午後は水族館の海響館組と九州組に分かれることにした。
九州組は自分と息子の2人。唐戸港から関門汽船に乗って、再び九州へ向かう。
わずか5分ほどのショートクルーズだが、船の行き来が多い中を縫いながら走るのでなかなか楽しい。
九州に再上陸です!
港のすぐ近くにはJRの門司港駅があるが、工事中で優美な姿の駅舎は見れなかった。
自分は一度来たことはあるのでいいのだが、残念。
門司港エリアは門司港レトロと称して異国情緒あふれる洋館などが整備され、じっくり散策するには楽しいところなのであるが、今回は息子連れなので(と言い訳して)こちらへ。
九州鉄道記念館である。
ここは初訪問。そんなに広い施設ではないが、楽しみである。
メインの展示は九州を走った車両の展示であるが、今日は息子が楽しめそうなところを最初に行く。
この小さな駅舎はミニ鉄道公園の駅舎である。
結構実物っぽい小さな車両が走るのだが、信号などもある本格派。
同じ仕組みの鉄道は大宮の鉄道博物館にもあるらしいが、あっちほど混んでないそうなので楽しめそうだ。
待ち時間は全くなく、ホームへ。
813系と883系ソニックが乗れるとのことだが、息子が選んだのは813系。
そんな近郊型電車なんて渋い選択しなくてもいいのに…。自分だったら同じようにしたけど(笑)
車内は大人2名は入れるくらいな大きさで、マスコンもあるのだが、実際にはボタンを押すだけであとはなにも操作することはない。
なので、ATO運転しているかの如く、息子はやることがなくてむすーっと座ってた(苦笑)もうちょっと操作できるといいのだけど。
883系とのすれ違い。
複線区間だけでなく単線になったり、配線は結構複雑で面白い。
が、この電車結構暑い。うちわが常備されていたが、真夏はしんどいのではないかと。
一周して戻ってきました。
他の車両は787系つばめ、885系かもめ、キハ72系ゆふいんの森。そんな中でなぜ813系を選んだのか…。
実物展示も見てみよう。
このC59は息子は怖いみたいで目を合わせようとしてなかった(笑)
自分にとってなじみが深いのは481系と581系の特急電車であるが、この581系寝台特急電車、近郊型改造された715系を廃車後塗装だけ復元した車両なのである。
なので車内に入ってみるとロングシートが…。ある意味面白い。
こんな車両が近郊型電車として走っていたなぁ。自分は東北の715系しか乗ったことがないが、懐かしい。
本館はプラレールが置いてあるキッズコーナーや、事故廃車になった811系の運転台を使った本格的なシミュレータがあるのだが、シミュレータは順番待ちでなかなか空かなかったので、九州大パノラマレイアウトの新幹線つばめを有料で動かしてみた。
前面のディスプレイに車載カメラの全面展望が映り、なかなか楽しい。
息子もマスコンを動かして満更ではない様子。
意外に本館が楽しめそうで、広さの割にはもう少しゆっくりできそうな記念館であったが、次の列車の時刻が迫っていたのでこのあたりで退散。
門司港レトロはまだ見ていないところが沢山あるので、今度は子どもたちが大きくなったころに街並み見学とセットでまた来るとしましょうかね。
さて次の目的地はこちらである。
門司港レトロ観光列車・トロッコ潮風号 - 福岡県北九州市・門司港レトロ地区を走るトロッコ列車「やまぎんレトロライン」の公式サイト。平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線。
2009年に貨物線を活用して出来た観光トロッコ線であり、ちゃんとした鉄道であるからには乗車せねばならぬ。
40分間隔とそれほど頻繁に走っていないので、鉄道記念館を後に急ぐが、施設は隣なので余裕で間に合った。
門司港は施設が徒歩圏に固まっているのがいいね。
開業から4年。今年から運行間隔が30分毎から40分毎に減便されたので集客はいかがな感じかと思ったのだが、座席が埋まる程度で結構繁盛していた。
14:40定刻に発車。
関門海峡を左手に見ながらのんびりと進む。風が心地よい。これは良いね。
途中1か所トンネルを通るが、屋根にシックな色仕掛けがあり、飽きさせない。
全長2.1kmという短距離を10分かけてゆっくりと走り、関門海峡めかり駅に到着。2.1kmだと歩けなくはないがちょっと遠い距離なので、こういう列車は大変助かるし、楽しい。
似たような環境の廃線は他にもあるだろうし、こういう路線が増えてくれないかな。
さて、関門海峡めかり駅からどうやって本州に戻りましょうかね…。