たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

大船渡線~一ノ関から分割きっぷで帰京/ JREポイント半額特典キャンペーンで行く東北(6) (2022年6月)

※2022年6月の記録です。

BRT大船渡線気仙沼

奇跡の一本松15:05発のBRT大船渡線気仙沼行に乗車。

ここから気仙沼までの区間は旧大船渡線とは離れた海沿いを走る。

さらには一部区間三陸道を経由するので、ちまちま走っていた旧鉄道区間に比べるととにかく速い。自由自在な区間を走れるBRTのメリットとも言えなくはないが、ここまで三陸道が整備されてしまうと、鉄路はもはや不要だよな。

鹿折唐桑駅からようやく線路跡に戻り、市街地の脇を単線規格のトンネルで抜け、15:40気仙沼駅に到着した。

気仙沼駅は市街地からやや離れており、駅前の道路には店も少なく、コンビニすらない。せっかくのBRTだけど、これだったら無理やり旧線を走らせずに市内を走らせた方が良いのではと思う。こういうところも鉄路の厳しいところだよね。

大船渡線経由で一ノ関へ

気仙沼から仙台方面へ行くには震災前は気仙沼線が一般的であり、快速南三陸が2時間で結んでいたのだが、震災でBRTになってしまい時間がかかりすぎるようになったので、今では大船渡線で一ノ関経由で行くしかない。

大船渡線がここから鉄道で残っているだけありがたい話ではあるが、気仙沼線は一度乗りたいと思って何度か計画も立てていたのに震災前に乗らなかったのは痛恨の極みだ。今日は大船渡線で帰るけど、BRT気仙沼線には近いうちに乗らねばと思う。

そんな大船渡線は、なぜだかよくわからないけどポケモンとのタイアップで売り出しており、気仙沼駅にもポケモンの飾りがされていた。まあ、それに喜びそうな子供たちは皆無だったけど…。

16:15発の一ノ関行に乗車。地元の客と若干の観光客でそれなりには乗っていた。大船渡線は初乗車である。

大船渡線といえばこの曲がりくねった路線が特徴であろう。一ノ関からまっすぐ千厩へ向かおうとしたところ、摺沢の有力者が無理やり線路を捻じ曲げたという、我田引鉄の典型例とされる。

そんな予備知識を持ちつつ幾年月、ようやく千厩や摺沢の駅名や、千厩を出ると右にカーブし大きく迂回していこうとする様を現地をようやく確認することができた。感無量である。

まあ、毎日この迂回をさせられる側からするとたまったものではないだろうけど。

名勝、猊鼻渓の入口を橋で渡り、17:38に一ノ関駅へ到着。BRTと鉄道に分割されてしまった大船渡線の旅はこれで終わりである。

はやぶさ112号で帰京

一ノ関からは17:48発はやぶさ112号で東京へ戻る。

JREポイント半額キャンペーンは一ノ関から東京までは6000ポイントであるが、仙台で分割すると1000+3900=4900ポイントで済む。なのでこの区間は別々に予約して同じ座席を指定しているのだが、これだとチケットレスでは乗れないので、みどりの窓口で発券してもらう必要がある。

これが結構クセがあり、クレジットカードに情報が紐づいていないのでえきねっと登録クレカを出してもダメで、えきねっと会員番号と予約番号を伝える必要がある。知らない駅員に当たってしまうと時間がかかる(ひどい場合は発券できないと言い切られるらしい)ので要注意である。

仙台からは完全に満席になる。だいぶ流動は元に戻りつつあるね。

広瀬川を渡り、はやぶさ112号は時速320キロでぶっ飛ばす。

19:56、東京駅到着。今回も充実した日帰り旅であった。

これで、三陸エリアの未乗区間は全て乗ることができたけど、BRT気仙沼線三陸鉄道をまだ乗れていない区間が残っているので、三陸にはまた行きたいと思う。

さて、第3回のスペシャル期間はどうしようかな。次回はさらに期間が短く、土日はたった1度しかない。行けるかな…。