淡水からMRTに乗って10分ほどの北投站で下車し、派手なラッピングの車両が行き来する新北投支線に乗り換える。
5分ほどで新北投站へ到着。今日2つ目の目的地、北投温泉の最寄り駅だ。
駅前は親水公園となっており、地熱谷から流れる温かい川が爽やかな音を立てている…が、とにかく今日は暑いので焼け石に水という感じではある。
ここ北投温泉は、言うまでもなく日本統治時代から有名な温泉であったことから、街並みの随所に日本の面影が残っている。
最近は、あの有名な加賀屋も進出しており、本当に熱海らへんの温泉街を歩いているのとほとんど変わらない雰囲気は、ここ海外だっけ…?と思わせるほどであった。 本当に台湾は歩いていてほっとする。
親水公園添いのゆるやかな山道を登っていると、まさに「熱海大飯店」なるホテルが見えたりするのだが、今日の目的地はその手前にあるホテル、百樂匯溫泉飯店である。
北投温泉は公共の親水温泉浴地でも温泉を楽しめるのだが、水着着用でちょっと日本人には面倒くさい。 ホテルでは日本式に温泉を楽しめる場所が多いのだが、ここ北投は加賀屋を筆頭に高級ホテルが集まっている。その中でこのホテルは350元と比較的リーズナブルな価格で日帰り温泉を楽しめるのだ。 汗びっしょりなので、ここでゆっくり温泉に入るとしよう。
ロビーは日本風で重厚な雰囲気であった。
何故か脱衣所と洗い場の間に仕切りがなかったが、それ以外は日本の温泉と全く変わらない雰囲気で、清掃もしっかりしていた。
温泉の温度は43度とちょっと高めであったが、肩まで浸かるとそれはそれは気持ちよかった。 やっぱり日本人にとって温泉は最高だね!ゆったりと汗と疲れを癒すことができた。
…が、時刻は10時半過ぎ。そろそろ台北に戻らねばならない時間だ。 MRTで市街に戻り、昼食を食べることにする。
台湾に来たからには小籠包は食べねばならぬ。
本当は新規開拓をしたいところであったが、時間もなかったので中山站で降り、駅近くの新光三越地下にある鼎泰豊に行く。
11時過ぎだというのに行列ができていたが、1人だったので10分ほどで入店。 1人だといろいと食べられないのが残念だが、小籠包と野菜スープを堪能。
ベタではあるが、鼎泰豊は外れがなくやはり美味しい。 ここ中山の鼎泰豊は交通の便も良いし、本店に比べ行列も少ないのでオススメである。
そして食後は別腹(笑)のデザートへ。 MRTで一駅先の雙連站へ行き、昨年も行った冰讃でマンゴーかき氷を注文。
昨年より20元値上げして120元になっており、昨年の写真と比較すると心持ちマンゴーの量が減った気がするが、それでもこのボリュームと瑞々しさは他の店を圧倒する美味しさ! ここは台北に来たからには外せないスポットだと思う。
冰讃からはタクシーで一気に移動し、これも昨年訪れた微熱山丘へ。 昨年買ったパイナップルケーキが大好評だったので、今年も再訪したのである。
10個入り420元は破格の値段ではあるが、サクサクした生地と濃厚なパイナップルが合わさったケーキは高いだけある絶品の美味しさだと思う。 今年は歩いてこなかったのでゆったりと試食を楽しみ、お土産に大量に大人買いした。
さて、時刻は12時半。名残惜しいが、そろそろ帰国の途に就かねばならぬ(泣)
パイナップルケーキが重たかったのでタクシーを拾って松山空港へ一直線。 あとは帰るだけです。