京都2泊目は、ちょっと趣向を変えて京町屋に宿泊することにした。
京町やinn洛央庵に宿泊
昨日のサンルートホテルにほど近い京町やinn洛央庵が今日の宿泊先である。
古い町屋を改装したわずか3部屋しかない小さな宿で、よくまあ予約取れたなと思う。
素泊まりだしいろいろと不便さもありそうだが、出張先から徒歩で行けるのも魅力的だし、1泊くらいこういうところで京都人になったかのように宿泊するのも良さそうだ。
夜仕事を終え、五条の静かな街並みを歩き宿に向かう。
うん、なんか古き良き街並みで良いですな。
オートロックを開けて宿に入る。
細長い長屋調なこじんまりなフロント。この宿は主人が日中しかいないので、ロッカーからカギを取り出して部屋に入る仕組みとなっている。ちょっと残念な気はするが、主人のいる間だけしかチェックインができないとなるとこういう出張時には利用できないのでありがたい。
今回は1階の花の間に泊まる。 4畳半とそれほど広くはないが、一人での宿泊なので全く問題はない。
1階で道路に面しているので、騒がしくはないものの人通りが気になったが、2階の2部屋だと隣の部屋を気にしながらの宿泊になってしまうので、それよりは気が楽だ。
ちなみに2階の部屋は片方は外国人のようだった。どうやってこういう宿探すんだろうね。
バストイレは共同で、風呂は昭和テイストな五右衛門風呂であった。
お湯を入れるのに30分かかるので、1時間単位で予約が必要だが、そもそも3部屋しかないのでバッティングの可能性はほとんどなく、お湯をたっぷりと張ってのんびりと風呂につかり、仕事の疲れを癒した。
部屋に戻り、テレビを見ながらのんびりと。 WiFiはあるので仕事もできるのだが、こんな和室でパソコン広げる気にもならず、布団を引いてとっとと寝る。 出張で和室に布団ひいて寝るなんて妙な気分だ…。
翌朝。今日も早起きして外へ出る。
朝歩いてみて気づいたのだが、このエリアは古い町屋が密集している場所ではなく、どちらかというと普通の住宅地だった。なので、ちょっとこの建物だけが浮いている感じがしたのが残念なところ。 逆に言うと、よくこんな町屋が残っていたなぁと思わずにはいられない。
ただ、想像したよりも部屋が綺麗すぎて、正直京町屋に泊まった感は今一つだったかなぁ。 交通の便も、良いとはいえ、どの駅からも均等に離れていて歩かないといけないのもマイナス。
一度体験できたのは良かったけど、リピートするかというと、次は普通のホテルを選ぶかも…。
高木珈琲でモーニングを食べる
今日は朝食がないので、どこか外で朝食を食べる必要がある。
宿からまっすぐ歩いて烏丸通にぶつかったあたりにコメダ珈琲があったのだが、せっかくの京都、チェーン店では勿体なさすぎる。
調べてみると、京都は名古屋ほどではないが、モーニングの街としても有名らしい。 ちょうど近くに高木珈琲という老舗の喫茶店があり、ここのリッチモーニングがボリュームがあって美味しいということなので、そちらへ行くことにした。
烏丸店は古き良き喫茶店という感じであるが、明るく開放感があって一見さんでも気軽に入れる感じ。 朝早いけどカメラを持った観光客という感じの人もいた。
これがリッチモーニング680円。 確かにボリューム満点。カリカリのウインナーもコクのあるコーヒーもどれも美味しかった。
ただ、致命的な欠点が全席喫煙可能なこと。 このご時世全席喫煙可とは逆に清々しい気がするが、タバコの煙が嫌いな自分としてはできるだけその害を避けるために開店直後に突撃。
もっとも朝早かろうが入って一服という人ばかりであったが、まだすいていたのでそこまでの被害もなかった。 が、これ昼とかだったら耐えられないだろうなぁ…。
因幡薬師平等寺でインコお守りを買う
高木珈琲のモーニングに満足して、宿へ戻ろうとしたら、隣に大きな寺があった。
特にガイドブックに載ってそうな寺ではないのだが、「がん封じ」という言葉が気になったので入ってみる。
ここは平等寺と言い、因幡薬師という名で親しまれている、無病息災にご利益のある寺である。
注目はお守りで、何故か「インコ」のお守りが売られている。 ネットでも地味に話題になっていて、しかも因幡薬師のゆかりもないらしいが、とりあえずカワイイ。 せっかくなので家族へのお土産に購入。 最近、京都のお土産も似たようなものばかりで飽きてきたので、ちょうど良いお土産ができた。
地下鉄の五条駅と四条駅の真ん中あたりで交通の便も良いので、気になった人は訪れると良いと思う。
部屋に戻って荷造りをして、チェックアウト(というかカギをロッカーに預けて退出)。
またキャリーバッグをガラガラ転がして出張先へ向かいました(泣)