ホテルで荷物を預けたのが13時過ぎ。さっそく市内観光と行こう。
今回の参加者は台北は初めての人もいるので、とりあえずはベタに有名どころを巡ろうと思う。
雨が心配された天気だったが、台北市内は時々雨がぱらついたものの、日差しも出たりして概ね曇り空であった。
気温は20度前後と過ごしやすかったが、風が結構強く、羽織るものがないとちょっと寒かったかな。
行天宮~占い横町
ホテルから歩いて5分ほどの「行天宮」へ。ここはいわゆる関帝廟で、商売の神様である。 平日の午後というのに今日も多くの人で賑わっていた。
自分は2011年に来たことがあるが、前回時間がなくて体験できなかった「収驚」と呼ばれる無料のお祓いを体験。
15分ほど並び、青い装束を来たおばあさんに名前を伝え、お祓いをしてもらう。 わずか1,2分のお祓いだが、なんとなく心が清らかになった気がするのが不思議で、良い経験になった。
行天宮を出て、交差点の地下道へ向かう。
ごく普通の地下道に見えるのだが、ここは「占い横町」として有名なスポットで、店が何軒か構えている。 今回の参加者がぜひ「占いをやりたい!」ということでやってきた。
自分は全く興味がないので、占いの様子を見て楽しむ。こうして自分が興味ないところの様子を楽しめるのもグループ旅の良いところ。 結果はどうだったんでしょう…?
龍山寺~台北駅周辺を散策
占い横町を出て、行天宮站からMRTに乗り込む。グループ旅なのでタクシーのほうが楽なのだろうけど、せっかく来たのでMRTにも乗りたかった(苦笑)
MRTの駅が近いのがありがたい。
忠孝新正站で板南線へ乗り換え、向かった先は台北随一のパワースポット、「龍山寺」。
行天宮に続いて寺社巡りではあるが、龍山寺はお上りさんには外せない場所である。
自分はもう何度も来たので、初めての人たちを引率して参拝。
この後は、付近のマッサージ屋へ向かう人と、台北車站の南で買い物をする組に分かれる。 自分は買い物組に付き合いながら周辺を散歩することにした。
タクシーで向かった先は、2年前に宿泊したボッシュパッカーホテルの近くの武昌街。 このあたりは安い雑貨屋さんや食べ物屋、市場などが集まり、ショッピング好きにはたまらないようだ。
自分はちょっと南へ歩いて「総統府」を久々に見学。
威風堂々とした外観は何度見ても惚れ惚れするが、既に一般見学は終わっており、写真を撮っていたら写真を撮るな、立ち止まるなと警備の人に怒られた。午前中だったら撮り放題なのに、なんだかなぁ。
そんなわけで、一日目の観光も終了。
故宮博物院の至宝を見学
2日目はタクシーに乗って「故宮博物院」へ向かう。
自分は正直旅行先で博物館や美術館を巡るのは苦手なのだが、まあ台北お上りさんがいたらとりあえず行かねばならないだろう。
また前回2007年訪問時は撮影NGだったが、昨年から撮影が全面OKになったので、ブログネタ的には楽しみだったりする(笑)
到着するとまずびっくりしたのは、たくさんの日本の修学旅行生! ここは京都かと思うくらいいっぱいいた。
台湾は最近日本の高校生の修学旅行先として人気が高く、その数はこの10年で11倍、今や海外の行先トップになったという。 そりゃ、中国や韓国に行くよりは親日で食べ物もおいしい台湾に行く方が良いに決まっている。 なので多少にぎやかなのもまあ致し方ない。むしろ、ちゃんと見学していってほしいなと思う。
さて、故宮博物院といえば何はともあれ「翠玉白菜」と「肉形石」、いわゆる白菜と角煮である。 さっそく3階へ。
角煮には多くの人が集まり写真を撮っていた。 実際見ると本当に小さい。そして、本当においしそう。よくこんな風に加工できるものだ。
さて、では白菜はというと…?
あれ、嫌な予感…。
…orz。なんと台中に貸し出し中でいなかった。
まあ日本とかでないだけ良いけど(自分はルーブル美術館に行った時モナリザが上野に出張していて見れなかった経験がある)、残念無念。
代わりに掲示されていた写真をパチリ。
さて、二大宝物を見た(1個は見れなかったけど…)ので、自分としてはもういいやという感じだったのだが、幸い参加者に中国の歴史に詳しい人がいて、その人に先導してもらって他の展示を見学。
歴史に詳しい人が一緒だと、博物館は楽しい。こういうのもグループ旅の良いところだ。
しかし本当に中国の歴史はすごい。特に数千年前にヒスイをここまで加工していたというその技術は脱帽ものだ。こりゃ日本はかなわんなぁ。 そしてよくまあこれだけの宝を台湾に持ってきて展示しているものだ。
胴内に500文字もの漢字が刻まれている毛公鼎や、象牙をきめ細かく加工した球体、そして本当に小さいオリーブの種の細工など、素晴らしい展示品を鑑賞。結局2時間もじっくりと滞在していた。
あまり期待してなかった故宮博物院であったが、とても楽しくて、他の参加者も満足そうだったので何よりである。
さて、いったんホテルに戻り、午後からは近郊へ遠出します。