出張ホテルシリーズ第6弾は、ユニゾイン京都河原町四条である。
京都河原町四条のホテルご宿泊・ご予約なら|ユニゾイン京都河原町四条
ホテルとしての快適性とコストパフォーマンスを両立させたスタンダードな宿泊特化型ホテル
今回の出張は8月16日の五山送り火に絡む工程だった。
さすがに8月16日はホテルも最初はほとんど空いてなかったのだが、数日前になるとちらほら出張規定でも泊まれるホテルが出てきた。
その中からこれまで泊まったことのないホテルを選んでみるか…と思って選んだのがこのホテルである。
外観・客室・ホテル設備
ユニゾイン京都河原町四条は河原町通に面しており、周囲は賑やか。
ただ、河原町四条という名前はちょっと言い過ぎで、三条通の方が近く、四条河原町の交差点からはそこそこ歩く。
いつこのホテルが建てられたのかわかってないが、2017年に改装オープンされてまだ間もないのでとても綺麗。 石庭を配したロビーは京都らしさを感じさせる。
フロントでチェックインしていると、外国人が何やら訪ねていたが、フロント嬢は流暢な英語で応対してた。 すごいなぁ京都。というかもはや京都では英語は普通にしゃべれないとダメだようね…うーむ。
アサインされたシングルルームへ。
部屋の広さは13平方メートル。一人宿泊では十分な広さだけど、ベッドの幅がちょっと狭かったかな。 机は広かったので仕事はしやすそう。
バストイレは同種のホテルよりは広いが、残念ながら洗い場や大浴場の設備はないので、それを望む人からすると今一つ。自分もその一人だが、夏であればシャワーで十分なのでむしろ湯船や洗面スペースが広く使い勝手が良かったのがポイントが高い。
鎌倉パスタの朝食
翌朝の朝食は、1階の鎌倉パスタでブッフェとのこと。
自分はこの朝食が1階のテナントで提供というパターンがなんとなく好きではなく、特にプロントのようなカフェの朝食メニュー提供とか、なんで朝食料金払ってそんなメニューを食わないとならんのよと思って基本的には選択しないのだが、鎌倉パスタとなれば、なんとなく豪華なブッフェを提供してくれるんではないかとちょっと期待してた。
果たして、朝食ブッフェは、野菜を中心にしたヘルシーメニューで種類もそこそこあって、クオリティは高かったのだが、なんとなく今一つだったかな。
一番がっかりなのは「パスタ」がないこと。なぜ、鎌倉パスタなのにパスタがないのかと小一時間。
そして鎌倉パスタ名物のパン食べ放題も、たった3種類しかなかった。もっとたくさん補充があるのかと思ったら最初出したらそれっきりだったし。 鎌倉パスタに過剰な期待をしてしまった?自分が悪いのだけど…。
ユニゾイン京都河原町四条のまとめ
四条河原町からは少し離れているとはいえ河原町通の繁華街にあり、そこそこ部屋も広く綺麗だったので、このエリアで宿泊するならそこそこオススメかなと思う。
が、個人的には鎌倉パスタの朝食が…(しつこい)。それ以外も付帯設備に何か特色があるわけでもないので、絶対ここを指名買いって感じでもないし連泊向けって感じでもない。連泊が飽きた時にホテルホッピングするのに向いてるかな。
洛北・妙満寺へ朝観光
さて、7月から何度も京都に来ているわけだが、忙しかったのととにかく暑かったので基本的にはどこにも観光には出かけてなかった。
ただ、8月も後半になり仕事の中身も落ち着いてきて、残りの出張回数も見えてきたので、どこかに観光に行こうと思い立った。
とはいえ、清水寺をはじめ、早朝からやっている交通の便のよいところにある寺社は過去の出張で大体行ってしまったので、どこに行こうか地図とガイドをにらめっこして、洛北の妙満寺に行くことにした。
妙満寺は1968年に現在地に移転した新しい寺だが、なんといっても境内にあるインドのブッタガヤ大塔を模して造られたエキゾチックな仏舎利大塔の純日本様式の本堂とのミスマッチさが目を引き、一度この目で見てみたいと思っていた。
妙満寺は叡電の木野駅から徒歩5分ほどの場所にあるが、地下鉄の国際会館駅から徒歩20分ほどの場所にある。地下鉄完乗を兼ねて、往路は地下鉄で行くことにした。
ユニゾインを8時過ぎに出て京都市役所前駅まで歩き、東西線から烏丸線へと乗り継ぎ終点の国際会館前駅へ。とはいえ、ずっと地下なので面白みはない。
国際会館駅を降り、プリンスホテル脇の川沿いを歩く。ちょっとした高原のような雰囲気だが、朝8時過ぎだというのに暑い…。
ほどなく住宅地となり、てくてく歩くと、ようやく妙満寺に到着した。
はた目には普通の寺院に見えるが…。
うーむ、このミスマッチさは何度見ても妙だ。
ただ、ホームページによると、1973年に作られたこの仏舎利大塔を模したとされるブッダガヤ大塔は、お釈迦さまが悟りを開かれた地に建つ高さ52メートルの大塔で、全世界の仏教徒にとって最高の聖地なんだそうだ。だから、変に思うのが本当はおかしいのだよね。
9時になり、本堂の見学時間になったので、もう一つの見どころ、雪の庭へ向かう。
ここは俳句の祖といわれる松永貞徳が造った枯山水の庭。比叡山を借景とする雄大な庭だ。 朝早い(というより観光客がほとんど来ない?)のか、誰もいない和室から景色を独り占めするのが最高だった。
ここは冬になるとそれなりに雪が降るらしく、雪が積もったまさに雪の庭の写真が飾られていた。 実に風情のある景色で、次はぜひ雪の季節に来てみたい。
せめて頭の中だけでも…とその景色を思うと、ほんの少しだが涼しくなった気がした。
帰りは木野駅から叡電に乗り、出町柳駅から京阪に乗り継いで三条駅からユニゾインへ。
1時間半ばかりのショートトリップではあったが、充実したひと時を過ごすことができた。
が、さすがに夏の朝とはいえ20分以上歩いたので、朝だってのに汗だく…。 シャワーを浴びてさっぱりしてからチェックアウトして出張先へ向かったが、シャワー浴びれなかったら大変だったな。
さて、出張も残り2回!