4月に京都へ行ったばかりであるが、鴨川をどりの関係者からお誘いを受けまして、また京都へ行って来た。最近京都はちょっと近所に行くくらいな感覚で行ってる気がする(実際、下手な近所よりよほど訪れている気が…)
JALスマイルキャンペーンとANAトクたびマイルで往復
今回は金もないし宿泊する暇もないので日帰りとして、ちょうどやっていたJALスマイルキャンペーンで安く行こうと思ってた。
そこで5月GW後の発売日である4月21日0時にパソコンにスタンバイし、仮想待合室で少し待たされた後羽田~伊丹往復のチケットを手配しようとしたが…帰りは取れたが行きが全滅だった。というか、いろんな行先見て回ったけど、土曜の午前羽田発とか、日曜の午後羽田行とか、週末観光に向いた便はどこの行先も軒並み満席で、明らかに席数を絞っているというより、最初から売ってないのではという感じすらした。
これまでこの手のキャンペーンで週末往復全く席がないということはANAも含めてそんなに記憶がなく、正直このキャンペーンはシステムダウンといい、全然スマイルにならずJALに不信感だけ残ったキャンペーンだった気がするな。
往路を普通のセイバーで予約するくらいなら新幹線に乗った方が安いので、なら貯まったグリーンポイントでグリーン車で行くか…と思ってたのだが、出発の週になり発表されたANAトクたびマイルの対象路線に伊丹線が入ってた!
幸い、朝の便にも空席があり、往路は3000マイルで手配できた。実にラッキーである。トクたびマイル様様だね。なんか最近、ANAの方が使い勝手が良いのでANA派に戻りつつある気がする。
そんなわけで5月20日(土)。朝早起きして羽田空港へ行き、羽田7:00発NH13便で伊丹へ行き、モノレール~阪急で京都へ入る。
メインイベントの鴨川をどりは夕方なので、それまでは京都の街を巡ることにする。東京は天気が悪かったが京都は天気が回復傾向、新緑のベストシーズンの京都が楽しめそうだ。
京都御苑の穴場、旧閑院宮邸の床みどり
まずは地下鉄丸太町駅で降りて京都御苑へ。訪れたのは閑院宮邸跡収納展示館である。
総合案内所として京都御苑の自然と歴史を展示する場所となっているが、れっきとした旧親王家の遺構としてそれだけでも価値がある。そして今回訪れた目的はこちら。
この庭園に面した小さな部屋の床に映り込む新緑が「床みどり」としてインスタ映えするとして隠れたスポットになっているのである。
といっても外の樹々は青々とという感じよりは明るい緑という色合いで、iPhoneレベルだとこんな感じの写真が撮れるのが精々であったが、それでも緑の美しさは感じられたかなと思う。ちゃんとしたカメラを持ち込んだらもっと綺麗な写真が撮れるのかも。
ここの凄いところは総合案内所なので無料なこと、そして全然知られていないので人が少ないということ。自分が写真撮ってた間誰も来なかった!人気になりすぎるのも問題だけど、こんなに誰もいないのも勿体ないので、ぜひ訪れてみてほしい場所です。
拾翠亭の茶室と庭園でゆったり
続いて旧閑院宮邸のすぐ近くにある拾翠亭に向かう。
拾翠亭は五摂家のひとつであった九條家の現存する唯一の建物で、木・金・土のみ見学ができる。
数寄屋風書院造りのシンプルな建物から見える九條池と新緑の樹々、そして5月のそよ風がとても心地よくて、京都のど真ん中にいることを忘れゆったりした気分にさせてくれる。ここも人は少なかった。穴場だね。朝から豊かな気分になりました。
大西常商店の京町家見学
続いては地下鉄で五条駅へ行き、松原通を東へ進んだ先にある扇子屋さん、大西常商店へ向かいます。
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こちらのお店では京町家の見学というのを行っており、今まで京町家というのをちゃんと見たことがないのでお邪魔することにした。
若女将さんの案内を受けて見学。中は奥に細長い伝統的な作りで、玄関を抜けると吹き抜け構造の台所があり、おくどがあった。京都人の密かな愉しみで見たことがあるおくどが今でも現役だというのがすごい。
伝統的な造りの前室を抜けると、立派な庭がありその奥には茶屋がある。両隣をビルに囲まれてしまった中、手入れも大変だろうにこのような町家を今に残していくのは頭が下がる。
大西常商店は伝統を守りながらも、京町家の見学や文化体験などのイベントを開催したり、扇子の仕組みを活かしたルームディフューザー「かざ」を新たに開発したり、店内もリニューアルをするなど積極的な取り組みを進めており、その姿勢は日ごろの仕事にも学ぶところが多く、大変勉強になった。
祇園祭の頃にはセールしてるそうなので、また来月扇子買いに行きます。
ますやのAランチで昼食
大西常商店のすぐ近くには洋食ますやがある。というか、先月このあたりをうろちょろしてたのにこんな素敵なお店があることを見落としてましたわ…
ちょうどお昼になったのでAランチを食べる。相変わらず安くて素朴な味が美味しいよね。
さて、午後は松原通をさらに東へ向かいます。
(つづく)