たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

仙石東北ラインと柳津止まりの気仙沼線 / JREポイント半額特典キャンペーンで行く東北(1) (2022年2月)

※2022年2月の記録です。

2022年は東北・上越新幹線開業40周年をはじめ、各新幹線が節目となる年ということで、JR東日本が新幹線YEAR2022と銘打ったキャンペーンを展開している。

中でも目玉なのが、JRE POINT特典チケット」キャンペーンだ。

「JRE POINT特典チケット」キャンペーン|えきねっと(JR東日本)

通常の約半額のJREポイントで新幹線に乗れるというもので、これは非常にお得である。何より素晴らしいのは、このJREポイント特典チケットは指定席に空席があれば直前でも予約可能という、飛行機の特典航空券の席数の少なさと当日手配不可という不便さとは対極にある大盤振る舞いさにある。いずれ改悪されそうな気はしなくもないが、こんなお得なキャンペーン、使わないわけにはいかないだろうと思い、さっそく第1回目の2月に出かけることにした。

遠距離の方が得なので、本当は秋田に行って未乗の男鹿線にでも乗ろうと思ったのだが、今年は雪が多くて新幹線のダイヤが乱れる日も多く、トラぶって帰れないと仕事に影響するので、雪の影響が少なそうな宮城を攻めることにした。

ただ、この2月はまん延防止措置が展開され全く旅する雰囲気がなくなってしまい、せっかくのキャンペーンに水が差されてしまったのは残念の極みである。ま、自分はそんなこと気にせずに出かけましたが(苦笑)

はやぶさ5号で仙台へ

出発の日。早起きして東京駅へ行き、7:32発はやぶさ5号に乗る。

普段東北新幹線に乗るときは200円をケチって上野から乗る場合が多く、東京から乗るのは久しぶりだ(苦笑)

ガーラ湯沢あたりへ行くと思われるスキー客が多少いたが、日曜だというのに東京駅のホームは閑散としてたな。

JREポイント特典はチケットレスなのでスマホのキャプチャから。仙台まで通常は7940ポイント必要なのが3900ポイントで乗ることができる。1ポイント1円と考えれば、7940ポイントも結構お得だと思うが3900ポイントとなると無茶苦茶お得で素晴らしい限りだ。

はやぶさ5号は宇都宮を過ぎると時速320kmでぶっ飛ばす。途中福島県に入るとうっすらと雪が積もっていた。

しかし今日のはやぶさ5号はホント客が少ない。自分の号車の人数数えてみたら20人くらいしかいなかった。1両100人乗れるので2割しか乗ってない。今臨時列車が一切走ってない状況なのにこれってのは悲惨すぎるよね。

宮城県に入ると再び雪が見えなくなり、広瀬川を渡って9:04仙台着。東京からわずか1時間半ちょっと、仙台はホント近いな。

仙石東北ラインに乗り、高城町駅から松島駅

南東北エリアの在来線が乗り放題の小さな旅ホリデー・パスを買って在来線ホームへ行き、9:25発仙石東北ラインの石巻行に乗る。

仙石東北ラインに乗るのは初めて。この列車で未乗区間東北線仙石線の連絡線に乗ることにする。

塩釜を出て、松島が見えてきたころ、仙石線の線路が近づいてくると、一時停止の後、連絡線に入る。

これだけなのであるが、ちゃんと別線として営業キロが設定されている以上乗らねばならぬ。

仙石線に入ってほどなくして9:48、高城町駅に到着。

このまま乗れば石巻まで行けるのだが、仙石線の松島海岸から高城町までの未乗区間が浮いてしまうし、小牛田からの石巻線に乗れなくなってしまうので、歩いて東北線松島駅まで行くことにする。このあたりは未乗区間が散らばっているので効率よい乗り方は結構頭を悩ませた。

高城町駅松島駅は高城川を挟んで反対側にあり、歩いて15分ほどで乗り換えることができる。乗り換え時間が20分ちょっとしかなかったが余裕で間に合った。ちょっとした時刻表トリックみたいだね。

松島10:12発の普通電車に乗って小牛田へ。

柳津で途切れた気仙沼線

小牛田での接続は良く、10:40発の柳津行に乗り込む。前谷地から気仙沼線に直通するので乗りつぶしにも好都合だ。

かつては気仙沼まで延び、仙台から直通の快速列車も走っていた気仙沼線であるが、東日本大震災で柳津より先が津波により不通となり、BRTに代替されてしまった。

気仙沼線は一度乗ろう乗ろうと何度も計画立てていたのに結局乗れずじまいだったのが残念でならない。

大きな北上川を渡り、11:21柳津に到着。跨線橋に上ると、この先も線路が伸びているように見えるが、残念ながらここからはBRTである。

ホームを先に進めばBRT乗り場であり、あくまで鉄道の代替として体裁は整っているが、駅名票はガムテープで次の行先はふさがれたままだし、気仙沼方面が1本も載ってない状態で掲示されている時刻表が寂しさを感じてしまう。

BRTになりJR線ではなくなったので、JR全線完乗を目指す際にBRTに乗る必要はない。今日は時間の都合でここで折り返すが、いつかBRT気仙沼線にはぜひ乗り通したいものだ。

柳津11:30発の前谷地行に乗り、前谷地でわずか2分接続で石巻線女川行に乗り換える。今日はどの列車も接続が良くて会心の出来栄えだ。

ただ気仙沼線の客の少なさは非常に気になった。特に柳津行は数人しか乗っておらず、既に前谷地まで一部走っているBRTが完全に延伸され、気仙沼線が全線廃止になるのではないか、非常に心配である。

次は女川へ行きます。

(つづく)