出発の日。 娘は自分が寝ようとした午前1時に起き出した(笑)。相当待ち遠しかったらしい。
朝7時半に出発し、一之江7:55の高速バスで羽田空港へ向かう。 道路はすいていて、定刻よりも10分早く空港へ。 ここで義姉・姪と合流する。
昼間の羽田空港国際線ターミナルを利用するのは3年ぶりだが、利用者が目に見えて増えており、すっかり羽田発が定着したことを感じる。
キャセイのカウンターでチェックイン。時間が遅かったからかそんなに混んでなかった。
普段であれば娘に急かされてラウンジに向かうのだが、今日は行けないので手持ち無沙汰だ。 とはいえ今日の搭乗ゲートは142番とかなり端っこなので、のんびりとゲートへ向かうことにした。
出国審査や両替を終え、ゲートに向かうが、遠い! 今年3月の拡張部は予想以上に遠くて142番ゲートに着くころにはくたびれてしまった。 コンパクトな空港だったのが羽田の良いところだったのにこれじゃ意味なしだなぁ。
しかも拡張部はロクな店もない。ゲートの近くで朝食でも買おうかと思ったのに買いそびれてしまった。 やっぱこのあたりは歴史や経験のある成田の方が良いなぁ。
というわけでようやく142番ゲートに到着すると…。
今日のCX543便の機材は今や貴重品となってしまったB747-400・B-HUF号機である。 今回、千葉市民の義姉や姪を考えると本当は成田発の方が良かったのだろうが、羽田発のプランにした理由は帰りのCX542便が香港滞在時間が長く取れるとかいう理由もあるのだが、羽田発着便がB747だからというのが大きかったりします(笑)義姉さんすみません…。
B747に乗るのは3月のNH126便以来なのでそんなに久しぶりというわけでもないが、もう乗る機会はかなり限られているので楽しみだ。
いよいよ搭乗開始! エコノミーは搭乗待ちの行列が出来ていたが、プレミアムエコノミーなのでラクラク優先搭乗である。
機内へ入ると英語と中国語の世界へ。ここらへんは外航ならではだが、最近日系航空会社ばっかり乗っているのでちょっと戸惑う。
さてこれがプレミアムエコノミーである。 見た感じは普通の座席という感じだが、B747にも関わらず2-4-2配置と相当ゆったりしている。
このように足元も広々。シートピッチは960mmとのことだがもっと広く感じた。
感心したのはリクライニングの深さ。かなり深く沈み込むので長距離路線の時にはかなり重宝しそうだ。 もっとも香港くらいの路線だと起きている人の方が多そうなので深々とリクライニングすると後ろに迷惑になりそうだけど。
右側にUSBポートがあり、iPodをつなぐと音楽が聴けるようなのだが、iPhone4sとiPhone5sをつないだのだが両方ともiPodとして認識してくれなかった。残念。
ただここにiPhoneをつなぐと席下のコンセントを使わずとも充電してくれるので、それだけでも重宝する。
ディスプレイも大きく、タッチパネル式なのでリモコンいらずなのが良いが、一方でリモコンは座席の脇に収納されているからか、ケーブルを十分引っ張らずに収納しているようで自分の席はリモコンを引っ張り出すことが出来なかった。自分はゲームなどはやらないからいいけど。
エコノミーとプレミアムエコノミーを写真で見比べると、プレミアムエコノミーの広さが良く分かりますね。
さてCX543便は定刻よりやや遅い10:39に出発。D滑走路まで延々タキシングしいざ香港へ離陸!
夏空ですな~。そして、再びB747-400のウィングレットを拝めるとは思いませんでしたわ。
まずはオレンジジュースで一杯。プレミアムエコノミーはドリンクホルダーがあるのがありがたいが、小さいので娘が誤ってこぼさないか心配…。
離陸後小一時間で機内食の時間です。
まずは子どもたちのチャイルドミール。キャセイのエコノミーは機内食がイマイチな感じだったので、子どもたちが食べられるメニューが良いだろうとあらかじめ指定しておいた。
小学生には幼すぎないかが気になったのだが、今日のメニューはハンバーガー中心と小学生でも十分な質とボリュームで子どもたちにも好評だった(もっとも、完食ではなかったけど…ホント女の子は食べないなぁ)。
で、義姉がリクエストしたのはフルーツミール。
ネット上でもちらほら検索すると引っかかるメニューであるが、これは象さんのご飯?ってくらいフルーツがドン!ドン!ドンと置いてあってある意味感動である(笑)。リンゴなんてどう食べればいいんだろう…。
自分は普通の機内食である。メニューもないのでチキンかビーフから選べということでビーフにしてみた。
牛肉はやわらかく煮込まれていて美味しかったが、全体的にはイマイチだったかな。 今時ハーフプレートなのもイマイチ感を助長しているし。 一番美味しそうだったのはチャイルドミールかなぁという気がする。
夏休みだったので子ども連れが多かったようだが、周囲の子どもたちは普通の機内食はほとんど手をつけてないようだった。それを考えると、小学生であればチャイルドミールにしてあげた方が良さそうである。
食事を取っているともう九州上空であった。外航なのでもっと食事の準備は早いかと思っていたが意外に時間かかったなぁ。
さてこの便のエンタメシステム「Studio CX」、見た目はコンテンツも豊富なのだが、厄介なのは日本語吹き替えがほとんどなく、英語と中国語ばかりなこと。 特に子供向けの番組が全然日本語では見れなかった。このあたり、SQだともうちょっといろいろあったはずで、キャセイももうちょっとがんばってほしい。
そんなわけで今回は文明の利器、iPadに「アナと雪の女王」をレンタルして突っ込んであり、それを娘と姪で見てもらい時間つぶしをしてもらった。
アナ雪は内容は見てないから知らないけど、長さが1時間40分と比較的短いので香港くらいの距離だとちょうど良い時間なのがいいね。
アナ雪を1本見て、その間にうとうとしていると、もうすぐ香港である。 香港名物の着陸待ちでプイと逆向きを飛んだりしたが、幸い上空待機は10分くらいで、定刻より若干早い14:07に香港国際空港へ到着した。
いやあ、プレミアムエコノミーは良かったですね。 旧世代の座席という見た目であったが、よく作られていて全く疲れなかった。 それでいて価格もリーズナブル。JALやANAのプレミアムエコノミーよりも良い出来かも。 特に同じアライアンスのJALとの比較だったら間違いなくキャセイだな。JALはこれじゃSS7とかでなければ乗る理由がないわ。 ということで満足の往路でした。
天気が良いのは有り難いのだが、見るからに暑そう…。
到着ゲートは66番と僻地のような場所だったので、動く歩道とモノレールを乗り継ぎ入国審査場へ。 混雑を覚悟していたが昨年よりもすいていて、10分も待たずに通過。 15時までには到着ロビーに出たいなと思っていたのだが20分も早く出られた。
1年ぶりの香港はちょっと懐かしい感じ!
さて、エアポートエクスプレスに乗って市内へ行きましょうか。