最初の目的地は大学町、ハイデルベルクである。
ドイツを旅行したことのある日本人であれば大体来たことがあろう街であり、自分も初めてドイツに来た16年前の卒業旅行のときに一通り見物したことがある。
そのときの旅行記はこちら→http://4travel.jp/travelogue/10066938。
しかしそれから何度となくドイツを訪問すれど、再訪する機会がなく、今回フランクフルトからほど近いこの街を久々にぶらぶらするのもよいかと思ってやってきた。
Heidelberg Hbfの駅舎は16年前と何ら変わらず、とても懐かしい! しかしながらManheim Hbfで30分時間をロスしてしまったので出発までは1時間半もない!(泣)
中央駅は市街地から外れているので慌しくバスに飛び乗り、まず旧市街の入口ビスマルク広場へ向かう。
ここからハウプト通りを東へ進む。
日中であれば店が多く開き賑わう通りも、朝は人通りも少なく静かで清々しい。 いかにもヨーロッパという街並みを味わう。
10分ちょっと歩くと、高さ82mの高い塔を持つゴシック様式の聖霊教会に着く。 このあたりがハイデルベルク観光のハイライトで、重厚な建築様式は目を見張る。
本当はここからケーブルカーに乗ってハイデルベルク城へ向かうのが観光ルートであるが、時刻はもうすく9時。そろそろ戻らないと次の列車に間に合わない(泣)ので観光はこのあたりまで。
もっとも、市庁舎の先にあるコルンマルクトから見えるハイデルベルク城は、朝靄にかすんでいてこれでは城からのネッカー川の景色は望めなさそうであった。 そういうわけで、行っても仕方がなさそうというのがせめてもの救いだ。
ただ、せっかく来たからにはネッカー川くらいは見ておかねばならないと思い、テオドール橋まで行ってみることにした。
靄がひどく、対岸すら見えない視界の悪さであったが、これはこれで幻想的でいいのかもしれないね。
本当は橋を渡った先にある哲学者の道も行きたいところであったが、さすがに1時間半では無理であった。 まあ、16年前に城も哲学者の道も行ったから、こういった違った景色が見れて良かったということにしよう。
ところで、こんな朝早くなのに日本人のツアー客が旧市街をうろうろしていた。 大体ドイツ、スイス、フランスのゴールデンルートを巡るツアーだと、最初の観光地がハイデルベルクなのでこの時間の観光なんだろうけど、こんなに店も開いておらず、さらに今日みたいな景色の見えない日だと何のために来たんだかわからんね。 自分みたいな個人旅行かつドイツ11回目(笑)だったら諦めも効くけど、やっぱ旅は自由な個人旅行に限る。
ま、偉そうなことを言っておきながら、ハイデルベルクを歩いただけではあるが…。
帰りは大学広場から直通のバスに乗り、9時半過ぎに中央駅に戻った。 ここからは再び列車の旅です。