熊本へ日帰りで行く用ができた。
現在の仕事では遠出することはあまりなく、このような機会は非常に珍しい。
となると、重要なのはどの手段で行くかである(苦笑)
今回はヒコーキ以外の手段はないわけであるが、東京から行く人が多いのでいろいろ制約があるかと思いきや、現地集合現地解散という理想的な段取りになったので仕事の都合は勿論合わせつつ、個人的な都合も考慮(笑)してスケジュールを組んだ。
出発の日。
早起きして一之江から高速バスに乗り、7時少し前に羽田空港の2タミに到着。
まず向かうのはプレミアムチェックインカウンター、目指すはもちろんプレミアムクラスへのアップグレードである。
幸い空席はあり、無事アップグレードできた。やっぱり激戦区の大阪とは違い、地方都市行きだとこんなものなのかな。
出発まであと1時間もあるので、まずはエアポートラウンジへ。」
ここは昔ANAラウンジだったところである。
朝なので軽食サービスがあるが、いつの間にかクロワッサンではなくてベーグルに代わっていた。
個人的にはベーグル好きじゃないんだよな。前の方が良かったかも。
結構混んでいたのでベーグルを食べた後はANAラウンジへ行く。
朝だというのにすいていた。昔はこの時間だったら結構混んでいた記憶があるのだが、十分なスペースが確保できたのか出張客が減ったのかどっちだろう。
朝のコーヒーを飲み、搭乗時刻になったので64番ゲートへ行く。今回は近いのでありがたい。
さて、8:15発のNH641便の機材は、B787-800・JA804A号機である。
ようやくB787初搭乗である。
もっとも、今日は仕事なので機材故障が起きないかどうかの方が心配なのであるが…。
機内に入ると、なんか暗いなぁと思ったら天井がレインボーカラーになっていた。
虹色にできるのは初号機だけかと思ったらそれ以外でもできるのね。
綺麗っちゃ綺麗だけど、席が暗いよ…ってだけな気もする。
プレミアムクラスは国際線のビジネスクラスと同じクレードルタイプ。
早起きで疲れた体をゆったり休められそうだ。
定刻通り出発し離陸。
国際線ビジネスクラスと同じだけあって、シートピッチは57インチと申し分ない。
窓を見ると、縦幅が大きく、シェードが電子式なのがわかるが、今日は自分は通路側なのでよくわからず。
窓が大きいとは言ってもさすがにこの場所からだと大差ないな。
結局プレミアムクラスは5席空席。早起きしなくても良かったな。
JA804A号機は暫定国際線仕様なのでシートTVがある。
マップを見るといろいろな画面を見れるようでかなり面白い。音楽やテレビはオンデマンドだし、使い勝手もまずまずで設備は充実している。
ただしこれは787がすごいのではなく暫定国際線仕様だからすごいだけなのだが。
さて食事です。
以前は朝食は別メニューだったのだが、今はPremium GOZENとなって全日共通化された。
今日のメニューは
■ばらちらし(海老・蛸・いくら)
■焼鯖棒鮨
■かすてら玉子
■海老旨煮
量は少ないがそれなりに高級感もあって美味しく食べられた。
食事の後は座席を倒してゆったりと。フルフラットにはならないが、ゆったりと包んでくれるクレードルタイプは昔のJALのスカイラックスワイダーを彷彿とさせ、近距離アジア向けであれば十分すぎ、国内線であればなおさらである。
30分ほどうとうととしていたら、もう九州が近付いてきた。
定刻より10分ほど早く、熊本空港へ着陸した。
いやぁ、久々に快適!といえるフライトでした。
これだけ良ければ8000円への値上げはまあ仕方がないかなという気はする。
が、上記の通りこれは「暫定国内線仕様」だからであって、B787だから良かったというところは一つもなかった。
いや、1個だけ、アナウンスの声がすごいクリアなのはすごいなぁと思ったが、これはこれでだったらなぜ自動放送にしないのかという疑問を生じさせてしまったが。CAの肉声なんかより自動放送のほうがよほどいいと思うのだけど。
今後、普通席横9列でエンタメシステムもない国内線仕様が幅を利かせれば、単なるLCCヒコーキになり下がるだろうなという気がする。
ANAはB787をしきりに宣伝しているが、客がB787を評価しているわけではないということに気づいているんだろうか。
まあそれはそれとして、快適なフライトは終わり、バスで市内へ向かいましょう。