の続き。午後は再び京都の市街地へ戻ります。
建仁寺の紅葉を愉しめず
向かったのは建仁寺である。
建仁寺に来るのは5月以来。たぶん京都の寺院で一番訪れているのではないかしら。
ここに来た理由は何といっても紅葉。建仁寺は祇園の市街地にあるからは見頃が12月であり、季節外れの紅葉が楽しめるスポットとして2019年以来なんだかんだ言って毎年来ている。昨年に至ってはクリスマスイブなのにギリギリ楽しめたので、今回も楽しみにしていた。
■2019年12月9日
時間がちょっとあったので建仁寺へ。ここの紅葉は12月が見頃という事なのだが陽が当たらないからか見頃はもうちょっと先かな…でも十分良かった! pic.twitter.com/RVQbCMNQpM
— たま (@tamazotamazo) 2019年12月9日
■2020年12月18日
■2021年12月4日
■2022年12月24日
のだが、いつもの潮音庭へ向かうと…。
あちゃ…完全に見頃は過ぎていました。先週末に雨が降って結構散っちゃってたっぽいのは知ってたのだが、ここまで散っちゃってるとは残念。今年の京都の紅葉は軒並み遅めで見頃が12月1週目になっていた感があるが、建仁寺に限ってたここ数年で一番早かったかも。先週来ればよかったな。
あと建仁寺で残念だったのが、これまで写真撮影は自由だったのに、動画撮影や人が入った撮影が禁止になっており、入口で警備員が一人ひとり声がけしていたし、加えて寝そべるなアナウンスが流れたりしていたこと。これまでの自由な雰囲気が失われているようで残念な限りだ。
久々に法堂へ行き、双龍図を眺める。昨年の寝そべって楽しめる企画は良かったな。
今年の秋もやっていたようだが、こういう雰囲気がいつまでも続いてほしいな。
南座吉例顔見世公演・市川團十郎襲名披露公演
まねきが上がる様は京都の師走の風物詩。これを見ないと年は越せませんな。
今回の京都の一番の目的地はここ、吉例顔見世興行である。昨年に引き続きではあるが、今年の顔見世は市川團十郎襲名披露公演なので、とにかく混んでいる。
特に夜の部は激戦で、発売日になんとか安い三階席のチケットを確保しているが、あっという間に売れ切れていた。團十郎人気は相変わらずだな。
ロビーは久々に竹馬が並び、とにかく華やか。
三階の真ん中という絶好の席だったので、安い席の割には公演を存分に楽しめたが、とにかく南座の三階席は狭くて、ちいかわもぐもぐ本舗の袋なぞ持ってるので(苦笑)本当に窮屈だった。第一幕は隣席がいなかったのでまだ楽だったのだが、二幕以降は来てしまったので更に辛かった。ここで5時間はなかなかしんどい。
ただ今回の公演、仮名手本忠臣蔵・祇園一力茶屋の場と、助六由縁江戸桜は、古典中の古典ではあるが初めてだったので長かったけど、イヤホンガイドの解説を聞いてたこともあって面白く、振り返ればあっという間だった。忠臣蔵の仁左衛門は本当に格好良かったし、助六の團十郎の風格はさすがだった。
夜のライトアップが更に華やかな南座を8時半過ぎに出て、帰りましょうか。
のぞみ60号グリーン車で帰京
京都駅に戻り、21:02発のぞみ60号に乗る。
もともとは21:15発のぞみ480号を予約していたが、1本前に間に合いそうだったので前倒し。EXずらし旅になったので時間変更ができるようになったのは本当に素晴らしい。
今回BLACK FRIDAYで安くなった分を使って復路はグリーン車にした。ツアーだと片道だけ安い追加料金でグリーン車を使えたりするのでますます便利だ。10月のエクスプレス予約改悪でエクスプレス予約会員を退会したので、今後はツアー利用が増えそうだ。
夕食に昼に伏見稲荷の参道で買った助六寿司を食べる。買ったときは特に考えてなかったのだが、顔見世公演の演目つながりになって、良いチョイスだった。
快適なグリーン車でゆったり過ごし、23:12東京着。8時半まで南座で歌舞伎を見て、23時過ぎにはもう東京というのは新幹線は本当にあっという間だ。
日付が変わる直前に自宅へ。今年最後の旅はこれでおしまいです。
来年も京都へ
今年は海外旅行解禁で海外に2度行きつつも、念願の祇園祭や、をどりや顔見世公演など演劇絡みでの上洛が続き、気づけば3月、4月、5月、7月、11月、12月と6回も京都へ行った。
昨今の観光客の激増で京都市民には良い顔されてなさそうな気がするし、来年も海外は行く予定(既にひっそりと1月、2月と予約入ってる…汗)のだが、出張契機にはまってしまった京都行は来年も続けようと思う。差し当たっては、来年4月の都をどり&京おどりかな。北野をどりも重なってくれると良いのだけど、いつも1週ずれていて行けないのよね…。