たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

ホテルプリマラッカに宿泊 / 2023.08 マラッカ旅行(3)

マラッカで宿泊したのはHotel Puri Melaka(ホテル プリ マラッカ)である。

Hotel Puri - A Place To Call Home

ホテル プリはかつてのプラナカンの屋敷をリノベートしたブティックホテルで、どのガイドブックにも載っているマラッカでも一番名の知れたホテルのひとつである。

今回マラッカに泊まるにあたり、最初はヒルトンのポイント消費を兼ねて郊外のダブルツリーにでも泊まろうと思ったのだが、せっかく世界遺産の街に泊まるのならば歴史あるホテルに泊まる方が良いだろうと思いこちらにした(ヒルトンのポイント消費はGWの台北で使いました)

外観・ロビー

ホテルプリは、旧市街のヒーレンストリートにある。現在のマラッカ観光のメインストリートであるジョンカーストリートからは1本南に位置するヒーレンストリートは、通称億万長者通りと呼ばれるプラナカンの邸宅が並ぶ通り。道1本離れただけでジョンカーストリートの喧騒からは一転、落ち着いた静かな雰囲気を残している。この雰囲気が実に素晴らしい。

ホテルプリはヒーレンストリートの真ん中にホテルはある。見た感じ小さなプチホテルという感じの佇まいであるが、プラナカンの邸宅は幅は細いが奥行が長い。このホテルも奥行がなんと100mもあるという。

中に入ると、まるでプラナカンの博物館かというようなロビーが並んでいる。

プラナカンの応接間を活用したロビーは、床の鮮やかなタイル、趣のあるらせん階段など、思わずうわーっと声を上げてしまう。真ん中のロビーは吹き抜けで、上を向くと窓が並び開放的な雰囲気だ。

重厚でアンティークな家具やプラナカンの陶器たち。本当に美しくて素晴らしい。

伝統的なケバヤを着たスタッフに出迎えられてチェックイン。

奥の部屋にもプラナカンの調度品が並ぶ。どこを切り取っても絵になる。

一番奥の部屋はマラッカの歴史が学べるヒストリカルルーム。ロビーだけで時間が経つのも忘れてしまいそうだが、部屋に向かいましょうか。

歴史ある部屋の脇には、エレベータが目立たないように設置されている。このセンスの良さがまた素晴らしい。

スタンダードツインルーム

今回の部屋は2階の119号室。一番普通のツインルームである。

広さは16平方メートルと広くはないが、1人なので十分。ロビーに比べると内装はシンプルであるが、シックで落ち着いた内装はゆったりとくつろぐことができる。

液晶テレビに冷蔵庫、セーフティボックスなど必要な設備はきちんとそろっていた。ペットボトルが2本あり、インスタントのコーヒーも備え付けられていた。

Wi-Fiも問題ないスピードでつながったし、エアコンもガンガン効いたのでこのあたりも言うことなし。

バスタブはなくシャワーだけだが、暑いマラッカではバスタブはなくても問題なし。シャワーはトイレと同じ場所ではあったがカーテンと床に仕切りがあったのでトイレが水浸しになることもなかった。シャワーは入口のスイッチを押さないとお湯が出ない仕組みになっているが、すぐに暖かくなったので問題なかった。

二重窓を開けると、中庭に面していた。このランクのホテルで一番安い部屋だと窓無しが多い中で、中庭が見えるというのは非常にポイントが高い。

中庭で食べる朝食

このホテルの素晴らしいところは、全部屋朝食付きなことである。

翌朝、部屋から見えるのとは別の中庭の奥にある朝食会場へ向かった。

オープンエアの会場は朝はそこまで気温も高くなく、空の青が心地よい。

朝食は洋食、中華、マレーの品が並ぶブッフェ形式。これといった品はなかったけど、どれも外れがなく美味しかった。特にエッグステーションで作ってもらったスクランブルエッグと、カヤトーストが美味しかったな。あと南国らしくフルーツも美味しかった。

宿泊した日は欧米人の方が多かった。ああ、海外来たなぁと思う。のんびりした朝のひとときを過ごすことができた。

綺麗に整備された中庭は水が流れ、リゾート感たっぷり。2階の出窓からロビーを見下ろす雰囲気もまた素晴らしい。ここで何泊も何もしないで過ごすのもまた良いだろうなぁ。

チェックアウトは12時だったので、午前中観光してチェックアウト前に部屋に戻り、シャワーを浴びて汗を流してくつろぎながら12時ギリギリにチェックアウト。この余裕がすごくありがたかった。

ホテル プリ マラッカのまとめ

今まで泊った中でも1、2を争うほど素晴らしいホテルでした。良くなかったところが全く思いつかないほど良かったです。これで1泊5000円ちょっとしかかかってないのだから、本当に良かったですわ。

マラッカはクアラルンプールから日帰りで来る人が多いだろうけど、雰囲気の良さもそうだし、実用的にも疲れたら部屋に戻れるし、シャワーも浴びれるので、絶対にここに1泊するプランにした方が良いと思う。自分も一番最初はKLに泊って翌日マラッカに日帰りで移動して帰国、というプランも考えていたのだが、初日にマラッカに移動して宿泊して大正解だった。

ああ、ここまた泊まりたいなぁ…。