たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

羽田空港国際線臨時ANAラウンジ~NH851便でグルテンフリー特別機内食を体験 / 2023.05 台湾旅行(2)

台湾旅行、いよいよ出発です。

羽田空港でFace Expressを体験

行きのNH851便は9:50発なので、コロナ前であれば8時半にでも行けば十分であるが、ここ最近羽田空港の要員不足で保安検査が大混雑と聞いていたので、少し早く8時過ぎに羽田空港に着いた(ま、これでも十分遅いのですが…)

羽田空港第3ターミナルの出発ロビーに来たのは2019年4月以来4年ぶりだ。

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羽田3タミはコロナ禍期間中来たことはなかったが、ほとんど誰もいなかった成田は見たことがあり、あの燦燦たる頃を思うと実に感慨深い。

さて、コロナ禍の間に空港業務のDX化は進んでいて、Face Expressなる、搭乗までの手続きを顔認証でパスできるシステムが導入されていて、これを使うと保安検査場までの大行列をショートカットできるとのこと。

www.ana.co.jp

幸い自分が乗るNH851便は対象となっているので早速使ってみることにした。
(なお正確には保安検査場前はANAないしJALであれば対象外の便であっても使えるそうだ)

この機械でパスポートと搭乗券を読み取り写真を撮ると、保安検査場や搭乗ゲート前でパスポートと搭乗券を見せる必要がなくなる。

で、保安検査場前のFace Express専用レーンからショートカットして保安検査を受けられるという仕組みになっている。

が、さすがにGW期間に大混雑だとまずいと要員強化を図ったのか、今日は5月2日でまだ平日だったからなのか、通常の保安検査レーンも行列はほとんどなかった。

となると、結局保安検査の先の出国審査ではパスポートを再度出して顔認証をしないといけないので、Face Expressの意味も大してなくなるような…。同じ顔認証なんだからワンストップでできれば良いのに、これじゃ行列がなくなったら廃れる気がするなぁ。

というか、大して行列しないなら次回からコロナ前のように1時間前ギリギリで良さそうだ(苦笑)

出国審査も混雑なく抜けると、制限エリアはすごい人だった。世の中こんなに動いているとは知らなかった。自粛とは何だったのか…。

羽田空港国際線臨時ANAラウンジ

時間があるのでANAラウンジへ行くことにする。

ANAラウンジは以前は110番、114番ゲート付近の2か所あったが、ANAの国際線が2タミに移転することになってたので114番ゲート付近のANAラウンジはクローズとなってしまっていた。

が、ここ最近の需要回復で1か所だけでは賄えなくなり、以前SKY LOUNGE ANNEXというクレジットカードラウンジがあった場所を急遽この3月26日から臨時のANAラウンジとして使うようになった。

ANA、羽田3タミにANAラウンジ臨時開業 3/26から114番付近

今回はそちらを利用してみることにする。

臨時ANAラウンジは以前ANAラウンジがあった場所の奥にある。

↑2019年4月29日

↑2023年5月2日

ちなみにそのANAラウンジのあった場所はサクララウンジになっていた。なのでANAラウンジとして復活できなかったわけだ。ここのANAラウンジはいつ行っても空いていて自分は好きだったのだけどね。

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2020年の羽田再拡張を見越して2タミに設備移転を図っておきながら、未だ2タミが再オープンできてないANAは不運とも、やりたい放題やってきた因果応報だろうとも言える。

ただ一つ言えるのは、サクララウンジから漂うJALカレーの匂いはANAユーザーに対する食テロだよなと(苦笑)

臨時ANAラウンジとして使われている旧SKY LOUNGE ANNEXはクレジットカードラウンジとしては破格の設備と広さだった場所なので、航空会社ラウンジとしても十分ではあるのだが、とにかく混んでいた。早いところANAは2タミを再オープンさせないとダメだね。

航空会社ラウンジとして最も重要な食事も、さすがにヌードルバーこそなかったがホットミールもいくつか揃っていてまあまあの内容だった。

またこの臨時ラウンジ限定で寿司の提供をしていた。さすがANAも混雑の平準化には食事のメニューが大事というのはわかっているようだ。現に自分もこの寿司があったからこっち来てるわけだし(苦笑)

そんなわけで寿司とカレー、あとパンなどで朝食とする。ただカレーは…以下ry

バス利用のNH851便

NH851便は134番ゲートからの出発である。

134番はつまりはバスゲートである。今まで到着時バスというのは何度かあったけど、出発がバスというのは初めてだ。今日は次の予定があるので定刻出発してほしいのだが、バスだと厳しいな…。

本来このゲートでも顔認証でパスできるはずなのだが、どうやらバスゲートはFace Express未対応なようで、結局ここでパスポートと搭乗券を出す羽目に。一体Face Expressの意味って…。

