京都初日の最大の見どころはこちら。
「そうだ 京都、行こう。」CM舞台「建仁寺」で体験する今夏しか体験できない、「京の涼」を感じる特別プランを販売!
JR東海の今夏の「そうだ 京都、行こう」キャンペーンの舞台、建仁寺の特別拝観である。
建仁寺は何度も行っているが、あの「双龍図」のある法堂にて「畳に寝転んで見上げていただけます。」なんて最初何を言っちゃってるんだ?と思いましたわ。
ちょうど京都に行くタイミングでこの貸切特別拝観をやってくれるようなので、JR東海ツアーズのずらし旅特典で行くことにした。ずらし旅の特典は昨秋の栄摂院での特別拝観でも利用したが、本当に特別な体験ができるのが実に素晴らしいです。
夕方の建仁寺を散策
夜間特別拝観は18時からということで、18時少し過ぎに建仁寺へ。
昼の祇園界隈はすごい大賑わいであったが、このあたりまで来ると人通りはほとんどなく、静かな雰囲気。
スマホでQRコードを読み込んでチェックイン。ずらし旅特典で無料であるが、エクスプレス予約特典で申し込むと2000円する。実にお得だ。
お目当ての双龍図は法堂であるが、普通に夜間拝観もできるので、何度も来ている建仁寺であるが改めて見学。
風神雷神図屛風を久々に見学。複製ではあるが、見ごたえがある。何より、複製なので写真撮り放題なのが実に良い。
〇△□の庭や、潮音庭を散策。特別拝観の人しかいないのでゆっくりとみることができた。この落ち着いた禅寺の雰囲気、良いなぁ。
この小方丈から潮音庭を臨む光景が今年のポスターのアングルになっていた。いや、この光景を独占できるのは嬉しいね。
砂紋が美しい枯山水の庭園、大雄苑を眺めながら、いよいよ法堂に向かうことにします。
寝転んで見上げた龍が最高!
法堂に向かうと、リクライニングチェアや畳に寝転んでいる人たちがいた。
なんか、ぱっと見るとなかなかシュールな光景ですな…。
さて、いよいよ自分の番ですが、これは動画でないとなかなか凄さがわからないと思うので、以下の動画をご覧ください。(双龍図の体験は0:47から)
いやはや、これホント良かったです。
法堂の双龍図は普段でも見れるし、写真も撮り放題なのだけど、境内の端っこから見るので、ど真ん中のアングルは見れないのですよね。それが今回は自分の眼の先に双龍がいる!この迫力は全然違いました。
このアングル、なかなか見れませんですよ…。
いやはや、本当に良かったです。
霊源院の墨龍図
この特別拝観、建仁寺だけでなく近くの霊源院も拝観できる。霊源院は行ったことがなかったが、建仁寺の南東に位置する塔頭だそうだ。
こじんまりとした庭園がある小さな塔頭で、普段は坐禅体験などができるらしい。
ここの天井に昨年、中国人アーティストの陳漫氏によって奉納された墨龍図を、同じく畳に寝転がって見ることができる。昨年納められたばかりということからか、ここまで来る人は少なくてじっくりと墨絵の淡いタッチながら迫力がある龍を眺めるが、ここも年月が経てばまた名所になっていくのだろうね。
建仁寺貸切特別体験のまとめ
今回の特別体験は本当に良かった。普段から普通に拝観できる寺院も見方を変えるだけでこんなに楽しい体験にできるとは、JR東海はさすがである。そしてこのような斬新な取り組みを実施できる建仁寺も素晴らしいね。開催日数が少なかったからか、あんまり話題にならなかった気がするけど、またぜひ開催してほしいイベントと思います。
建仁寺は伝統ある禅寺ながら、複製を展示することで写真撮影を自由にしたり、新たな施設を取り入れたり(潮音庭も、〇△□の庭も、双龍図も、みんなここ20年の間にできたものである)、こういった先取の姿勢は大変評価できるものだと思う。
もう何度も行った建仁寺だけど、改めてその魅力を感じた。交通の便も良いし、塔頭の中にはまだ訪れたことのないところもあるので、また新たな発見を求めて訪れてみたい。