囲気が楽しめるちょうちん横丁は店が開いてなかったが、名物のウッドデッキはそこそこ人がいた。

国内線エリアはB737が並んでるくらいで面白くないが、国際線エリアは結構各社の飛行機が並んでいた。開国も近いね。

このあと名鉄ミュースカイに乗って名古屋へ向かいました。

JL201のまとめ

名古屋まではのぞみに乗れば1時間40分で時間の点では全く勝ち目がなく、早く買えば新幹線より安い伊丹と違って値段も大差ないので、飛行機には全く良いところはないのだが、遊覧飛行と考えればなかなか面白いのではないかと思う。特に都心の上空を一望できるのはかなり楽しかった。

ただ、逆に言うとこの区間が天気悪いと全く面白くないだろうね。晴れているかどうかがこの区間の印象を大きく変えるのではないかと思います。