この夏休みの旅行先は北海道にした。
きっかけは最近泊まりまくっているヒルトンのHHonorsポイントが40000ポイントを超え、ヒルトンニセコビレッジに1泊無料で泊まれるようになったのでこれを活かす手はないというのが第一である。
ニセコは夏のアクティビティが盛んで家族向けにはちょうど良いらしいので好都合である。
もっとも、よく調べると特に1歳の息子向けの施設は実はほとんどないらしいことがあとでわかったが…ま、たまにはのんびり滞在もいいかなということにしましょうか。
ヒルトン小樽が健在だったら良かったのだが…。
マイル残高を調べるとANAなら3人分特典で行けるだけあり、これも好都合。
となるとあとは日程であるが、今年は昨年のような電力制限令もなく、強制シフト勤務とか強制休暇とかが微妙な状況。
あの仕組みは業務や給料的には打撃が大きいのだが、大手を振って休めるという点に限れば素晴らしい制度だったのでやきもきするも、なかなか社の方針が決まらない。
結局、努力目標中心の指示が出たのが6月半ばくらい。
その後、娘のピアノやスイミングのスケジュールなどを照らし合わせると、都合がいいのは7月下旬であった。
もう既に航空券の売り出し時期である2か月前をとうに過ぎてるじゃん…と思ってANAのサイトを見るが、なかなか厳しい状況。やっぱANAは2か月前予約じゃないと厳しいね。復路は平日なのでまだまともなのだが、往路が土曜なので夕方~夜しかない。
ハイシーズン割り増しを払っても良いからお盆にするか…と思っても、特典の仕組みも見直した際に撤廃したはずのブラックアウトがいつの間にか復活していて往復どちらかにかぶっていて取りようがない。この仕打ちはほんと顧客無視だよな。ブラックアウトを復活させるならハイシーズン割り増しをやめなさいと小一時間。
これじゃあ初日が何もできないじゃんと思い、最終便を取って当日前倒しするか、でも自分と嫁は種別Aだけど娘はSFCじゃないから種別Bか?乗り遅れたらどうするんだべか?とかいろいろ考えているうちに、特典の空きが日によって出るようになり、往路は午後便なら取れるようになった。
結局、
・往路:7/28(土)NH863 HND14:15⇒HKD15:35(B767-300)
・復路:7/31(火)NH072 CTS17:00⇒HND18:35(B747-400)
で予約して、会社は最低限の月・火だけ休むことにした。
往路は10年ぶりに函館inにすることにし、チワワをペットホテルに預けてから夜景に十分間に合うよう函館入り。復路は遅くもなく早くもない良い時間帯、しかも老い先短いB747-400便をチョイスとなかなか良いスケジュールになった。
もっとも、往路はこの予定通りには全く行きませんでしたが…(苦笑)
次は道内の移動手段の選択。
函館から札幌への移動にレンタカーを使うと乗り捨て料金がかかるので、第1候補はレール&レンタカーかなと思う。
その他、ヒルトンニセコビレッジから直接借りれるマツダレンタカーなどいろいろ調べたのだが、無難なのはやはりレール&レンタカーかなと思い、下記の行程にした。
・7/29(日)函館~(スーパー北斗)~洞爺~(レンタカー)~ニセコ
・7/30(月)ニセコ界隈をレンタカーで周遊
・7/31(火)ニセコ~(レンタカー)~札幌~(快速エアポート)~新千歳空港
ニセコ周辺は駅レンタカーがないので洞爺からの移動になるが、洞爺湖を眺めながらのドライブもまたいいのではないかと思う。
で、これだとちょうどレンタカーを借りる時間も48時間と効率的だし乗り捨ても無料だしまさに理想的なモデルルートじゃん、と思ったのだが、何としたことかJRの距離を計算したら200.4kmと、レール&レンタカー利用条件の201km以上を満たさないことが判明!
うーん、何とかならんかと思うが函館も新千歳空港も終着駅なので内方乗車の乗車券も作れない。
ただ、冷静に考えるとJRの運賃は端数切り上げなので、200.4kmだと201kmに切り上げになるのではないかという気もする。
ただしレール&レンタカーのような前後の距離を合算したものを切り上げるのかどうかはいろいろ調べたのだがわからなかった。
まあ仕方がないのであとは窓口確認かなと思い、本八幡のJTBへ行った。
こんな難しい条件を旅行会社で理解してくれるだろうかと少し不安に思ったが、JTBの商品券が一万円あったので経費節減のため仕方がない。
JTBへ行くとカウンターは埋まっていて、小一時間待たされた。
自分で手配もできない情弱な客の細かい要望を長時間聞き薄利を積み重なるビジネスモデルはもうきついよなぁと思いながら1時間待ち、ようやく自分の番になった。
最初洞爺まで201km以上ないんですが…とか頓珍漢なことを言われて嗚呼、やっぱJTBじゃダメか…と思うが、その後はいろいろどこかに確認をしてもらったり進めているうちに、やはり問題は200.4kmの件になった。
で、この件について自説である切り上げではないか?と確認を要求したが、確認結果はそのような規則はないとのこと。
この件については今でも思うところはあるのだが、もうJTBへ行って2時間近くが経過し、さすがにくたびれたので代案を考えることにする。
最初考えたのはJRの降車駅を洞爺ではなく次の有珠にする、乗車駅を札幌ではなく桑園にする、だったが、これは連続乗車の定義からしてレンタカー営業所とつながらないのでNGだとのこと。たしかに連続だとそうだな。
次に考えたのは札幌~桑園~新千歳空港というルートだが、乗り捨ての場合前後で合計2区間しか通用しないというルールがあるらしくこれだと3区間になってしまうのでこれもNG。
結局、降車駅を新千歳空港ではなく、南千歳から苫小牧方面へ行った美々駅にして、新千歳空港で乗り越し精算をすることにした。
これで1人約160円高くなるが、全区間で2割引きになるほうが得なのでこれで決着とした。
しかし、レール&レンタカーをまともに買えたためしが今まで全くないなぁ。
何でだろう、乗り捨てばかり選んでいるから?
そんなわけであとは函館とヒルトンニセコビレッジの残り1泊分も予約。
今回の宿は全て娘の好きな温泉付きホテル(苦笑)と準備は万端。
土曜の午前にゆっくり支度をして、いよいよ旅行の出発です。