今回京都には4泊するが、11月の京都は観光シーズンで、ホテルがなかなか取れなかった。
特に週末の土曜は最初はカプセルホテルしか空いておらず、それから毎日予約サイトでチェックして予約をあちこち変えまくり、最終的には全部ホテルには変更出来たものの、4泊全部違うホテルになってしまった。
これはこれで4泊別体験できる(ブログネタも増える!?)し、観光スポットに行きまくるぞ!と思っていたのだが、いざ実際に宿泊してみると毎日チェックアウトしてキャリーバッグをゴロゴロ転がしながら出張先に向かうのが想像以上に億劫で、これだったら大津あたりで4連泊のほうがまだ楽だったかもと思った。
ただ今回一緒に仕事をした人たちは大津どころかもっと先のほうしか取れなかったという人もいて、せっかく京都での仕事なのに勿体ないなぁという気はしましたが。
サンルートホテル京都に宿泊
初日の宿泊先は五条にあるサンルートホテル京都である。
今回の4泊の中では出張先にも近く、立地的には極上である。ここに4泊泊まれれば良かったのだが…。
ただ出張先に便利とは言っても交通の便がそこまで良いわけでもなく、バス停は目の前にあるが河原町駅からは徒歩10分ほどかかる。
出張先での仕事を終え、22時過ぎにホテルに着くと、2階のフロントロビーは閑散としていた。 普通のビジネスホテルだと22時くらいだと普通にチェックイン客で賑わっているはずなのだが、京都の夜は早いのね…。
アサインされた7階のシングルルームへ向かいます。
特に部屋指定はなかったのだが、リバーサイドシングルルームがアサインされたようだ。
部屋は15平方メートルしかないのでウナギの寝床のように細長いが、朝にはチェックアウトするので特に不都合はない。
机は窓に面していて大きく、仕事をするのに便利だった。 そしてリバーサイドルームの名に恥じず、鴨川そしてその奥の東山の山々が良く見える(もっとも今は夜なので見えないけど)。これは嬉しい。
バストイレはユニットタイプでお世辞にも広いとは言えず。さすがにシャワーで済ます季節ではないのでお湯を張ったが、最近ビジネスホテルでも大浴場が多いことを考えるとどうしても見劣りしちゃうな。
周囲は店もなく静かなので仕事を終えるとすることもなく、明日は早いので早めに寝ることにします…Zzz。
早起きして清水寺の紅葉を楽しむ
翌朝。6時前に起きる。
まだ夜も明けきってないが、せっかくの京都なので、ここは朝早起きして観光をしたい。
このホテルからは清水寺がほど近い。近いといっても徒歩20分はかかるが、ホテルのすぐそばの松原通をまっすぐ歩けば清水坂である。
そして清水寺は朝6時から開いている。これは行くしかないだろう。 ということで6時にホテルを出て清水寺に向かうことにする。
朝の散歩やジョギングを楽しむ人が行き交う鴨川を渡り、清水坂へ向かう。
しかし朝の京都は寒い!日中の温度を考え荷物を少なくするためにコート類は一切持ってこなかったのだが、ジャケットだけじゃ寒すぎた。
10分ほど歩くと、清水坂に差し掛かる。脇の石畳の三年坂とともに、日中は賑やかであろう道を独り占めする。
夜明けの幻想的な時間にオレンジの街灯がとてもマッチしてロマンティックだ。思わず仕事で来たことを忘れてしまう。
清水坂を抜けると、立派な仁王門、そしてその奥に三重塔が出迎えてくれる。
日中だと写真を撮るのも大変なこの界隈も、ほとんど人がいない! 贅沢なひと時だ。
清水寺は現在本堂が改修工事中で、有名な清水の舞台が見ることができない。
まあ自分は初めてではないしそこは問題ではなく、せっかくなので本堂に向かうことにする。 気づけば清水寺に来るのは11年ぶりだ。
本堂は早くも観光客がそこそこいた。驚いたのは、半分以上が外国人だったこと。 しかも外国人の団体までいた(後で気づいたが、駐車場には早くも観光バスが止まっていた)
すごいなぁ京都、そして外国人の人たち。
あいにく工事中のためプチ清水の舞台からの景色しか楽しめず、ここから京都の市街地は見ることができないが、それでも人は少ないこともあって朝の清々しい景色を見るには十分。ただこれ日中だと大混雑になるんだろうなぁ…。
ちょうど6時半を過ぎたあたりで、ラジオ体操を楽しむ人たちがいたので、自分もそこに交じって久しぶりにラジオ体操を楽しみつつ、奥ノ院の前から本堂を拝むことにする。
清水寺は京都の南部に位置するので、まだまだ紅葉には早いかなと思っていたのだが、なかなかどうして樹々はそこそこ赤く色づいていて、十分楽しむことができた。
そして朝日に浴びる京都市街地のまた美しいこと。本当に早起きは三文の得だねぁ。
日中だと大行列の音羽の滝も、どの水も飲み放題!
一番紅葉が色づいていたのは三重塔の南の池のほとりの木々であった。 JR東海の「そうだ京都、行こう」の紅葉サイトでも、ここの色合いが結構綺麗で楽しみにしていた…のだが、iPhoneの写真ではこれが限界。 肉眼ではもう少し綺麗だったけど、さすがにあの写真はトリミングし過ぎだなぁ…。
でも、京都の紅葉をこんなに人が少ない中で楽しめるなんて贅沢の極み。満足のひと時であった。
ホテルに戻る頃にはすっかり朝の日差しがまぶしくなっていた。今日は快晴のようだ。 1時間ちょいの散策であったが、実に満足いくものだった。
朝食ブッフェを食べてチェックアウト
ホテルへ戻り、最上階10階のレストランで朝食ブッフェを食べる。
最上階なので東山の景色が一望できるが、東向きなので致し方ないのだが朝日がまぶし過ぎた。 何より7時のオープンに間に合わず、窓側の席も取れなかったのが残念だった。
メニューは和洋半々といったところで、洋食メニューを中心に選んだものの、京都名物の湯豆腐などもチョイスし、美味しくいただいた。
この後、30分ほど部屋で仕事をして、チェックアウト(泣) キャリーバッグをゴロゴロ転がして出張先に向かいました。
わずか1泊の滞在だったが、設備的には可もなく不可もなくといったところであるが、清水寺、そして忘れちゃいけないが(苦笑)出張先に近いということで朝仕事をする余裕もありとてもありがたかった。
ただ、観光で来たとしたら、正直周りに何もないし、バス以外の交通の便も悪いので、ここがベストチョイスかどうかというと、微妙な感じがするところだ。
さて、出張先で仕事をして次の宿に向かいますか(笑)