の続き。
クアラルンプール国際空港(KLIA)からはバスでマラッカへ向かいます。
エアロトレイン運休でシャトルバスに乗車
KLIAサテライトの緑豊かなコンコースは何度見ても心落ち着く。自分にとってはドイツ乗り継ぎで2度使った思い出の場所だが、その頃(2000年、2001年)から早20年以上経ってしまった。時の経つのは早い…。
ちなみに2001年の旅の記録はこちら。KLIAの乗り継ぎもちょろっと書いてますが、まだこの時はKLIAエクスプレスがなかったのでバスで市内まで向かったのでした。乗り継ぎの合間によくやったわ。
ここからはエアロトレインで本館へ向かうのだが、3月に発生した故障で長期運休となっており代行のシャトルバスで向かう。エアロトレイン好きだったのに乗れないとなると、サテライトは単に不便な場所になってしまうな。
シャトルバスは一番端のC5ゲートからの出発で、MH89便の到着したC2ゲートからはエアロトレインを挟んで反対側でぐるっと回らなければならず面倒だった。
ただシャトルバス自体は、エアロトレインの線路に沿った道路を走るだけであり、人が乗ったらすぐ出発するのでそこまで時間がかかるわけでもなさそうだった。
ガラガラの入国審査を抜けバスチケットを手配
KLIAで最近頭を悩ますのは入国審査の大行列である。日本の各空港もコロナ明けの人手不足で行列になっていたが、KLIAはコロナ前から行列が問題になっており、2017年に来たときは行列に並びたくない理由だけでプレミアレーンの使えるビジネスクラスに変更したが、それでも20分は並ばされた。
果たして今回はどうだろう…と思ったら、
を、無茶苦茶列が短いではないですか。多少並んだけど、10分もかからずに通過。1時間は覚悟してたので、拍子抜けだ。日本は祝日だけど現地では普通の平日だからだろうか。いずれにしてもラッキーだ。
なんとなんと、17時には到着ロビーに出れました。到着後30分で外に出れるなんて優秀である。バスに乗らねばならぬ身としては有難い限りだ。
2階に降りて駐車場への連絡通路を通り、1階のバス乗り場へ向かう。時間が読めなかったので予約してなかったが、無事18:00発のStarmat Expressのチケットを入手することができた。さすがに1本前の17時には間に合わなかったけどそれは欲張りすぎか。サテライトで写真など撮らずに全力疾走したら間に合ったかもね。
KLIA発マラッカ行バスはクアラルンプールからのバスよりも運賃が高く、Starmat Expressはその中でもさらに運賃が高く35RMだった。ただまあ2時間以上バスに乗るのに日本円にすれば1000円くらいなので、十分安い。
時間ができたので、一旦本館2階に戻ってフードコートのカフェテリアで軽く食事をとる。これで14RMくらいとそんなに高くなく、無難なチキンとサラダをチョイスしたので味もまずまずだった。
マラッカまで2時間のバスの旅
18時になり、バスに乗り込む。
バスは3列シートでゆったりしている。シートベルトもちゃんとあったが、車内の時計がいい加減な時間だった。車内はKLIA2からの客も含めて3分の2くらい埋まったが、日本人は誰もいなさそうだった。
金曜夕方なので帰宅ラッシュか、スレンバンあたりまでは高速道路は結構混んでいてノロノロ運転であったが、全く動かない感じではなかった。
夕暮れのマレーシアの景色をのんびり眺める。ずっと緑が広がっていた。
マラッカまでは約2時間、途中休憩はないと思っていたのだが、パーキングエリアで10分ほど休憩時間があった。何も買わなかったけど、スナックや水が売られてて、KLIAに比べるとものすごく安かった。こういう地元客しか来ない場所、良いね。
スレンバンまでのノロノロ運転とパーキングエリアの休憩があったからか、マラッカセントラルには20:15過ぎに到着。KLIAはクアラルンプール市街よりはマラッカより近いので2時間切るかなと思ってたのだが、予想よりも時間がかかった。ここまで順調に移動してきたとはいえ、朝7時に家を出てマラッカに着いたらもう日もとっぷり暮れてしまった。今日一日はほとんど移動で終わってしまったな。
マラッカセントラルからGrabで市街地へ
マラッカセントラルは昼間は賑やからしいがもう夜なので閑散としていた。
さてこのマラッカセントラル、観光スポットの集まる旧市街地からはかなり離れている。路線バスはあるが本数が少ないので、タクシーが一般的だが、マレーシアのタクシーはクアラルンプール以外は基本メーターを使わないので交渉しなければならず、これまではそれが頭の悩みであった。
しかし、Grabアプリを使えば値段も乗る前に決まり、安く確実に移動できる。6年前のペナンでも重宝したアプリであるが、6年ぶりに入れなおして早速車を呼ぶ。
一瞬で捕まり、タクシーだと20RMが普通のところ、わずか9RMで手配できた。
やってきた車は女性のドライバーさんで車も新しく運転も穏やかで実に快適だった。Grabなかったらこの乗り継ぎが嫌でいつまでもマラッカには行かなかったと思う。マレーシアはGrabで本当に個人旅行が楽になったね。
さてまずはホテルに向かいましょうか。
(つづく)