昼前にヒルトンクアラルンプールをチェックアウトし、駅のCATへ行き15:40発のMH605便のチェックインをする。
マレーシア航空、キャセイパシフィック、ロイヤルブルネイ航空だけであるが、ここでチェックインができるので荷物から開放されるのが嬉しい。
駅のフードコートでナシッ・ルマを食べ、KLIAエクスプレスで空港へ向かう。
2001年にトランジットで来たときはまだ鉄道ができておらず、リムジンバスで市内まで1時間以上かかっていたのだが、わずか30分で到着。ぐっと便利になった。
クアラルンプール国際空港はとても大きく開放的な空港である。4年ぶりということで懐かしい。
さて、今回は以前書いたようにファーストクラスである。
まずこの空港はプレミアレーンというビジネスクラス以上の客が優先で使える出国ゲートがある。早速使わせてもらったが、結構利用者がおり時間がかかる…あまり意味ないかも。
すでにマレーシアのパスポートはICタグが埋め込まれているらしく自動出国ゲートができており、こっちのほうがはるかに速そうであった。
出国後、エアロトレインに乗ってサテライトへ移動し、2階にあるゴールデンラウンジへ向かった。
入口からして他を圧倒する大きさである。期待に胸がふくらむ。
一応ファーストクラスなので、向かって右側のファーストラウンジを案内された。
エリア的にはビジネスエリアの方が広いので開放感はあまりないが、予想通り、十分な広さと落ち着いた雰囲気が備わっていた。
驚くべきは、軽食エリア。調度品はまるで一流レストランのようである。いやあ、これが全てタダとは嬉しい。
さっきフードコートで昼食を食べたばかりではあるが、さっそくいくつかセレクトしておやつタイムである。
満足した後、今度はマッサージチェアを楽しむ。
ここの足マッサージ機は専用機なだけあり、かなり気持ちが良く疲れた足も和らいだ。また全身マッサージのミュージックコースを選択すると、ヘッドホンから流れるリラクゼーションミュージックに合わせてマッサージチェアが振動してくれる。これもかなり快適であった。
トイレに行ってみると中にはシャワールームも併設されており、ホテル以上の設備であった。
ネット設備がちょっと弱いような気もしたが、大満足のラウンジであった。
残念ながら時間が来てしまったので搭乗口へ向かう。今日の機材はA330-300、9M-MKI号機である。
日曜の昼下がりということもあって客は少なく、エコノミーで50%くらい、ファーストは一桁であった。
でもちゃんとファーストらしく、マイレージ会員でもない私を名前で呼んでくれるし、ウェルカムドリンクのサービスもあった。
もっともこのA330-300は本来はCY機なので、座席はビジネスであるし、さらにA330-300はマレーシア航空の中では外れ機種でシートTVもないが、まあ飛行時間40分なので、特に問題はない。
定刻に離陸後、まだ上昇中だというのに、あっという間にシートベルトサインが消灯する。飛行時間が短いので手早くやらないとまずいようである。
さてファーストクラスには何と軽食があった。さすがにおなかいっぱいなのであるが、つい注文してしまう。
さすがに軽食で、さっきのラウンジにあったようなカナッペと、フルーツのみであった。
食べていると早くも下降体制に…。水平飛行時間は10分ちょっとといったところである。
しかしファーストの客には次々に飲み物がサーブされ、それは着陸ぎりぎりまで続いた。いやあ何か慌しいなあ…。
ところでマレーシア航空のCAも服装はサロンケバヤである。
シンガポール航空に比べ、色合いや服装のシャープさで分が悪くあまり知名度は高くないような気がするが、私個人はむしろCAの対応や美貌?とかはマレーシア航空のほうが上であるような気がする。
そんなわけでちょっとパチリ。
ということで、40分のファーストクラスフライトはあっという間に終わり、16:40にチャンギ空港へ到着した。
まあいい経験でした。