海の日3連休は長野へ行くことにした。
元々は、何かの漫画を読んだ娘が山に行きたいと言い出したのが発端である。 ただ、普通の電車で立つことすら嫌がる娘のことだから普通に山に連れて行ったら高尾山級でもブーブー言うことは目に見えているので、公共交通機関で行ける山はどうかと思い、ちょうど開業したばかりの北陸新幹線で立山黒部アルペンルートを巡るのはどうかというのを思いついた。
自分はかつて信濃大町から室堂まで往復したことはあるが、富山まで抜けたことのないのでその点でも都合が良い。
ところがいざ夏休みになると娘の学校や塾のスケジュールを考えるととてもではないが全区間を巡るのは無理だった。最近の小学生は時間ないよね。せいぜい日曜の午後出発して黒部ダム往復がいいところであった。
ということで当初の目的からは外れるが娘と嫁はアルペンルートを行くのは諦めて長野往復として、自分と息子が1日早く出発して初日は信濃大町まで行き伯母の家に宿泊、2日目はアルペンルートを行けるところまで往復してから長野へ移動し嫁と娘と合流。3日目に帰宅というスケジュールができあがった。
せっかくなので2日目まではうちの両親を誘って3世代旅行とした。 信濃大町に家族で行ったのは92年以来23年ぶり!である。
ただ、このルートだと往復新幹線で面白くない(笑) 特に115系に乗れないのは全くつまらないので、何か良い方法はないかといろいろ考えた結果、しなの鉄道のろくもん号を往路に組み込むことにした。
ただの115系ではない観光列車だし、3世代旅行にも都合が良いだろう。
このルートだと長野から大町まで車で移動するのが都合が良いので、レール&レンタカーきっぷが一番都合が良さそうである。
しかし気がかりなのはしなの鉄道が入っていること。 調べてみるとしなの鉄道は通過連絡運輸は設定されておらず、普通の連続した乗車券は発券できないのだが、http://www.ekiren.co.jp/syouhin/006/annai.html#rr3によると、
■ JR線の利用と駅レンタカー利用の行程が連続する場合に限ります。ただし、連絡会社線(下記参照)を通過して利用する場合またはレンタカーを乗捨てて再びJR線を利用する場合は、JR線の通算利用キロ(201km以上)に算出しませんが、行程は連続しているものとみなして取扱います。
(注) 発行箇所により連絡運輸契約の内容が異なるため、下記連絡会社線の乗車券類が発売できない場合があります。詳しくは発行箇所でご確認ください。
【連絡会社線】※連絡会社線は割引となりません。
JR西日本宮島フェリー、JRバス(高速バス・定期観光バスを除く)、三陸鉄道線、小田急電鉄線(あさぎり号に限る)、福岡市交通局線、しなの鉄道線、松浦鉄道線、佐渡汽船(新潟駅~佐渡両津港間)、伊勢鉄道線、京都丹後鉄道線(旧:北近畿タンゴ鉄道)、智頭急行線、北越急行線、土佐くろしお鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、青い森鉄道線、伊豆急行線、東武鉄道線(相互直通する特急列車に限る)、えちごトキめき鉄道線、あいの風とやま鉄道線、IRいしかわ鉄道線
レール&レンタカーきっぷは乗車券は前後で別々ながらレンタカーの利用に必要な往復の距離算出は連続してできるらしいことがわかった。ということで
往路:
東京山手線内〜軽井沢〜(しなの鉄道・別払)〜篠ノ井〜長野
レンタカー:
長野〜信濃大町
復路:
信濃大町〜糸魚川〜長野〜東京都区内
というルートでできそうなのだが、果たしてこんなルート発券できるかな…。
そこで一念発起して6月末、本八幡のJTBへ行った。 ろくもん号の指定券はJTBなどの旅行会社でしか売ってないのでここでレール&レンタカーきっぷも含めて買おうかと思っていたのだが、長時間待ってようやく窓口に向かうも、レール&レンタカーきっぷは手数料を取るとか言い出した。 3年前ここで手数料抜きで発券したのに、いつ変更になったんだろ…。
嘘じゃないの?と思ったが、そんなことを言う人に発券するだけ無駄なのでとりあえずろくもん号の指定券だけ発券してもらう。 食事付きプランはかなり先まで満席と人気のようだが、指定席プランはそこまで人気がないのか無事購入できた。
次に本八幡のみどりの窓口へ移動。 混んでいてこの面倒なルートの発券を依頼するのは気が引けたが、仕方がないので申込書を出す。 案の定、しなの鉄道の連絡運輸の話をしだしたが、いや別にしなの鉄道の切符が欲しい訳ではない、と言ったら発券してくれた。心配なところはあったが、マルスがエラー吐いてないので問題ないのだろう。
ということで無事発券完了。 6月末だったので満席だったり並びで席が取れなかったりもしたが、無事取れてやれやれである。 もうちょっと遅かったら北陸新幹線は全部満席になっていたので危なかった。開業人気はまだ続いているのね。
↑黒部ダム
↑はくたか号