紅葉の季節。
気づけば夏に富士山に行って以来山にはすっかりご無沙汰だったので、山に行くことにした。
登山に関しては大先輩の親を誘ったところ、景信山へ行こうということだったので、早起きして出発。
11月24日(日)。集合は高尾8:15ということなので、普通に考えたら新宿から京王線に乗れば良く、親もそのルートで行くのだが、少し早起きして新宿~中央線に乗り…。
登山の定番(笑)、豊田7:58発の甲府行115系に乗ります。
車窓からは富士山が見えた。雲ひとつない登山日和!
高尾駅で山スカの立川行を見送り、親と合流。
駅前から小仏行のバスに乗る。陣馬高原行バスを筆頭にどのバスも大混雑であるが、臨時便も多かったので無事座れた。
15分ほどで標高290mの小仏バス停へ。
景信山へは複数のルートがあるが、今回は登山口から直登する最短ルートで行く。
舗装道路を10分ほど歩き、登山口へ。
登山道は眺望は望めないが、明るい雰囲気。絶好の登山シーズンだけあって人は多いものの、高尾山のような大混雑もなく、心地よく進む。
ただ距離は短いとは言っても400m以上昇るちゃんとした登山道。久しく運動していなかったので息が上がる。親の方がしっかり歩いていたような…。
ガイドブックでは20分ちょっとで着くはずの小下沢分岐まで30分以上かけてやっと到着。ここからは少し眺望が開ける。
最後の階段を上り、10時過ぎに標高727mの景信山山頂に到着。
まず目に止まるのは富士山!雲ひとつなく、こんなにはっきりと見えるとはラッキーだ。そしてこの存在感。やっぱり富士山は日本の誇りだ。
左手には丹沢の山々。大山や塔ノ岳をはじめ、様々な山が並び見ていて飽きない。
山の名前を覚えるようになるとまだ行っていない山に興味がわき、行ってみたいなぁと思う。
丹沢は冬は雪が積もって行きづらいので、また春に行こうと思う。
紅葉の季節は少しすぎたかなぁ…という感じであるが、茶屋で休憩。まだ朝だけど、なめこ汁で英気を養う。
山頂から東側を眺めると…遮るもののない大パノラマが!
新宿の高層ビルの奥にはスカイツリーも見えたし、横浜ランドマークタワーや房総半島までくっきり見えた。
今一つ知名度の低い景信山であるが、こちら側の眺望が今一つな高尾山と比べて、それほど混んでもいないしとても気に入った。
ここから戻るだけでは面白くないので、縦走ルートにそって高尾山に行くことにする。
11時少し前に出発。尾根沿いを下ると、標高548mの小仏峠だ。
空を見上げると、黄葉と青い空のコントラストが綺麗だった。
再び登って、標高670mの小仏城山へ。ちょうど昼前だったので人も多かった。少し霞がかってきたが、ここからの富士山も見事。
少し休憩し、高尾山へ向かう。
城山からはぐっと人が増え、ここまでほとんど見ることのなかった登山客っぽくない人たちも増えてきた。
高尾山まではそんなに高低差はないが、紅葉の名所もみじ台へは結構きつい階段を登る必要がある。今回、陣馬山には行かない縦走ルートなので楽勝かなと思いながら、なんだかんだ言って10km以上歩くので意外にくたびれた。
親が元気に歩いていたのはさすがだな。親に比べたら若い自分がこんなんじゃいかんな…。
13時頃にもみじ台に到着。もみじ台の紅葉は少し赤が濃く、見ごろは少しすぎたかなという感じであったが、綺麗だった。
ここはさすがに人が多く、茶屋でとろろそばでも食べようかと思ったが30分以上かかるということなので断念。
ここから奥高尾という標識を超え、いよいよ高尾山頂へ。
山頂の紅葉は、これまで見た中では一番色鮮やかで、綺麗だった。
が…
人人!そして人!
富士山はまだ見えたけど、山頂の砂埃で霞んでいたし、何より人だらけでロクに写真が撮れない。そして、周りは普通の格好をした人だらけで、トレッキングシューズに登山ウェアをした自分たちが逆に完全に浮いている…。
こりゃいかんということで、早々に下山することにした。
6号路は一方通行で、稲荷山ルートは親が好きではないということだったので、1号路のう回路である3号路を通った。
3号路は自然残るルートで人通りも少なかったが、1号路に比べると相当な迂回ルートで結構くたびれた。
浄心門で再び合流。人通りが多すぎっす…。
ここから琵琶滝に降りて6号路で帰るというルートもあったのだが、上級者向きと言うことでおとなしく1号路で帰ることにした。
すいていたらリフトで帰ろうかと思ったのだが、この混雑にあえなく断念。
1号路は意外に勾配がきつく、完全に舗装されているので逆に降りづらい。
とぼとぼと歩いていたら、若者はおろか家族連れまで多くの人に抜かされた…orz
おかしいなみんななんであんなに速いんだ。
日も陰ってきた15時半過ぎにケーブルカーの清滝駅に到着。
高尾山口駅から京王で帰りました。復路は爆睡でした。
てことで、楽しい1日であったが、疲れた。
親が少し心配であったが、どうやら自分ほど疲れていないようで一安心。てか、まだまだ未熟者だな>自分
それにしても、ミーハー的に高尾山を入れたのは失敗であった。あそこはもはや登山ではない。なんで山に行くのに登山客が浮くのかなぁと。せめて稲荷山ルートで降りればよかったかな。
次回行くとしたら陣馬山かな。