たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

しなの鉄道115系乗りまくり(前半)(2020年6月)

2020年5月25日に緊急事態宣言が解除され、6月19日より県を跨ぐ移動も自由になったので、久々に出かけることにした。

本当はすぐにでもヒコーキに乗って遠くへ行きたかったのだが、しなの鉄道で3月から新設された「軽井沢リゾート号」に期間限定で運用されている115系が6月いっぱいまでの運用だったため、久々に115系に乗りに行くことにした。

なぜこのタイミングで昭和の国鉄型が!? 2020年春ダイヤ改正で登場した「国鉄型の新列車」の謎

老朽化やサービス向上を理由に、古い国鉄型車両の引退が相次いでいます。しかし2020年春のダイヤ改正で、そんな国鉄型車両を使う「新しい列車」も登場します。 しなの鉄道115系湘南色(写真:呼んでる渋沢)  なぜこのタイミングで新たに国鉄型が......? その理由と楽しみどころを紹介します。  2020年春のダイヤ改正で大幅な変化があった「踊り子」号( 関連記事 ...

しなの鉄道湘南色やスカ色など往年のカラーを纏った115系が行き交う路線であり、さらに嬉しいことに115系の運用を全て公開してくれている。

しかし、しなの鉄道は軽井沢から篠ノ井篠ノ井から篠ノ井線に乗り入れて長野までのしなの鉄道線と、長野から妙高高原までの北しなの線に別れ、各種リバイバルカラーがどちらの路線を走るのかは日によって違うので、効率よく撮影できる日は限られている。

これを見ながらいつどういう風に行こうか検討した結果、6月28日が一番都合が良いことがわかった。ただ、よく考えると6月28日は軽井沢リゾート号が115系で運行される最終日である。 昨今の葬式鉄の行いの悪さは目を覆うものがあり、事実前日の27日に軽井沢リゾート号に運行されていた115系S25編成の窓ガラスが割れるという事態が起きてて、正直やだなと思ったのだが、運用を考慮すると仕方がなく、できるだけ軽井沢リゾート号以外で115系を楽しむようにしようと思う。

軽井沢から小諸へ

6月28日(日)。朝早起きして、上野7:30発あさま603号に乗る。

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あいにくの雨模様だったこともあるが、指定席には数人しかいなかった。臨時列車がすべて運休な状態でこれでは相当まずいね。

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8:43に軽井沢着。降りる客もそんなに多くなかった。天気は悪いが、雨は小降りになっており、午後には止みそうだ。

早速しなの鉄道の改札口へ行き、軽井沢・長野フリーきっぷを買ってホームへ。 ホームには9:31発の軽井沢リゾート1号目当てのヲタがもういたが、自分が乗り込むのはこちら。

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8:53発の快速長野行である。

こちらは115系湘南色のS25編成。昨日窓ガラスが割れたのでちゃんと運用に入るか心配であったが、無事交換してくれたようだ。2両と短いのが玉に瑕だが、正統派の湘南色が実に格好良い。

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そしてこのS25編成のすごいところは、車内がほぼ原形を保っているところ。中でも国鉄時代そのままの青モケットは、総武快速線でかろうじて残っていた車両で見かけて以来20年以上ぶりで本当に懐かしい。

よくここまで原形のまま残してくれたものだと、しなの鉄道に感謝したい。

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隣のホームに軽井沢リゾート1号となる115系スカ色のS26編成が入ってきた。 最終日の日曜にスカ色、土曜に湘南色を入れてくるあたり、しなの鉄道はファンを大事にしてくれてるのだなというのがよくわかる。

今日は夕方の上り4号に乗るつもりだ。

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軽井沢を出発。駅に集まってきたヲタたちはほとんど乗ってこず、わずかに乗っていた一般客も次の中軽井沢で降りてしまい、小諸までは2両にも関わらずガラガラだった。なのでこんな写真も撮り放題!

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9:15着の小諸で下車。隣にはS11編成コカ・コーララッピング車が止まっていた。 このコカコーラ色も今から30年前に長野エリアで広告塗装車として実際に走っていたリバイバルカラーである。

ここでしばらく撮影タイム。

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1番線に到着した9:27発軽井沢行はもう1本の湘南色、S3編成。こちらは3両編成なのでS25編成よりも編成の見栄えが良い。

今日はこの編成は軽井沢と長野を行き来するので、これから何度か遭遇する予定だ。

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次に2番線にやってきたのは9:57発軽井沢行。もう1本のスカ色、S16編成である。

こちらも3両編成。2015年まで走っていた中央東線の山スカ115系を思い出し感慨深い。 この列車は小諸で8分ほど停車するのだが、ここで最初の見どころ。

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先ほどの軽井沢リゾート1号が9:52に小諸駅3番線に到着し、2番線と3番線が115系スカ色で並んだ!

もう115系自体が残り少ない中、スカ色が並ぶなんてことはもうそんなにないはず。軽井沢リゾート1号の小諸駅のごくわずかな停車時間中の出来事ではあったが、撮影できて幸せである。

信濃追分から屋敷裏踏切へ

9:57発の軽井沢行に乗り、10:13の信濃追分駅で下車。

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ちょうど10:14発長野行が湘南色S3編成であり、どちらかがうまく遅れて湘南色とスカ色の並びを期待したのだが、どちらも時刻通りの運転で駅の向こうでの離合であった。写真を撮ったがこれが精いっぱいだった。

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ここはしなの鉄道、そしてかつての信越本線としても最高点の駅で、標高955m。雨もほぼ上がり、空気が心地よい。

木造駅舎が残る静かな駅でしばし撮影タイム。

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湘南色やスカ色のリバイバルカラーばかり撮影してきたが、普通のしなの鉄道色の115系も撮影。 最初塗り替えた姿を見た際にはなんて変な色と思ったのだが、さすがに20年以上経つとそれなりに似合っている気がしてしまう。

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10:45発のろくもん1号も撮影。ろくもんは6月22日から運行を再開したばかりで、見た限り数組しか乗っていないようであった。 5年前に乗ったことがあるが、カジュアルな食事なしプランでも乗ることができるので、早く昔のように多くの客で賑わってくれると良いなと思う。

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10:58発の小諸行は先ほどのS16編成の折り返し。今日のS16編成は夜まで小諸と軽井沢の間を行き交う運用に入っており狙いやすい。今日を遠征日にした最大の理由である。

中軽井沢で少し早い食事をして、次に向かったのは中軽井沢から軽井沢寄りに10分ほど歩いた先にある屋敷裏踏切に向かう。

ここは駅から徒歩圏内で行けるお手軽撮影地で、かつ浅間山をバックに撮影することができる。

あいにく今日は浅間山の姿は見えなかったが、ここで行き交う115系を撮影。

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115系台鉄自強号色(S9編成)

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115系スカ色(S16編成)

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115系湘南色(S3編成)

一通り撮影し満足したところで、再び移動することにする。

(つづく)