Düsseldorf Hbfは平日の夕方ということで多くの人で賑わっていた。
ただ何となく冷たいというかあまり治安が良くなさそうな雰囲気に正直滅入る。 デュッセルドルフはもう何度も来ているけど、どうしても自分とは合わない街だなぁという気がする。
そんな中この街に来た理由は、ここから日本に帰るというのもあるが、ET420に再会するというのがあった。
ドイツのSバーンを代表するET420型電車は、過去何度もブログに出てきた通り自分のドイツ旅行には不可欠な存在ではあるが、既に第一線からはほぼ退き、つい最近まで主力だったフランクフルトからも2014年暮れに撤退してしまった。
そんな中、デュッセルドルフには後期型の車両が集結し、ラッシュ時を中心に走っていると聞き、今一度見たい!と思ってきたわけである。
ネット上の情報によると、S68系統であればほぼ確実に捕まえられるということであった。 S68系統はLangenfeldとWuppertal-Vohwinkelを結ぶ平日のラッシュ時専用系統である。
Langenfeldはケルンとデュッセルドルフの間にあるので、ケルンから途中下車してデュッセルドルフまで乗ろうと思っていたのだが、先の記事で述べたように、工事でS68系統は運休となってしまっている。
さて、そうするとどのルートに420型は走るのか、それとも今日は走らないのか…。 とりあえず近郊の切符を買って、Duesseldorf HbfのSバーンホームで来る列車をチェック。
なかなか420型は来ず、これは無理なのかな…と思ったその時!
17:21、Duesseldorf Hbfに420型がやってきましたっ!
結局、S68系統はLangenfeld~Duesseldorf Hbf間は運休となったものの、Duesseldorf Hbf始発でWuppertal-Vohwinkelまでの間は走っていたようで、無事捕まえることができた。
後期型、かつ車内はリニューアルされていたが、独特の車内の雰囲気はET420そのもの。 前に乗ったのは2010年なので、かれこれ8年ぶりだ。懐かしい。
さすがにWuppertal-Vohwinkelまで行く時間はないので、2つ先のDuesseldorf-Gerresheimまで乗車し、1つ戻ってDuesseldorf-Flingernで、後続のS68系統を動画と写真に収める。
後続の列車は3両編成で短かったのが残念だが、420型独特の吊り掛けモーターの音も収録できて満足。 Wuppertal-Vohwinkelに行くS68系統はこの列車が終電だったので、ギリギリ間に合ってよかった。
420型の真骨頂はミュンヘンやフランクフルトのように市の中心部を地下鉄で横断し、郊外と都心を直結する姿にあり、その点では在来線を改良して作られたライン・ルールのSバーン、特にラッシュ専用のS68系統だとその活躍が限られているのが寂しい限りだが、2018年の今時点でも活躍してくれているだけでもありがたいと思うべきなのだろう。
一度撤退したミュンヘンで再び郊外中心に復活したようなので、次行く機会があればミュンヘンに行ければと思う。
Duesseldorf Hbfに戻ると18:00。もう空港に行く時間である。 ターミナル直下まで直行するS11系統に乗り、10分ちょっとで空港ターミナル駅に到着。
あとは日本に帰るだけです…。