たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

ドイツ超弾丸0泊2日旅行(5):IC2374でマールブルクへ

ハイデルベルクを後にして、Heidelberg Hbf 9:46発のWesterland行インターシティIC2374に乗る。

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今日はこの列車に乗り、今回の旅行のメインであるマールブルクへ向かう。

マールブルクはフランクフルトから北へ列車で1時間ほどの場所にあり、日本ではハイデルベルクほど知名度は高くないが古くからの大学都市である。

フランクフルトを挟んで南北の大学都市を巡るというのはなかなか斬新なプランであり、15時間しかいない旅行にはぴったりである。

そして今回乗車するインターシティは、この両都市を乗り換えなしで結ぶのでまさに都合が良い。 高速新線を経由せず小さな町を結ぶ気軽な雰囲気の列車であるが、列車自体は9:10にKarlsruhe Hbfを出発し、ドイツ最北端のズィルト島の中心地Westerlandの到着時刻は19:04となかなかの長距離列車である。

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列車はほどよい乗車率で、窓側の席を確保できた。 ドイツらしい田園風景が続き、これぞ列車の旅と嬉しくなる。

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ハイデルベルクを出発して30分、Sバーンの終着駅Darmstadt Hbfを10:24に出発すると、駅構内に見慣れた420型電車が! 今回、残念ながら乗ることはできなかったが、好きな電車を一目見ることができたのはラッキーだった。

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段々と建物が増えてきて、定刻10:40、再びFrankfurt/M Hbfに到着。 ほとんどの乗客が入れ替わるが、今回はこのまま列車の旅が続くのが何とも面白い。

もっともここで方向が変わるため、12分も停車するので何となくホームに降りてみた。

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今回乗っているインターシティは、昔ながらの客車編成であり、すっかりICEが長距離列車の主流になった今、2時間も乗車するというのはなかなか貴重な体験である。

定刻10:52、Frankfurt/M Hbfを出発。幹線でないルートを走るからか、定刻通りなのが有り難い。

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短距離客が目立つインターシティではあるが、列車自体は長距離を走るだけあってブッフェ車、BoardBistroが連結されている。

かつての食堂車には遠く及ばないが、ドイツの列車にはこういう憩いのスペースがまだまだ数多く残っているのはとてもありがたい。 列車の旅の後半はここでコーヒーとカレーヴルストを注文し、のんびり過ごした。 ただ滞在する客はわずかで、経営的には厳しそうだ。旅行者はこういう場所をもっと利用しないといけませんね。

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出発して15分も経つと、大都市フランクフルト近郊にも関わらずのんびりした風景が広がる。 延々と市街地が続く日本とは大きな違いでゆったりとした感じが羨ましい。 風力発電機が並ぶ光景もドイツらしい。

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フランクフルトから1時間、左手に小高い丘が見えてきた。山頂には古城が見えると、今回の目的地マールブルクはもうすぐだ。

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定刻11:50、小奇麗なMarburg/Lahnに到着。 ハイデルベルクから2時間乗ったのでなかなか乗りがいのある列車の旅であった。

さて、さっそく街を散策しましょうか。