たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

京都旅行記(2):北野天満宮~金閣寺~銀閣寺~霊山歴史館~清水寺(2020年8月)

国内旅行記今回の京都旅行は息子の歴史勉強が目的なので、3年前に娘が行ったようなメジャーなところしか行っておらず、目新しい場所はないのだが、旅の記録として…。

北野天満宮

西大路四条(地図A)から市バス203系統に乗り、北野天満宮へ。

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ちょうどお昼時だったので、3年前にも娘と食べた「ちっちゃなおもひで」(地図B)に行き、おもひで焼の大サイズで昼食とする。

名物のおばさんは相変わらず元気で一安心。観光客は皆無だったが、リピーターに支えられているということだった。

野菜がたくさん入ったお好み焼きは相変わらず美味しい。このサイズで330円というのもリーズナブルで素晴らしい。 またこの界隈に来たらぜひ訪れたい。

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3年前は12月末だというのに大混雑だった北野天満宮(地図C)であったが、今日は閑散としていた。

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↑ 2017年12月30日
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↑ 2020年8月19日

北野天満宮といえば「なで牛」。頭をなでると成績が良くなるそうだが、前回娘と来た時にうっかり頭をなでさせず、これが娘の成績が振るわなかった原因ではないか(苦笑)とずっと気になっていた。

なので、息子にはちゃんと頭をなでろと言って目的達成(笑)。

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さらに前回は行かなかった本殿奥のなでると一つだけ願いがかなうという「一願成就のお牛さん」をおまつりしている「牛舎」も訪問ししっかりなでさせた。これで息子の成績は保証されたも同然!?

金閣寺

北野天満宮を後に、バスで金閣寺(地図D)へ。
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3年前はインバウンドでごった返していた入口は、誰もおらず…。

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青く澄み渡る空に金色に輝く金閣寺は何度見ても素晴らしいけど、それにしても人がいない。そして、無茶苦茶暑い…。

まあ夏の京都は暑くて本当はシーズンオフなのであるが、それにしてもこんなに人がいないとさすがに寂しいし、こんな状況じゃ経済的に相当まずいんじゃないかしら…。

そしてうっかりしてたのだが、4年生だとまだ日本の歴史をやってないので、足利義満とか言ってもまだわかんないんだよね。 さすがに金閣寺は地理で習ったらしく知ってたので、多少は理解してくれると嬉しいかな。

銀閣

ここからちょっと強行軍であるが、東山へ。

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金閣寺道バス停から市バス102系統に乗る。

本数は少ないが金閣寺銀閣寺をまっすぐ25分で結ぶ観光系統で、今日のような移動にはもってこいなのだが、誰も乗っておらず、途中からもチラホラしか乗ってこなかった。

インバウンド対策で荷物置き場が作られた最新型のバスなのに、そんな人は誰も乗ってこなかった。寂しすぎる…。

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銀閣寺道バス停で降りて哲学の道、参道を歩いて銀閣寺(地図E)へ向かうが、とにかく人がいない…。 参道の土産店も、開いている店は少なく、中には閉店した店もチラホラ…。

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銀閣寺も人がいないし暑かったけど、セミの鳴き声が庭園に響く様は日本の夏の原風景だね。

今年はホント散々な夏だったけど…。

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銀閣寺を見下ろす展望台からの景色は、前回訪れた後ブラタモリ足利義政京都市街から背を向けて暮らしたいからここに銀閣寺を作ったという説を知り、その目線で見直すと目の前の吉田山の眺めもまた違った印象に見えてくるのが面白かった。

霊山歴史館

銀閣寺バス停から100系統に乗る。

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東山の観光地を走る市バス屈指の混雑路線なのに、終始立ち客もいないくらいガラガラ…。

一気に清水道バス停(地図F)まで南下する。

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八坂の塔二年坂といった、いかにも京都らしい町並みも、歩く人はほとんどおらず…。 景色を独り占めできるのは嬉しいが、寂しすぎるな…。

次に向かった先は幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」(地図G)。ここは初めて行く場所だ。

幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」

海援隊新選組 坂本龍馬は、慶応元年(1865)、長崎に亀山社中を結成し、薩摩藩長州藩の和解のために貿易を行った。そして慶応3年(1867)には海援隊の隊長になる。 一方、文久3年(1863)、幕府の浪士組が京都に入った。その一部が京都に残留して壬生浪士組を結成し、八月十八日の政変に出動した功績で朝廷から新選組の隊名を授かる。 ...

