最初は私用といえども金曜なのでホテルで仕事かなと思っていたのだが、この日はWeb会議なども入らず、12月の京都を満喫できた。
その時の模様を紹介します。
関ヶ原の雪
京都ではないが、冬の東海道新幹線と言えば関ケ原付近の雪。 ちょうど2日前に大雪が降り、この日も徐行運転で遅れるというアナウンスがされていた。
この日乗ったのは東京7:00発のぞみ203号。JR東海ツアーズのずらし旅プランで基本料金で乗れる一番遅い列車である(笑)
せっかく安いプランにしたので、往路だけ追加料金を払ってグリーン車にした。追加料金はたった2200円。これはお値打ちだね。
グリーン車はもうグリーン特典とかで何度も乗ったので特別な思いはないけど、静かな空間は本当に素晴らしいね。
のぞみ203号は岐阜羽島を定刻通り通過したが、大垣を過ぎると一気に雪が積もりスピードを落とした。
ただスピードを落としたのは関ケ原付近のごくわずかで、ほどなく雪も消え、米原駅はフルスピードで通過。 結局京都にはわずか2分の遅れであった。
降り続いている間はかなりの徐行となって20分30分と遅れるらしいが、雪が降ってなければこんなものらしい。
雪景色は風情があるけれど、遅れなくてよかったです。
建仁寺の紅葉
今回どうしても見に行きたかったのが建仁寺である。
建仁寺 The Oldest Zen Temple Kenninji
建仁寺は臨済宗建仁寺派の大本山で、建仁2年に開創しました。開山は栄西禅師、開基は源頼家です。坐禅体験、写経体験受け付けております。
建仁寺自体はもう何度も行ったことがあるのだが、本坊中庭の潮音庭は、京都の中では極端に紅葉が遅いことで有名で、見ごろは12月上旬なのだ。といってもこの日はもう12月18日だったわけだが…。
さすがに見ごろは過ぎて色付きはややぼけてしまっていたが、それでも日差しに輝く赤い葉はとても見事であった。
ここは例年であればひっきりなしに観光客が庭の双方からベストアングルを狙って睨み合いなかなかどかないのだが、今年は人も少なく、のんびりと撮影するだけでなく、椅子に座ってひと息する余裕まであったのはラッキーであった。
石清水八幡宮
祇園四条駅から京阪電車 大阪・京都1日観光チケットを買って京阪に乗る。
Go To トラベル 地域共通クーポン購入用 京阪電車 大阪・京都1日観光チケット
こころまちつくろう KEIHAN。京阪電気鉄道株式会社のオフィシャルWEBサイトです。
このチケットは地域共通クーポンで買えるので、これで石清水八幡宮へ行くことにした。
石清水八幡宮
石清水八幡宮のケーブルカーは片道300円もするので、往復するだけで元が取れるのである。
石清水八幡宮駅に隣接するケーブル駅へ行く。平日、そして夕方なので人の姿はほとんどなかった。 16:15発のケーブルカーに乗って山頂へ向かう。
京都府の南端に位置するこのエリアは回りは見渡す限り住宅地に囲まれているが、ここだけ高さ120mの小高い山になっており、自然豊かな雰囲気に目を見張る。
紅葉が残る山頂駅を降り、階段を上った先にある展望台からは京都盆地を一望できる。遠くに見える白い棒のような建物は京都タワーのようだ。
なかなかの絶景が楽しい。
本殿は国宝に指定されており、見事な作りであったのにほとんど人もおらず、この本殿を独り占めする。
国宝だし京都だしもっと広く観光客に注目されて良い場所だと思うのだが、大阪と京都の間という中途半端な場所であり、京都からだと30分以上かかるので観光客には見放されてるのだろうか。来れて良かったです。
南座顔見世公演
京都の中心部に戻り、南座へ。
出演俳優のまねきが上がり、ライトアップされた南座は本当に綺麗であった。
南座は3月からずっと休演が続き、今月ようやく公演が再開されたようだが、京都の冬の風物詩ともいわれる顔見世公演が無事に開演できたことは本当に良かったんじゃないかな。見れて良かったです。
知恩院
翌朝、帰る前に祇園を散策することにした。
4年ぶりに知恩院へ。ここは長らく続いていた修復工事が終わり、三門や御影堂の姿を再び拝めるようになった。
しかし本当にこの寺の建物は大きくて堂々としている。このダイナミックさが素晴らしいね。
京都祇園ボロニヤ
知恩院の近くの東山通に、ボロニヤと呼ばれるデニッシュパンで有名なパン屋さんがある。
元祖デニッシュ食パンの京都祇園ボロニヤ
1979年、京都市東山区古川町にある京栄食品(株)は、ボロニヤソーセージを販売し行列のできる人気のお店を営業していたことから、新しく考案したデニッシュ食パンのお店の商号を「京都祇園ボロニヤ」と名づけました。全国に京都祇園…
時短営業で10時からとホームページで書いてあったのだが、9時半ごろ行ったら開いていて、無事にデニッシュを買うことができた。
ここのデニッシュパンはとても美味しい。京都はここ以外にも沢山美味しいパン屋さんがあって楽しいね。
12月の京都を終えて
12月の京都はただでさえ閑散期で、11月の紅葉シーズンの混雑が嘘みたいに人が少なくなるのだが、今年はさらに人も少なくちょっと寂しかった。しかしピリッとした寒さの中で見どころを巡るのが楽しかったです。
2020年は本当は仕事でまた京都へ足繁く通う予定だったのだが、コロナ影響で飛んでしまったものの、それでもプライベートも含めて6度行けたのでまあ良かったかな。年を取るごとにどんどん行きたいところが増えていく京都。また来年も通おうと思います。