古くからの建物である第1ターミナルのチェックインカウンターはいかにも昭和の香り漂う感じ。 既に出発の1時間前でカウンターは閑散としていた。
ところが… チェックインして、スーパーで買った食料を預けようとしたら「紙袋は壊れるからダメ」とのこと。
今までそんなこと言われたことない!と言っても聞く耳を持たない。 仕方がないので言われた通り宅急便のカウンターへ行って箱を買う(25元)
宅急便のカウンターには「壊れやすい荷物はありませんか?」という掲示があった。つるんでるなぁ。うーん、昔ANAのカウンターで紙袋を預けた時はANAの箱を出してくれたんだけど…。 中国人とかは大量に荷物を運搬するからその対策かな。
ということで無事チェックインはできたけど、時間をロスしてしまい気づいたら30分前…。
もう搭乗の時間だが、根性でラウンジへ行く。 ここは全航空会社の共用ラウンジのようだ。
天井の高い開放的なラウンジで、出発便も残り少ないからかガラガラだった。
台湾らしく小包などの軽食も揃っていて、ゆったり過ごせそうなラウンジであったが、残念ながら時間がなく、荷物整理だけして後にした。
搭乗口へ行くと、既に搭乗が始まっていた。
エコノミーは長蛇の列。往路は燦々たる状況だったが、復路はかなりの利用客がいるようだ。
18:15発CI222便の機材は往路と同じA330-300・B-18307号機。
定刻通り出発し、小さい空港なのであっという間に離陸。 あっという間に雲の中へ。
上空はまだ明るかったが、すぐに日が沈んでいき、眼下には漁船と思われる灯りがちらほら見えてきた。
さよなら、そしてありがとう台湾。
復路のビジネスクラスはほぼ満席と景気がいい。
チェックインのときは隣席は空席と聞いていたのだが、隣に客はいた。 これが生真面目そうな若造で、後ろの方から来たからインボラなのかもしれない。
それはいいのだが、このインボラ君、機窓やらTV画像やらフラッシュ炊きながら写真撮るのでうざくてたまらん。 いや、自分も同じことしているので余計にうざい(苦笑)
一方でこのインボラ君、いやにCAとかから挨拶される。 ひょっとしてチャイナエアライン関係者の子息とかなのかしらん。
エコノミーは写真は撮ってないが、ほぼ満席のようだった。
30分ほどで機内食。復路は2時間40分しかないので手際の良さは有り難い。
復路は和食とグルメチョイス(中国語では華風洋風と書いてあった)2種からの選択。 まずは前菜。
■アペタイザー
・蟹とアスパラガスの卵ロール
・ポテトの辛子マヨネーズ和え、鴨の燻製、トマト、レタス
■サラダ
・ハウスサラダ
・オレンジシトラスビネグレット
■パン各種とバター
・バジルチーズフレンチブレッド
・自家製バターを添えて
この卵ロールが結構美味しかった。
が、ここで結構な揺れがあり、サービス中断。 かなり上下に揺れ、久々に怖さを覚えた。 台湾線でこんなに揺れるのは珍しいのではないかと思う。
幸い10分ほどで揺れは収まり、サービス再開。
メインは「Shanghai Shanghai」なるところが監修したチャイナライン特選メニューを選択。
■メインディッシュ
・ポークリブと玉ねぎの蒸し煮
・季節の野菜、ご飯
リブなので食べづらいかと思いきや、かなり柔らかく煮込まれていて美味しかった。 台湾系エアラインはやっぱり食事が美味しいですね。
デザートは果物とティラミスまたはハーゲンダッツ。 ハーゲンダッツが大人気で、自分も選択した。 貧乏人はついついハーゲンダッツ(笑)
そんなわけで小一時間の食事を堪能すると、飛行機はもう四国沖を飛行中であった。 残り時間はあとわずか。 ふっと疲れを覚えたのでちょっと横になろう。
と、ゆったりする時間もなく30分ほどでもうすぐ着陸態勢となった。
木更津上空から着陸態勢に入り、21:50過ぎにA滑走路に着陸。
羽田に戻ってきました~ が…
うーん、沖止めですかぁ? 後続のサンフランシスコからと思われるJAL機はボーディングブリッジ、そのあとのバンコクからのタイ国際航空機は沖止めと、外様エアラインには冷たい羽田であった…。
が、優先降機できたので1番目のバスに乗り、入国審査は誰も並んでなかったので超速で通過。
最後の難関は税関検査であるが、前回のソウル同様「お仕事ですか?」と言われたので元気よく「ハイ!」と答えて(?)無事通過。 22:10過ぎには到着ロビーに出ることができた。
いやあ、戻ってきましたよ。
22:25発の高速バスに乗り、自宅には23時半前に無事到着。5時少し前に出発してから18時間半、台湾日帰り旅行は終了です。
世界地図を見ると、こんな遠くまでよく日帰りできたなあと自画自賛でありますが、結構実用的な旅程だったのではないかと思う。
ただ翌日が…。土曜とはいえ娘のピアノ、今月から始まったスイミングと付き合う必要があり、さすがに体がしんどかったがまあ自分のわがままで出かけさせてもらったので致し方がない。 結局翌日休息しないと意味ないのだとすると、真に実用的なのは1泊2日台湾なのかもしれない。 それでも土日だけで行けるし、良い時代になったものです。
いずれにせよ、非常に充実した日帰り旅行はこれで終了です。
次回は…あるのかな?
(おしまい)