中央東線はこれまで115系の独壇場であったが、6月より211系の甲府以東の運用を開始し、既に長野車は半数近くが211系に置き換えられた。
山スカの豊田車はまだ健在ではあるものの、こちらも211系の富士急行への試運転が始まり、出所不明だが12月には一斉置き換えという情報もあり、いよいよ先が見えてきた。 なので今回の陣馬山登山にはぜひとも115系に乗ろうと思う。
乗るとなると211系がくる可能性のある長野車ではなく、山スカ運用を選ぶのがよい。 往路乗るとすると高尾7:46か9:05が良さそうだ。 朝寝坊できる9:05にしようかと思ったが、そうすると陣馬山への登山をコースタイムより少し早くこなさないといけない。できそうな気はしたが電車の時間に気を取られて下山中に転んだら困るので余裕を持って7:46発に乗ることにした。
ということで、朝6時前の電車で新宿へ。眠い…。 新宿で京王に乗り換え、7:31に高尾へ到着。 高尾山へはまだ早い時間ではあるが乗り換え客はもう沢山いた。
自分は4番線へ…。
7:39に甲府からの526Mが到着。折り返し7:46発の下り1453Mとなる。
登山客でホームは混んでいたが無事席を確保。
高尾駅の天狗と一緒に。お馴染みの風景だが…
留置線には211系が待機していた。 211系も悪い車両ではないのだが、半数以上がロングシートなので興ざめなんだよね。せめてクロス改造するとか、クロス車が含まれるようにシャッフルでもしてくれれば良かったのだが。
この1453Mの前3両は河口湖行きである。自分にとっては富士登山で使った思い出の列車だ。
定刻7:46に出発。 下車駅は次の相模湖だが、1駅とはいっても10分かかるので乗りごたえがある。
小仏トンネルを抜け相模湖へ。ここで特急の退避があるため、デジイチで記念撮影。 登山に来たのか撮り鉄に来たのかわからなくなってきたが(笑)
8:00に河口湖へ向けて出発して行きました。
帰りは藤野14:08発の438M高尾行きに乗る。 この列車は長野車ではあるが、事前調査では長野車で唯一スカ色にリバイバルされたC1編成が来ると踏んでいた。 なので上野原寄りで入線シーンを撮ろうと思ったのだが…
あれ、やって来たのは長野色の115系であった。 まあ211系でないだけマシであるし、今回やって来たC8編成の先頭車、クハ115-1512は、かつて中央線に唯一スカ色で新製配置された1000番代4両のうち1両、サハ115-1027が先頭車改造され、中央線に出戻った車両であり、それはそれで貴重な記録になるだろう。
列車は混んでいて座れなかったが、わずか2駅なので問題ない。軽快なMT54のサウンドを楽しみ高尾へ到着。 115系乗車の旅もおしまいである。
ところが、このC8編成、なんとこの日を最後に運用を離脱し、長野の廃車置場へ送られてしまったようだ。何気なく乗った電車が最終日だったとは…ちょっとショックであるとともに、終焉真近というのを改めて実感した。