6時少し前に目が覚めた。
列車は郡山駅手前を走行中。時刻通りのようだ。
一応オールA寝台なので、全室に朝刊のサービスがある。長距離列車なのでありがたいサービスだ。
さて6時半オープンの朝食に向けて並びますか。
隣の部屋の義母を起こして並ぶものの、ちょっと出遅れてしまい、かなり行列の後方…。これだと1巡目には入れないかも…。
6:15着の郡山駅をまた3号車の通路で眺めます…もうこの通路で並ぶの何度目だよ~。
6時半のオープンと共に満席になるが、残念ながら1巡目にあと数組というところで入れず。一度満席になってしまうと数十分並ぶ羽目になるが、一旦部屋に戻ってしまうと食べられない可能性もあるので、仕方がないので大人しく並ぶ。
朝食なので回転は速いかと思いきや、30分以上経ってもなかなか出てくる人がいなかった。
白河を過ぎ栃木県に入り、黒磯を過ぎて直流区間となって見慣れたE231系などが行きかうようになってもまだ3号車で行列…orz
結局7:15頃まで並ばされましたわ。
朝食のメニューは北斗星と同一なので、洋食は昨年11月の北斗星と全く同じ。これといった特色はないのだが、やっぱり列車の中で食べる食事は最高の贅沢である。
食事を終え部屋に戻るともう7:50着の宇都宮である。もうちょっとだね…。
ラウンジカーへ行き、乗車時にもらったチケットでモーニングコーヒーを引き換え、朝刊を読む。さすがにコーヒーカップというわけにはいかないが、贅沢なひと時だ。
しかし、今回のラウンジカーは特定のヲタがずっと最後尾を占拠していて、非常に気分が悪かった。カシオペアの場合占拠する客はほとんどおらず、譲り合って見ることが出来ると聞いていたのに、大なしである。相対的にヲタ乗車率は少なく、目立つからほどほどにせんとダメよ。
9:00大宮到着。客室のある左側に京浜東北線が並走し、楽しくなるが、もうあと25分で終点ですよ…。
やがて荒川を渡り、いよいよ都内へ。そして9:25定刻に上野駅へ到着です。
涼しかった北海道とは一転、東京はやっぱり暑い!\撮影組でごった返す先頭部の写真を何とか撮り、カシオペアの旅は幕を閉じました。
今日の本州側の牽引機はカシオペア塗装のEF510-510。北斗星色の車両の場合も多いと聞いていたのだが純正のカシオペア塗装であった。EF510のカシオペア塗装は客車ともマッチして格好いいね。
さて慌しいカシオペアの旅であったが、感想を一言で表すと?と言われれば、まず思ったのは本記事タイトルにある「行列特急」という言葉だ。シャワー券を目指して並び、パブタイムを目指して並び、朝食を目指して並びと正直うんざりした。
北斗星の場合、隣のロビー室で待つことが出来るのでまだいいのだが、カシオペアの場合食堂車の狭い通路でじっと待たないと行けず、不快感がさらに増した気がする。せめて食堂車の前後にロビーでもあればいいのだろうけど。
北斗星であれば、B寝台とかであればまあしょうがないよね、と思うのだが、なまじA寝台なだけあって不満に思っちゃうのよね。ツインの設備自体はまあよく詰め込んだものよと感心するばかりで快適ではあったのだが、総合的なサービスを考えるとやっぱりスイートに乗ることがカシオペアを満喫する最低限の条件なのかなと思いました。
ただじゃあもう一度スイートをがんばって狙うかというと微妙だけど…。
とはいえ、国鉄時代の車両とはまた違った最新設備の寝台特急の旅はそれはそれで新鮮で、楽しい旅行でした。
さてお盆休みもこれでおしまい。次はどこへ…?