※2022年6月の記録です。
「JRE POINT特典チケット」キャンペーン|えきねっと(JR東日本)
2月に利用したJREポイント半額キャンペーンの第2弾が6月に再び行われる。
2月1か月間が対象だった前回と異なり、6月は2週間しか対象でなく、前半の土曜は子供の運動会、後半の土日は学校説明会と被っており、子供の運動会が雨天で日曜延伸になったら出かけられないところだったが、日ごろの行いが良かった(?)からか運動会は予定通り実施となったので、翌日曜日に日帰りで出かけることにした。
やまびこ51号で新花巻へ
6月5日。朝早起きして出発。上野6:10発やまびこ51号に乗車。
行動制限もなく、2月よりは人は多かったが、そもそも朝早いので列車はガラガラだった。
田んぼには水が張られ、瑞々しい。
所々晴れ間も見えたものの、全体的にはどんより曇り空であったが、雨には降られなかったのは幸いだった。
約3時間新幹線に揺られ、9:05新花巻着。仙台から各駅停車のやまびこだったので、えらく疲れた。この後のはやぶさ号に仙台辺りで緩急接続してくれると便利なのに。
ここでいわてホリデーパスを購入し、在来線の旅スタートです。
釜石線のオメガループ
新花巻9:23発快速はまゆり1号に乗車。釜石線は大昔に宮沢賢治記念館に行くためにここ新花巻までは乗ったことがあるのだが、ここから先は未乗区間。
快速はまゆりはかつては急行陸中だった列車で、その頃に導入されたキハ110のリクライニングシート車が指定席に使われている。今日は自由席にもリクライニングシート車が入っており、そのおこぼれを頂戴することができた。
長閑な沿線風景が続くが、並走する道路の奥には釜石自動車道がちらちらと見え、車がスイスイと追い抜いていく。今やローカル線でもこの光景ばかりで、一体いつまで鉄道は生き残れるのだろうか。
そんな釜石線の一番の見どころは、陸中大橋駅のオメガループであろう。
このあたりは標高差が300m近くもあり、そのまま下ることができないため、オメガループで大迂回をしながら下っていく。このため、途中陸中大橋駅を見下し、陸中大橋駅からこれまで通った線路を見上げることができるのだ。
鉄橋から眼下をのぞき込むと線路が見えてきた。あのあたりが陸中大橋駅。あとであそこを通るのである。
陸中大橋駅ではちょうどSL銀河号が交換待ちで待機していた。見上げると、先ほど通ってきた赤い鉄橋が見える。
地図を見ると相当な迂回区間で、ただでさえ車に負けているのに苦しい限りだが、こういった景色を楽しめるのが鉄道の良いところだ。
釜石市街に入り、10:53釜石駅に到着。
次の列車まで40分ちょっとあるが、釜石駅は市の中心部からやや外れており、見どころは少ない。近くには今時の地方らしくイオンモールがあるが、イオンモールに行ってもしょうがないので、駅前の日本製鉄の製鉄所をちょっと一瞥する。立派な建物だが、合理化が進む中、いつまで釜石に居を構え続けてくれるのかは気になるところだ。
三陸鉄道で盛へ
釜石11:38発の三陸鉄道に乗る。自分の世代は南リアス線という名前がしっくりくるが、間に挟まっていた釜石から宮古までの旧山田線区間が三陸鉄道に一本化されてからはリアス線で統一化されたようだ。
ちなみに釜石化から宮古までの区間もまだ乗っておらず、三陸鉄道に移管されたのでJR全線完乗観点では乗らなくて良く今回は時間の関係でパスするが、いずれ来ないといけないな。
この区間は新しい路線なので、トンネル、入江の繰り返し。
入江の区間は真新しい防潮堤がそびえたつが、震災の時は津波はこんな頑丈な防潮堤もやすやすと乗り越えて襲い掛かってきたのよね。
観光スポットとして売り出し中の恋し浜駅では4分ほど停車。日本の原風景を感じさせる眺めが見事だった。
ただ列車はガラガラで、何組かの観光客以外は地元客もまばらで、鉄路としての存続を選んだ三陸鉄道も前途は心配なところだ。
12:28盛着。JRが運営する駅でみどりの窓口もあるが、三陸鉄道のホームの反対側にレールはなく、発着するのはBRT大船渡線である。
これからそのBRT大船渡線に乗り換え、さらに南下していきます。
(つづく)