たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

Sparpreis振替でICEに乗ってアウグスブルクへ / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(3)

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の続き。

フランクフルトからドイツ鉄道アウグスブルクへ行きます。

Sparpreisで予約した列車が運休で振替

Frankfurt /M Flughafen Regionalbahnhof 6:16発のSバーンに乗って、フランクフルト空港からフランクフルト中央駅に向かいます。

10分ちょっとでFrankfurt(Main)Hbfに到着。

フランクフルト中央駅は1999年に初めて訪れて以来、ドイツ鉄道の旅の出発点。ここに来るとドイツに来たんだ!と気分が盛り上がりますな。

さて、フランクフルト自体に特に用はないのだが、今回駅で振替の手続きをしなければならないので案内窓口へ向かった。

今回の旅では、最初Frankfurt(Main)Hbf 8:20発のEC113に乗る予定を立てていた。ドイツも客車列車は減少の一途をたどっており、昨年12月にInterCityの食堂車が全廃されてしまっている。日中オーストリアのクラーゲンフルトまで走る長距離EuroCityは貴重な存在で、この列車でウルムまで行き途中下車、そして食堂車で朝食でも食べるか…と思っていた。シュトゥットガルト経由は2004年以来20年も乗ってないのでその点でも楽しみだった。

(ルート地図はBahn Experteより)

ところが、こちらに書いてあるマンハイム付近の工事の影響かヴュルツブルク経由での迂回運行になってしまい、ウルムを経由しなくなってしまった。

nits-train.com

ずいぶん大胆な迂回だなと思ったが、そのせいか早割のSparpreisが安かったのでこれでアウグスブルクへ行くことにして予約した。アウグルブルクまではわずか19.90EURであった。激安である。

なのであるが、出発10日くらい前にミュンヘン始発になり運休となってしまった。

あっさり運休にすんなよ…と思うが、これがドイツ鉄道クオリティなので仕方がない。

ただこのような早割で予約した列車が運休になった場合、基本的には好きな列車に振替えて目的地に行くことができるのだが、Alternativeな列車を検索しようとすると…

何も出てこない…。

実はドイツではICEとEC/ICは運賃体系が異なるので、恐らくECが運休になったのでEC/ICでの振替ルートを出そうとしても、本数が少ないので代替案が出せないのだろうと思われる。

ドイツで突然電車がAusfällt(運休)した話

こちらのサイトを見る限りEC/ICの振替でICEにも乗れるようだが、日本だったら特急の振替で新幹線に乗るような感じなので、現地でEC/ICだけとか言われる可能性も否定できず、でもだとしたら何も振り替えられないじゃん、という一抹の不安がよぎる。うーん、こんなんだったらICEにすればよかったな…。

ただ窓口で聞いてみた結果、振替はICEでも乗れるみたいで、ICEのルートを案内された。で、持っていたeチケットの打ち出しにスタンプを押してくれた。

"Zugbindung aufgehoben"とは「列車の接続が解除された」との意味らしい。ドイツ鉄道スマホアプリで列車に乗れるので、このスタンプをもらわなくても振替自体はできるのだが、あるとないとでは安心感が全く違うので、eチケットの打ち出しは用意しておいた方が良い気がするね。本当は振替ルートの印刷も欲しかったのだが、窓口のプリンタが調子悪いみたいでくれなかった。うーむ。

ただ最終的にはECのSparpreisでICEに乗れるというお得な結果になった。早割で運休や遅れを食らったら好きな列車に乗れるのであれば、最初からノーマルプライスの切符を予約する必要は全くなく、早割で予約したほうが絶対に良いと思う。

ICE3で食堂車を愉しみながらミュンヘン

振替案内されたのはFrankfurt(Main)Hbf 6:53発München Hbf行ICE523。アウグスブルクへ行くのにミュンヘンを経由するのがなんか変な感じである。

ICE523はドイツ鉄道のフラッグシップ、ICE3。平日だったら混んでそうな列車だが、今日は日曜なのでガラガラだった。

フランクフルト中央駅をゆっくりと出発。始発なのでほぼ定刻だった。いよいよドイツ鉄道の旅のスタートです。

2月なのでドイツの日の出は8時半ごろと遅い。外が見えるようになったのは8時を過ぎたくらいだった。しかしこのICE523、途中工事のためかところどころ徐行運転するので段々遅れてきた。最初の停車駅、Aschaffenburg Hbfでいきなり5分遅れ…うーん、なんでこんなに遅れるかなぁ。

ミュンヘンの乗り継ぎ時間は17分しかないので気が気でないが、このICE523には食堂車がついているので、せっかくなので朝食を取ろうと思う。

食堂車は他に3組ほどいたがすいていた。普通のメニューも食べられるのだろうけど、モーニングメニューがあったのでそちらとコーヒーを注文する。

大きなパン3個とコーヒーで10EURである。日本円で1600円か…と思うとちと高いが、食堂車で、と考えれば十分安い。温められたパンが美味しかった。

だだっぴろい平原が続く車窓がドイツっぽい。この車窓を見ながらコーヒーを飲む。なんて贅沢なひと時だろう。日本では味わえなくなった体験を愉しむが、残念なのは天気が悪いこと。雨も降ってるようでせめて雨は止んでほしいところだ。

少し遅れを短縮して9:00頃にNürnberg Hbfに到着。ここでミュンヘンに買い物でも行くような乗客が多く乗り込む。ニュルンベルクももう20年近く訪れていない。今日は素通りだが次回はまた街歩きしてニュルンベルガーソーセージ食べたいな…。

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ニュルンベルクからは高速新線に入りスピードを上げるが、先行列車がつかえているのかところどころ徐行が入りさらに遅れ、結局終点のMünchen Hbf到着は定刻よりも9分遅れの10:15であった。

ミュンヘン中央駅は2010年以来14年ぶり。懐かしいな。

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不細工なICE4でアウグスブルク

ミュンヘンの乗り換えができるか心配だったが、無事10:23発ICE518に乗り継ぐ。ICE518は新型のICE4である。このICE4、見てわかる通り何とも言えない不細工な顔で、特に先ほど乗ってきたICE3と比べてしまうとそのダサさが際立つ。ドイツの列車は基本的にみんな格好良いのに、なんでこんな変な顔にしてしまったんだろう。

ただ車内に入れば洗練されたインテリアで、ゆったりくつろげるのはさすがドイツである。

ミュンヘンからアウグスブルクまではわずか30分ほど。定刻10:53にAugsburg Hbfに到着。あいにく小雨模様の天気だが、アウグルブルク観光と行きましょうか。