高台寺脇の坂道を上った先にあるのだが、この坂がかなりきつく、夏場は結構しんどい。

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京都は幕末期の中心地であるが、二条城以外はこれと言って巡ったことがなかった。 なので面白いかなぁと思って行ったのだが、幕末は正直激動過ぎてよくわかんないんだよね。

当時の刀など歴史好きにはたまらないのかもしれないが、そもそも坂本龍馬が何したのかすらソラで言えない自分には全くわからず。 息子にもちょうど館内のビデオで流れてたペリー来航の話をするのが精いっぱいだった。んなの京都で話す話題じゃないわな…。

まあ冷房が涼しかったのがありがたかった。

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あと、フォトスポット以外は撮影禁止ってのもこのご時世イマイチ…。

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ベランダから一望できる京都の景色はそこそこ綺麗だったけど、夕方だったので西日が眩しかった。この景色狙いだったら午前中が良さそう。

清水寺

本日最後の目的地は清水寺(地図H)。

8月は18時半まで開いており、夕方でも観光できるのがありがたいスポットだ。

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清水寺はさすが夕方にもかかわらずそこそこ観光客がいた。やっぱり京都一のスポットは清水寺なんだろうな。

境内に入ると、南部鉄器の風鈴がつるされていた。

涼やか音色、南部鉄器の風鈴 京都・清水寺の境内彩る|観光|地域のニュース|京都新聞

京都市東山区清水寺でこのほど、岩手県特産の南部鉄器の風鈴約500個が飾られた。風鈴には、東日本大震災の被災地復興や新型コロナウイルスの収束を願う短冊がつるされ、境内に涼やかな音色を響かせた。 ...

綺麗な音色がとても涼やか。暑さも和らぐ思いだ。この音色とともに疫病退散となってほしいものだ。

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本堂は3年間にわたる修理がほぼ終わり、覆いがようやく取り外された。 逆光ではあるが、京都を代表する景色を楽しむ。

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音羽の滝はコロナ対策で柄杓が撤去されてしまっていたが、息子を連れてきたからには学業成就の水は飲ませねばならない。 手を出して何とか水をすくって飲む。

ただ、すいてたので3種類全部飲んでしまった。ここ、全部飲んだらご利益薄まってしまうのだっけ…(泣)

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そんなわけで時刻は17時半。昼過ぎからひたすら歩き回った京都1日目はこれでおしまい。世界遺産を3か所巡ることができ、上出来だったかなと思う。

2020年夏の京都は寂しかった

さてこの夏の京都観光の印象であるが、寂しかったの一言にすぎる。3密なレベルなどではない。誰もいないんだから。

バスも観光地も人がいなくて楽に観光ができたのは良かったのだが、こんなに人がいないと寂しいものなのかと思った。 お土産屋が閑散としているのが一番心配だ。いくつかは閉店していたし、こんな状況が後1年とか続いたら壊滅的な影響が出るのではないか。

いくら京都の夏がオフシーズンで、行った日が平日だからといってもこれは本当にまずいと思う。 県を跨ぐ移動をどうのこうの言う人はまだいるけれど、こういう空いているところを巡ることの何が悪いのか? 自分はこれからも非科学的な要請などには惑わされず、適切に出かけていきたいと強く思いましたですね、ホントに。

さて、清水道から207系統に乗り、四条河原町高島屋(地図I)で買い物をしたら、宿泊先に向かいましょうかね。