最終日は残念ながら朝から雨であった。
もっとも、今日は12:30発の便で帰る予定だったので大して遊ぶ時間もないので別に雨でも問題なし。
9時半過ぎにチェックアウトし、嫁と息子はゆいレールに乗った後国際通りをちょっと買い物、娘と自分はおもろまちのサンエーへ行き、たまごっちのP's Stationでご当地キャラをダウンロードなどをしたらもうレンタカーの返却の時間である。
11時に返却し、バスで空港へ。
ANAのカウンターは荷物預けの長蛇の列ができていたが、プレミアムカウンターはすいていてさくっと預ける。
こういうときはSFC持ってて便利だよなぁと思う。
ちょっと買い物した後、嫁と娘はラウンジへ行く。
自分も普段であればラウンジへ行くのだが、今日は搭乗ゲートへ直行…。
これから乗る12:30発のNH126便は、今月末で退役が決定しているB747-400D・JA8960号機である。
もちろん!今回の旅行はB747に乗れるが故に万難を排して参加したわけでございます(笑)
参加希望に、NH126便か19:30発のNH136便指定と言ったことは言うまでもありません(爆)
一般人も含めて写真を撮る人が多く、この付近だけちょっと空気が違ったような。
さて、時間になりましたので搭乗です。
花と一緒に。
沖縄線はJALも含めてほとんどB747ばかりであり、もうこの大きな機体で来ることはないと思うと残念だ。
ドアクローズすると、4発機らしい力のこもったエンジン音が響く。つい最近まで当たり前だった光景なのに、今や時間を選ばないと聞けなくなった。そして来月からはそれも思い出に…。
ポン、ポンという音もB747-400だけ他の機材と違ってはっきりとした音色で好きでした。
沖縄線とはいえ国内線なので、十分な余力を残して軽々と離陸。
さらば沖縄。
搭乗率は低く、3割くらいしか乗ってなかったが、窓側は見事に満席。
自分も窓側席を確保するのに苦労した。もっとも、その苦労して取った席は娘にあっさり取られたけど…。
B747はこういう場面ではやっぱり不利だけど、繁忙期の十分な輸送力という点での功績の方が大きいわけで、返す返すも退役は残念だ。
同じ横10列でもこの広々としたキャビンは、B777では絶対味わえない。
ちょうど今、機内ビデオではB747のショートムービーが流れているのだが、Another Skyのピアノバージョンをバックに流れるB747の映像が秀逸で、つい目頭が熱くなってしまう…。
4発機のシンボル、エンジンや安全のしおりをパチリ。
機内はガラガラにも関わらず大撮影大会モードで、あちこちでカメラが見えた。
こんな調子じゃ3月31日は大変だろうな。
自分ももちろん撮影大会に参加です。
B747といえば2階席である。
この階段も楽しいものだった。
アッパー体験の中でも印象的だったのはフランクフルトからの帰りにNewStyle CLUB ANAに乗った時。ANAの国際線B747はアッパーはビジネスだけなので、乗れたのは良い経験だった。
2階席もついでに見学。搭乗率は高かったようだ。
機長からのアナウンスも秀逸で、高度やルート、着陸する滑走路の情報など、誰得な内容でマニアには格好の内容であった。西野機長という方で、ピカチュウジャンボのラストを担当するなど結構有名な方らしい。
アナウンスによれば、このJA8960号機は3月16日で退役し、最終日はJA8961号機が担当するらしい。JALも含めてあれだけいたジャンボもあと2機なのね…。
B747らしい安定した飛行でで、2時間もかからずに羽田へ…復路はあっという間でした。
定刻よりも若干早い14:40に羽田空港のA滑走路に着陸。ANAのB747搭乗もこれでおしまいです。
羽田も大撮影大会でした。
良く見ると、機長が手を振ってくれてます!サービス精神のある方でありがたかった。
名残り惜しいが、一通り撮影し到着ロビーへ。
ただ残念だったのは塗装の汚れが目立っていたこと。ピカチュウジャンボも末期は結構ひどかったが、このJA8960号機もかなりひどい状態であった。JA8961号機のラストフライトくらいは綺麗な状態にしてほしいな。
B747自体は数こそ少なくなったが海外航空会社で運航はしているけれど、あれほど沢山いた日本の航空会社からいなくなってしまうというのは非常に寂しいものだ。理由はいくらでもあるのだろうが、B747をオペレートできない航空会社なんてつまらないし、オペレートできるほど客の多い会社であってほしい。
いつの日か、またB747のようなフラッグシップ機を運航してくれるようにJALとANAには期待したいものだが、最近の傾向を見ていると期待薄ではある…。
ということで、楽しい沖縄旅行も、B747のラストフライトを持って無事終了。
結果的に少し早い便なので余裕を持って帰れたのも良かった。
しかし、雨模様の東京はなんと6度!寒くてたまりませんでした…。
さて、次はどこへ行こうかしら。
(おしまい)