というか、ANAも3便しか対応しないなら、NH851便をバスゲートにしないように工夫すべきなんじゃないのかなぁ。FlightRader24見てるとNH851便ほとんどバスゲート出発なので、実質使えないなら利用対象便などと宣伝すべきではないのでは。あと、一番意味不明だったのは地上係員が使えなくてすみませんと言わないどころか、Face Expressを全く把握してなさそうだったこと。相変わらずANAの地上係員はレベルが低い…。

バスに乗ってNH851便に搭乗。今日の機材はB787-8・JA802A号機。いわゆる激狭787であるが、ここ3年程国内線ではプレミアムクラスが多い乗り得機材の78Mと言われていた。立場変われば…だよね。

エコノミーは横9列、しかもシートピッチ79センチの奴隷船仕様であったが、幸い前日のオンラインチェックインでバルク席を確保できたので楽々旅になりそうだ。

が、予想していたが出発時刻になっても乗客が揃わない…結局、出発したのは定刻よりも34分も遅れた10:24であった。10分15分は覚悟してたが、34分とはまいったな。てか、間に合わなかった乗客なんか置いてけよなぁ。

滑走路が延々離れたD滑走路だったので、離陸は10:47になっていた。

ビジネスクラスは空席が多かったようだが、エコノミーはほぼ満席。台湾渡航者も戻ってきているようで喜ばしい。

グルテンフリー特別機内食

国際線の楽しみといえば機内食!なのであるが、台湾のような行った先で食べることが目的のような場所で、しかもラウンジで食事までしてしまうと、機内食でおなかいっぱいになってしまうのが悩ましい。ただ機内食をパスするなんてできないので良い方法はないものかと思っていたところ、特別機内食を頼むというテクがあることを知った。

www.ana.co.jp

特にANAはコロナ禍の間に特別機内食のグレードアップを図っていたみたいで、ファーストクラスやビジネスクラスの料理を監修している「THE CONNOISSEURS」メンバーの有名シェフとコラボレーションした機内食を提供している。ここであっさりとした食事をとれば現地に着くまでにおなかすくだろうという算段だ。

いろいろとメニューを見て悩んでみた結果、今回はグルテンフリー機内食を事前予約で頼んでみた。

搭乗すると、特別機内食の確認をしたうえで座席に識別シールを貼られる。

そして水平飛行になった後、一番最初に機内食が提供される。待ち時間がないのはありがたい話だ。

■アペタイザー
・ボイル海老 カリフラワーと豆腐のムース
・蛸と野菜のセビーチェ
■メイン
・チキンのクリーム煮 キャロットバターライス添え

米粉パン 
・フルーツ盛り合わせ

食べてみた感想としては、普通に美味しかったです。特にメインはザ・機内食といった味つけで3年半ぶりの機内食を懐かしみながら頂けた。米粉パンは最初はなんか重い食感だなと思ってたのだが、食べてみるうちに慣れていて美味しく感じるようになった。

ただ、グルテンフリーなだけでカロリー的には普通の機内食と大差ないボリュームだったので、当初目的が達成されたかと言うとちょっと怪しい(苦笑)その点ではカロリーが更に少ない減塩メニューが良かったのかも。

ちなみにこのコラボメニューはビジネスクラスも皿や盛り付けが異なるだけでメニューは全く同じ。なのでビジネスクラス機内食を食べてるようでお買い得な気分になる。エコノミーの通常機内食では絶滅したメニューの紙も小さいながら残っているのもポイントが高い。

一点留意事項があるとすると、あくまで健康に配慮したメニューなので、デザートやおつまみの提供に制限がかかるそうだ。確かに通常ならあるはずのおかきがこのメニューにはなかった。まあおかきならどうでも良いのだが、ハーゲンダッツもかなりの確率で提供されないっぽい。これは死活問題だ(苦笑)。ANA台北や香港まではハーゲンダッツはないので気軽に頼めるが、JALだと上海とかでもハーゲンダッツが出るので、特別機内食を頼むシーンはないかもね。

定刻より12分遅れで台北松山空港

定刻よりだいぶ遅れたNH851便であるが、向かい風が強くなかったのか、3時間かからずに台北に着くようだ。

台北松山空港には定刻12:25よりも12分遅れの12:37に到着。遅くとも13時にはMRTに乗っていたかったのだが、間に合いそうだ。

空港の後ろには圓山大飯店が見える。ああ、台湾に帰って来たよ…。

ビジネスクラスの客を早足で追い抜くと、入国審査ブースにはまだ検査官がいなかった(苦笑)

一番で通り抜け、預け荷物などないので税関もさくっと通過し、10分後の12:47には台北松山空港を出ることができた。コロナ前と全く変わらない動きができるのはありがたい話だ。

ただ今日の台北は最高気温30度とのこと。日本もずっと暖かかったけど、さすがに30度とは。暑いっ!

さて、悠遊カードにチャージしてMRTで移動するとしましょうか。