たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

富士登山記2013(1):prologue

日本人の誇り、富士山。

いつ山頂に行ってみたい!と思い始めたのかは今となってははっきり覚えていないが、飛行機から見下ろす富士山の美しい姿に惚れたこと、そして、ちょっと大げさだがこれまでの人生を振り返り、何も達成感のあることをしてないなぁと思った中で、日本最高峰くらい行ってみるべきではないか、と思ったのは覚えている。

そんなわけで、今年はかねてから富士山に登ってみようと昨年夏に決意し、秋から少しずつ用具を買い、10月の高尾山、5月の筑波山、6月の大山、7月の塔ノ岳とみんな有名どころであるが練習登山も積み重ねてきた。

最初の高尾山はハイキングに毛が生えたくらいだったが、塔ノ岳は日帰りで1200m近くの高低差を往復するという結構ハードな行程で、はっきり言って本番の富士山よりキツかったが大きな自信になった。

が、困ったのは世界文化遺産登録。

それ自身は喜ばしいのだが、何も自分が決心した年でなくてもいいのに…と思う。

ただでさえ最近人気の高まっている富士登山が更に混んでしまうではないかと。

GW明けに気になって山小屋のサイトを見たら既にほとんどが(ツアーが押さえたのか)満室。

最初は七合目の上か、八合目で天気の判断が付いたときに予約するかと気楽に考えていたのだが、結局5月の時点で本八合目の山小屋を日付指定で押さえる羽目になってしまった。

高山病のリスクの高い本八合目での宿泊は避けたかったのだが、よく考えると例年以上の渋滞になる可能性を考えると初日のうちにできるだけ高いところまで行った方がいいのではと思いなおし、この行程で行くことにした。

結果的にこれは正解だったし、天気が良かったのは幸運だったと思う。

そんなわけでお盆休みの最終日の18日、いよいよ富士山に出発です。

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今回のルートは首都圏在住者にはオーソドックスな吉田口往復であるが、交通手段はもちろんバスでなく電車である。

世界遺産富士山フリー乗車券を利用した。

ケチなJR東にしては珍しく、富士スバルライン五合目まで往復するだけで元が取れる便利な切符である。

5時半に家を出て、岩本町で降り秋葉原へ。御茶ノ水から中央特快に乗り、7時半に高尾駅に着く。

次の列車は…。

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高尾7:46発の定期列車で唯一富士急行線に直通する河口湖行1453Mは、山スカ115系6両編成であります。

これまで富士山に登りたい高尚な理由を言ってきたが、今年、115系が走っているうちに115系で富士山に行きたかった、というのも大きな理由の一つである(苦笑)。

今回、登山ツアーでない理由は自分がツアー嫌いなのもあったが、ツアーだと往復バスで電車で行けないという理由が一番大きかった。

そんなんで山登りの行程を決めていいのかって気がするが、1年ぶりの山スカは楽しみだ。

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去年写真を撮った桂川橋梁を通過。外は暑いが、清々しい天気なのが嬉しい。

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大月で後ろ3両を切り離し、富士急行線に入る。

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大月までは快調に走ってきた115系も、山岳路線でカーブの多い富士急行線ではゆっくりと登っていく。

すると…

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見えてきました!

やっぱり大きくて偉大だ。

この距離でくっきり見えるということは今日のご来光は素晴らしかったのだろう。

明日の早朝には山頂に立てるのかな。そして、ご来光は見えるのかな。

9:26に富士山駅に到着。

電車は河口湖行なので終点まで行きたかったが、登山バスがここ始発なのでここで下車。

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この駅は2011年6月までは富士吉田駅だったのだが、意味不明な駅名になってしまった。

以前は登山バスは河口湖駅発だったのに、わざわざこの駅始発にして。

改称して2年もたっているのに車掌が富士吉田…と言い間違えていたが、日本の恥だから早く元に戻してくれないかな。

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富士登山に電車で行く場合、多くは新宿から直通で行けるホリデー快速を使うだろうこともあり、河口湖行電車で富士登山に行くような感じの人はほとんどいなかったが、登山バスは既に結構並んでいた。

五合目だけ観光で行く人も多いのね。

9:40発のバスは座席数も多かったので無事座れたが、かつての始発であった河口湖駅からの客は皆立たされ、積み残しも出す始末。

夜行バスは未だ河口湖駅が拠点だし、河口湖駅周辺で宿泊する外国人も多いのに、富士山駅始発にしてこんな仕打ちをして何が楽しいんだろう。

富士スバルラインはマイカー規制中なので渋滞も全くなく快調に進み、11時少し前に五合目へ到着。

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広場は人、人、人!!!

下山してきた人、これから登ろうと準備している人で大混雑。

噂には聞いていたがすごいですな。

高地順応のため、まずは早めの昼食をとることにした。

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「富士山みはらし」の名物、噴火カレー。

今日の夜もカレーの予定だが、名物なので食べてみたが、福神漬けが邪魔…。

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もう一つの名物、富士山メロンパンを食べてみたが、山頂部分にココアがまぶされていて、チョコ嫌いな自分としてはイマイチ…。

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御嶽神社で登山の無事と翌日のご来光を祈願。

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富士急行線からは雲ひとつない山を見れたのだが、いつの間にか雲に覆われ、山頂方向は時折姿を見せるくらいになってしまい、五合目は肌寒いくらいだった。

残念だなというか天候は大丈夫かなと心配になったが、晴れて日差しの直撃を受けて体力を消耗するより、このくらい雲に覆われた方が汗もかかずに快適であり、この点でも幸運であった。

今回は本当に天候に恵まれたのは、さすが晴れ男である(自慢)

さてそろそろ1時間たったので、キリ良く12時出発にすることにした。

周りは個人登山者ももちろんいるが、圧倒的にツアー登山が多い。

あちこちでエイエイオー!という声が聞こえ、一人登山者としてはちと寂しいが、自由に行動できるのはやっぱり楽だ。

が、高々2300mの五合目で1時間いたのに、何となく頭痛がしてきたのは気のせいか…?

気のせいにしておこう。

いよいよ、出発です!