帰国便は台北松山空港14:20発のJL98便で羽田空港に戻る。
羽田便のほうが高いのだが、長く滞在するために台北発が一番遅いこの便にした。 松山空港は微熱山丘からはすぐそこ。本当に松山空港は中心部から近くて便利で、追加料金を払ってでも使う価値は高いと思う。
JALのカウンターは一番端にあった。混雑もなくチェックインは無事完了。
時間があったので、ラウンジへ行く。 ここは全航空会社共通なので、2011年にチャイナエアラインで来た時や、昨年ANA便で来た時にも使っており今回が3回目である。
設備的には可もなく不可もなくという感じではあるが、昨年ここで食べた魯肉飯が美味しかったのでちょっと期待していた。が、なんとしたことかカレーライスに変わっていた。 せっかくなので食べてみたが…うーん、今一つな味。 魯肉飯が良かったなぁ…。
JL98便の機材は、B767-300ER・JA653J号機。 優先搭乗で機内へ。
復路のビジネスクラスは、JALスカイリクライナーである。
2010年に登場した短中距離路線向けのプロダクトで、従来のスカイラックスシートよりも丸みを帯びたデザイン、パーティションを完備したりとプライベート感を増すような工夫をしている。
が、ANAなどは2002年のClub ANA Asiaで既に2-1-2の5アブレストを実現しているのに、この機材は2-2-2の6アブレストを堅持しており、シートピッチは台湾線としては十分なものの、横幅がとにかく狭い。 自分はまだいいけれど、太めの人は全然くつろげないのではないかと思う。
リクライニングボタンも旧態依然とした手動だし…。 そんなわけで、当初は華々しく宣伝が行われたこの機材も、最近は中距離路線からはほぼ撤退し、羽田-松山線専属になりつつあるのだが、この区間、他社はもっとレベルの高い機材を配備していることを考えると、ちょっと役不足感は否めない。 だからビジネスクラスの激安運賃が設定されているわけで、そのおこぼれを今回頂いている以上あまり贅沢なことは言えないのかもしれないけれど…。
定刻より少し早い14:16に出発。松山空港は小さいので、すぐに離陸。
台北101を右側に見ながらJL98便は上昇し、あっという間に雲の上へ。
さよなら台湾。また来ます。
さすがに日曜の午後便ということもあって、ビジネスクラスはほぼ満席であった。
ディスプレイは10.6インチと十分な大きさではあり、プログラムも最新の一つ前のMAGIC-Ⅴであるものの、最近のプロダクトと比較すると小さいし、何より引き出し式なのが離着陸時に使えずに面倒くさい。
機内食は相変わらずの洋食にした。
・アペタイザー
うずらのミートローフ
チーズノスモークサーモンロール
鮑のキャベツロール
・メインディッシュ
シチリア風シーフードのシチュー
・フレッシュサラダ
・パン
シーフードというのが珍しかったが、まあまあ美味しくいただいた。
最後は、みんな大好きハーゲンダッツ♪
今朝は早かったので、食後はリクライニングを倒してゆったりと…というところであったが、このスカイリクライナーはリクライニング角度も短距離路線だから許せるけど…という浅さで正直今一つだった。
フルフラットやライフラットにする必要はないけど、せめてANAのクレードルくらいにはしてくれないとちょっと厳しいなぁ。
とはいえ、台湾線は所詮所要時間3時間ほどの短距離路線。あっという間に羽田空港が近づいてきた。
今日は木更津付近からまっすぐA滑走路に向かい、D滑走路を眼下に見ながら着陸。 定刻18:20よりも少し遅れた18:24に羽田空港に到着した。
イミグレの混雑はなく、税関も何も言われなかったのでわずか8分で外に出ることができた。
チケットはこの後那覇まで行って終了であるが、国際線乗り継ぎ割引運賃なのでまた別の日に行う予定であるので今日は家に戻る。
まだ早い時間帯だったので、土休日限定の東京モノレールのモノレール&山手線内割引きっぷを使って電車で帰宅。
というわけで1泊2日の台北修行も無事終了したが、いくらプロダクトがイマイチだの言いながらもビジネスクラスなので楽ちんだったし、何より台湾は何度行っても楽しくて仕方がない。 まだまだ行ってないところはたくさんあるので、また近いうちに台湾には旅行に行こうと思います。
さて、次はまたまた那覇に行きますよ(苦笑)
(おしまい)