フランクフルト空港からはICEに乗る予定なのだが、まだ50分ほど時間があったのでまずは中央駅まで往復することにした。
Frankfurt/M Flughafen Regionalbarnhofへ向かい、6:02発のS8でFrankfurt/M Hbfへ向かう。
この区間は過去何度も書いたようにドイツ旅行の原点であり、空港駅からまっすぐ出発したほうが便利だったとしても通りたい区間であるのだが、残念なことに長年S8/S9の主力だった420型は昨年11月に撤退し、新鋭の430型に置き換わってしまった。 新車なので快適ではあるのだが、どうも落ち着かないなあ…。
10分ちょっとで中央駅の地下ホームに到着。
地上に上がると、うーん、頭端式のホームが並び、まさにヨーロッパに来た!という気分にさせてくれますね~。
まだ3月なのであたりは真っ暗だが、中央駅のライトアップはとても美しかった。
満足して再びSバーンで空港駅に戻り、今度は連絡通路を通って長距離駅へ向かう。
歴史ある中央駅も良いが、近代的な長距離駅もまた良い。 ドイツ鉄道のデザインは本当に秀逸だと思う。
Frankfurt/M Flughafen Fernbahnhof 6:53発のMuenchen Hbf行ICE511でManheim Hbfヘ向かう。 わずか30分ではあるが今回の旅程では唯一のICE乗車なので、楽しみだ。
空港からの大きな荷物を持つ乗客で混んでいたが、中に入ると空席も多く無事座ることが出来た。
ICE3は座席が少ないのが欠点ではあるが、座ってしまうと実に快適な車両で気分が良い。
7時を過ぎ、ようやく夜が明けてきた。 冬は曇り空の多いドイツであるが、どうやら今日は日ごろの行いが良いのか?天気が良さそうだ…。
ところが、快調に走っていたICE511であるが、Manheim Hbf手前で突然停車してしまった。 放送も何もなく、1分、2分と止まったまま。
マンハイムでの乗り換え時間はわずか6分しかない。 一昔前は時刻に正確だとされていたドイツ鉄道であるが、ストの多発に加え日常的な遅れが頻発し正確性は地に落ちたと言われ久しい。 たださすがにこの1日足らずの滞在だったら何も起きないだろうと思っていたのに、よりによって早朝からドイツ鉄道クオリティに遭遇するとは、困ったものだ…。
しばらく停車してようやく動き出したが、さてどうなることか。
結局、定刻7:23よりも8分遅れてManheim Hbfに到着。乗るべき7:29発のSバーンは2分くらいなら待ってくれるだろうと思ったら… なんと、定刻通り発車してしまってました…orz
日本では信じられないが、ドイツではSバーンはICEの接続待ちしないのか…。
今日は土曜のため列車の本数が少なく、次の列車は8:07発と30分もある。 15時間しかいられないのにここでの30分待ちは痛すぎる…。
マンハイムは格子状に道路が整備された整然とした街で、早朝ということもあり正直見るところもないのだが、せっかくなので徒歩10分ほどのマンハイム宮殿を見て時間を潰す。
ドイツ最大のバロック様式の建物ということで非常にスケールが大きかった。
ようやく30分が経ち、Manheim Hbf8:07発のSバーンに乗る。 15分ほど乗って目指す目的地は、16年ぶりとなる大学町です。